ユニクロやイッセイミヤケ、国立新博物館や明治学院大学などのアートディレクションを手掛けた佐藤可士和さん。
幼稚園や病院まで幅広いアートディレクション・・・時代の先端を走るアーティストです。
その奥さんが書かれた佐藤可士和本。
楽しく読みました。
SAMURAI 佐藤可士和のつくり方
佐藤悦子著 誠文堂新光社刊 1800円+税
著者は大学卒業後に広告代理店・博報堂に入社。
営業をされていたそうです。
そこで博報堂のデザイナーだった佐藤可士和さんに出会い、結婚されました。
本書では、見事なデザインの裏側が紹介されています。
目次
第1章 「SAMURAI 佐藤可士和=アートディレクター」プロジェクト
第2章 サムライの仕事の内側
第3章 パートナーシップ
著者は、佐藤可士和のブランディングのため様々な工夫を積み重ねていきます。
SAMURAIとい社名は、佐藤可士和さんの「士」からとったそうです。
「SAMURAIの佐藤可士和=アートディレクター」ブランドを浸透させていくための地道な努力を続けていきます。
広告業界では、クリエイティブディレクター(CD)という職種名が一般的です。
アートディレクターというのは、CDよりももっと広い概念だと思います。
勉強になったのが、第2章の仕事の進め方、オフィスについての記述。
オフィスが手狭になり、3回引っ越しますが、どのオフィスも機能的でオシャレです。
ブランディングのビジネスは、ここまでコダワリが必要なんですね。
佐藤可士和さん、悦子さんの次なる仕事・・・楽しみです。