戦争を引き寄せる磁力は外部にあるのではなく内部に巣くう。
その前提に立てば、「戦争は悪い」といったモラルの押し付けではなく、戦争とはなにか、人間てと何かを問う必要がある。
「国家の論理」回収されない「個の内面」凝視する営みの中に、定型を破るヒントがあるように思う。
沖縄戦直前の1945年1月。
東京出張から帰任した沖縄師範学校の野田貞雄校長は、教職員に「帰ってこられなくてもよかったのでは」と言われ、「建物は壊れても再建することができますが、人の心は一度壊したら再建することはできません」と答えたという。
「そのような野田校長も、学徒の戦場動員という側面では、紛れもなく大きな役割を果たした」と普天間朝佳は指摘している。
野田校長が当時の新聞紙上で女子の疎開を嘆き、これを阻止するため「強力な統制」の必要性を説く寄稿文を併せて紹介している。
ジャーナリスト・渡辺豪さん
その前提に立てば、「戦争は悪い」といったモラルの押し付けではなく、戦争とはなにか、人間てと何かを問う必要がある。
「国家の論理」回収されない「個の内面」凝視する営みの中に、定型を破るヒントがあるように思う。
沖縄戦直前の1945年1月。
東京出張から帰任した沖縄師範学校の野田貞雄校長は、教職員に「帰ってこられなくてもよかったのでは」と言われ、「建物は壊れても再建することができますが、人の心は一度壊したら再建することはできません」と答えたという。
「そのような野田校長も、学徒の戦場動員という側面では、紛れもなく大きな役割を果たした」と普天間朝佳は指摘している。
野田校長が当時の新聞紙上で女子の疎開を嘆き、これを阻止するため「強力な統制」の必要性を説く寄稿文を併せて紹介している。
ジャーナリスト・渡辺豪さん