8月6日は広島原爆忌。甲子園開幕である。
東日本大震災の今年も、去年と同じことをしてみようと思う。
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学校設置者公私区分
公立高校は、15校(16)
私立高校は、34校(33)
上記カッコ内は昨年の数字。昨年度とあまり変化がない。
公立高校のうち、12校が県立高校、3校が市立高校
秋田代表・能代商業は秋田県能代市、千葉代表・習志野は千葉県習志野市、岐阜代表・関商工は岐阜県関市がそれぞれ設置者である。
なお、能代市立能代商業高校は2013年に秋田県立能代北高校と統合予定。『情報ビジネス科(平成23年度入学生)は3年次に統合校で学びます。(同校ウェブサイトより)』とあるように、3年次学校が統合される。どちらに統合されるかは、調べたけどちょっとわからなかった。甲子園出場校でも、学校がなくなる(統合する)こともある。生徒減少期とはいえ、ちょっとビックリだ。
学校名に専門学科・総合学科を含む高校
9校。昨年は12校だったので、少なくなっている。すべて公立高校。
能代商業(秋田)、古川工業(宮城)、関商工(岐阜)、伊勢工業(三重)、福井商業(福井)、八幡商業(滋賀)、鳥取商業(鳥取)、徳島商業(徳島)、唐津商業(佐賀)
古川工業高校は県立高校だが、正式名称が「宮城県古川工業高等学校」である。古川は、「ふるかわ」と読む。
学校名には含まれていないケースもある。長野代表・東京都市大学塩尻高校には、「総合工学科」がある。東京都市大は、旧武蔵工業大と旧東横学園女子短大が一つにまとまってできた大学。
私立高校のうち、大学の付属・係属・系列校
たぶん14校。昨年は11校だった。
名前を見て、すぐわかる学校
作新学院(栃木・作新学院大学)、高崎健康福祉大学高崎(群馬)、帝京(東東京)、日本大学第三(西東京)、東京都市大学塩尻(長野・東京都市大学は東京)、山梨学院大学付属(山梨)、至学館(愛知・至学館大学は旧称中京女子大学である。学校名が変わったばかりなので、全国的知名度は旧称の方がまだあると思う。)、龍谷大学平安(京都)、東大阪大学柏原(大阪)、東洋大学附属姫路(兵庫・東洋大学は東京)、九州国際大学付属(福岡)、専修大学玉名(熊本・専修大学は東京)
「東京」としている場合、大学本部の位置。
名前を見ても、ちょっとわかりにくい学校
(ごめんなさい)
花咲徳栄(埼玉・平成国際大学。埼玉栄高校他を運営する学校法人の設置校。学校名は「はなさき とくはる」と読む。埼玉県の人は知っています。)、名豊(大分・別府大学)
生徒数の多い学校(1000人超)
全校生徒数1000人以上は17校。1校を除いてすべて私立高校。埼玉県の公立高校の基準(以下同じ)では、40人×8クラス×3学年でこれくらいの数字になる。
上位3校
作新学院(栃木)3689人、花咲徳栄(埼玉)1951人、海星(長崎)1452人
作新学院は2009年にも出場しているが、その時は3840人だったので、少し減ってはいる。
なお、1000人超の公立高校は沖縄代表・糸満高校で1069人。大規模校だと思う。40人×9クラス×3学年かな。
生徒数の少ない学校(500人未満)
全校生徒数500人未満の学校が6校。40人×4クラス×3学年でこれくらいの数字になる。
県立は1校 唐津商業(佐賀)475人
市立は1校 能代商業(秋田)447人
私立は4校 柳井学園(山口)337人、白樺学園(北北海道)400人、明豊(大分)426人、開星(島根)472人
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毎年思うのだが、人数を見るといろいろなことが想像できるものだ。
今回、公立学校教諭として、ちょっと想像がつかない学校統合の例を見ることができた。市立高校の秋田代表・能代商業高校が、秋田県立能代北高校と統合することだ。今回学校のウェブサイトを見なければわからなかっただろう。市立と県立の統合なんて、まず、埼玉県ではありえない。数年前、東京都立九段高校が、千代田区に移管され千代田区立九段中等教育学校に移行した以来のビックリだった。
県立高校の正式名称が「〇〇県立」でないのが宮城、長野両県である。北海道の道立高校も「北海道立」ではない。それぞれ宮城県〇〇高校、長野県〇〇高校、北海道〇〇高校が正式名称である。
なお、数字データ元は、2日付日刊スポーツの記事による。
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昨年のエントリ
2010.08.06、「夏の甲子園 今年の出場校」
今年の春の甲子園出場校について
2011.01.30、「2011年選抜甲子園 出場校データ」