能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

カープ、読売戦6連敗を回避・・・9-2で勝利!21歳の若鯉・遠藤が完投勝利!プロ入り初の完投、お見事!

2020年08月02日 | カープ大好き!

対読売戦、5連敗中のカープ・・・涙。

東京ドームでの「オープン戦」・・・先発は21歳の遠藤。

若い力しか、今のカープにはありません。

チームも背水の陣です。

 

1回表、鈴木誠也がやってくれました・・・2ランホームラン 第11号!

「打ったのはストレート。良い先制点になって良かったです。」

3回表には、ピッチャーの遠藤がセンター前にタイムリーヒット!

投げて、打つ!

 

そして、6回表は長野、タイムリーヒット

「打ったのはストレート。満塁のチャンスで打ててなかったので、良いところに落ちてくれて良かったです。」

 

7回表 龍馬3ランホームラン

「打ったのはストレート。思い切っていきました。遠藤が頑張っているので、良い援護点になって良かったです。」

 (7回裏 G1−C9)

カープ、読売に9-2で、やっと勝利。

6連敗しなくて、良かった!

これで、大瀬良なき先発ローテーションの一人に入ると思います。

 

明後日からは神宮・・・長いロードです。

がんばれ!カープ


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高度プロフェッショナル制度活用論 工場法のルールで働く日本のホワイトカラーは生産性を上げられない

2020年08月02日 | マネジメント

働き方改革法が施行され、働き方改革元年と言われる2020年。

同一労働同一賃金、長時間労働是正、労働生産性向上、テレワークなどの導入です。

そこを襲った新型コロナウイルス・・・「働き方」を大きく変えることになりました。

在宅勤務、テレワーク、リモートワークが急速に進み、ZOOM会議やオンラインミーティングが日常の光景になってきました。

これまで進まなかったハンコ押捺、ペーパーレスなども進化し始めました。

行政でもデジタル化が浸透し始めました。

今までの日本だと考えられないスピード感です。

これまでの日本の労働慣行により、名ばかり管理職、残業未払い、月80時間を超える残業による過労死、職場でのパワハラ・・・日本の職場は、様々な課題を抱えています。

 

この苛酷とも言える労働条件から働く人を守るのが、労働法と総称される法律です。

労働基準法、労働安全衛生法、労働契約法など雇用をベースとした法律群が制定されています。

この労働法の中心となるのが、労働基準法。

年次有給休暇が取れたり、残業代が支払われたり、毎週決まった日に休めたりするのは、この労基法の決めがあるからなのです。

その前提にあるのが、民法第623条以下の「雇用」について定めた条項・・・契約自由の原則、私的自治の原則により基本的には自由に労使で労働条件を定めることが出来るのですが、それをやれば雇用する側が有利に立つのは一般的には当然です。

働く人の健康や安全を守るために、労基法により民法の規定に縛りをかけているのです。

 

アニメやマンガが大好きな青年がいるとします。

まんが雑誌で有名な漫画家の元に、手弁当でもいい、賃金もいらないから働かせてくれ!という青年の要望を受けて、ただ(無給・無休)で弟子入りということは基本出来ないのです。

1日8時間、週40時間という労働時間の上限があり、賃金も最低賃金法という法律で地域ごとに下限が決められている・・・そして、決まった休みを与え、条件を満たせば有給休暇を与えなければならないのです。

ですが、この労働基準法という法律は、戦後に制定されたもの。

そのおおもとは、大正時代に作られた工場法がベースになったものです。

「ああ野麦峠」や「蟹工船」などのプロクタリア文学が発表された頃の過酷な労働がまかり通っていた時代。

子供まで非人間的な環境の中で1日14時間働かせる・・・という大変な時代でした。

そこで、制定された工場法。

労働者を守るための、必要最低限の縛りを付け、雇用サイドの横暴をセープしたのです。

ただ、この労基法の前身とも言える工場法は、あくまで工場を舞台にした規制法。

工員さんが工場の門を入り、制服、安全靴を装着し、ベルトコンベアが動き出す・・・そこから労働時間が算定され、ベルトコンベアが止まると労働が終業・・・となります。このあたりは、昔の最高裁である大審院の判例もあり、とても興味深いものがあります。

 

ただ、この法律をそのままホワイトカラーに当てはめると、かなりのムリが生じることになります。

会社に来て、パソコンを立ち上げキーボードを打つ・・・外出して顧客に営業活動を展開する・・・明日のプレゼンのために企画書を夜遅くまでかって作る・・・直行直帰する・・・お客さんに接待の飲み会をする・・・どこまでが仕事で、どこまでが労働時間なのか結構悩むところです。

