●第1回富山県行政委員会の委員報酬のあり方懇話会
行政委員会の委員報酬のあり方懇話会
日時 平成22年9月2日(木) 午後2時00分から
場所 富山県民会館704号室
1 開会
(司会) それでは、皆様おそろいになりましたので、ただいまより第1回富山県行政委員会の委員報酬のあり方懇話会を開催します。
2 あいさつ
(司会) 開催に当たりまして、石井知事よりごあいさつを申し上げます。
(石井知事) 皆さんこんにちは。
相変わらず暑い日が続いておりますけれども、富山県行政委員会の委員報酬のあり方懇話会を開催しましたところ、お忙しい中こうしてご出席賜りまして、大変ありがたいと思います。
また、新木会長さんはじめ皆様には、県政のいろんな分野で何かとお世話になっておりまして、厚く御礼を申し上げたいと思います。
事前に事務方からもお聞き及びだと思いますが、行政委員会というのは、富山県の場合で言うと9つございます。行政委員会の委員報酬については、法律上、日額が原則なんですが、条例で月額、月単位で支給することもできるとされておりまして、実際には、全国的には月額で払うのが多数で、従来より一般でございました。
ただ最近、いろんな行政改革とか公務のやり方についての見る目が厳しくなったといいますか、いろんな立場からのご意見がございまして、現在、全国15の県でこの報酬のあり方をめぐって訴訟が起きているわけでございます。大津地裁や大阪高裁では、一部の行政委員会について、これを月額で出すのはおかしいということで違法だという判決も出ておりますし、一方で一部の、地裁ですけれども、たしか神戸地裁と名古屋地裁で、必ずしも行政委員の報酬というのは日数高ではかるものではなくて、職務の内容、重要度等々も考慮すべきだということで、月額でいいじゃないかということで県側が勝訴するという事例も出ているわけであります。
これは全国知事会としてもしっかり議論をしなければいけないということで、先般、全国知事会の中でもこうしたことを議論する検討の場を置いたんですが、結局、中間的な取りまとめでは、各県それぞれ事情もあるので、各県の自主的な判断にゆだねざるを得ないという方向のまとめになっております。
いろんな行政委員会がありますが、富山県の場合でも、年間というか月に何度も開いている委員会もあれば、委員会によっては年間を通じても本当にわずかしか開かないというケースもありますので、やっぱりそういった実情も踏まえて判断すべきだということだったのかと思っております。
そこで、やはりこういうことにつきましては、県内の各界を代表される有識者の方々にお集まりいただいて、しっかりご議論いただいて方向性を示していただくのがいいのかなということで、この懇話会を設けさせていただいたわけでございます。
富山県でも既に、収用委員会と内水面漁場管理委員会、これは開催頻度が非常に少ないものですから、さすがにこれは月額というのはいかがなものかということで、既に日額制をとっておりますが、その他の委員会について、これまでどおりでいいのか、新たな考え方があるのか、同時に、仮に日額制をとるとしますと、委員会によって多少差があるとは思いますけれども、職務の内容が大変重要な分野もありますので、日額にするのであれば1日当たりの報酬をそれなりの金額にしないと、そういう立場になっていただく方は、皆さんご見識のある、またそういう報酬のことでとやかく言う方はほとんどおられないと思いますけれども、しかし、あまりに少ない金額では、社会的常識にも反する、委員にお願いした方にも失礼になるということもありますので、ぜひそうしたことを総合的にご勘案の上で、適切な方向性を示していただければ大変ありがたいと思う次第でございます。
大変お忙しい中、なかなか微妙な課題についてご意見を賜る懇話会でありますが、ひとつよろしくお願いしたいと思います。
3 委員紹介等
(司会) それでは次に、本日ご出席の各委員のご紹介をいたします。
(以下(略)・・リンク先をどうぞ) |