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てらまち・ねっと



 福島第一原発事故から丸4年となる2015年3月11日。(その関連で2つの出来事をブログに記録しておく)
 その日を前にして、作家でノーベル文学賞受賞者の大江健三郎氏とジャーナリストの鎌田慧氏が、10日に会見を行った。
 そのことが「BLOGOS編集部 2015年03月10日」に出ている。
 ★《「両氏は東日本大震災と福島第一原発事故の発災から4年を迎えるのを前に、改めて原発の再稼働反対を訴えた」》

 3月11日は、小泉純一郎元首相が福島で講演。「IWJ 2015/03/11」では次のようにある。
 ★《「あなたは総理在任中、原発を推進したではないか。辞めたら、今度は原発ゼロにするというのは無責任だ、という批判を、私はよく受ける」──。 そう語る小泉純一郎氏は、当時、原発推進論者たちから、「原子力は、資源の乏しい日本の経済発展には絶対不可欠。原発は安全。低コスト。クリーンエネルギー」と聞かされて、「それを真に受けていた」と振り返った。》

 河北新報は次。
★《小泉純一郎元首相は「政治が原発ゼロを決めれば、必ず実現できる。自然エネルギーで成長する社会を目指そう」と訴えた。東京電力福島第1原発事故の原因がいまだ究明されず、汚染水問題も収束していないと指摘。「原発は安全でコストが安く、クリーンだと説明されていたが、全てうそだった。不十分な安全対策で再稼働を急ぐべきではない」と語った。》

 そんなことを確認に記録。その各見出しは下記。
 ところで、今日は議会の定例会最終日。追加提案などもあり、9時から議会運営委員会、10時から本会議。

●小泉元首相「政治判断で原発をゼロに」/河北新報 2015年03月12日
●小泉氏、首相は原発ゼロへ転換を 「自民党の多数も協力」/3/11 共同通信
●「汚染水はコントロールされている、と誰かが言ったが、全然されていない!」小泉純一郎元首相が福島で講演、原発再稼働を進める政府を徹底批判/IWJ 03/11
●「政府は嘘を言っている」小泉元首相が福島で吠えた深謀遠慮/日刊ゲンダイ 3月12日

●「今、日本は戦後最大の危機を迎えている」大江健三郎氏、鎌田慧氏が会見/BLOGOS編集部 2015年03月10日

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●小泉元首相「政治判断で原発をゼロに」
   河北新報 2015年03月12日
 脱原発を掲げる小泉純一郎元首相は11日、喜多方市で講演し、「政治が原発ゼロを決めれば、必ず実現できる。自然エネルギーで成長する社会を目指そう」と訴えた。

 小泉氏は、東京電力福島第1原発事故の原因がいまだ究明されず、汚染水問題も収束していないと指摘。「原発は安全でコストが安く、クリーンだと説明されていたが、全てうそだった。不十分な安全対策で再稼働を急ぐべきではない」と語った。

 講演後、小泉氏は報道陣に「ピンチをチャンスに変える機会だ。安倍晋三首相が原発ゼロにすると言えば、自民党の多数も野党も協力する」と述べ、エネルギー政策の転換を求めた。

 講演会は、会津地方で市民出資による再生可能エネルギー事業に取り組む会津電力(喜多方市)が主催。福島県内外から約950人が集まった。

●小泉氏、首相は原発ゼロへ転換を 「自民党の多数も協力」
      2015/03/11 18:44 【共同通信】
 小泉純一郎元首相は11日、安全と確認された原発を再稼働させる安倍晋三首相の方針について「首相が原発ゼロと言えば自民党の多数も協力する。ピンチをチャンスに変える環境が整っている。これを生かすべきだ」と述べ、転換を促した。福島県喜多方市での講演後、記者団に語った。

 首相在任中の2004年、国会審議で自らの年金加入問題を聞かれた際の答弁で「人生いろいろだ」と発言したことを引き合いに「首相もいろいろだ。(なぜ原発ゼロを決断しないのか)分からない」と語った。

 同時に、日本は太陽光など自然エネルギー利用で遅れているとの認識を表明した。

●「汚染水はコントロールされている、と誰かが言ったが、全然されていない!」小泉純一郎元首相が福島で講演、原発再稼働を進める政府を徹底批判
   IWJ Independent Web Journa 2015/03/11
 「あなたは総理在任中、原発を推進したではないか。辞めたら、今度は原発ゼロにするというのは無責任だ、という批判を、私はよく受ける」──。

