能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

中小企業診断士の実務補修 やっぱり現場は奥深い情報の宝庫です 製造業の生産管理担当、多くを学びました

2017年12月15日 | マネジメント
毎年恒例の中小企業診断士の実務補修。
大きな学びの機会です。
去年は、商店街の診断。
もともと、今はなき商業部門の合格者なのですが、今年は、製造業。
しかも、担当は、生産管理。
責任重いです。

中小企業診断士の資格の維持は、けっこうたいへんです。
毎年、理論更新研修の受講が必要。
そして、毎年6日間の実務補修や中小企業への診断が義務付けられています。

今年は、中小企業診断協会の実務補修に参加。
協会の会長さんが指導員、そこに地銀、シンクタンク、メーカー等のメンバー5人で実際の中小企業の診断にあたります。
最終日には、その会社の経営陣に提案、助言を行います。


今回は、得意分野ではない生産管理分野を担当。
ちょっと重たいです(笑)。

でも、やっぱり現場は奥深い情報の宝庫です。
製造業の生産現場を観ていると、さまざまな???がたくさん見えてきます。

小職の尊敬する上野陽一先生。
今から、約百年前に日本で初めて経営コンサルタントとしてコンサルを行った大先輩。
当時は、経営コンサルタントではなく、能率技師と呼ばれていました。

上野陽一先生は、当時、米国に渡り科学的管理法を産み出したF.W.テーラーの愛弟子ギルブレスに師事。
そのマネジメント技術、マネジメント技法を日本に持ち帰り、「能率」と名付けました。
その初仕事が、小林商店(現ライオン株式会社)の歯磨き粉工場の工程改善。
結果、診断、改善勧告は、大きな成果を産み出しました。

その時の、上野陽一先生の日記によれば、不安で夜も眠れなかったとのこと・・・。
もともと心理学者の陽一先生・・・理論と実践のギャップにかなり悩まれていたようです・・・。
大御所でも、プレッシャーを感じていたんですね。
分かります、その気持ち・・・笑。
持ちうる知識をすべて動員して、今回の厳しい状況に置かれた製造業の繁栄、発展、存続のために尽くしたいと思います。

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