「レセプト債」8社が破産 

2015年11月18日 20時20分31秒 | 医科・歯科・介護
負債総額400億円以上か

共同通信社 2015年11月17日 (火) 配信

 医療機関の診療報酬請求権を買い取り「レセプト債」と呼ばれる債券を発行、運用していた資産運用会社「オプティファクター」(東京都品川区)と、その関連会社の計8社が、東京地裁から破産手続きの開始決定を受けていたことが16日、分かった。
 帝国データバンクによると、負債額はこれまでに判明した4社分だけで計約291億7700万円に上り、総額は400億円以上になる可能性もあるという。
 決定は、オプティ社など6社が13日付、残り2社が6日付だった。
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販売の7証券会社を検査 
レセプト債、監視委

共同通信社 2015年11月12日 (木) 配信

 医療機関の診療報酬請求権を買い取り「レセプト債」と呼ばれる債券を発行していたファンドなどが破綻した問題で、証券取引等監視委員会がレセプト債を販売した7証券会社を検査していることが12日、関係者への取材で分かった。
 市場関係者によると、監視委はアーツ証券(東京)と上光(じょうこう)証券(札幌市)、六和証券(京都市)をすでに検査。共和証券(東京)、田原証券(愛知県田原市)、竹松証券(金沢市)、おきなわ証券(那覇市)に、近く検査することを通知した。
 各証券会社が債務超過になっていたファンドの経営状態を把握し、顧客に適切に説明していたかどうかなどを調べる。
 また、先物取引会社「フジトミ」(東京)は10日、破綻したファンドの債券1億円分を保有していると発表した。「償還不能になるおそれが生じた」としている。
 レセプト債は破綻した「オプティファクター」(東京)が運用するファンド3社が発行し、7証券会社が年利3%で販売していた。延べ約3千人の投資家らに販売し、発行債券の残高は約227億円に上るという。














約6㌔のハンマーで桧の風呂を叩き壊した

2015年11月18日 14時45分55秒 | 創作欄
母親は早朝の野良仕事を終えた後、朝風呂に入った。
長男はよほど機嫌が悪かったのだろうか?
「朝から、風呂に入るとはなんだ!」と突然怒りを爆発させたのだ。
三郎は風呂場の外の風呂釜に焚き木をくべていて、兄の怒鳴り声を「何事だ!?」と驚いて聞いた。
狂った兄は突然、約6㌔のハンマーで桧の風呂を叩き壊したのである。
母親は青ざめて呆然としていた。
寺島三郎は長男の孝造を恨んだ。
次男は3歳の時に肺炎で亡くなったが、他の子どもたち8人は戦後の厳し食糧難の中でも元気に育った。
8人の子ども育て母の苦労を思えば、感謝こそすべきであり、朝風呂に入ったことが、咎められるべきことなのだろうか?
三郎は兄に怒りを覚えたのだ。

父親の周作が42歳で胃がんで亡くなった時、三郎は財産分けで50坪の土地を貰った。
お金もないので、2間の家を建てる計画であったが大工の長男が「いずれは建て増しをすることになるから、4間の家にしろ」と言うのである。
「2間でいいんだ」と三郎が言ったが、「ともかく、俺に任せておけ、お前は余計なこと言うんじゃない」と長男は強引である。
しかし、銀行の融資に戸惑ったのだ。
棟上げ式までいってから、約1年半も工事は中断されたのだ。
「やはり2間で良かった」と三郎は後悔した。
結局、長男が融資の保証人になったことで、家の建設は継続された。
「俺がいなけば、この家は建たなかったな。俺に一生感謝しろよ」と長男は三郎に恩を着せたのだ。

