今日11月28日は、沖縄県知事選挙の投票日。
情勢は、現職仲井真氏と新人伊波氏が伯仲、まったく予想ができないという。
基地問題が争点とはいえ、思惑で争点がかすんだりしているという。
いずれにしても、政権の今後に大きく影響する選挙結果ということで、いっそう注目が集まる。
今日は別にも、現職の引退した愛媛県知事選挙、現職が再選をねらう和歌山県知事選挙がある。
知事選については、かつて岐阜県知事選で、「自民・民主の現職」「共産新人」の候補に対して「『市民・新人』」の選挙を行い、その責任者をつとめたことがあるのでそれなりに興味がわく。
(関連) 11月12日ブログ ⇒ ◆沖縄県知事選/注目の選挙/政権の命運にかかわり得る/「伊波・仲井真氏が横一線」
11月23日ブログ⇒ ◆投票日まであと数日となった沖縄の知事選/情勢予測調査の報道/和歌山知事選もある
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● ☆沖縄県知事選挙☆

(3)その他
○選挙人名簿登録者数(H22.11.10登録) ※選挙時登録
○前回(H18)沖縄県知事選挙の結果
○期日前投票者数について
・11 月26日(金)までの投票者数
・期日前投票者数最終結果
○投票速報
(1)投票中間状況(10時現在)
(6)投票中間状況(19時30分現在)
(7)投票最終結果
○開票速報
開票状況 |
●沖縄知事選:終盤戦でフル稼働 最後の休日、応援弁士も続々
毎日 (琉球新報)2010年11月24日
●知事選、民主・自民国会議員手探り参戦 基地問題触れず
朝日 2010年11月24日
28日投開票の沖縄県知事選で現職の仲井真弘多氏(71)と前宜野湾市長の伊波洋一氏(58)が競り合うなか、民主、自民両党の国会議員が選挙戦に加わり始めた。ただ、焦点の米軍普天間飛行場の移設問題では、両氏ともに県外を主張。県内移設を目指す両党とはねじれているため、不自然な形での支援となっている。
自民党は10月の衆院北海道5区補選、今月の福岡市長選で民主党に連勝し、党勢回復に弾みをつけようと、国会議員が相次いで沖縄入りしている。
23日は元沖縄担当相の小池百合子総務会長が名護市の街頭で、「沖縄が中央と一緒に再活性化を図る。仲井真さんには実績がある」と訴えた。ただ、同市辺野古への移設は自公政権下で進めてきたため、防衛相も務めた小池氏だけでなく、他の応援弁士も基地問題にほとんど触れない。県外移設を訴える仲井真氏には県連推薦にとどめている。
かわりに弁士らは民主党批判に力を込める。小池氏は「県政で政権交代をする必要がありますか」。大島理森副総裁も18日に沖縄市での集会で菅政権を「あの体たらく」と語気を強めた。
一方の与党・民主党は県内移設を認める候補を擁立できずに自主投票を決定。党幹部が応援しない中、昨年の衆院選で県外移設を訴え当選した県選出議員らが独自に活動し伊波氏の支持に動く。
瑞慶覧長敏衆院議員(沖縄4区)は20日に「中途半端な支援はしたくない」と県連副代表の辞職願を提出。県連が特定候補の集会に参加しないと申し合わせたためだ。玉城デニー衆院議員(同3区)は21日、那覇市で告示後初めて伊波氏と行動をともに。街頭で「イ、ハの2文字が県民本位の政治を取り戻す」と強調した。
●選挙:沖縄県知事選 民主票どこへ 所属議員は動けず 一部労組、現職支援
毎日新聞 2010年11月25日
民主党が候補者を擁立せず不戦敗を選択した沖縄県知事選の投開票が28日に迫った。菅内閣の支持率が急落し、衆院北海道5区補選、福岡市長選と連敗した同党の存在感は薄いが、7月の参院選比例代表で同党は約12万票を獲得。再選を目指す仲井真弘多氏(71)と前宜野湾市長の伊波洋一氏(58)の接戦が伝えられる中、両陣営は民主支持票の行方を注視している。
選挙戦が終盤に入った21日夕、那覇市中心部で民主党の玉城デニー衆院議員(沖縄3区)は初めて伊波氏と街頭に立った。党本部からの「節度ある慎重な行動を」との要請が足かせとなり、玉城氏らは民主党議員有志の立場で伊波氏を支援。一部の地方議員を除き、これまで目立った活動はなかった。
