世の中は、売込みだ・・・という「昭和の営業」の時代も薄まりつつあります。
PUSHからPULLへ・・・なんて言われています。
昔、カーディーラーの営業は、周辺の民家を個別訪問し、ポスティングしていましたが、
今では、カッコいい店舗を作り、そこにお客さんを呼び込むようになっています。
リクルートの営業。
アタマの良いアグレッシィブ、ポジティブな人たちが、気合と根性、そして体力の限りをつくし営業する・・・。
まさに最強です。
そして、R社の卒業生は40歳前に独立・・・その強い営業力を活かして事業を立ち上げます。
著者は、リクルートに入社し営業リーダーをつとめ、その後、日本テレコムや丸善の執行役員として活躍。東京工大の特任教授として営業を教えているそうです。
営業力100本ノック
北澤孝太郎著 日経文庫 860円+税
文系を卒業すると、その7割が営業職に就くと言われています。
営業は、会社の存続・発展に欠かせないセクション・・・。
英語で言う「セールス」とはちょっと異なり、
日本の「EIGYO」は、マーケティングやプロモーションというニュアンスが加味されています。
目次
第1章 営業の心構えと基本 まずは基本のキから
第2章 思いを強くする マインドセットが共感を呼ぶ
第3章 仕事のプロセス 分解して改善点を知る
第4章 自分と会社を知る 営業スタイルや考え方の特徴
第5章 顧客価値を上げる 顧客や競合からどう見られたいか
第6章 営業戦略を立てる 自分・自社と現実を結びつける
第7章 戦略を営業戦術に落とし込む 具体的にやるべきことを明確にする
第8章 人を動かす メッセージとコミュニケーション
第9章 モチベーションと行動の徹底 実行し、やり続ける
第10章 さらなる成長に向けて 新しいステージの目指し方
リクルート流の気合と根性、モチベーション・・・。
同書では、かなり細かくロジカルに解説を加えていきます。
若き営業パースンが読むと、多くの気づきを得ることが出来ると思います。
でも、個人的には、営業の100本ノック、受けたくないなあ(笑)。