モノは大切に使いましょう・・・子供のころから言われていたロハスなフレーズ。
広島の街では、一世紀近くにわたり、路面電車が走り続けています。
広島の街では、一世紀近くにわたり、路面電車が走り続けています。

戦後は、大阪や京都といった路面電車を廃止した都市の電車を広島電鉄が譲り受け、
整備を繰り返しながら、中古の電車にイノチを吹き込んでいます。
ドイツの電車、国産の最新定勝電車なども、同じ軌道上を走っています。

さらには、1945年8月6日午前8時15分に被ばくした電車も改修されいまだに元気に走り続けています。

広島電鉄の白島(はくしま)線。
京の町を駆け抜けていた路面電車が現役で走行しています。
電車の全面には、電車の名前がついています。
「祇園」「金閣」「大文字」など・・・美しい京都の街を彷彿せます。


広島市は7本の川の三角州(デルタ)の上に造られた街。
シールド工法のなかった昔の技術では、地下鉄の建設は不可能とされていました。
そのために、維持できた路面電車の交通網。
今では、LRT、コンパクトシティといった時代の最先端のインフラに、時代を一巡して戻ってきました。
シールド工法のなかった昔の技術では、地下鉄の建設は不可能とされていました。
そのために、維持できた路面電車の交通網。
今では、LRT、コンパクトシティといった時代の最先端のインフラに、時代を一巡して戻ってきました。
最近の動きとしては、路面電車に電池をつけて架線をなくそうという動きなどもあるようです。
初乗り運賃も、20円上げて180円にしようという動き、
車掌を廃止して自己申告の料金払いにしようという計画もあるようです。

1世紀にわたり維持されてきた広島の路面電車網・・・大切にしていきたいものです。