街頭演説後、玉城氏は「これから積極的に動く。民主党ののぼりを見かける機会は増える」と宣言してみせた。
対する仲井真氏は自民党県連と公明党の推薦候補だが、伊波氏の支援を決めた連合沖縄傘下の一部労組からも支援を受ける。
自民党県連幹部は「民主党を批判し過ぎると、こちらに付いてくれた票まで離れかねない」と、米軍普天間飛行場移設問題をこじれさせた不人気・民主党との距離感に頭を悩ませる。
知事選告示後、国政与党の国民新党が伊波氏、参院選で躍進したみんなの党が仲井真氏を推薦したことも政党の対立構図を複雑にしている。
共産、社民両党など革新系主体の伊波氏陣営は「保守層の切り崩しを期待したい」、仲井真氏陣営は「無党派対策になる」と支持票の上積みを狙う。
●あす沖縄知事選 最優先課題に揺れる有権者
沖縄タイムス < 2010年11月27日 19:23 >
アメリカ軍普天間基地の移設問題に揺れ続ける沖縄県の知事選挙は28日、投開票が行われる。「基地は撤去してほしい」という思いでは共通する市民も、最優先なのは基地問題か経済・雇用問題か、考えは様々だ。
立候補しているのは、現職・仲井真弘多氏、前宜野湾市長の新人・伊波洋一氏、団体職員の新人・金城竜郎氏。
仲井真氏については、今後、政府との対話に応じて県内移設を再び認めるのではないかとみる有権者もいる。伊波氏については、政府とのパイプが絶たれ、経済振興が進まなくなるのではと考える有権者もいる。
選挙の情勢について、仲井真氏と伊波氏の陣営は、両者が激しく競り合っていると分析している。いずれの結果でも、菅政権には、日米合意の見直しを求める知事との困難な交渉が待ち受けることになる。
●沖縄知事選、各候補が最後の訴え 28日投開票
朝日 2010年11月27日21時28分
沖縄県知事選は28日、投開票される。事実上の一騎打ちを展開する現職の仲井真弘多氏(71)=自民県連、公明など推薦=と前宜野湾市長の新顔、伊波洋一氏(58)=共産、社民など推薦=は27日、街頭で最後の訴えに声をからした。
仲井真氏は沖縄本島を縦断し、商店街や大型ショッピングセンター前で「何と言っても経済を大きくして雇用を拡大し、県民所得を上げることが大切」と「経済の仲井真」をアピール。米軍普天間飛行場の移設先とされる名護市では「北部の振興、沖縄の振興をしっかり取り組んでいく」と呼びかけた。
最後は那覇市中心部でまっさきに基地問題に触れ、「日米同盟はまだ重要だ。こういう立場からいっても、普天間基地は県外に。安保をしっかりやるためにも、日本国民全体で考えて頂きたい」と本土移設を強く訴えた。
一方、大票田の那覇市で街頭演説を重ねた伊波氏は、基地問題を前面に打ち出した。
普天間問題で「7年半、市長としてぶれずに県内移設に反対してきた。(名護市)辺野古の海を埋め立てさせない」と強調。「新たな基地をつくらせず、世界一危険な普天間飛行場を閉鎖させる」と語った。
返還跡地の開発で発展した新都心地区を引き合いに、「一つ一つ基地をなくしながら、雇用と新しい産業の場をつくろう」と主張。「全国からも米政府からも注目される選挙だ。しっかりと県民の意思を示そう」と訴えた。
幸福実現党の金城竜郎氏(46)も街頭から支持を呼びかけた。
●あす沖縄知事選、仲井真氏と伊波氏が接戦
沖縄タイムス
アメリカ軍普天間基地の移設問題に揺れる沖縄県の知事選挙は28日、投開票が行われる。普天間基地を「県外に移設する」とした当時の鳩山首相の対応が二転三転し、沖縄県民の反発が強まっただけに、政府も選挙の行方に注目している。
立候補しているのは、現職・仲井真弘多氏、前宜野湾市長の新人・伊波洋一氏、団体職員の新人・金城竜郎氏。選挙戦は事実上、仲井真氏と伊波氏の一騎打ちとなっている。選挙戦最終日となった27日、候補者らは最後の訴えを行った。
当初、普天間基地は「最低でも県外に移設」としていた当時の鳩山首相の対応が二転三転し、結局は、元々の合意だった沖縄・名護市に移転させることでアメリカと合意。沖縄では、政府に対する県民の反発は強まるばかりだった。
