【緊急】
30日、新聞を読んでいたら、こんな見出しが目に入った。
朝日新聞である。
聖トマス大の学部新設認めず=学長経歴など誤記―文科省
『誤記? 誤記ってなんだ。
記事を読んだところ、新学部設置申請書類に間違いがあったとのこと。
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この学校のことは、このブログでも取り上げたことがある。*
文部科学省は29日、聖トマス大学(兵庫県尼崎市)を経営する学校法人「英知学院」に対し、2014年度年開設分まで大学、学部などの認可申請を認めない処分を決めた。この処分の結果、’12年、’13年の2年間、学生募集ができなくなる。
現在同大学に在籍するのは3年生と4年生。もしも認可申請が通ったら、2012年には1年生と4年生が大学にいることになるはずだった。でも、これで、'12年も'13年も入学者がなくなる。
でも、誤記ってありえるのだろうか。
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地元兵庫県・神戸新聞の記事によれば、以下のようないきさつらしい。
5月、新学部の設置認可申請。
申請時の個人調書で、当時のマイケル・ラクトリン学長の職歴を、国際教養大学(秋田県)の国際交流部長なのに、副学長としていた。
外国人の専任教員予定者5人についても、実態が確認できない海外の大学「ディグリーミル(学位工場)」で取得した“学位”を記載していた。
学長が外国人で、大学側は書類を作成した翻訳会社が職歴を日本語に訳す際に誤記したと説明。
翻訳ミスなんて、ありえない。そもそも、法人が申請を出すのだから、どこかで誰かが気がつかないこと自体がまずい。でも、ホントにまずいのは、ディグリーミルである。これは、論外だ。
結果学長が辞任。申請も取り下げ。迷惑したのは在校生である。
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*2011.05.20、「募集停止の次にくる言葉は」