ごきげんようでござる!
日本の携帯電話は多機能で世界の最先端を誇れるハズでござるが・・・
世界市場で見た場合は多機能すぎて使いづらく、無駄な機能ばかりで使いこなせないとかの理由で日本以外では浸透していないそうでござる。
携帯電話は日本市場だけで独自の発展を遂げた結果、世界標準より掛離れて「ガラパゴス進化」とも呼ばれていたりするのでござるが、「ガラパゴス進化」はケータイだけでなく玩具にも当てはまるのでござるよな。
タカラが販売したテレビゲームとの連動・赤外線通信を組み込んだ変形・合体ロボット玩具、プラグイット・シリーズこそ玩具界のガラパゴス進化でござるう!
今宵は2002年展開の「爆闘宣言 ダイガンダー」より、
怪力門番 トライホーン(V-03、トライホーン、2200円)の紹介でござる!
本品は「電脳冒険記ウェブダイバー」に続くシリーズ第二弾として更に進化したDXバトロボと呼ばれる商品群でテレビゲーム搭載ロボのダイガンダー(爆闘王 ダイガンダー、6980円)と連動し、内蔵ゲーム(VSゲーム)内にて、赤外線通信で使用キャラを操作するコントローラーとなるVSロボ商品でござる。
本品のビーストモードはトリケラトプス型の恐竜で腕力自慢のバトロボらしいでござる。
商品のビーストモードではギミックらしいギミックは無いでござるが、背面にはVSゲームで遊ぶ場合の左右移動用方向ボタン、1P・2P切り替えスイッチ、アタックボタンが配置されており、ボタン電池(LR44)2個を使用した赤外線通信でVSゲーム内のトライホーンを操作できるのでござるが、ダイガンダーが無ければ全く無意味な商品なのでござる。
そう・・・ 本品は先ず外部入力端子付きテレビとダイガンダーが有りきの拡張商品で、主役のダイガンダーを寄り楽しく遊べる為の存在で、ダイガンダーさえ持っていればトライホーンが無くとも十分あそべる身も蓋もない商品なのでござるよな。 (笑)
う~む・・・ 最初に本品を買ってもらった子供はゲーム機なしにゲームソフトを買ってもらったような感じに近い商品でござるかな?
ファイターモードは短足で両腕が肥大化した如何にも力自慢で頭の悪そうなデザインを気持ちよくまとめた商品でござるが、顔に塗装が施されていないのが残念でござるよな。
なお、ビーストモードの頭部は武器(槍)となり右手に保持させられるのでござる。
う~む・・・ 本シリーズは主役のダイガンダーにしろ、何故かビーストモードの頭部を手持ち武器にするバトロボが多いような気がするのでござるが・・・ コレが特徴なのでござるかな?
なお、拙者の地域では「爆闘宣言ダイガンダー」は未放映だったので全く観ていないでござるが、トライホーンは劇中では「トリケラ」としか喋らないキャラクターだったらしいでござるな?
見たまんまのキャラクターのようでござるが、ファイターモードでのギミックは背中のアタックボタンを押すことで腹部のトルネード・コアが約30秒ほど赤く発行するのでござるが、劇中で光っていたのでござろうか?
う~む・・・ 両腕の可動はソコソコあるでござるが、他の可動部が少ない為に単体ではイマイチ魅力に欠けるでござるかな?
なお本品は武装合体モードに変形し、別売りのダイガンダーやボーンレックス(R-02、ボーンレックス、3980円)と合体するのでござるが、劇中でも描かれたイーグルアロー(V-01、イーグルアロー、2000円)、ドリモーグ(V-02、ドリモーグ、2000円)、デスペクター(V-04、デスペクター、2200円)との4体合体で完成するメガベックス(未販売)には合体ができないのでござる。
う~む・・・ パーツ構成上(?)4体合体は無理でも、折角の合体ロボ支持派の客層は逃がしているでござるよ。
なお、メガベックスはカバヤの食玩(ダイガンダーモデル、全4種、各200円)で合体が再現されているでござる。
まあ、コレはカバヤ版の食玩を売る為のTVアニメとの連動演出と呼ばれているでござるが、残念でござるよな~
しかしまあ、プラグイット・シリーズ商品のハイテク玩具は驚かされるものばかりなのでござるが、評価する以前にTVアニメ本編・演出・設定・物語・連動した放送地域・販売方法などなどマイナス要因ばかりが目立って商品の正統評価ができないのが残念でござるよな。