こうした県民の声を受け、かつては名護市への移設を認める立場だった仲井真氏は、選挙では一転、県外への移設を訴える一方、政府に経済振興策を求めることを強調している。一方、伊波氏は、普天間基地を抱える宜野湾市で市長を務めたことを強みとして、県内移設に断固として反対する姿勢をアピールしている。両者は、経済振興を前面に打ち出すか、基地問題を前面に打ち出すかで違いがある。
アメリカ軍基地のあり方にもつながる知事選挙の結果は、日本とアメリカ両政府も注目している。
●投票率60%超 両陣営一致 県知事選 当確ラインは35万票
沖縄タイムス 2010年11月27日 14時00分
最終盤戦に突入した県知事選。事実上の一騎打ちとなる仲井真弘多氏(71)と伊波洋一氏(58)の両陣営は支持拡大に向け、激しい集票合戦を繰り広げている。報道各社の情勢調査で大接戦が伝えられる中、当落を左右するのが投票率。両陣営とも60%を超えるとの予測では一致。35万票を当確ラインとみており、支持基盤の票固めに加え、自主投票を決めた民主党支持層の取り込みや都市部に多いとされる無党派層の取り込みに力を入れる。一方、確実な得票を狙い、期日前投票も積極的に呼び掛けている。
沖縄タイムス社と朝日新聞社の情勢調査では、投票に「必ず行く」と答えた人は全体の80%で、「できれば行きたい」の16%を合わせると、96%が投票に行くとしている。ただ投票率が過去最低(57・2%)だった2002年知事選前の調査でも、有権者の96%が投票に行くと回答しており、必ずしも実際の投票率を反映しているとはいえない。
両陣営は、今選挙の投票率を少なく見積もっても60%以上とみている。
仲井真陣営は「投票率は高いに越したことはないが、全体的に盛り上がりに欠けている」と見ており、60%台前半を予測。最大35万票の得票を目標に自公の支持層や経済、福祉団体の組織票を固め、政策ビラの全戸配布や街頭遊説を都市部に集中させ、無党派票の上積みを図る戦略だ。
一方、伊波陣営は「民主支持層や無党派層に強いのは伊波さん。投票率が高いほど有利になるだろう」と分析する。革新地盤の中部を固め、大票田の那覇市での街頭演説などを繰り返し、無党派層の掘り起こしに力を注ぐ。「35万票以上を取れば当選できるのではないか」と意気込む。
関心度を測る目安の一つが期日前投票。有権者の約77%を占める県内11市の24日までの期日前投票者数は6万1915人で、前回06年より1万1772人増えている。県内最大の政治決戦となる知事選の平均投票率は72・15%。過去最高は1976年の82・07%だった。選挙人登録は10日現在で約107万9千人。両陣営は当日の投票率の行方を注視している。
● 沖縄タイムス 2010知事選 特集
●沖縄知事選:28日投開票 大勢判明は深夜
毎日新聞 2010年11月26日 20時29分
米軍普天間飛行場の移設問題が最大の争点となっている沖縄県知事選は28日投開票される。・・・・事実上の一騎打ちとなった仲井真、伊波両氏の接戦となっており、大勢判明は28日深夜になる見通しだ。
普天間移設問題で仲井真氏は県外移設要求を掲げる一方で、「県内移設反対」は明言せず、政府との対話は継続する方針を示す。グアム移転が持論の伊波氏は県内移設反対を主張し、この問題で政府との交渉は拒否する構えで、有権者の判断が注目されている。
いずれにせよ両氏の公約は、同県名護市辺野古(へのこ)への県内移設を決めた政府方針と対立しており、どちらが当選しても普天間問題が膠着(こうちゃく)するのは避けられない情勢だ。
沖縄振興でも両氏は、「脱基地」に比重を置いたアピール合戦を繰り広げている。
一方、伊波氏の知事選出馬に伴って実施される宜野湾市長選も同日選として28日に投開票される。【井本義親】
●最終盤 訴え力込め
朝日 2010年11月27日
◇あす投票・即日開票
新しい知事と松山市長を決めるダブル選は28日投票、即日開票される。 知事選に立候補している新顔3人と、松山市長選に立候補している新顔5人は選挙戦最終盤の26日、訴えにさらに力をこめて各地を走った。