三郎は父がなくなった後、母親の雅恵を引き取った。
大工であった父親の後を継いだのは長男であった。
三郎も中学を卒業後に大工見習いとなったが、「お前は不器用な奴だな。鋸をまっ直ぐに引けないのか!」と父親に咎められたのだ。
大工が好きではなかった三郎は、結局、叔父の従兄が経営していた東京・錦糸町の町工場に勤めた。
三郎は取手から毎日、錦糸町まで通った。
三郎は家を建ててから5度、職場変えた。
少しでも家の借金の返済に金を回そうと、少しでも給料の良い職場を選ぼうとしたのだ。
家の借金を何とか返せた時、母親が乳がんで亡くなった。
家を建てて15年後のことであった。
独り住まいとなり、三郎はやはり家は2間でよかったのだと思い直したのである。















加工肉発がん性問題の真相

2015年11月18日 13時45分00秒 | 社会・文化・政治・経済
ハム業界の逆襲でうやむやに…

窪田順生 [ノンフィクションライター]

DIAMOND online 2015年11月18日 ニュース三面鏡

■ウィンナーの販売が2割減!
「加工肉に発がん性」は本当か?
 10月26日、世界保健機関(WHO)の国際がん研究機関(IARC)が、ハムやベーコン2~3枚分(50グラム)を毎日食べ続けると、がん発症率が18%高まるというデータを示し、「ヒトに対して発がん性がある」という評価を公表したのは記憶に新しいが、今度はお歳暮商戦が目前に迫った大手加工肉メーカーが、相次いで「ネガ情報に対するカウンター」を打ち出している。
ハムやベーコン、ソーセージを巡る添加物は、日本でも80年代頃から繰り返し問題になってきた。しかし、添加物抜きでは「安全な加工肉」は作れるが、価格は高くなり、経営が成り立たない。大手食肉加工メーカーはジレンマを抱えているのだ
 まず、口火を切ったのは業界トップの日本ハム。末沢寿一社長は10月30日の決算会見で、「基本的に日本人の摂取量では問題ない」という原発事故後の政府答弁のような表現で安全性を強調、国内研究機関の調査を引き合いに出し、発がん性は確認されていないと反論をした。
 丸大食品もこれを援護射撃するかのように今月10日の決算会見で、IARC公表直後の数日、ウインナーの販売が2割ほど落ちたことを明かし、科学的根拠のない風評によって営業妨害をされる「被害者」という立場を強調した。
 北米食肉協会(NAMI)はIARCの発表を、望む結論に誘導していると厳しく批判するだけではなく、「IARCが発がん性がないと断言するのは、ヨガのパンツくらいだ」などとコケにしている。それに比べるとかなり控えめな反撃だが、言葉の端々からも「世間知らずの学者がバカな研究結果を公表したせいで大迷惑だよ」という怒りが伝わってくる。
 そんなムードは当然、メディアの論調にも色濃く反映されている。
「加工肉に発がん性」評価、情報の見方には注意が必要(朝日新聞11月19日)
「加工肉に発がん性」 WHOが火消し、「ソーセージ大国」は激怒(FNNニュース11月13日)
 こういう報道を見るたび、毎日ベーコンやらソーセージやら、なにかしらの加工肉を食している身としては「ですよねえ」と胸をなでおろしているのだが、そういう個人的嗜好を差っ引いて、ここまでの論調を客観的に振り返ってみると、加工肉業界側の緻密な「広報戦略」の存在に気づく。
 どのようなものかというと、IARCの公表に対してただ闇雲に反論をするのではなく、微妙な「論点ずらし」をおこない、時間が経過するにつれてまったく異なる話題へ見事にすり替えるという戦略だ。
■IARCの公表の真意は
一体どこにあるのか?
 そもそも、WHOは「ハムやベーコンを食ったらガンになる」とは一言も言っていない。ややこしい話になるが、全世界で約800ある研究論文や科学文献などを精査してみると、「ヒトに対して発がん性がある」と評価するのが妥当だと述べているのに過ぎないのだ。
 細かい程度はわからないが、発がん性があるよというわけで、そこで「容疑者」として挙げているのが、「加工や調理の過程で生成される化学物質」だ。名指しはされぬものの、これが「亜硝酸ナトリウム」だというのは容易に想像できる。
 加工肉が黒ずむのを避けて美味そうな艶を出す発色剤「亜硝酸ナトリウム」単体は発がん性物質などではない。ただ、魚などに含まれるアミン類と反応すると発がん物質となるという研究もあって、1970年代から加工肉批判の根拠とされている。そんなトラディショナルな疑惑をIARCが蒸し返しているのは、牛肉や豚肉という「加工前の肉」が「発がん性がある」と評価されていないことが大きい。要は、肉に問題がないのなら、加工時につけられる添加物がクサいという消去法である。
 こういうIARC公表の「真意」を受け取れば、普通の感覚では「添加物」に関心がいく。しかし、どういうわけかほとんどのメディアが「公表結果を鵜呑みにするな」とか「業界は猛反発している」などというポジショントークに終始しているのだ。ぶっちゃけ、かなり不自然だと言わざるをえない。
