能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

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五島美術館 鉄道王の残した日本美術の殿堂 東急電鉄グループの聖地・東京上野毛

2013年05月28日 | 美術館・アート

上野毛と言えば、五島美術館

安藤忠雄さんが設計した東急上野毛(かみのげ)駅から徒歩5分の閑静な住宅街の中にあります。

お隣は、東急電鉄を築いた五島家のお屋敷、ちょうど多摩美術大学の裏手にあります。

渋谷、田園調布、自由が丘、最近だと二子玉川、武蔵小杉・・・東急グループの快進撃は留まるところを知りません。


敏腕で強引なビジネス手腕に「強盗慶太」と揶揄されたりしたとのことです。

小中学校の先生をしながら苦学の末に東大を卒業し、官僚となり、その後、鉄道事業を起こした実業家。

西の小林一三(阪急電鉄)、東の五島慶太と言われているそうです。

西武鉄道のファウンダー堤さんは「ピストル堤」と言われているとのこと。

明治、大正、昭和を通じ、東京西部の開発を行ったスゴい人物です。


東急グループは「田園都市」開発を目指し、西武グループは「学園都市」創出を志向しました。


五島慶太さんが、こよなく愛したのが上野毛の地。

多摩川から続く丘陵の上に広がる緑あふれる土地。

その傾斜地に日本庭園を造り、その中に屋敷と美術館を建設しました。

さらに、日本美術を中心にコレクションを蒐集・・・。

横山大観の富士山の絵画、源氏物語の絵巻物、茶碗や陶器・・・さまざまなコレクションには驚きます。

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記念文庫は、一般に公開されていないとのことです。

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裏門も、今月整備されました。

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美術館の裏手には、広大な日本庭園が広がります。

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五島美術館の日本庭園の向こうは、二子玉川の街が広がります。

さらに、五島美術館庭園の横には、東急大井町線が走っており、五島家と鉄道の切っても切れない関係を見ることができます。

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美術館の中央から・・・シンプルながら美しい庭園です。

東急電鉄グループの聖地・・・東京・上野毛です。


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