●田中候補●
共産党県書記長で同党公認の田中克彦氏(43)はこの日、今治市内のスーパー前や市中心街のドンドビ交差点など約10カ所で街頭演説した。 「企業が一方的なリストラや派遣切りをしようとする時こそ、行政が役割を果たすべきだ。 安心して働ける愛媛をつくる」と訴えた。
選挙戦では、雇用確保のほか、国民健康保険料の引き下げや小学校卒業までの児童の医療費無料化の即時実施などを政策に掲げた。 27日は松山市内を回る予定だ。
●中村候補●
無所属で前松山市長の中村時広氏(50)=自民県連・公明県本部推薦、民主県連・みんな参院比例支部支持、社民県連合支援=は、東予地域で遊説。西条市神拝甲の西条建設業会館前では「東予には工業地帯が広がり、南予には自然が残っていて、どちらも素晴らしい財産だ」と述べ、農水産品や工業技術を県外にPRしていく考えを強調した。
午後も東予で企業訪問や個人演説会をした。 27日は松山市内を中心に選挙カーを走らせる予定。
●小松候補●
無所属で前愛媛大学長の小松正幸氏(69)は、松山市内を中心に選挙カーを走らせた。正午前には中心街の一番町交差点で街頭演説。 「学長を6年務めた経験と、長年培った知識を生かし、愛媛を再生させるために全力を挙げる」と力を込めた。
さらに「不要不急の公共事業はやめる」と主張し、松山分水も「必要ない」と断言。 「中小企業対策や、農林水産業の振興にお金を使うべきだ」と強調した。 27日も同市内を中心に遊説する予定だ。
◎松山市長選◎
松山市長選は、前市長が掲げた県営黒瀬ダム(西条市)からの松山分水の是非、行財政改革策、観光やまちづくりの方向性、出産・子育て支援策などが主な争点だ。
立候補しているのは、元南海放送アナウンサーで無所属の野志克仁氏(43)、古紙回収業で無所属の国元雅弘氏(63)、前市議で共産公認の西本敏氏(57)、前県議で無所属の帽子敏信氏(57)=自民県連推薦、みんな参院比例支部支持=、前市議で無所属の菊池伸英氏(46)。
5人はこの日も、市内各地で街頭演説をしたり、通行人と握手をしたりして、一票を呼び掛けた。
●和歌山県知事選、きょう投開票 3候補最後のお願い
産経 2010.11.28 01:58
任期満了に伴う知事選は、28日に投開票される。いずれも無所属で、現職の仁坂吉伸氏(60)=自民推薦、公明県本部支持=、元県議の藤本真利子氏(56)=民主、国民新推薦=、JR西日本シニア社員の洞佳和氏(62)=共産推薦=の2新人は最終日の27日、和歌山市内で「最後のお願い」に声をからした。一方、各選管では投票所設営などの準備に追われたほか、未成年者の“模擬”投票のイベントがJR和歌山駅前で行われた。
投票は県内887カ所の投票所で原則午前7時から午後8時まで受け付ける。うち山間部など郡部を中心に599カ所で投票終了時刻が1時間から最大4時間繰り上げられている。県内30カ所の開票所で即日開票され、もっとも有権者の多い和歌山市では午後9時半からの作業開始が予定されている。
投票所となる和歌山市新大工町の市立大新小学校の体育館ではこの日、県職員らが投票箱を設置。投票用紙の記載台を組み立てた。
一方、和歌山駅前では、選挙権のない未成年者を対象にした知事選の「未成年模擬選挙」が行われた。「わかやま市民自治ネットワーク」(橋本雅史理事長)が、将来の有権者に政治や投票行動に関心をもってもらおうと企画した。県内での模擬投票は昨年の衆院選に続いて4回目。
模擬投票した和歌山市内の高校2年、森岡茂喜さん(16)は「政治家を選ぶ側にも責任がある。有権者になったらよく勉強して投票したい」と話した。
県選管が26日夜に発表した同日までの期日前投票者数(15日間)は6万2344人で、前回同時期を全市町村で上回り3万1798人増えて2・04倍になった。最も増加率が高かったのは和歌山市で、2・74倍の1万1596人だった。
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