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てらまち・ねっと



 昨日の夕刊やテレビのニュースに驚いた。
    「名古屋市議会:民主党の前市議ら 議員報酬半減を容認」

 解散した名古屋市議会の「民主党」会派が「議員報酬の半減」を公約にするという。
 河村流半減案に「議員の仕事をするのに絶対必要な今の報酬だから半減には反対」との旨をいってきたはずなのに・・・

 河村氏のコメント「市議選が終わればまた元に戻すと疑わざるを得ない」といわれて形無し。

 ところで、河村・大村大勝の波紋はあちこちに出ている。
 埼玉県では5人の首長を中心に新しい動きが提案されているけど=議会を形骸化させるような、河村流ともとれる=、その市長たちにでも評価が分かれているらしい。
 そんな記事も記録した。

 そして、今朝の朝刊の紙版を見て、また、びっくり。
 「トリプル投票で圧勝した名古屋市の河村たかし市長と新愛知県知事の大村秀章前衆院議員が民主党の小沢一郎元代表を国会に訪ねた8日の会談が臆測を呼んでいる」

 なんと・・・そういえば、もともと
   「両氏は新進党や自由党で行動をともにした」仲だった。
 
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●コラム > 社説  名古屋の審判 既成政党不信が噴出した
      =2011/02/08付 西日本新聞朝刊=
・・・ 何ともすさまじい「河村旋風」である。プロ野球・中日ドラゴンズの帽子をかぶり、名古屋弁丸出しの言動で知られる河村氏は地元で絶大な人気と抜群の知名度を誇るというが、一連の「圧勝」の要因は単にそれだけではあるまい。

 河村氏は目玉公約の「市民税の10%恒久減税」や「市議報酬の半減」を実現しようとしたが、市議会で否決された。

 そこで、市議会解散を求めて直接請求の署名運動を展開するとともに、「市民に信を問い直したい」として市長を辞職し、出直し市長選に打って出た。

 対立軸や争点を鮮明にするためとはいえ、任期を2年以上も残して自ら辞職し再選出馬する政治手法に問題はないか。県知事選や住民投票との同日選に持ち込む戦略は強引にすぎないか-。

 そんな批判や不満があったのも事実である。しかし、選挙と投票の結果は圧倒的に河村氏サイドの主張を支持した。

 反対派から「大衆迎合的だ」と指弾されても「公約を守るのが政治だ」と切り返し、議会を解散へ追い込む手法が「独裁的だ」と指摘されても「市民に判断を仰ぐ」と動じない。かたくなでも、そんな政治姿勢が評価されたのではないか。


 既成政党の敗北は、まさにその裏返しである。民主党は市長選でも知事選でも推薦候補が敗退した。知事選の推薦候補は次点にも及ばない惨敗だった。

 民主党が政権交代を実現させた2009年の衆院選で、愛知県が15小選挙区を独占した「民主王国」だったことを考えると、民意の離反は鮮明である。「国政選挙と地方選挙は別」という論法は、もはや通用しないと心得るべきだ。


 自民党も同様である。事実上の分裂選挙となった知事選は除名した大村氏の圧勝を許し、市長選では独自候補の擁立すらできなかった。政権交代しても停滞する国政への不満が、二大政党に対する不信として噴き出した側面は見逃せない。

 言うまでもなく、河村氏と大村氏が担う責任と使命は重大である。出直しの名古屋市議選で「河村流」の是非は、あらためて問われることになる。

 有権者から別の選挙で選ばれる首長と議会の二元代表制はどうあるべきか。なれ合いを排し、住民本位の自治を築くにはどんな関係が望ましいのか。4月の統一地方選を控え、名古屋と愛知で下った審判は、その問題提起と受け止めたい。

●名古屋市議会:民主党の前市議ら 議員報酬半減を容認
     毎日新聞 2011年2月8日 
 住民投票で名古屋市議会が解散されたため失職した民主党の前市議らは8日、市内のホテルで会合を開き、河村たかし市長が求める議員報酬半減を容認することを決めた。河村市長側の圧勝に終わった6日の「トリプル投票」の結果を受け、3月4日告示、13日投開票の出直し市議選を前に軌道修正を迫られた形だ。

