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てらまち・ねっと



 関西電力が福井県で設置している「高浜原発3・4号機」と「大飯原発3・4号機」の運転差し止めを裁判所に求めた仮処分の事件。
 11日の第2回審尋で、裁判所は高浜3・4号機についての審尋を終えた。
 関西電力は、審尋の継続を要求したが、樋口裁判長は「機は熟した」と退けた、という。
 関西電力は、裁判長の進め方に不服で「忌避」を申し立てたらしい。

 このパターンって、どちらかと言えば住民側がとることが多い印象。
 それと裁判長は昨年5月に大飯原発の再稼働、運転差し止め命じている。
   ( 関連2014年5月22日 ⇒ ◆大飯再稼働、差し止め命じる 生存と電気代、同列許さず/(巨大)地震が来ない根拠はない )

 裁判所が住民の訴えに応えてくれることが少しずつ増えている中、いっそう期待が高まる。
 今日のブログには、そのあたりの動きを記録。

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● 高浜発電所 [関西電力]
高浜発電所は、昭和49年の11月から1号機による営業運転を開始しました。
昭和50年に2号機、昭和60年に3、4号機の運転を開始し、現在では関西電力で発電する電気の約20%を担っています。




●高浜原発差し止め月内判断か 福井地裁、大飯は分離
        日経 2015/3/12
▼ 関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町)と大飯原発3、4号機(同県おおい町)の運転差し止めを求め、周辺の住民らが申し立てた仮処分の第2回審尋が11日、福井地裁(樋口英明裁判長)であり、高浜3、4号機についての審尋を終えた。早ければ3月中にも決定が出る見通し。大飯3、4号機については分離して審理を続ける。

 関電は11日、裁判長ら3人の裁判官を忌避する申し立てをした。忌避が認められると別の裁判官が審理することになる。樋口裁判長は昨年5月、大飯3、4号機の再稼働差し止め訴訟で再稼働を認めない判決を出している。〔共同〕

●高浜原発仮処分の審尋結審 福井地裁
      中日 2015年3月12日
 十一日の関西電力高浜原発3、4号機(高浜町)と大飯原発3、4号機(おおい町)の差し止めを求める仮処分の審尋後、住民側は福井市内で会見を開いた。「原発を運転させないようにしてくれるはず」。高浜原発の審尋を結審した樋口英明裁判長への期待の声が上がった。

 関電側は審尋の継続を要求したが、樋口裁判長は「機は熟した」と退けた。関電の要求を認めた場合、議論が半年以上長引く可能性があったという。

 住民側は再稼働前の仮処分決定を求めている。井戸謙一弁護士は「(樋口裁判長が)住民側の思いに応えるために自分の責任で判断しようとしたのだろう」と評価する。

 住民側の弁護士によると、今回の日程を指定したのは樋口裁判長。「東日本大震災大震災から四年目の日に結審し、大変うれしい。良い決定を聞けるはず」と期待する声が多かった。

 高浜原発だけ早期に結審したことに、河合弘之弁護士は「高浜原発の再稼働が迫り、保全の必要性が高まったことを樋口裁判長が明示した。我々の申し立てを却下する理由が思い付かない」と運転差し止めの決定を確信している。

●反原発住民、差し止め期待
      読売 2015年03月12日
 ◇仮処分審尋終結 関電、裁判官忌避申し立て
 関西電力高浜原子力発電所3、4号機について、再稼働差し止めの仮処分申請の審尋が地裁で終結した11日、住民側は福井市内で記者会見を開き、3月中に差し止めの仮処分決定が出ることに期待を寄せた。審理を尽くすよう主張していた関電側は審尋の終了を受け、担当の裁判官3人の忌避(交代)を申し立てた。

 住民側によると、樋口英明裁判長はこの日の第2回審尋で、事故時の対応拠点となる免震重要棟を高浜原発3、4号機に建設する予定があるかを確認。その後、高浜、大飯の両原発で審理を分けることを説明したという。

◇ 高浜町の的場輝夫町議会議長は11日、高浜3、4号機の再稼働について最終判断する20日の全員協議会までに、地裁が差し止めの仮処分や却下を決定した場合、「全協で示す議長判断の一つの検討材料になる」と報道各社の取材に答えた。

●脱原発:高浜再稼働「関西全体の問題だ」大津、大阪で集会
        毎日新聞 2015年03月08日
 東京電力福島第1原発事故から11日で4年になるのを前に、大津市と大阪市で8日、脱原発を訴える団体などが主催した集会があった。関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町)の再稼働に向けた手続きが進んでおり、両集会には福井県からも関係者が参加して再稼働反対を訴え、「関西全体の問題だ」などと呼びかけた。

 大津市の琵琶湖周辺であった集会とデモ行進には約1000人(主催者発表)が参加。福井大名誉教授の山本富士夫さん(74)は「原発産業に関わる福井県民は声を上げづらい。関西全体で反対を」と求めた。三日月大造・滋賀県知事は、原発に依存しないエネルギー社会の早期実現への尽力を約束したメッセージを寄せた。

 大阪市北区の扇町公園での集会には約3500人(主催者発表)が参加。大飯原発訴訟原告団代表の住職、中嶌哲演さん(73)=福井県小浜市=は演壇に立ち「高浜町議会や町長は再稼働を急いでいる。若狭の原発再稼働は地元自治体や福井県だけの問題ではない」と訴えた。参加者で大阪府松原市の稲岡美奈子さん(66)は「再稼働反対の声を政府や電力会社は無視しないでほしい」と話した。【加藤明子、山田毅】

●高浜原発、安全審査に合格決定 川内に続き2例目 再稼働は今夏以降に
         日経 2015/2/12
 原子力規制委員会は12日、関西電力高浜原子力発電所3、4号機(福井県)について、再稼働に向けた合格証にあたる「審査書」を正式に決定した。安全審査を通過するのは九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県)に次いで2例目。再稼働は地元自治体の同意などを経て今夏以降になる見通しだ。

 審査書は高浜3、4号機の地震・津波への備えや重大事故対策が新規制基準を満たしているかどうかを示した文書だ。規制委は昨年12月に審査書の案を公表し、約3600件の意見が寄せられた。内容は審査書案をほぼ踏襲し、高浜3、4号機は「新規制基準に適合する」と結論付けた。

 関電は高浜3、4号機を襲う津波の想定を最大6.2メートルまで高めて防潮堤を設置。地震による揺れで最大級の想定も約2割引き上げて設備の耐震性を高めた。

 政府は規制委の審査に合格した原発は稼働させる方針。再稼働には地元の同意が必要だが、手続きは時間がかかりそうだ。

 高浜原発が立地する福井県高浜町の野瀬豊町長は「これまでの経緯を知っている議員で判断するのが適切」として4月の統一地方選前に手続きを進めたい考え。

一方、西川一誠・福井県知事は詳細な安全対策を示す「工事計画」の認可も待ってから「全体として判断しなければいけない」と語り、手続きは統一選後になりそう。原発の30キロ圏に入る京都府や滋賀県は安全対策などに意見を表明していく考えだ。

 高浜3、4号機は1985年に運転を開始し、両機とも87万キロワットの発電能力を持つ。東京電力福島第1原発事故を受けてそれぞれ2012年2月、11年7月に運転を止めた。関電は13年7月の新規制基準の施行と同時に高浜3、4号機の安全審査を申請した。

 これまで11電力会社が14原発21基について再稼働に向けた安全審査を規制委に申請し、昨年9月に九電川内原発1、2号機が合格していた。

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