1964年の東京オリンピックに種目に採用された柔道。
今回のロンドンオリンピックで初の金メダルゼロという残念な結果になっていました。
五輪出発の時の篠原監督が見せた自信も打ち砕かれてしまいました。
それにしても、テレビが映し出す五輪柔道の試合は、面白みに欠けるような気がします。
小技を積み重ねていくポイントゲットのための試合運び・・・。
堂々と構えて一本を取りに行くという「柔道」の基本スタンスが絶滅危惧種動物のようになりつつあります。
「柔道」が「JUDO」になってしまったということでしょう。
JUDOは、礼儀作法も形式だけといった感じですし、気合・気迫といったものから、クールな戦術をいかに徹底して実行するかというものに変わっているように思います。
一部の日本選手が信念として持っている「柔道」は、JUDOの国の選手たちにやられてしまいます。
小技の積み重ねによる「効果」「有効」等のポイントゲットにより、判定に持ち込まれると負けてしまうのです。
でも、やはり柔道の魅力は、正々堂々の戦いと一本。
勝つJUDOより、戦う柔道の方が面白く、素敵です。