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てらまち・ねっと



 今朝の朝日新聞・紙版の一面トップの記事。
 地方議会の在り方そのものを問う記事。
 紙面によれば、
 「アンケートは1月、都道府県と市区町村の計1797の議会を対象に実施。回収率100%。」
 という。
 つまり、全国のすべての地方議会からの回答があったということ。

 一部に変わっている兆候が見れる反面、まったく変わらない体質が強く維持されていることを見せ付けている。
 一面トップの記事は概論なので、具体的なデータは・・・・と見たら、12.13面に見開きでまとめてあった。
 もっと、詳細なデータはいつか紹介されるのだろうか・・・
 たぶん、各地方版では、それぞれが特集記事を作るのだろうと想像しつつ読み終えた。

 ところで、今日、名古屋で開く選挙講座。
 ビッシリ詰めた内容の一部を紹介。参加者に配る日程表よりは省略。
 
 なお、昨日、中日新聞の記事を紹介したけど、同じ記事が、静岡版では見出しが違っていた。
 なぜかと考えるまでもなく、2月6日の焼津市議選で6位で当選したばかりの秋山さんの講座参加のことが記事中に書かれているからだろう。

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4位あたり

●だらしないね地方議会 言いなり5割、議員提案なし9割
     朝日 2011年2月12日5時8分

 全国の地方議会のうち、首長が提出した議案をこの4年間で一本も修正や否決していない「丸のみ」議会は50%、議員提案の政策条例が一つもない「無提案」議会が91%、議員個人の議案への賛否を明らかにしない「非公開」議会が84%――。

朝日新聞の全国自治体議会アンケートで、こんな議会のていたらくがはっきりした。いずれにも当てはまる「3ない議会」は全体の3分の1に及ぶ。

 アンケートは1月、都道府県と市区町村の計1797の議会を対象に実施した。回収率は100%だった。

 2007年1月からの4年間で、首長提案の議案数は1議会あたり平均414本。修正または否決が3本以下の議会が全体の82%を占めた。

 地方分権に伴い、議員には住民のくらしに即した条例づくりが求められるが、4年間で議員提案の政策条例の制定数が1本以下の議会が98%にのぼった。

 個々の議員の議案への賛否は、議員の評価に不可欠な情報だが、公開している議会は16%しかなかった。

 「行政監視」「政策立案」「情報公開」のすべてが不十分な議会は全国で653議会。
京都、兵庫、広島、香川、福岡の5府県議会のほか、県庁所在地では福島、宇都宮、甲府、富山、金沢、和歌山、松江、松山、佐賀、大分、鹿児島の11市議会が該当した。


 今日の講座を紹介した昨日、2011年2月12日ブログ⇒ ◆「選挙の勝ち方教えます 名前の連呼はもう古い?」/2011年2月10日 中日新聞/まだ間に合う

 上記で使ったのは、東海地区の版の新聞。
 静岡版は、違っていた。

 当選率8割の選挙講座
  「三種の神器」ない市民を地方議会

演説や印刷物ノウハウ
  焼津市議会議員 秋山さんも学ぶ

●【社会】選挙の勝ち方教えます 名前の連呼はもう古い?
         2011年2月10日 中日新聞 夕刊
 仮のポスターの前で、
寺町さん夫妻に選挙公約などを説明する受講生=岐阜市で

 選挙戦の三種の神器といわれる「地盤」「看板」「かばん」。
それらを持たない普通の市民が地方議員に当選するノウハウを伝授する選挙講座がある。

 主催するのは、岐阜県山県市に事務局を置く「女性を議会に 無党派・市民派ネットワーク」。2003年と07年の2回の統一地方選では、男女の受講生28人中22人が愛知や三重県などで当選した。

 同ネットは、統一選直前になって出馬を決意した人に向け、「駆け込み講座」を12日に名古屋市内で開催する。

 6日にあった静岡県焼津市議選では、講座修了生の自営業秋山博子さん(54)が3000票余りを獲得し、6位で当選した。

 「お金も地盤も何もない、ただの素人」という秋山さんは、昨年7月から月1回岐阜に通い、「市民派議員になるための本」の著者、寺町みどりさん(59)=岐阜県山県市=と夫で同市議の知正さん(57)に師事した。

 講座は議会の役割や公職選挙法などの基礎知識から始まるが、選挙戦術はいたってシンプル。組織や地盤に頼らずに勝つため「いかに多くの有権者に政策とメッセージを届けるか」を追求する。

