長岡京市埋蔵文化財センターは5日、長岡京市井ノ内の井ノ内車塚古墳から、造り出しが後円部に接続する珍しい形で見つかったと発表した。造り出し周辺の溝からは、同古墳では初めて、雌雄の鶏の頭部とみられる埴輪などが出土した。
前記事の芝1号墳に続く古墳時代後期の6世紀初頭の造営で、全長約39m。古墳前面で境界を示す溝が確認されたことから、前方部の長さは17m程度と判明、幅は約26mだった。後円部の直径は約24m。古墳本体は山を削り出しているのに対し、造り出し部分は新たに土を盛ってつくっていた。周囲に深さ約1・2mの溝があり、溝からは大量の埴輪が見つかった。砕かれたものが多いことから祭祀に使った可能性がある。
後円部からは多数のこぶし大の石のほか、須恵器や赤色顔料が混じった土が見つかった。出土状況などから、芝1号墳と同じように横穴式石室が存在するかもしれないという。
現地説明会が7日午前11時~午後1時に開かれる。
[参考:京都新聞、朝日新聞]
キーワード: 乙訓古墳群
前記事の芝1号墳に続く古墳時代後期の6世紀初頭の造営で、全長約39m。古墳前面で境界を示す溝が確認されたことから、前方部の長さは17m程度と判明、幅は約26mだった。後円部の直径は約24m。古墳本体は山を削り出しているのに対し、造り出し部分は新たに土を盛ってつくっていた。周囲に深さ約1・2mの溝があり、溝からは大量の埴輪が見つかった。砕かれたものが多いことから祭祀に使った可能性がある。
後円部からは多数のこぶし大の石のほか、須恵器や赤色顔料が混じった土が見つかった。出土状況などから、芝1号墳と同じように横穴式石室が存在するかもしれないという。
現地説明会が7日午前11時~午後1時に開かれる。
[参考:京都新聞、朝日新聞]
キーワード: 乙訓古墳群