 民主党市議団は報酬半減について「市長の押しつけで決めるべきではない」などとして反対していた。

 諸隈修身・前市議団長は会合後、記者団に「市長選で大変な民意が出された。議員報酬の(現行の年1630万円から)800万円は認めざるを得ない」と表明。ただ「生活給としての800万円は認めるが、活動費の扱いは新しい議員構成で議論すればいい」とも述べ、政務調査費で事務所費などが全額は賄われず、一部は議員報酬を充てる必要がある現行制度の見直しを示唆した。

 また市議会は10年12月、議員報酬額を検討する第三者機関設置の条例を可決しており、会合では、第三者機関を設けるかどうかは「選挙後の議員で決める」とした。

 一方、会合では、河村市長が主張する市民税一律10%減税について「恒久化には反対。市民生活を低下させず、借金を増やさないことを確認できれば認める」、地域委員会の本格実施は「モデル地区の任期はあと1年あり、検証が必要」との従来の方針を確認した。【丸山進】

●【名古屋市長選・住民投票】 失職市議、臨戦態勢に 議員控室で後片付けも
         中日 2011年2月8日
 名古屋市議会の解散請求(リコール)が成立したのを受け、失職した自民党の前市議は7日、市内で会合を開き、3月4日告示、13日投開票が決まった出直し市議選に向けて選対本部を設置することを決めた。

 自民市議団長だった岡本善博さんは「後援会をしっかり固めて、出直し選を勝ち抜く。議会改革を求める声に応えるため、定数の見直しにも踏み込みたい」と話し、定数削減を掲げて市議選に臨む考えを示した。

 昨年11月議会で賛成に転じた市民税10%減税は「それぞれ思いがある。もう一度、議論したい」と話した。

 民主党の前市議らは8日に会合を開き、石田芳弘さんを擁立して戦った市長選の総括と市議選に向けた対応を協議する予定。

 解散から一夜明けた7日は、失職した市議が市役所の議員控室を訪れ、荷物を片付ける姿も。「出直し市議選の投開票日までに明け渡すようにお願いしてある」と市議会事務局。議員の登退庁を示す市役所内の掲示板は、白い紙で覆う措置が取られた。

 解散により、継続審査中だった住民投票条例案と財政状態を市民に周知する条例の2条例案が廃案に。市議会の7つの特別委員会も、調査内容を本会議で総括する前に廃止された。

●河村市長、市議選に「減税日本」公認候補38人
     (2011年2月8日07時45分 読売新聞)
 出直し名古屋市長選で再選を果たした河村たかし市長(62)は7日、読売新聞中部支社の天野誠一・編集担当の単独インタビューに応じ、市議会解散に伴って実施される来月の市議選について、自ら代表を務める地域政党「減税日本」の公認候補が最終的に38人になるとの見通しを明らかにした。

 また、2011年度の住民税減税のために用意しながら宙に浮いた状態になっている161億円に関し、当面は支出せず、12年度の減税財源に充てたい考えを示した。

 減税日本は既に32人の公認を決めており、残る立候補予定者を近く発表する方針。名古屋市議会は定数75のため、38人を擁立することになれば、全員当選で過半数を確保できるぎりぎりの数字になる。河村市長は公約の恒久減税実現などのため、これまで「過半数確保」を目標に掲げてきたが、この日は「第1党は絶対とりたい」と述べ、まずは最大会派をめざす意向を示した。

●トリプル投票】 名古屋市議会解散で宙に浮く予算審議
        産経 2011.2.7 22:06 (1/2ページ)
「トリプル投票」一夜明け、市職員らに再選のあいさつをし、部屋を出る河村たかし名古屋市長。背にした壁には尾張が生んだ三人の英傑の絵画が飾られていた=7日午前11時38分、名古屋市中区の名古屋市役所(頼光和弘撮影)

 6日の愛知県知事選と出直し名古屋市長選、同市議会解散の賛否を問う住民投票の「トリプル投票」は、仕掛け人の河村たかし市長陣営の「完勝」で終わったが、“代償”もなくはない。市議会は1カ月余、空席となり、例年この時期に行われる新年度予算審議が宙に浮くからだ。改革への“痛み”なのか、河村氏が叫ぶ「庶民革命」が思わぬところに影を落としている。