 いやいや、それは「加工肉=添加物」だから、わざわざ改めて添加物問題を取り上げないのよと考える人もいるかもしれないが、添加物を使わない「無塩せきハム」や、「無添加ソーセージ」も世の中にはちゃんと流通しており、立派に市民権を得ている。たとえば、信州ハムという中堅企業が販売する無添加ハムシリーズ「グリーンマーク」などは、IARCの発表が出る少し前、誕生40周年を迎えている。
 そういう市場の現実や消費者の健康志向をふまえれば、「添加物」の是非を問う記者がひとりくらいたっていいのだが、みなさん気持ちがいいくらいにスルーしている。なかには、「食事はバランスが大事」とか本題とあまり関係のない結論へ誘導するメディアもある。
 つまり、IARCが「加工肉は化学物質がクサい」と暗に示唆したのだから「添加物ってどうなのさ」という話題になるべきところを、いつの間にやら「ソーセージやベーコンでがんになるなんて極端な話、みなさん信じられますか?」という二者択一の議論へとミスリードされているのだ。
 実際に、加工肉業界も明らかにそれを意識していたフシがある。業界団体の日本ハム・ソーセージ工業協同組合が出した「加工肉に関するIARCの発表について」というステートメントでも、国立がん研究センターの研究成果なども引き合いに出して安全性を強調しているものの、そこには「化学物質」や「添加物」という文言は一切登場しない。これは平時の加工肉業界の姿勢から考えると、かなりしっくりこない。
■添加物の安全性には触れず
「肉は安全」と論点をすり替えた
 というのも、添加物問題は業界にとってハナから語る必要のないちっぽけな問題なのかというと、決してそうではないからだ。同じく加工肉メーカーの9割が会員になっている業界団体、一般社団法人日本食肉加工協会の事業報告書によれば、業界は年2~3回ライフスタイル誌に記事広告を出しているのだが、平成25年・平成26年度は以下のテーマがある。
「添加物の安全性、栄養価、歴史についての紹介とレシピ(ハムを使ったおもてなし料理)」
「添加物の安全性、栄養価、飾り切りの紹介とレシピ(ソーセージと野菜を使った子供が喜ぶ料理)」
 つまり、平時の加工肉業界では「化学物質」というのは安全性を訴求すべき最重要イシューであるにもかかわらず、それにケチをつけてきたIARCに対する反論では、添加物の「て」の字も出さず、しらばっくれているわけだ。この矛盾する行動から導き出される答えはひとつしかない。今回、加工肉業界としては批判に真っ向から反論をするのではなく、「論点ずらし」という戦略をとっているということだ。
 これと関係があるのか定かではないが、業界トップも奇妙なメッセージを発している。先ほど、日本ハムの末沢寿一社長が決算会見で、加工肉の安全性を強調したと述べたが実はその時にこのようにことをおっしゃった。
「消費者はびっくりされたと思う。 お肉は体に良いということを訴えていく」
 肉が体に悪いなどとは、誰も言っていない。にもかかわらず、なぜこういう唐突な話題の広げ方をしたのか。真意はご本人しかわからないことではあるが、トップ広報のテクニックのひとつに、「木は森に隠せ」ではないが、論点を広げることで、リスキーな話題からメディアの目をそらさせるという話法があるのは、紛れもない事実だ。
 批判をしているわけではない。リスキーな話題に真正面から向き合わないというのは、立派な広報戦略のひとつだということが言いたいのだ。加工肉業界の歴史を振り返ってみても、「論点ずらし」によって業界の危機を回避してきたということがある。
 それは「手造りソーセージ」問題だ。
 覚えている方は少ないだろうが、実は今から30年ほど前の大手メーカーのソーセージやらベーコンのパッケージには「手造り」という表記がよくなされていた。
 自然志向や高級志向の消費者に訴求するためで、古くは57年ごろからおこなわれていたが、80年代には一気に火がつき、「手造りハム」「手造りソーセージ」という表示にしたおかげで、売上高も2倍になったという話が珍しくなかった。
 そこへ87年ごろから消費者団体が「添加物を使って工場で大量生産しているのだから不正表示だろ」と批判を展開。この背景には、亜硝酸ナトリウムががんを引き起こすなんて研究がちょいちょい発表され、一部消費者から添加物が問題視されてきたということが大きい。
 売れ筋である「手造り」路線を続けたいのなら、添加物問題に取り組むべきではないか――。そんな消費者団体のストレートな訴えを、業界はすばやく身をかわして流す。伊藤ハムの「手造りバイエルン」を皮切りに、大手メーカーが「手造り」の表記を取りやめていくのだ。
 それだけではない。添加物の安全性に注目が集まりそうになるや、「そもそも手造りとはなんでしょうか」という見事な「論点ずらし」を展開していく。たとえば、ある大手メーカー幹部は、全国紙で以下のような熱弁をふるった。