そんな中、出てきたのが「高度プロフェッショナル制度」・・・略してコープロです。

欧米流の「ホワイトカラー・エグゼンプション」というコンセプトをベースにしました。

平たく言うと、労働時間に関係なく仕事内容、成果で賃金を払いましょうという制度。

ヨーロッパや米国では、職務給・・・仕事にお金が付いているため自然に受け入れられる制度(ジョブ型)なのですが、日本の雇用環境(メンバーシップ型)でいうと、少し特殊。

人(年功や能力・・・)にお金が付いている日本では、なかなか受け入れられなかったのです。

労働者側やマスコミからすると、「残業代なし法制」「過労死を増やす制度」などと揶揄しています。

いっぽうの使用者側では、世界で低位にあるニッポンのホワイトカラーの生産性の低さを何とかしようと躍起になっている・・・というのが現状だと思います。

日本の第三次産業の比率は、67%。

これは経済産業省の十年前の調査なので、今では70%を超えているものと思われます。

米国では、約八割が第三次産業と言われています。

 

そうした中、個人的には、ホワイトカラー労働者を基本に置いた労働法制が絶対に必要ということになると思います。

もちろん、労働者の健康管理、メンタルヘルス保護というのがセットの話ですが・・・。

厚生労働省では年収1075万円以上の専門職に対して時間ではなく成果に賃金を払う「高度プロフェッショナル制度」を施行しました。

この年収1075万円というのは、課長級の民間給与で上位の25%の水準にあたるそうです。

労働者全体でいえば5%程度になるのでしょうか?

職種的には、弁護士・税理士・公認会計士といった資格ホルダー、デザイナー・システムエンジニア・金融ディーラー・アナリストなどの専門職としているようです。

産業医を絡めた健康管理、メンタル対策、休日の確保等の条件を満たせば、優秀なビジネスパースンのモチベーションを高め、働きがい増進し、成果を生み出し、生産性を高めるという好循環が期待できると思います。

逆に言うと、年収の1075万円を超え高プロの条件を満たすことが、一流のホワイトカラーの証明であり、キャリア目標になると思います。

今まで、労基法では、ホワイトカラーの増加に伴い、同法第32条を拡張して対応してきました。

変形労働時間やフレックスタイムなどの例外規定の増設・・・しかしながら、働く環境は、はるかに速いスピードで進化しており法律が置いていかれている状況です。

高プロで、今までの法的な矛盾が、かなりの部分是正できると思います。

女性や高齢者を含め、もっと柔軟性を持った働き方が出来る社会を作ること、ダイバーシティ社会を構築することは、ニッポンの未来を創ることになります。

チャレンジしたい人、自分の限界に挑みたい人、天才や尖がった人、キャリア開発したい人たちには相応な舞台を、また、逆に、身体やメンタルなど仕事する上でハンディキャップを持っている人にはフォローやセーフティネットを担保していくことが大切だと思います。

今、活力ある日本社会にしていく上で、とても大切な時期です。

アフターコロナ、withコロナの時代、働き方を根本から変えていかなければならない時代に入ったと言えます。


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旧日本銀行広島支店・・・いつまでも後世に残していきたい被爆建物 クラシック様式の素敵なデザイン

2020年08月02日 | まち歩き

75回目の「あの日」が近づいてきました。

平和式典も新型コロナウイルスの影響で縮小されるそうです。

致し方ないですね。

広島市の大手町にある旧日本銀行広島支店。

クラシック様式の素敵なデザインです。

1945年8月6日午前8時15分、爆心地から380mという近距離で被爆しながらも、その堅牢性から建設当時の姿を現在も残しています。
被爆から二日後の8月8日には、銀行の支払い業務が開始されたそうです。

2000年、広島市指定重要文化財に指定。

同年から、広島市は日本銀行より無償貸与を受け、施設の維持管理を行っています。

今年で被爆75年・・・。「75年は草木も生えない」と言われた広島の街。

市民のチカラで復興にこぎつけました。

福島や東北地方、地震や豪雨災害で被害を受けた九州や中国地方、そして新型コロナウイルスに襲われた日本列島・・・みんなで力を合わせれば、きっと良い方向に行くと思います。

現在、宇品にある陸軍被服支廠(被爆建物)をどうするか、国、県、市が対応策を練っています。

ただ一つだけ言えるのが、壊してしまえば決してもとには戻らないということです。

原爆ドーム、旧日銀広島支店、被服支廠は、一本の線で結ぶことが出来ます。

あの日の出来事を決して忘れないため、平和を祈念するため、そして、世界に情報発信するための舞台装置。

パブル・ピカソの名作「ゲルニカ」と同じです。

後世に伝えていくためにも、被爆建物は保存していかなければならないと思います。


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