いまだに忘れられない 自身に教訓となった苦い経験は けっこうな数に上り
ますが
そのうちでも 特に忘れられないのは[○○の壁]という出版物のこと
日本有数の大学の教授が著した(実際は口述とのこと)
おおいなる関心をもって読ませていただいたのだが 途中で
ムムム なんだこれは??
その感情は ついに そのまま 最終ページまで続き
ガッカリ というか 虚無感だけが残るような ガックリ感 脳内に満杯
○○○万部発行のベストセラーと聞き なおさらの 信じられナーイ感に
打ちのめされた記憶が残った
粗末ながら自身の持ちあわせる読解力によるとだが その本に書いてあったことは
[ 世には 話し合いになり得ない いわゆる バカ がいて
そのような人間と理解し合おうなどということは無意味だ ] と
そのあたりを タダタダ そのあたりのことを
延々と述べているだけのこと としか解釈でき得ないような・・・
深い専門家らしい分析や その地位に相応しい対処を おそらく当然著して
いることだろうと待ち望んで本を手にした者に 少しでも示しているという
わけでもなく・・・いわば 愚痴の羅列もどきの文字が延々と
しかし ある意味踊らされた?購入者の方々を 咎めるような気持ちには
まったくならなかったことが 違う意味で 妙に わびしかった
踊らされた見本にピッタリだ と自身が自身に覚えることに 嘆きさえしたのだった
当の自身が購入者の一人だし 当然のことだが 自分の蔵書となる前には
中味など眺められない立場の者同士の悲哀のようなものをも覚えて・・・
どうしようもない
買った者の 自己責任でしょ 別に 著者が無責任な煽りを担当したわけでも
ないのだろうし・・・
という声も聞こえるような気もするのですが・・・
それにしても 出版のあり方 というか そのあたりのことを思うと トッテモ
侘しい 侘しすぎたのです
巷の一介の素浪人は
それ以後 いわゆる “キャッチコピー型セールス”には 無意識に?身構え
過ぎているような自分がいる
書評家さんや出版関係の良識というようなものにも庶民としては頼りたいのだが
意見を言う場を持たない者 なんとか持ち得たとしても その意見を
拡散する手段までは
とうてい望めない者など この世はさまざま
当時よりは 巷の声も SNSなどで 大げさだが表現の自由ばかりなどではなく
諸々の場面で少しばかりは状況も変わり得るかも・・・だろうが
そもそも そのSNSにさえ 疑問の眼が芽生えてしまうような・・・
いつの世も 同じことなのか・・・ボンヤリと 僅かながら 虚無感まで
同じような思いをなさった方が当時 世にはケッコウいたようで そのあたりを
もっと赤裸々に綴ってあるのを見かける
私は常に実名ブログ ほぼ実名投稿派なのですが 少々?度胸がなく
一部伏字なんぞしたりしているが
スミマセン( そんなことしたって 一目瞭然の批判になってしまっている けれど )
15年ほど前に発行の ある本についての それと それらに拘る小噺 でした
話 少しばかり戻り
反対に モノスゴク 中身が濃くて 巷のそれぞれの人にとっての 手離すことなど
思いもよらぬ 愛着のある ある意味 宝物のような書物も多いのだろう・・・ か
私にとっての そういった本の一冊は マンション法に関する 某コンメンタール本
そのうちの[ 団地 ]という章の部分は 私の人生最良の先生方の一人でもあり
永遠の 愛すべき強敵 でもある
何度読んでも私にとっては奥が深すぎ 広い理解が要求され 他分野の学習にも繋がり
再読を要求され 興味が尽きない愛すべき空間になる友のような道具なのだ
著者に 感謝 大感謝
一日も早い新版の登場を10年以上心待ちしているのだが なかなか顔をみせて
もらえない 法律書はどうしても世の諸事情に沿う改修を要求されるのだが・・・
世に 信頼に足る実務本専門の書評の大家さんあたりが 増えてくれると
いいと思うのですが・・・ネ 知らないだけで ケッコウおられるのかな?
というようなことで
今の私は キンドルものでなく 紙ベースの 書物 そのものが恋しい
いずれは 紙ものでないコンピューター画面上ものに助けてもらうことも
増えそう? だが 今のところは・・・ポツポツと活字印刷を思わせる
文庫本など手にして指でなぞると ジーンとすることさえ・・・
さてと 税金のことも学習しながら
というあたりで 本日も 半日が過ぎ
それはそうと というか 今しがた 何気なく事務所でコーヒーをすすりながら
スマホをいじっていて自分のブログは ここではどんな画面で登場しているのやら
と 眺めていたら ブラウザのなせる技の違いとかなのか?
アレッ こんなものが まだ残影として?登場しているのか というようなものも
発見
もっとも フェイスブックも ブログも なにひとつ 作り事や 偽りものなんぞ
載せていないはずなので なんということもないのだが
いわゆるクラウド情報整理や利用などに疎い面があることを 少々反省だが
そのあたりの 操作無し?でも知らぬうち拡散の危うさなんぞを深く考慮すると
SNSものあたりとは 付き合いタイヘン ということなのでしょうネ
なにを読まれても いっこうに 差しつかえゴザイマセン
というくらいの覚悟がないと なかなか 深く静かに潜行せよ とはいきませんで
しょうネ つまるところは
皆さまは どんな覚悟で? おられますか?
余計なお世話 というところでしょう ネ きっと
さて 仕事上 特に大事なことのメモ書きを再開します
読むことも 書くことも 大好き
最近は 特に 万年筆というものの
筆圧のアリガタサを感じます