「本当ならもっと機械化できる技術力がありながら、『手づくり』品の場合は、そこまでの機械化を避けている。衣料品でも、ミシン縫いなのに『手づくり』を謳うし、他の食品も同様だ。『手づくり』を無添加と解するのは短絡的すぎる。発色剤さえも使ってはダメとなったら、ハムじゃなくて焼き豚、肉だんごになってしまいますよ」(朝日新聞1987年8月24日)
■「手造り」路線にこだわれば
メーカーは赤字に
 その後、公正取引委員会の指導によって、日本食肉加工協会が「ハム・ソーセージ類の表示に関する公正競争規約及び同施行規則」をまとめて、協議会を立ち上げ、「手造り」「手造り風」を冠する加工肉の定義がこのようになされた(平成23年2月10日時点)。
ア/良質の原料肉を使用し、食塩等を加えて長期間(発色剤を使用したものにあっては、ハム類については7日間以上、べーコン類については5日間以上、ソーセージ類については 3日間以上)低温で漬け込み熟成させたもの
イ/自動化された機械又は装置を用いないもの
ウ/結着材料を含まないもの
エ/調味料、結着補強剤、発色剤、酸化防止剤及び香辛料抽出物以外の食品添加物を含まないもの
 これによって大手加工肉メーカーは添加物問題と真正面から向き合うことなく、「脱・手造り」へのソフトランディングに成功したのだ。
 このような話を聞くと、「手造り」という表記で売れることは実証済みなのだから、単に上の条件に合った商品を作って売ればよかったんじゃないのと思うかもしれないが、それは大手メーカーにとって到底受け入れられる話ではない。
 たとえば、このルールが定められてからほどなく、無添加のハムやベーコンの生産を開始した和歌山県金屋町の農業生産法人「蒼生舎」という業者がある。ここの加工肉部門は長いこと赤字経営を余儀なくされた。その理由は「添加物」以外の何物でもない。
『同社では、結着剤や発色剤などの添加物は「カルシウムの吸収を阻害したり発がん性の疑いがあったり、と健康を損なう恐れがある」と、いっさい使わない。このため、常に新鮮な肉を使わなければならず、ロスも多い。ハム・ソーセージ加工部門は八年前にスタートしたが、いまだに赤字。無添加製造に加え、原料が自家豚に限られるため大量生産できず、製造コストも通常の市販品の二、三倍はかかってしまうからだ。』(大阪読売新聞2002年3月6日)
 亜硝酸ナトリウムは着色料であると同時に保存料でもある。それを使わないというのなら、衛生管理を徹底しなければいけない。これに加えて、輸入冷凍肉を使うのに必要不可欠な結着剤も使わないとなれば歩留まりが悪化する。これらのコストアップが経営に重くのしかかるのだ。
■「発がん」バトルは今後も続く
4大メーカーの次の一手に注目
 添加物を使わなければ、技術的には「高くて安全な加工肉」はつくれる。しかし、それでは消費者が求める「安くておいしい加工肉」は実現できない。それはマスマーケットで生き馬の目を抜く熾烈な競争を繰り広げる大手メーカーにとってはありえない選択なのだ。そんなビジネスモデルの根幹を揺るがすような危機的状況を、巧みな広報戦略で脱することができた要因は、業界というより大手メーカーの「強さ」以外の何物でもない。
 加工肉市場の7割は日本ハム、伊藤ハム、プリマハム、丸大食品が占めているのだが、この4大メーカーに共通しているのは、一部で保存料を使わない製品も出しているが、基本的に「無添加」を売りにしないことである。
 少子高齢化で国内市場がシュリンクしている業界も多いが、国内加工肉業はこの3年、微増ながらも成長を続けている。4大メーカーは2015年9月中間決算でも、牛肉や豚肉の価格上昇の影響で全社売上高が前年同期を上回っている。このような安定的な成長は、「添加物」なくして実現できない。
 そのビジネスの根幹を脅かしたのがIARCだったわけだが、情報戦に関して一枚も二枚も上手な加工肉業界にかなうわけがない。「加工や調理の過程で生成される化学物質」という論点をうやむやにしただけではなく、IARCへの不信感を人々へ植え付けて返り討ちにした。
 とはいえ、IARCが「信頼のおける研究が多数ある」と評価したことからもわかるように、加工肉と「がん」を結びつける研究者はまだまだ多く、第2、第3の攻撃も予想される。今回のような「論点ずらし」がいつまでも通用するとは限らない。そうなると、加工肉によって寿命が延びたとか、がんとの因果関係はないというエビデンスの積み重ねが重要だが、これはIARCへ向けた批判がそのままブーメランになり泥仕合になる恐れもある。
 現時点では夢物語だが、将来的にはどこかのタイミングで、信州ハムなどが幅を利かせる「無添加市場」へ打って出るという産業構造の転換もありえるのではないか。
 加工肉4大メーカーの次の一手に注目したい。















