●元航空幕僚長・田母神氏、都知事選出馬!石原氏が推薦か
スポニチ 2014年1月6日
猪瀬直樹前知事の辞職を受け、2月9日に投開票される東京都知事選に、元航空幕僚長の田母神俊雄氏(65)が無所属で立候補する方針を固めたことが5日、関係者への取材で分かった。日本維新の会共同代表の石原慎太郎元都知事が推薦しているとの情報もある。7日に都内で記者会見し、正式に表明するという。
福島県出身。航空幕僚長だった2008年、民間企業が主催した懸賞論文で政府見解と異なる歴史認識の論文を発表したところ、文民統制(シビリアンコントロール)に反するとして更迭された。その後は軍事評論家として文筆業や講演、テレビ出演など幅広く活躍。軽妙なトークは「田母神節」と呼ばれ、インターネット上では熱心なファンが多い。
現在は保守系政治団体「頑張れ日本!全国行動委員会」の会長を務めている。昨年発売の著書では「為政者と日本国民がしっかりした国家観、歴史観を持たなければ真の日本再生はあり得ない」などと主張していた。
◆田母神 俊雄(たもがみ・としお)1948年(昭23)7月22日、福島県出身の65歳。県立安積高から防衛大学校に入校し、卒業後は航空自衛隊に任官。好きなものは落語とカラオケ。巨人軍の長嶋茂雄終身名誉監督を尊敬している。講演活動は保守派や右翼を中心に人気が高く、09年2月には月24回を数えた。身長1メートル62。
●石原慎太郎氏が支援か 田母神氏、都知事選出馬決断「勝算はある」
zakzak 2014.01.06
東京都の猪瀬直樹前知事の辞職に伴う都知事選(1月23日告示、2月9日投開票)への出馬を検討していた元航空幕僚長で軍事評論家の田母神俊雄氏(65)が5日、立候補を最終決断した。推薦者には日本維新の会共同代表の石原慎太郎元都知事の名前も挙がっている。
田母神氏は5日夜、支持者らとの会合で、立候補に向けた最終協議を行い、出馬する方針を固めた。7日の記者会見で正式発表する。
決断翌日の6日朝、田母神氏は夕刊フジの直撃取材に「勝算は少しはあるんじゃないかと思っている。勝算がなければ選挙に出ない」と強調した。慎太郎氏による推薦についても、支持者らが調整を進めていることを認めた。
田母神氏と慎太郎氏はこれまで、雑誌『正論』など複数のメディアで対談するなど、関係は深い。2010年9月の対談では、日本の核武装論について一致。12年6月には、都知事時代の慎太郎氏が打ち出した尖閣諸島(沖縄県石垣市)購入計画に関する都職員の視察が、田母神氏が会長を務める民間団体「頑張れ日本! 全国行動委員会」が尖閣周辺海域で行ったイベント用にチャーターした漁船に同乗する形で行われている。
今回、田母神氏が都知事選で打ち出す「国家緊急事態に対応できる首都」も、慎太郎氏が2000年の都総合防災訓練に、初めて自衛隊の本格参加を実現させた都政運営を継承することにつながる。
都知事選には、維新を離党した東国原英夫氏(56)が出馬を模索しており、慎太郎氏が田母神氏を推薦するかどうかは不透明。ただ、東国原氏は、慎太郎氏ら旧太陽の党系議員を念頭に「永田町の妖怪」と批判した因縁がある。
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