 地方自治法によると、都道府県と政令指定都市は新年度予算案を4月1日の30日前までに議会に提出しなければならない。審議時間を最低1カ月確保するためだが、名古屋市は市議会解散の余波で“超法規的措置”をとらざるを得なくなった。

 同市では例年、予算案を3月冒頭までに議会に提出してきた。しかし「今年は市議会の新体制ができるまで予算案の提出先がない状態だ」と市財政課は頭を抱える。

 3月13日の投開票が決まった市議選後、平成23年度予算を4月に執行するには半月間で予算案を審議、可決することが必要だ。だが、なおも越えるべきハードルがある。

河村氏率いる地域政党「減税日本」が市議選で一定数の当選者を出せば、民主、自民など主要会派が慣例として1年の持ち回り任期で決めてきた正副議長や委員長ポストの分配調整が長引いて新体制の発足が遅れかねない。さらに審議時間が削減される可能性は否定できないわけだ。

 河村氏は7日の就任記者会見で「市議選後ただちに議会を招集し、予算などの懸案事項を議決いただくよう提案する」と強調した。しかし、年度内に議会を開けない場合は、市長が専決処分で23年度予算を執行する非常事態となる。

 一方、焦点の減税については、来年度は税率変更に伴うシステムの改修が間に合わないことなどから、24年度以降の実現を表明した。知事選で初当選した盟友の大村秀章氏も、今年末までに関連条例案を成立させ、24年度からの実施を目指す考えを示している。

●追い風?危機感? 河村氏圧勝、改援隊内に温度差
       朝日 2011年2月8日
 統一地方選を前に、名古屋市長選や愛知県知事選などの「トリプル選」で、河村たかし市長らの地域政党「減税日本」が圧倒的な力を見せつけた。埼玉県内の5市町長が統一選に向けて設立した政治団体「埼玉改援隊」では、追い風と見て市議選の候補者の推薦準備を進めるメンバーもいれば、課題を口にするメンバーもいる。既成政党は名古屋との違いを強調しつつ、危機感もにじませる。

 「名古屋市長選の結果をどう思うか」。さいたま市議会で7日、最大会派・自民党の市議から質問を受けた清水勇人市長は「今ここで、詳細な答弁はできません」などと応じるにとどめた。

 改援隊の代表を務め、市議選に向けて「過半数確保」の目標を掲げたものの、市議会の反発で撤回したばかり。慎重な言い回しに終始した。

 しかし、議会終了後、報道陣には、「既成政党への有権者の不満や閉塞(へいそく)感があった」「地域政党が注目され、勇気づけられる。追い風にしたい」と強気な言葉を並べた。市議選について、「改援隊も議会のスリム化の方向性を示しており、争点となる可能性がある」と話した。

 「減税日本」の圧勝について、副代表を務める4人の首長の見方は分かれる。

 松本武洋・和光市長は「地方が主体となって進める流れを市民が後押しした。この流れは大切にしたい。河村さんの今後の進め方で地域政党の真価が問われる」と言う。名古屋市長選の投票率が前回より上がったことも評価し、「埼玉でも関心を高めたい」と話した。

 「ワンフレーズで有権者の心を射止めた。大したもの」と評したのは小島進・深谷市長。改援隊について「ワンフレーズがないのが欠点。色々な分野で地道に説明しないといけない」と課題を挙げた。

 高畑博・ふじみ野市長は「改援隊のあり方とは距離を感じる。我々は自分たちの方向に同調させようというものではないので、(首長連合として)ひとくくりに見られてしまわないかと懸念している」と違いを強調した。

 清水雅之・神川町長は「河村さんはタレント性もあり、PR上手なところがあった」と話した。

■既成政党、民意の変化を警戒

 既成政党は、改援隊について、「減税日本」ほどの影響力はないとしつつも、民意の変化に神経をとがらせる。

 さいたま市議会では、「民主党・無所属の会」の神崎功団長は大きな影響はないと話す。「改援隊は中長期的な視点で、行政を変えようとしていて、直接的に市民へ訴える河村さんの動きとは別物」と分析する。

