少し曇天でしたが、宮島一周クルージングに行って来ました。
観音マリーナを定刻どおり出帆。
南東らの風を受けてセールオン。
いい風が吹いています。
毎年5月15日は、宮島・厳島神社で神事が執り行われます。
七浦めぐり
神さまの島・宮島には、7つの浦「七浦」があり、それぞれに小さな祠(ほこら)が祀られています。
大学のヨット部でしょうか?
スピネカーをあげて、なかなかうまいディンギー操船です。
しっかり回避します。
海からしか参拝できない神社もあり、これを巡るのが七浦めぐり。
神事では、神様の使いであるカラスを海上に呼び込み、食事を与える儀式が執り行われるそうです。
那智の熊野神社のヤタガラスとも関係しているんでしょうかねえ。
サッカー日本代表チームのシンボルもカラスです。
平安時代、平清盛の時代から行われているとのことで、貴族や平家の一族が海の神さまへ参拝していたようです。
瀬戸内海という物流の要所をおさえた平家、厳島神社をコアとした政治権力の訴求といった目的もあったのだと思います。
宮島の最高峰・弥山(みせん)。
その頂上は、広島最強のパワースポットです。
神事から3日後、七浦めぐりをしてきました。
まずは、厳島神社の本殿に海上から参拝。
能舞台では、舞が踊られているようでした。
この海峡は、JRと広電のフェリーが頻繁に行き交う航路。
海上衝突予防法、海上交通安全法では、帆船は動力船に優先しますが、こちらは所詮プレジャーボート。
フェリーや漁船、自衛艦を、常に優先させて航路を譲ります。
連絡船のフェリーからは、手を振っていただきました。
良い宮島の旅を!
そして、宮島の西端で南下、島の裏側に回ります。
ここは、水深が5メートルを切るところもあり、クルーザーにとってちょっと難所。
最近増えてきたカキいかだや養殖の網にも注意が必要です。
セイルダウンして、エンジン始動、見張りを立てて、しっかりウォッチ!
海からしか参拝できないお社です。
小雨が降り始めました。
ちょっと寒いですが、自然の恵みに感謝!
合羽を取り出して、もう一度ライジャケをしっかりと着装。
80歳を超えた元海上自衛官の艇長からは、釜山-福岡ヨットレースに参加した時の想い出話。
海を知り尽くした海の男からの学びは大きいです。
今日のランチは、むさしのむすび弁当。
ハーネスをつけて海に落っこちないように(笑)、美味しいおむすびをいただきました。
「みんな大好き 野球はカープ むすびはむさし」
すごいコピーです(笑)。
宮島を一周。
艇を風に立てて、セイルダウン。
艤装完了。
整理・整頓・清潔・・・運命共同体である船のお約束です。
スマートで目先がきいて几帳面、負けじ魂、これぞ船乗り
今日も、シーマンシップの修行を無事終えました。
無事、マリーナに帰還。
自宅に帰ってくると、町内に、20羽くらいのカラスが・・・笑。
神さまのお使いのカラス・・・ついてきたんですかねえ。
海の神さま、大自然に感謝です。
神奈川から来ているセーリングクルーザーに御挨拶!
クルー3名で大変だと思います。
bon voyage ボン・ボヤージュ!