能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

倒産寸前から25の修羅場を乗り切った社長の全ノウハウ ホワイトカンパニー日本レーザー近藤宣之社長の壮絶経営

2019年05月01日 | 本と雑誌
ゴールデンウィーク最初の読書は、話題の会社、日本レーザー社長の近藤さんの書かれた本。
ダイヤモンド社の新刊です。
 
今、日本で一番大切にしたい会社やホワイトカンパニーの代表格としてマスコミに登場する株式会社日本レーザー。

この会社、幾度も倒産の危機にさらされて、今があります。
それを先導したのが、労組委員長、サラリーマンであった近藤宣之さん。
不良債権、不良在庫、不良設備、不良人材という4つの不良がはびこる過酷な現場からの復活を成し遂げ、今やホワイトカンパニーに脱却。

その経緯をホンネで語る一冊が発刊されました。


倒産寸前から25の修羅場を乗り切った社長の全ノウハウ
近藤宣之著  ダイヤモンド社  1600円+税

日本電子の子会社の雇われ社長から脱却し、社員第一主義の優良企業に育て上げた近藤社長の検証済みのノウハウが一冊にまとめられています。

近藤社長は、人間味のある優しく、そして強い人・・・同書からは体温が伝わってくるようです。
胃潰瘍、十二指腸潰瘍、大腸がん、臭覚をなくする、離婚の危機・・・個人的にも数多くの修羅場を体験されています。
小職であれば、絶対に逃げ出す状況・・・近藤社長の言われる「修羅場」。
それを乗り越えてきたノウハウを惜しみなく公開されています。

同書からは、近藤社長が、陰で様々なビジネス書を読み、かなりの勉強をされていることがうかがえます。

「25の修羅場が25年連続黒字をつくる」というプロローグから始まります。

1.上場企業破綻の修羅場 破たんの原因は外部ではなく内部にある
2.リストラの修羅場 どんな理由があろうと「赤字は犯罪
3.経営者不在の修羅場 社長に強いリーダーシップがなければ赤字から絶対に脱出できない
4.いきなり再建を任される修羅場 「調査・観察・ヒアリング」の3点セットで再建にあたる
5.トップダウンの修羅場 再建1年目はトップダウンによる厳しい改革しかない

6.債務超過の修羅場 先にPL、次にBS
7.全社員反対の修羅場 資本の論理で子会社の役員・社員の反対を押し切る
8.不良在庫の修羅場 不良在庫の除却は利益を出してから
9.先払いの資金ショートの修羅場 「支払いが先、入金はあと」の過酷なビジネスモデル どう立ち向かったか
10.円高、円安 為替変動の修羅場 問題は内部にあると自覚するのが黒字化への道

11.ある日突然、契約解除の修羅場 社長自ら、取引先とのパイプ役になる
12.退職金の修羅場 退職金は実力に応じて支給額を増やす
13.株式取得の修羅場 社長が300万円自腹を切ったあとに社員に変化が!
14.独立の修羅場 MEBOによる資本政策
15.返済の修羅場 3つの覚悟で無謀な賭けに勝つ


16.個人保証の修羅場 6億円の個人保証・・・個人保証は必ず外せる
17.銀行交渉の修羅場 私募債とコミットメントライン 一行取引は危険
18.決算期の修羅場 3月決算があなたの会社を修羅場にする
19.値決めの修羅場 売上主義から粗利益主義へ!
20.犯罪未遂の修羅場 下位20%を切ると組織力が大幅ダウンする

21.倒産目前の修羅場 口約束の商慣習で倒産危機に直面
22.下請け、孫請けの修羅場 下請け企業から脱出するたった2つの方法 自社ブランドと新しいチャネル
23.新規事業の修羅場 3つの意識で成功する!圧倒的な当事者意識、健全な危機意識、ステークホルダーとの仲間意識
24.自腹社長の修羅場 社長は社員にとってのサーバントであれ
25.健康の修羅場 社長の健康=会社の健康

近藤社長は、25の修羅場を乗り越え、25年間連続黒字を実現します。
売上3倍、自己資本比率10倍、純資産28倍・・・そして何よりもモチベーションの高い社員を多数育成、輩出しました。

最後、エピローグでは、近藤社長から悩める経営者に特別プレゼントがあります。

「ありえない修羅場」に効く4つの言葉
① ありがとうございます
② ごめんなさい
③ これでよろしいですか?
④ どうぞよろしくお願いします

経営、会社が潰れるように出来ている以上、最後は近藤社長の言われる4つのコトバになるのだと思います。

そして、近藤社長は続けます・・・。

修羅場は必然である
修羅場は人を伸ばす

中小企業、零細企業の社長さんに、ぜひ読んでいただきたいコスパの高い一冊です。

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カープ、3連敗 投手陣が崩れ、四球、エラー・・・打線は本塁打頼り 令和の時代、切り替えて行こう!

2019年05月01日 | カープ大好き!
甲子園球場の阪神3連戦の負け越しが決定。
 
平成の時代の借金を3つ持って、令和の時代を迎えることになったカープ。

投手陣が崩れ、四球連発、エラー・・・打線は本塁打頼り・・・繋ぐ野球で勝ち抜いてきたカープらしさが今年はありません(涙)。
アドゥワは6四球、そしてタイムリーを被弾。
リリーフ陣も打たれて、3-8で敗北・・・完敗でした。


甲子園球場のレフトスタンドを真っ赤に染めたカープファン・・・残念でした。

唯一の盛り上がりは、バティスタの4号3ランだけ・・・ちょっと寂しいです。
平成最後のホームランだったそうです。

昨日の中國新聞のスポーツ欄で「球炎」を執筆されている五反田さんが、田中広輔選手は復活するだろうとの期待を書かれていましたが、この日もノーヒット。
打率が1割6分と低迷しています。
やっばり一番バッターが出塁しないと得点に結びつきません。

ある意味、今年のカープは世代交代の初期にあるのではないかと思います。
小園や中村奨成、若手が這い上がってくることを期待しています。


今日は、野村先発。
広陵高時代を思い出して、何とか流れを変えてほしいなあ。
がんばれ!カープ
がんばれ!ノムスケ

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令和の時代の幕開けです 五月人形・・・わが家の鬼門を守護する鎧(よろい)武者 鯉のぼりの季節です

2019年05月01日 | 日記・エッセイ・コラム
令和の時代になりました。
令和・・・「レイワ」良い響きですね。

平成の時代に別れを告げ、新たな時代を迎えます。

風薫る、鯉のぼりの季節になりました。
五月人形をクローゼットから取り出しました。
 

わが家の鬼門を守護する鎧(よろい)武者です。
 

鯉のぼりの季節は、カープの季節。
力強く滝を登ってほしいなあ。
 

野球を楽しめる平和、安穏で時代となるよう、小さな努力を重ねていこうと思います。


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