 そう語る小泉純一郎氏は、当時、原発推進論者たちから、「原子力は、資源の乏しい日本の経済発展には絶対不可欠。原発は安全。低コスト。クリーンエネルギー」と聞かされて、「それを真に受けていた」と振り返った。

 しかし、福島第一原発の事故が起こり、自分なりに調べていくうちに、専門家が言ったことは全部、嘘だとわかった、と続けた小泉氏は、「総理を辞めたからといって、嘘がわかったのに、自分は頰かむりして寝ていればいいのだろうか」と語気を強めた。

 福島第一原発事故から、ちょうど4年が過ぎた2015年3月11日、福島県喜多方市の喜多方プラザ文化センター大ホールにて、細川護熙氏が代表理事を務める、一般社団法人自然エネルギー推進会議の発起人代表として、元内閣総理大臣小泉純一郎氏の講演会「日本の歩むべき道」が行われた。

 小泉氏は原発ゼロへの思い、再生可能エネルギーへの期待を、自らが視察したフィンランドのオンカロ(核廃棄物の最終処理場)の体験談も交えて、始終、熱く語り、「少年よ大志を抱け、という言葉があるが、年寄りが大志を抱いたっていいではないか」と力を込めた。

 さらに、「汚染水はコントロールされている、と誰かが言ったが、全然されてないですよ!」と語気を強めた小泉氏は、この4年間に出た除染廃棄物や汚染水を捨てるところすらないのに、原発を再稼働しようとする政府の姿勢に憤る場面もみられた。

 この日は、小泉氏による講演の他、公益財団法人自然エネルギー財団代表理事・理事長のトーマス・コーベリエル氏と認定NPO法人環境エネルギー政策研究所所長の飯田哲也氏によるパネルトーク「自然エネルギーと世紀の大転換、会津の自立」が行われた。

●「政府は嘘を言っている」小泉元首相が福島で吠えた深謀遠慮
          日刊ゲンダイ 2015年3月12日
 あれから4年。震災による原発事故が起きたまさに“その地”で、小泉純一郎元首相が吠えた。

 11日、福島県喜多方市で講演。原発再稼働に突き進む安倍政権を、「嘘つき」「呆れた」と一刀両断にしながら、再生可能エネルギー拡大で原発ゼロ社会の実現を目指そうと呼びかけた。

 約50分間の講演では言いたい放題。「政治が原発ゼロにかじを切るべき」と、安倍首相に決断を迫りながら、「安全で夢のある原発ゼロ社会を実現しよう」と畳み掛けた。

「総理在任中は、推進派の<原発は安全で安くてクリーン>という説明を真に受けてしまったが、本を読んだり、専門家に聞くと、すべて嘘と分かった。今でも政府はよく嘘を言っていると思う。嘘が分かっても、頬かむりをして寝ていればいいのか」

■「汚染水は全然コントロールされていない」
再稼働の動きについても、原子力規制委の委員長が「(川内原発は)新しい審査基準に合格したが、安全とは言えない」と話していることを紹介した上で、「政府は<原発は安全><日本の安全審査基準は世界で一番厳しい>と言いだしている」「アメリカやフランスなどに比べて、どこが厳しいのか説明していない」と批判した。

「世界の人は皆<日本の原発は一番テロに弱い>と言っている。原発テロが日本で起きたら、福島どころでは済まない」

「<汚染水はコントロールされている>と、誰か(安倍首相)が言っていたが、全然、コントロールされていない。よくもあんなマヤカシが言えるな、と」

「政治が原発ゼロにかじを切れば、必ず自然エネルギーで経済成長ができる国になる。夢のある壮大な事業だけれども、原発ゼロの社会は今より必ずいい社会になる。政治が決めればできる」

“脱原発”を言い続けている小泉元首相だが、政治的な動きからは距離を置いてきた。しかし、今回、3・11当日に福島へ行った。新たな決意でもあるのか――。深読みしたくなるところである。(取材協力=横田一)

●「今、日本は戦後最大の危機を迎えている」大江健三郎氏、鎌田慧氏が会見
         BLOGOS編集部 2015年03月10日
 10日、ジャーナリストの鎌田慧氏と、作家でノーベル文学賞受賞者の大江健三郎氏が会見を行った。両氏は2011年、内橋克人氏、落合恵子氏、坂本龍一氏、澤地久枝氏、瀬戸内寂聴氏、辻井喬氏、鶴見俊輔氏と9名で「『さようなら原発』一千万署名 市民の会」を結成、「さようなら原発1000万人アクション」を続け、署名や集会などの活動を行ってきた。

