能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

呉ポートピアランドの今・・・幸い廃墟とはならず、市民の公園として、何とか利用されているようです

2017年12月05日 | まち歩き
「クレポー」と呼ばれたアミューズメントパーク。
呉ポートピアランド



 
1992年、日本のバブル経済の終焉期に、広島市と呉市の間に、阪急電鉄と呉市により第三セクターとして設立されました。
当時は、広島市のお隣、廿日市市にあった遊園地ナタリー・・・その前は、楽々園遊園地しかありませんでした。
神戸ポートピアランドも所有する手堅い阪急電鉄が乗り出したということでも話題となりました。

地中海風、スペイン風の造りの海辺の遊園地。




絶叫型のジェットコースター「アンダルシアレイルロード」や世界最大級をうたった80mの観覧車、
子供向けの電動遊具などで一時期人気を博しました。

JRも「呉ポートピア駅」を新設。
この駅は、今も残っていて現役です。


が、景気の低迷、リピーターの獲得が出来ず、1998年8月31日に閉園。
わずか6年半の命でした・・・。
負債額100億円以上。

今では、呉市の公園として転用されています。
住宅展示場や牡蠣料理が楽しめる「かき小屋」、こども向けの写真館や子供向け自転車のレンタルなど・・・。
ちょっと寂しい感じです。
廃墟となるよりは、まだましですか。


これだけの建屋があるのであれば、超高齢化の進む呉市の老人向け福祉施設などを作ることもアリだと思います。
 


祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり・・・
音戸の瀬戸に近い、この場所。
平清盛は、なんて言うでしょうか?

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