能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

東京巣鴨 とげぬき地蔵は明日のニッポンを占う元気なお年寄りのコミュニティ 「おばあちゃんの原宿」商店街

2013年10月27日 | まち歩き

久々に巣鴨に行ってきました。

学生時代、ここに住んでいた親友の下宿で、青臭い議論を交わしながらよく酒を飲んだことを覚えています。

この空間の空気は、当時と変わらず懐かしい限りです。


「おばあちゃんの原宿」と呼ばれている巣鴨・とげぬき地蔵ストリート・・・今でもそのパワーは変わりません。

とげぬき地蔵・高岩寺を中心に南北に延びる商店街・・・

空き店舗やシャッターの降りた商店は皆無・・・

2~3人連れの元気なおばあちゃんたちが・・・

60歳~90歳ぐらいでしょうか・・・商店を覗きながら、店員さんと会話しながら、そぞろ歩いています。

Img_0944

歩いているおばあちゃんはシルバーカーを押している老人たちも含めて皆元気・・・明るい表情をされています。

連れ出された旦那衆も、それなりに楽しんでいる様子・・・。

この感じ、いいなあと感じた次第です。


途中には、「元祖塩大福みずの」「巣鴨の赤パンツ マルジ」という有名店もあり、行列のできている店舗も多数。

この商店街の800メートルという距離感も高齢者には、ちょうどいい感じだと思います。

また、この商店街の入り口と出口には、JRと都電のアクセスがあり、とても便利。

長年にわたり、繁栄を続けるとげぬき地蔵ストリートは街づくりの原点であるようにも思えます。

Img_0945

超高齢社会に突入した日本。

この解決の鍵の一つが、この巣鴨の地にあるような気がします。


高齢者が気軽に集まれる場所、

複数の老人が連れ合って訪れることのできるエンターテイメントスポット、

交通便利、

食べ物も美味しい、

宗教的なご利益も期待できる、

やさしさのあるバリアフリー、

・・・その全てが集約されているように思います。


このようなエリアをどれだけ国内に作れるか・・・コミュニティデザインの課題の一つだと思います。


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