 印刷物は少しでも有権者の目に留まるよう、色や文字の書体、大きさまで細かく気遣う。演説は実地練習も。スピーカーの音量を切った仮の選挙カーに乗って岐阜市内を走り、マイクを握って模擬演説。傍らで「語尾をもう少しはっきりと」「伝えたい事柄は演説の初めに」とみどりさんの注意が飛ぶ。

 秋山さんは選挙中、名前を絶叫するだけの候補者を横目に、細かく選挙区を回ってまちづくりなどの政策を訴えた。演説は1週間で300回以上。事務所は自宅に置き、スタッフは市民活動などの仲間や家族の手弁当で、費用もかからなかった。

 講座は、政党や組織に縛られず市民目線を持った議員を増やそうと、02年に始めた。地縁、血縁が強固な地域でも通用するのは「名前の連呼と頭を下げるだけの旧来型選挙に市民が飽き飽きしているから。自分の一票を大切にしたいと考えている人たちに、中身のある政策とメッセージを出せば応えてくれる」と、みどりさんは指摘している。

 駆け込み講座は、12日と3月5日の連続2回で有料。性別は問わない。問い合わせは、同ネット=電0581(22)4989=へ。


 それで、今日、名古屋で開く講座の具体的な内容(の一部)を下記に紹介する。
 なお、20件ほどの問い合わせがあったようだけど、「無党派・市民派であること」、「立候補することを決めていること」などの「参加者要件」を満たした人はごく少数らしい。
 当日の飛び入り参加は認めていないのご注意あれ。

★「勝てる選挙~市民派議員になるための選挙直前講座」

《第1回》 市民型選挙の手法~選挙で伝える政策、スタンス、ハート

《第2回》 選挙の流れを理解し、勝つ選挙をイメージする~準備から選挙本番~当選まで


日時:2011年 2月12日(土),3月5日(土)の2回連続講座

会場:名古屋市・ウイルあいち/会議室7
◇ 開 催:13時30分から19時30分
◇ 講 師:寺町みどり『市民派議員になるための本』著者。「む・しネット」事務局
寺町ともまさ 岐阜県山県市議会議員、市民活動家

◇ 対 象:無党派・市民派の立候補予定者=参加者は所定の誓約書を提出
       保守系および政党・組織関係者、政党系会派所属議員は除く

◇ 主 催:女性を議会に 無党派・市民派ネットワーク(む・しネット)

◎ 問合せ:寺町みどり(TEL 0581-22-4989)
※参加を希望される方は、まず電話で問い合わせてください。
◆ 有料。全日程通しでの参加が基本。
◆ 参加を希望する方は、寺町みどり(tel0581-22-4989) までお問合
せを。

《第1回》  2月12日(土)13時30分~19時30分
市民型選挙の手法~選挙で伝える政策、スタンス、ハート

【内容の詳細・タイムテーブル】
◆セッションA. 市民型選挙:基本編
テーマ:「市民派議員とはなにか、市民型選挙とはなにか/今までの議員、従来型選挙との違い」

1)「議会」と「議員」を理解する
2)市民派議員の仕事~基本は「発言」
3)市民型選挙で当選する~当選する人、しない人
4)市民型選挙とは何か=当選するために必要な要素

●「わたしの市民型選挙・市民派議員としての仕事」

◆ セッションB. 市民型選挙:実践編
テーマ:政策・メッセージをつくり、とどける


1)「市民型選挙には政策が必要」
2)書き言葉でのメッセージ/選挙における「メッセージ」とは~政策・スタンス・思い・・・
3)政策のつくり方のじっさい/リーフ・ニュース・選挙はがき・ポスター」をつくる
4)話し言葉でメッセージを届ける/街頭演説の必要性と手法・スキル

◆ セッションC 法律・ルール編
テーマ:公選法を熟知して、選挙違反をしないきれいな選挙を


1)政治活動をすすめるにあたって/政治活動と選挙運動の違い~政治活動をすすめるときの留意点
2)公職選挙法の基本と概念/ルールを知ってきれいな選挙/「公選法」を使いたおす
3)選挙の流れを理解する~スケジュール表に沿って
4)リーフ,ニュースを配る手法~市民にメッセージを届け支持を広げる
5)思いの強さがひとを動かす/ネットワークを広げる

●「わたしのやりたい市民型選挙~理解したこと、選挙のすすめ方の点検」

●まとめ  


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06:51 from web
昨日の中日新聞の夕刊にカラー写真入で出た。何かといえば、今春の選挙に出てみようと決めた無党派の候補者に対しての「選挙準備のための駆け込み講座」のこと。明日12日開催⇒◆「選挙の勝ち方教えます 名前の連呼はもう古い?」/まだ間に合う ⇒http://bit.ly/gF7Qgn
by teramachitomo on Twitter

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