 自民党の青羽健仁団長は「改援隊は、減税のように市民を巻き込んだ具体的な政策を掲げれば市議会で議論できるのに、理念がない」と言う。その一方で、名古屋では既成政党が否定されたとして、「我々も4月までに独自性のある政策を市民に提示しないと、理解を得られない」と危機感を示した。

 他の市議選で改援隊の推薦を受ける予定の新顔の一人は「政治の流れが、既成政党に縛られない市民の力に変わってきたことを実感した。(減税日本と)性格は違うが、改援隊の動きもそうした流れに沿ったものだ」と期待する。

 自民系無所属のある市議は「既成政党の時代ではなくなった。公認や推薦にはあまり関係なく、自分の考えで投票する有権者が大多数になったということだ」と指摘。その上で、「普段の活動や主張を市民に発信していくことが、今まで以上に大事になる」と話した。

●「自分は嫌われ者」「俺もだ」河村氏、小沢氏と面会
      朝日 2011年2月8日21時22分
 名古屋市長選で当選した河村たかし氏が8日、民主党の小沢一郎元代表と都内で面会した。かつて代表選への出馬を何度も目指したのにかなわなかった河村氏は「自分は当時から嫌われていた」。強制起訴され、党の処分を待つ身の小沢氏も「俺も嫌われもんだ」と笑顔で応じた。

 両氏は新進党や自由党で行動をともにした。河村氏が「長い付き合いだから来た」と言うと、小沢氏は、民主党が河村氏の対抗馬を立てたことについて「仲間を大事にしないと、政権や党は運営できない」。自らを処分しようとする党執行部を牽制(けんせい)した。

●小沢元代表:新党? 臆測呼ぶ「村村コンビ」との会談
      毎日新聞 2011年2月9日
 トリプル投票で圧勝した名古屋市の河村たかし市長と新愛知県知事の大村秀章前衆院議員が民主党の小沢一郎元代表を国会に訪ねた8日の会談が臆測を呼んでいる。減税や中京都構想でタッグを組む両氏に加え、強制起訴で党員資格停止も取りざたされる小沢元代表の“微妙な”タイミングでの顔合わせに、県政界内では「新党設立の布石では」とのささやきも漏れている。

 会談は、元民主党衆院議員で、小沢元代表と旧新進党以来の親交がある河村氏が大村氏を誘い出して実現した。「減税を一緒にやりましょう」と呼びかける河村氏に対し、小沢元代表は「新進党の時に減税を言い出したのはおれだったよな」と2人の行動に理解を示したという。

 河村氏は4月24日に実施される衆院愛知6区補選で、自ら設立した地域政党「減税日本」からの候補擁立を模索中。大村氏も「日本一愛知の会」を設立し、県政での主導権確保を目指している。大村氏によると、小沢元代表は「これからも連絡をとってやっていこう」「オレも最後のご奉公をしなきゃいけない」と話したという。【高橋恵子】

●小沢氏、河村市長・大村氏と会談…連携を確認
  (2011年2月8日21時07分 読売新聞)
小沢氏と会談する河村名古屋市長と愛知県知事に当選した大村氏=小山内晃撮影 民主党の小沢一郎元代表は8日、河村たかし名古屋市長、愛知県知事選に当選した大村秀章氏と国会内で約1時間会談した。

 河村、大村両氏が当選のあいさつで訪れた。河村氏が「減税をやらないといけない」と訴えると、小沢元代表は「そうだ。新進党の時に減税を言ったのは俺だ。やればできる」と応じ、今後の連携を確認した。

 小沢元代表は、民主党の岡田幹事長が名古屋市長選の際、「減税の恩恵を被る人がどれだけいるのか」と河村氏の減税政策を批判したことを、「言えば言うだけ民主党の票を減らした。仲間を大事にしないで政権を運営できない」と厳しく批判した。

 会談は、小沢元代表が処分問題を巡って岡田氏ら執行部と対立している中で行われただけに、「民主党の推薦候補を破って当選した河村氏らとの連携をアピールし、執行部をけん制した」という見方が出ている。

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