能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

プロコン塾 中小企業診断士のスキル磨き 勉強や経験・スキルが活かされ、人のために役立てる充実感

2011年10月09日 | マネジメント

10月の土日は、中小企業企業診断協会のプロコン塾に参加しています。

先輩の診断士に付いて、塾生5名が実際の企業を診断、助言活動を行うという、いわば診断士のスキル磨き。

資格の更新のための6ポイントも付与されます。


某サービス業を対象に、社長ヒアリングからスタート。

銀行員、SE、公務員、コンサルタント会社社員、学校職員の5名と指導員であるコンサル歴25年の診断士が臨みます。

外部環境分析担当、市場分析担当、財務担当、営業担当、経営担当の五つの担当を決定。

指導員の先生の指示により経営全般担当をすることになりました。


すでにSWOT分析、クロス分析を終え、強みと機会の掛け算(積極策)、強みと脅威の掛け算(弱点補強策)、弱みと機会の掛け算(差異化策)などを抽出、10枚のシートにまとめました。


事前の資料収集、データ解析から得られた仮説をもとにインタビュー。

わたし自身、日頃さまざまな場面でのヒアリングをやっているため、尋問スタイルを避け、対話型、世間話型で進めました。

社長、副社長の大爆笑もあり、ホンネ部分も多少垣間見れることになりました。

診断士の試験科目には、コーチング・助言もあります。

経営コーチや外資系でのエグゼクティブコーチングが話題になっていますが、これからはダイアローグ型コーチングはアリだと個人的には思っています。


ダイアローグ型で進めると、その経営者の生い立ちや起業した理由、家族構成や趣味・・・。尋問型では得られない様々な情報、しかもその会社の風土や性格が浮き彫りになってきます。

これを初対面で進めるためには、スキルや技術も必要ですが、根本は、その会社をよりよいものにしたい、我が事意識・当事者意識をもってお手伝いする・お役立ちするという想いをもっているかいないかということだと思います。


一部のスーパースターを除き、中小企業診断士は、割の合わない仕事だと思います(笑)。

面倒な作業や地道な下調べが必須ですし、専門の勉強もしなければならない、時間も不規則、投資効率からすれば、事業・ビジネスそのものをやる方が効果的・効率的であると思います。


が、自身の勉強や経験・スキルが活かされ、人のために役立てる・・・その充実感は決して他では得られないものだと思います。

世のため、人のため、社会のために役立つ・・・それが様々な場面で実感できます。

好きだから・・・経営やマネジメントが好きだから、やれる仕事なのではないでしょうか?

 

今回のプロコン塾では、指導員の先生のみならず、他の塾生や診断先の経営者の方からもさまざまな事を学ばせていただいています。

感謝!


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