仕事の合間に 鴎外さん関係のもの 漱石さん関係のもの
を楽しみに読ませていただいています
今は 漱石さんの奥様 夏目鏡子さんの
[漱石の思い出] を読んでいます
これは 長女の筆子さんの夫の 松岡譲氏が
鏡子さんの口述を記したもののはずです
漱石さんも鴎外さんも 奥さんのことでは なかなか苦労なさったようで
対奥さん というより 鴎外さんは 二番目の奥さんとお母さんとの確執に そうとう悩んだようで
また 漱石さんと奥さんとの夫婦間の格闘は知れるところ
鏡子さんは 悪妻 とまで評されているのが一般ですが
この本を読む限り その評価は 可哀そうなような気がするくらい(漱石さんの ほとんど狂気に包まれた日常が記されています)
もっとも 漱石氏の言い分もあるのでしょうが・・・
双方の言い分 なんとも困難な評定になります
鴎外さんも 母の影響というのはそうとうのものであったように思え(漱石さんのほうは実親関係は縁が薄いし 養親との確執があったりしますが)峰子さまが亡くなると アッサリと公職から離れ
母の期待 家系の期待の重圧を感じてしまいます
(私の勝手な 勝手な感じです)
それと 意外だったのは 漱石さんの貧乏ぶり
鴎外さんも そうとう経済的には苦労があったようですが
漱石さんのほうが身につまされます
(奥さんのやりくりも壮絶な時期が長かったようで・・)
お二人とも 官吏時代があってのことですが 軍関係、教育関係での高級なほうの官吏といえども代々の名家でもない限り 四苦八苦だったのでしょうか?
もっとも お二人とも ものすごい蔵書
当然 本代は 驚くほど
だったのでしょう
こういったことで ついつい お二人の共通点 異なる点をあれこれ想像しながら 著作と関連本を読まさせていただくことになります
さて 仕事 仕事
ついつい サボって 読書に逃げ込む私めであります
明日から 北海道行きだというのに
一段落つけなければならないことだらけなのに
まことに 困ったことです
中学校時代から というか 幼少のころから
わずかなりとも進化しておる様子というものが いっこうに
みえません
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