教育の基本は「よく聞く」ことだ

2015年11月18日 10時09分44秒 | 社会・文化・政治・経済
「子どもたちを信じ抜いて関わり続けるなら、彼らは、私たち大人の意図や想定の範囲をはるかに超えて成長していく」
子どもたちは本来、「もっと自由になりたい」「もっと成長したい」との、強い願いを持っている。
「子どもの成長の“在り方”は親・教師の思惑や既成概念の枠などに収まらない」
社会教育の目的は、「1人1人の個性や成長の在り方を尊重して、従来の学校教育だけにとらわれない、多様な“学びの場”を用意し、“学ぶ喜び”を分かち合い、自立して生きていくための力と自己肯定感を育むことにある。
社会教育が広がっている背景の一つは、不登校の増加が挙げられる。
本来、学校は楽しい所であるはず。
だが、絶えず他の子と比較されたり、友達との関係がうまくいかなかったりして、過度の緊張が強いられる場になっている面も否定できない。
今の子どもたちにとっては、「学校に行く」こと自体、大変なエネルギーを必要とするものとなっている。
子どもだけではなく、親をも支える「安心の基地」を地域にも設置する。
そのことが社会教育の目的でもある。
大切なのは、そこ子どもが何に苦しみ、何に胸を痛めているかをくみとってあげることだ。
“安心できる場所”をつくってあげることだ。

