職業柄(職業病)なのかもしれないが、僕は校歌が好きである。
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至学館高校は残念ながら甲子園初戦で敗退した。ナイン・応援の生徒諸君は、YouTubeで話題になった校歌を、甲子園では歌えなかった。
J-POPのようだ、J-POPすぎる。
まるでアニソンだ。
前代未聞。。。
同校校歌『夢追人(ゆめおいびと)』は、甲子園出場を目指す愛知県大会の段階で、すでに話題だった。僕もYouTubeで、甲子園予選の時に生徒諸君が歌う校歌を聞いた。なかなか素敵な感じだった。確かに、うわさどおり、「校歌かくあるべし」という固定概念・バリアを、木っ端微塵に吹き飛ばす楽曲だと思った。
川嶋あいさんとか、YUIさんにうたってもらえると、いいかもしれない。そんな楽曲にも思える。
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至学館高校の校歌、話題になっているが、実は前代未聞とまでは言えないと思う。こんな例もある。ちょっと自慢してみよう。
東京都多摩市聖ヶ丘に多摩大学という、開学20数年の大学がある。ある程度の年齢の人ならば、系列高校が、F1レーサー、ジャン・アレジさんと事実婚状態の女優・後藤久美子さんの母校であることを思い出すだろう。その多摩大学の学園歌。これは一見ならぬ一聴の価値があると僕は思う。J-POP、アニソンではないが、間違いなく一時代を画した学園、青春ソングである。
多摩大学 > 一般の方 > 大学概要
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ページの右下の、学園歌をクリック。
WMP形式か、MP3形式を選んでクリックすると、学園歌『この輝ける日々を』を、聴くことが出来るはずだ。
歌詞は、まさに一昔前(一世代前)の青春ドラマの主題歌である。学校関係者が、多摩大学での教育、そこですごす学生たちの未来、無限の可能を信じることができる時だったのかもしれない。メロディーラインも、大滝詠一さんの『幸せな結末』のような、流れるような感じである。(ちょこっとほめすぎかな)
THE 青春!!!
文句あるか。
いまを生きる。
そんな感じなのだ。
かなり青臭く、むずむずするかもしれない。この学園歌を初めて耳にした時、僕は20歳台後半だった。その僕でもそう思った。現在の学生が聞いたら、引いてしまうかもしれない。でも、いい曲である。現在でもドラマに使えると思う。申し訳ないが、学園ドラマのパロディーでもつかるかもしれない。20年以上前の曲だが、至学館高校の校歌のことが話題になった時、僕はこの大学の学園歌を思い出すことができた。思い出しちゃったのである。それくらいインパクトのある学園歌なのだ。
この学園歌(JASRAC:E0905132088)、作詞は阿久悠さん、作曲は三木たかしさんという、昭和歌謡曲のビッグネームによるものである。お二人とも鬼籍に入られた。でも、楽曲は生きている。
編曲の鷺巣詩郎さんも、かなりの実績の人である。編曲もメロディーラインに貢献している。
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大学開学の年、学校説明会に同僚と一緒に出張した。その時の配布資料にCDが入っていた。