鳥取市青谷町の青谷横木遺跡から出土した国内2例目とされる古代の女子群像(7世紀末~8世紀初め)を描いた板絵について、板の材質が日本固有種の杉だったことが県埋蔵文化財センターおよび奈良文化財研究所(奈良市)の調査でわかった。
昨年9月10日に県埋蔵文化財センターが市内で開いたシンポジウムの中で、現時点での速報として報告していた。
彩色については、顔料に含まれる鉱物の有無を調べたところ検出されなかったため、色付けせずに墨だけで描かれていたらしい。 同センターは、鳥取など国内で描かれた可能性が高いとしている。 同遺跡からは、杉でつくられた祭祀具や木簡も出土している。
板材の「放射性炭素年代測定」の結果からは、推定をはるかに遡る「3世紀前半~4世紀前半」との結果が出たが、「年輪年代測定」では年代は特定できなかったという。 古い板を転用した可能性もある。
[参考:読売新聞、2017.9.12朝日新聞]
過去の関連ニュース・情報
女子群像を描いた、高松塚古墳と同時期の板絵が見つかる
青谷横木遺跡
昨年9月10日に県埋蔵文化財センターが市内で開いたシンポジウムの中で、現時点での速報として報告していた。
彩色については、顔料に含まれる鉱物の有無を調べたところ検出されなかったため、色付けせずに墨だけで描かれていたらしい。 同センターは、鳥取など国内で描かれた可能性が高いとしている。 同遺跡からは、杉でつくられた祭祀具や木簡も出土している。
板材の「放射性炭素年代測定」の結果からは、推定をはるかに遡る「3世紀前半~4世紀前半」との結果が出たが、「年輪年代測定」では年代は特定できなかったという。 古い板を転用した可能性もある。
[参考:読売新聞、2017.9.12朝日新聞]
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