京都造形芸術大(京都市)が20日、絵師・長谷川等伯が描いたとみられる水墨画の屏風絵「猿猴図」と「松竹図」(ともに2曲屏風で縦162.4cm、横241.2cm)が見つかったと発表した。等伯の代表作と極めて似ており、専門家は等伯作の可能性が高いとみている。
「猿猴図」は右に雌猿、左に雄猿が躍動している。絵には傷みがありはっきりとしないが、雌猿の背中に小さな手が見え、小猿を抱えていたと想定され、猿の描き方や墨の濃淡の付け方などは、妙心寺龍泉庵(京都市)所蔵の「枯木猿猴図」と共通するという。
「松竹図」は竹の稈(かん)や葉を描き、流れる霧や光を表現している。
等伯50代後半の円熟期の作品、どちらも6曲1双の屏風だったのだろうとしている。
過去の関連ニュース・情報
長谷川等伯作「枯木猿猴図」の所有者の変遷と消失
「猿猴図」は右に雌猿、左に雄猿が躍動している。絵には傷みがありはっきりとしないが、雌猿の背中に小さな手が見え、小猿を抱えていたと想定され、猿の描き方や墨の濃淡の付け方などは、妙心寺龍泉庵(京都市)所蔵の「枯木猿猴図」と共通するという。
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