教育の基本は「よく聞く」ことだ。
フリースクールという選択肢があってもいい。
誰もが「学ぶ権利」を持っているからだ。
フリースクールに通ったことげ、社会とのつながりを取り戻した人もいる。
「なぜ学校へいかなの?」と聞かれるより「何がしたいの?」と問われことで、自分の思いを語ることができた子どもいる。

大人が正論や本題ばかりから入っても、自信を失っている子どもは耳を傾けてくれない。
食事・遊び・趣味などの日常的なことを「問いかける」といワンンクッションがあって初めて、聞く耳を持つものだ。













占領期の暮らしは食糧難による飢えの苦痛から始まる

2015年11月18日 09時23分00秒 | 社会・文化・政治・経済
毎日新聞社とTBSテレビの共同プロジェクト「千の証言」戦後70年は、「占領下の生活」がテーマ。
この特集企画の連載を読んできて改めて思うのは「戦争の愚かさ」
「目の前で米兵に乱暴されていた日本女性の助けを求める声が、今も耳に残る」
千葉県一宮町の野路六郎さん(85)
「平和な暮らしは、戦後のたくさんの人々が歯を食いしばった結果であること、努力して手に入れたことを忘れてほしくない」と願う。
占領期の暮らしは食糧難による飢えの苦痛から始まる。
闇市が栄える一方、各地で餓死者が続出。













世界市民こそ 21世紀の課題

2015年11月18日 09時01分20秒 | 沼田利根の言いたい放題
日本は何故、難民をなかなか受け入れないのか?
島国根性から未だに抜けきれないのであろうか?
日本は単一民族を思いこんで、大和魂などといきがっていた後進性も否めない。
閉鎖的で、村社会でもある。
これは封建時代には権力側にとっては好都合であった。
相互監視社会の様相を呈していたのだ。
よそ者への警戒心、排除の論理である。
2011年以降、63人のシリア人が難民申請をしたのに対し、認められのは3人。
人間の存在意義と多様な生と共生の日本になることが期待される。
世界市民こそ、21世紀の課題。













numata727 さんが 2014年11月17日 に書かれた記事をお届けします

2015年11月18日 08時10分43秒 | 医科・歯科・介護

創作欄 真田の人生

2014年3 月28日 (金曜日)昭和40年代の終わり、時代の空気に何かが失われ閉塞感が漂っている。 真田は人生のたそがれを生きている想いがしていた。 図書館では妻が娘時代に憧れたという作家の吉屋信子のいわゆる乙女小説も読んでみた。「紅雀」を読み「なるほど」と真田は肯いた。個性のハッキリした少女、どこか寂しげ...
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同じ民族同士が戦った朝鮮戦争の原因と結果

★外交の目的は、利害や考え方を一致させるだけでない。それぞれの立場が異なっても、アジア太平洋の平和と繁栄のために協力することが重要。★小学校を卒業していない15歳以上の人は約12万8000人。これに日本へ移住してきた外国人、無国籍者を加えると、数十万人。★自分の怒りや不満、不安、閉塞感を解消する場として、自分...
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現下の政策課題の一歩先を行く問題を先取りして研究してほしい

