弁護士浅井弘章著「個人情報保護法と金融実務」(きんざい)
平成17年4月1日施行予定の個人情報保護法への金融機関の実務対応について論じたもの。元は旬刊金融法務事情の連載稿。著者は金融実務に精通した弁護士であり、実務上の問題点を多角的に検討した上で、私論も交えた解決策を積極的に示しており、平板な解説書が多い中で出色の好著である。不動産担保という面から金融実務の一翼を担っている司法書士にとっても有益。「センシティブ情報」や「異業種等との業務提携時の留意点」は特に興味深い論点である。
平成17年4月1日施行予定の個人情報保護法への金融機関の実務対応について論じたもの。元は旬刊金融法務事情の連載稿。著者は金融実務に精通した弁護士であり、実務上の問題点を多角的に検討した上で、私論も交えた解決策を積極的に示しており、平板な解説書が多い中で出色の好著である。不動産担保という面から金融実務の一翼を担っている司法書士にとっても有益。「センシティブ情報」や「異業種等との業務提携時の留意点」は特に興味深い論点である。