能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

ESGスコア・・・環境、社会、ガバナンス、SDGsをスコアリングする野村アセットマネジメントの取り組みが面白い

2021年12月28日 | 社会・経済

日経ビジネスに野村アセットマネジメントの広告が掲載されていました。

「経済的価値と社会価値の両立こそが資産運用の本質」

確かにそのとおりです。

炭素を出しまくったり、人権蹂躙の上に利益を得たり、株主を無視した経営、SDGsをかえりみないマネジメントをする企業に明日はありません。

野村アセットマネジメントでは、環境、社会、ガバナンス、SDGsをスコアリングする「ESGスコア」を取り入れているとのこと。

これかなかなか面白いので紹介させていだたきます。

ESGスコアのフレームワーク

(環境/エンバイロメント) 全体の25%

E1 環境戦略、経営陣の取り組み

E2 気候変動

E3 自然資本、その他の環境課題

 

(社会/ソサエティ) 全体の25%

S1 社会戦略、経営陣の取り組み

S2 労働環境、人的資本

S3 人権、その他の社会課題

 

(ガバナンス) 全体の25%

G1 経営トップ(経営陣の評価)

G2 取締役会の評価

G3 その他のガバナンス項目

 

SDGs 全体の25%

将来の「機会」に対する取り組み

 

なるほど、ESG経営を100点満点でのスコアリングが出来れば指標として役立ちそうです。

同社の執行役員が述べています。

「世界的な脱炭素の潮流において競争力のある日本企業を選別し、投資することは投資家の資産形成に資する」

そのとおりだと思います。

がんばれ!ニッポンの企業 リヘンジだ!


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旧日本銀行広島支店で「近代広島の歩みと海外移民」展が開催されています 日本一の海外移民10万人を出した広島県

2021年12月28日 | まち歩き

現在、「近代広島の歩みと海外移民」展が、旧日本銀行広島支店(広島市大手町)で開催されています。

田畑の少なかった広島県からは、ハワイや米国、ブラジル、南米へと移民を10万人以上送り出しました。

その数、全国トップだそうです。

移民先では、差別を受けたり、農業の不作に苦しんだり、太平洋戦争の勃発で強制収容されたりしました。

そんな中から力強く這い上がった日本人の姿を実物の展示物で体感することが出来ます。

横浜市にも移民の博物館があるそうです。

海外移民が始まったのは、1885年。

今から100年以上昔のことです。

当時は、宇宙旅行に行くくらいの冒険だったと思います。

きっと決死の覚悟だったのでしょう。

先人の努力に脱帽するほかなかった展示でした。日本人は、農耕民族で活動範囲の狭い定住生活派と思っていたのですが、地球の裏側まで行くと言うフロンティアスピリットも持ち合わせていたんですね。

この展示は、広島市のwebで見ることも出来ます。

ご参考

「広島市デジタル移民博物館(一部工事中)」をご覧ください。

広島市デジタル移民博物館 - 広島市公式ホームページ (hiroshima.lg.jp)


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