両氏は東日本大震災と福島第一原発事故の発災から4年を迎えるのを前に、改めて原発の再稼働反対を訴えた。

鎌田氏の冒頭発言要旨
・・・4年経ってもどこに住んだらいいのか、どういう仕事をしたらいいのか、まだわからない人が11万人以上います。こういう人たちを見捨てる形でまた原発を動かそうとしている、これは本当に、人類の叡智に対する挑戦だと思います。間違いを改めない、犠牲者を振り捨てて新たな利権に向かっていく。全く人間のモラルに反することを、今、日本政府と電力会社はやろうとしているのだと思っています。

・・・5年目に入るにあたって、ドイツからメルケル首相が来られたのは象徴的です。
再稼働しようという国と、きっぱりそれをやめて新たな道に進むという国の首相が相まみえて、これからの日本の進路を考えていく。つまり自己決定したドイツと自己決定しない日本のその対比が明らかになって、これからの原発反対運動に大きな力になっていくと思います。

私たちは3月28日、新宿で大江さんなどの講演会を開きまして、5月3日には、みなとみらいの臨港パークで3万人規模の大集会を開きます。これは原発反対運動と戦争反対運動、全ての運動を一緒にした大運動を行いながら、新たな日本に向かってやっていこうと思っています。

大江氏の冒頭発言要旨
・・・・メルケルさんと安倍首相が話をしたということは、私は非常に大きい、象徴的な、あるいは現実的な意味を持っている出来事だと考えています。
メルケルさんはまず最初に、非常に高度なテクノロジーを持っている日本の人々が原発を十分にコントロールできなかったということは事実だと言われました。ドイツは福島の事故を見て、これからのエネルギーの課題として原発を用いるということは全く不可能だということを認識した、そしてそれに向かって働き始めているということです。

それに対して安倍氏は、今いくつもの原発が稼働をやめているけれども、今年のうちに4つ、あるいは5つの再稼働を行うということを言った。そしてその方針を変える気はないとも言った。この日本の態度はヨーロッパに対してそうであると同時に、アジアに対しても最も明らかになっているということは、皆さんがよくご存知だと思います。今、戦後最大の危機を我が国が迎えているということだと考えています。

・・・それは尖閣諸島の問題につきましても、竹島、韓国の方々の言い方では独島の議題とも同じです。アジア諸国との関係も非常に悪い状態にあるということを明らかに知っていながら、政府にそれを作り変えようという意思があるとは思えない。そのための努力を何もしていない。

その証拠に、今の首相が韓国、あるいは北朝鮮の政治家たちと話し合いをすることは途絶えたままですし、中国に対してもそうです。アメリカの占領期は別ですが、戦後、こんな日本に全くなかったことが行われて、福島以後の危機を最も全面的なものにしてしまっている。
・・・・・・・(略)・・・

質疑応答
ー東京地検が東電の経営陣の不起訴を決めたタイミングについて。一回目がオリンピックの開催地が決まろうとする時期、もう一回は総選挙の直後でした。何か政治的な配慮があったと思いますか。

大江:もちろん彼らは政治的な言葉を発している。日本の裁判官たちも、あるいは官僚たちも、政治家とともに、非常に不思議なほど、安倍政権のやり方を支持するほかない、というところに固まっていて、原発の再稼働に向かって、あらゆることよりもそれを第一目的としている。すなわち今や我が国は原発再稼働に向かっての動きにおいても、非常に危険な状態を迎えている。

これを日本人が、我々が集会や運動によって作りかえなければいけない。
今、原発事故の大きな悲劇の後で、どのように人間的なものを回復していくかを中心に考えて、それ以外のことは二次的なものとする、そしてその原則に従って我々が今取ろうとしている態度はすなわち、ともかくも原発は再稼働させよう、それだけの目的で全日本的な宣伝活動が行われ、オリンピックの決定も含めて明るい要素があるかのごとく振る舞おうとしているのは間違っていると。

その大きい大きい一番の間違いがわかるのは次の原発の大事故がおこるときでしょうが、そのときは我々の未来はないんですから、芸術はないんですから、今の政府の原発に対する態度を根本的に改めさせないといけない。

そのために唯一あるとすれば、選挙によって完全に安倍を打ち倒すということですが、その希望はこの2年ほど、なくなってしまっている。まさに我々は窮地にある。しかし、そういう窮地にも、強い認識でもって新しい動きをはじめなければいけない、それが一番大切な問題だと、そう考えたい。
皆さんからの知恵を頂きたい、励ましを頂きたいと考えている。
・・・・・・・(略)・・・


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