半世紀前、世界は東西冷戦構造の只中にあり、日本の政治は55体制下、硬直したイデオロギー対立を余儀なくされていた。そうした不毛の保革対立の中、左右どちらにも偏しない中道主義を掲げて、登場したのが公明党だった。いらい50年。政治倫理に関しては清潔に徹し、福祉、文化、平和に力を入れてきたその歩を私は高く評価している...
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東京医科歯科大学教授ら老化に伴う病気の共通因子を発見

下門顕太郎 教授、加齢指標タンパク質の機能解明東京医科歯科大学 2014 11月12日 プレスリリース東京医科歯科大学医歯学総合研究科血流制御内科 下門顕太郎 教授、近藤嘉高 大学院生らと東京都老人総合研究所 石神昭人 主任研究員、丸山直記 副所長ら、および和歌山県立医科大学 錦見盛光 教授、東邦大学 後藤佐...
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銀司の甥たち


「どの道にも最初から成功する人はいない。何の仕事も数をこなして質を上げることだ」プロになれる人とプロになれない人の差は何であるのか?銀司は麻雀仲間の市川友也の息子が3度も競輪学校の試験に不合格であったことを聞く。銀司の甥の次郎も高校野球で2度甲子園へ行ったがプロにはなれなかった。次郎は3番打者か5番打者で俊足...
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銀司と雪絵

銀司はずっと競馬をやってきた。それは同僚の影響からであった。同僚の盛田和夫は当時、独身であった銀司に結婚を勧めた。盛田の兄の喫茶店は総武線の亀戸駅前にあった。盛田の母親が戦後間もないころ開いたミルクホールを兄が引き継いだのだ。「亀戸では一番古い喫茶店なんだ」盛田はタバコの煙を天井に吹き出すようにして言った。和...
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「対話」が「善」を拡大する

★寛容は平和と和解にとって最強の基盤である。「レッテル貼り」による憎悪の連鎖を断ち切る力が、寛容の精神である。日本では「ヘイトスピーチ」(差別扇動表現)など、排他的、排外的主義運動の先鋭化が懸念されている。★街宣活動やデモの最中に「○○は叩き出せ」などと、特定の人種や国籍、宗教に対して攻撃を浴びせる。対立を生...
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互いの利益を考慮し、協力を打ち立て、関係を軌道に乗せること

★1989年のベルリンの壁崩壊から11月6日で四半世紀。25年前の壁の崩壊とその後の冷戦終結。★「歴史には、歴史自ら進行を加速するということがあり、歴史は後れる者を罰しますが、歴史がさらに強く罰するのは歴史の道を阻もうとする者たちです。「鉄のカーテン」にしがみついていることが大きな過ちだったでしょう」ドイツの...
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銀次の家庭

父が戦死し、4人の子どもを抱えて母親は戦後長らく生き抜くために奮闘していていた。銀次の家庭は貧しく教科書が買えず涙した経験があったのだ。母の峰子は住み込みの家政婦などで働いていた。そのため、その日に収めるべき教科書代金を持参できなかったのだ。担任の教師の新田勇は「銀司、お前は何度忘れるんだ。今から家へ戻って教...
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がん治療法を巡る論争

2015年11月18日 06時46分23秒 | 医科・歯科・介護
元慶応大学医学部講師・近藤誠さん「がんは放置すべし」などと、現在のがん医療の根幹を否定する。
「医者に殺されない47の心得」は100万部を突破。
「本を読んでがんを放置した結果、病を悪化させる患者がいる」
「救える命も救えなくなる」などの声が上がり、今年、近藤医師の主張に異を唱える本が相次ぎ出版された。
「医師と製薬会社と厚生労働省が利権を守る世界であり、治験(新薬承認のための臨床データはことごとく改ざんされている。治験の論文の筆者に製薬会社の社員が名を連ねること自体がおかしい」
「抗がん剤は毒でしかない」
「医師は自らが診た患者の症例しか知らない」評論家・立花隆さん
「抗がん剤を正しく評価するのは、国民1人1人が賢くならなければならない」東京大学医科学研究所・上昌弘特任教授