奈良文化財研究所の分析で7日、弥生時代の環濠集落の亀井遺跡(大阪府八尾市など)で1981年に出土した弥生時代前期末(約2400年前)の石製品11点(長さ3~8cm、直径1~4.5cmの円柱形)が、国内最古の天秤用の分銅とみられることが分かった。
これまでの原の辻遺跡(長崎県壱岐市)の中国製とみられる青銅製分銅の「権」(弥生時代後期)より500年以上遡るという。
一緒に出土した石杵に、赤色顔料の朱が付いていたことから、朱の配分量を厳密に量るために必要だったのではないかとみている。
石材は輝緑岩などで、製作途中とみられる1点を除く10点の重さは、6種に分類でき、最軽量は8・7gで、ほかは17・6g、34・5g、最重量は約32倍の280gだった。 最大値280gを基準にすると、8.7g、17.5g、35g、70g、140g、280gと2、4、8、16,32倍となる、重さの違う6個1セットで、本来は2セットあったとみている。
[参考:共同通信、毎日新聞]
これまでの原の辻遺跡(長崎県壱岐市)の中国製とみられる青銅製分銅の「権」(弥生時代後期)より500年以上遡るという。
一緒に出土した石杵に、赤色顔料の朱が付いていたことから、朱の配分量を厳密に量るために必要だったのではないかとみている。
石材は輝緑岩などで、製作途中とみられる1点を除く10点の重さは、6種に分類でき、最軽量は8・7gで、ほかは17・6g、34・5g、最重量は約32倍の280gだった。 最大値280gを基準にすると、8.7g、17.5g、35g、70g、140g、280gと2、4、8、16,32倍となる、重さの違う6個1セットで、本来は2セットあったとみている。
[参考:共同通信、毎日新聞]