ごきげんようでござる!
4月17日は「恐竜の日」らしいので、今宵は恐竜ネタでござる。
トランスフォーマーでは恐竜に変形する戦士は、頭は悪いが戦闘力に長けており両陣営に所属しているでござるな。
ちゅー事で今宵はデストロン(プレダコンズ)・サイバトロン(マキシマルズ)を渡り歩いたサイバトロン特殊戦闘員、ダイノボット(C-16、ダイノボット、2310円)の紹介でござる!
本品は1996年(日本版は1997年)に販売された「超生命体トランスフォーマー ビーストウォーズ」版ダイノボット(C-4、ダイノボット、1500円)を劇中CGのデザインに似せた完全リニューアル商品で、2009年に海外では「TRANSFORMERS UNIVERSE」商品として販売され、日本では「変形!ヘンケイ!トランスフォーマー」商品として、よりCGに近い塗装とメッキが施された商品でござる。
拙者の購入品は日本版商品でござるが、商品イメージでは完全に日本版の方が御得・・・
ちゅーか、最も劇中イメージに近い商品でござるよな。
本品設定ではビーストモードが恐竜としか表記されていないでござるが、おそらくはBW版ダイノボットと同じヴェロキラプトルだと思われるでござる。
しかしまあ、BW版がイマイチCG作画版と異なっていただけに商品では別種の恐竜でござるが、本品は劇中のイメージ通りの商品でござる。
ただ・・・ ネジ穴が目立ってしまうのが残念でござる。 (笑)
本品のビーストモードでのギミックは顎が開閉するくらいで、恐竜らしい(?)アクションギミックは無いでござる。
しかし、本品はBW版と同じく尻尾はサイバーシールで内部にはダイノサーベルが収納されているでござる。
しかも、ダイノサーベルはミサイルも兼ねており、サイバーシールドより射出可能でござる。
サイバーシールドはBW版と異なり回転ギミックは再現されておらず3分割で展開し、尻尾の先端を折りたたむ設計でござる。
CGデザインを重視した結果、長い尻尾を劇中と同じデザインのシールドとして設計できなかった苦肉の策と思われるでござるが、海外展開では共通サイズのパッケージに納められてしまうので、本品の尻尾の折りたたみはパッケージ収納を前提としていた設計なのかもしれないでござるよな?
ロボットモードの変形はBW版と異なり、劇中デザインに似せる為に脚部に絡みつく骨(?)の変形方法は複雑でござるが、変形後の体型には驚かされるばかりでござる。
ただ・・・ 本品は米国安全基準で設計されている為に後足の爪以外の鋭利な造形は軟質パーツで製作されており、個体差にもよるでござるがパーツに歪みが生じているでござる。
なお、後足の爪がプラスチック製なのは、軟質パーツで製作すると自立できなくなる商品が続出したので、学習したのでござろうな。 (笑)
しかし、本品はミュータントヘッドが再現されていないでござるが、嬉しい事に胸部(恐竜頭部)のエンブレムはデストロン(プレダコンズ)・サイバトロン(マキシマルズ)・無しの状態を手動で切り替えが可能なのでござるよな。
左手に保持するダイノサーベルは劇中デザインで造形されているのでござるが、コチラも安全対策で先端が丸められており、更にミサイルも兼ねているものでござるから酷い仕上がりになっているのでござるよ。
日本版はメッキを施されたことで、見栄えはよいのでござるが微妙な完成度でござるよな?
日本販売のダイノサーベルくらいは先端の異なるデザインで商品化してもらいたかったでござるよな。
なお、サイバーシールドの内側は血管モールドが施されておりグロいでござるが、日本版は塗装されているので雰囲気は良いでござる。
変形×2版ダイノボットの設定は、かつてはデストロン軍団に所属していたが、現在ではサイバトロンの頼もしい味方となっているでござるが、感情的な性格の為に、素直になれない事も多いそうそうでござる。
所謂ツンデレで不器用な人なのでござるよな。
付属のカタログ兼コミックでは地中に埋もれていた戦士のひとりでござるが、何時の時代に地球に来ていたのか描かれていないでござる。
説明不足でござるが、空白の時間帯をアレコレ考えてみると面白い存在でござるよな。
なお、本品の両拳はCGデザインに似せただけでなく、BW版玩具もリスペクトしており両腕も組み変える事も可能でござる。
余談でござるが、ダイノサーベルの持ち手は説明書やパッケージ写真を参考に左手でござるが、劇中と同じく右手にするとサイバーシールドの形状上、左手には持ちにくいのでござるよな。
まあ、好みの問題もあるでござるが、拙者はサイバーシールドを右にダイノサーベルが左に保持でござる。
しかしまあ、本品はまことに良く出来たアレンジには感心するばかりでござるよな。
本シリーズを中断してしまった事実は大変悔やまれるでござる!