能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

色彩心理学「赤を身につけると、なぜもてるのか?」心理学者が研究した「赤」の威力と活用方法

2020年08月18日 | 本と雑誌

赤い色は、気持ちを明るくし、気分を高揚させます・・・。

 

赤を身につけると、なぜもてるのか?

タルマ・ローベル著  池村千秋訳  文藝春秋刊  1500円+税

 

積読(つんどく)になっていた一冊。夏休み積読シリーズ7冊目です。

著者は、テルアビブ大学の心理学科教授の女性。

「身体化された認知」・・・心理学に大革命を起こす発見だそうです。

原題は、「Sensation」。

副題は、「身体的知性の新科学」になっています。

 

目次

はじめに 五感が操る私たちの世界

第1章 温度 アイスかホットか

第2章 手触り 商談に勝つ椅子、負ける椅子

第3章 重さ バックパッカーが旅に魅せられる理由

第4章 赤その1 赤ペンの使用を禁じた学校

第5章 赤その2 赤を身につけるとなぜもてるのか?

 

第6章 光 冬になるとなぜ気持ちが沈むのか?

第7章 空間その1 感情的な交渉と論理的な交渉

第8章 空間その2 選挙に勝つと背が高くなる?

第9章 浄め 心の汚れは除菌シートで落ちる

第10章 匂い あの店ではなぜ財布のひもが緩むのか?

最終章 閃き グーグルのオフィスは何が違うのか?

 

同書では、学術的なソースノートもちゃんと付いています。

心理学を極めたい人には、ソースを当たることも出来ます。

 

この本は、実践的なハウツー本としても機能します。

各章についている「まとめ」では、研究成果、結論、実践編が見開きで説明されています。

実践編だけでも、同書の価値はアリだと思います。

 

いくつかピックアップさせていただきます。

 

デートや商談、交渉のときは、相手に温かい飲み物を飲ませてみよう

 

柔軟な姿勢で交渉に臨むには、やわらかい椅子に座り、硬いものを持たないように気をつけよう

 

子どもも大人も、文字通り人と触れあおう

 

履歴書やレポートには重い紙を使おう

 

スポーツでは、赤いウェアやユニフォームを着用しよう!

 

五輪競技の勝敗の分析でも、赤は青よりも勝率が高いそうです。

ということは、カープも、その恩恵を受けているのかもしれません・・・笑。

女性はセクシーさを印象づけたいときには、赤を身につけよう

 

男性も社交や商談で支配性を印象付けたいときは、赤を身につけよう

 

相手から好印象を持たれるためには、白い服を着よう

 

多様でユニークな意見が欲しいときは、狭い場所でつめて座りながら会議をしよう

 

大きな力をもっていると思われたいときは、Lサイズの飲み物や食べ物を頼もう

 

店づくりや、事務作業、勉強には匂いの力を活用しよう

 

色の威力・・・。

色の持つパワーを知ることが出来た面白い一冊でした。

女性も男性も、の威力をもっと活用した方が良いようです。


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ジ・アウトレッツ広島 巨大アウトレットモールもコロナと猛暑で苦戦・・・個人消費減少・・・日本経済たいへんです

2020年08月18日 | マーケティング

自動車免許の更新で運転免許センターへ。

免許、無事更新。

帰りに、そばにあるアウトレットモールに立ち寄ってきました。


THE OUTLETS HIROSHIMA

鳴り物入りでオープンした巨大アウトレットモールです。


平日ということもあり、人もまばら・・・。

さらに新型コロナウイルスや猛暑の影響で、人出もかなり少ないです。

大丈夫かなあ。


この時期にブランドものやアパレルを買う人たちは少ないと思います。

ブルックスブラザーズやレナウンの破綻・・・アパレル業界もたいへんです。

全国の店舗を大幅に削減するアパレルメーカーも多々あります。

年率計算で昨対比27.8%減の日本経済・・・。

リーマンショックの時は17.8%減・・・感染拡大が止まらなければ、リーマンの倍以上の経済的損失です。

SDPの6割を占める個人消費は、8%以上のマイナス。

この先、日本経済、どうなるんでしょうか?

多くのエコノミストは、デジタル化の遅れているニッポンのDX化を提唱しています。

また、政府による給付金や助成金の第2弾をすべきだという声もあります。


コロナがいったん終息し、治療薬やワクチンが開発されたとして、日本経済が元にも取るのが、2024年頃と言われています。
あと3~4年。
東日本大震災増税のように、コロナで国が負担した給付金等のために、近い将来、増税が見込まれています。

個人的な考えとしては、まず地産地消。

地元のお店で買い、地場の産物を食べ、地域で消費する。

まずは、そこから地道にやっていくしかないと思います。

それぞれの地域の経済が、頑張る!


不要不急のものがありませんでした。
結局、何も買わずアウトレットモールを後にしました・・・。

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本屋が街なかから消えていく・・・街中から書店がなくなり、活力、経済力、国力が落ちていく日 広島・フタバ書店ギガ本通り店

2020年08月18日 | マーケティング

広島市の中心部・・・メインストリートの本通り、金座街から、本屋さんが全てなくなりました。

本が大好きなので、かなりショック!

今回閉店するのが、フタバ書店ギガ本通り店。

今月末だそうです。

本通りに残された最後の書店でした。

悲しいです・・・。

以前は、積善館書店や廣文館、フタバ書店胡町店など、たくさんの本屋さんがありましたが、年々閉店していきました。

書店の数が、その街の文化のバロメーターと言われてきました・・・。

今では大手書店しか残っておらず、八丁堀のジュンク堂書店、紙屋町の紀伊國屋書店が本好きの最後の砦になっています。

東京・銀座でも、残された本屋さんは一店ですものね。

しかたないです・・・涙。

出版不況、ネット全盛で、新刊本や雑誌が大苦戦。

いまでは、街場の書店までが、閉店に追い込まれました。

 

ニュースキャスターの池上さんが、本屋は、その国の文化のバロメーターだと語られていました。

経済発展中のベトナムやタイなどでは、本を読む人がたくさんいるとのこと。

日本でも高度成長時代、電車の乗客の多くが本や新聞を読んでいる姿を見たアメリカ人が驚いたとのエピソードも。

本を読まなくなると、経済力や国力も落ちているんですかねえ。

それとも、本を読むという「余裕」が未来を創っていくんですかねえ。

いずれにせよ、今から本を買うのはamazonということになるのかもしれません(涙)。


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