輪子の競輪日記

2018年07月22日 23時53分15秒 | 未来予測研究会の掲示板
「競輪場は高齢者の居場所だな」
輪子は荻野市太郎のつぶやきに、「そうね」と応じた。
余命わずかの患者たちのいわゆる「終末医療」の居場所である6階病棟の担当となって2年。
輪子は入院患者たちの死を看取ってきた。
死は身近で日常的なのである。
「死は無である」それが輪子の看護師としての実感だった。
臨終に立ち会う家族たちの嘆き、悲しみに同苦できないほど、輪子は多くの死に慣れてしまっていた。
輪子が競輪場に向かうのは、死とは遠い存在である元気な高齢者たちの場に同化するためでもあった。
彼らはギャンブル狂とは遠い存在であり、「競輪」そのものを楽しんでいる姿であった。
ある者は、ギャンブル依存症の体験者であるが、現在は敗北者・破滅者ではなかった。
ある意味で、荒波を泳ぎ切ったのである。
競輪場に姿を見せる限り、彼らは健在であり、生き切っている人たちなのである。
「家にいると暑くてな。まいるよ。競輪場は冷房が利いているので、ブラブラするのにいいんだ」
藤代の近郊に住む、元公務員(自称かも)の紺野房雄が言う。
「家に冷房ないんだ。ここは快適だな」と杉本哲也は禿げ頭を撫でるようにして笑顔となる。



崇高なる<言葉>を最大の武器として

2018年07月22日 11時41分00秒 | 社会・文化・政治・経済
アウストレジェジロ・デ・アタイデ(Austregésilo de Athayde、1898年9月25日 - 1993年9月13日)は、ブラジルの作家、ジャーナリスト。
世界人権宣言の審議には、ブラジル代表として参加した。
ブラジル文学アカデミーの総裁を34年間、務めた(1959年-1993年)。
幼いころから神学校に学び、聖職者として、当時主席として、民間の教育に専念していた。
その中、キリスト教の教えに疑問を抱き、聖職者の道をあきらめることを選ぶ。
ここから、ジャーナリストとしての活動が始まり、 1930年代、新聞記者として活躍。
また、ジャーナリストの活動の中で、3度の投獄、3年に渡る亡命生活も経験する。
その亡命生活の中では、ヨーロッパの文化や、法制度、国民の行動様式を学べるきっかけともなる。
精力的にジャーナリスト活動に携わり、生涯で書いたコラムは5万本。
テレビには20年間、毎週1回出演。
ラジオには30年間、毎週1回出演。
講演も40年にわたっ毎週のように行った。
毎日約6本の記事を書き続け、晩年も毎日3本の記事を執筆していた。
また、入院生活の最後の最後まで記事を書き続けた。
世界人権宣言にもブラジルの代表として参加する。
その後、ブラジル文学アカデミーの総裁を34年間務める。
「崇高なる<言葉>を最大の武器として戦いましょう」

<分断の心>を打ち破る

2018年07月22日 11時27分09秒 | 社会・文化・政治・経済
「差異へのこだわり」
それを打破するには、絶えざる精神(生命)の変革が欠かせない。
生命尊厳立場から<分断の心>を打ち破る。
南アフリカ共和国のアパルトヘイト(人種隔離政策)。
ネウソン・マンデラ元大統領の生誕から100年。
同国の国歌には、<過去の憎悪や悲しみを越え、黒人も白人も、共に生きられる社会を>という願いが込められている。
「厳しい戦いが私たちを鋼の如く」した―マンデラさんの言葉

「親学」おやがく

2018年07月22日 08時05分36秒 | 社会・文化・政治・経済
親学とは、伝統的価値観に基づいた子育てのために、親が学ばねばならないとされているものである。
概要 提唱者は明星大学教授で、「新しい歴史教科書をつくる会」...
極めて差別的であり、子育て家庭にただちに実害をもたらすほどの威力を持つトンデモ思想。
なんとこの親学を自民党の現閣僚を含む複数の議員が支持しているという。
特に下村博文文科大臣は自身のブログで親学を絶賛
今日、様々な要因から家庭の教育力の低下が指摘され、一人一人の親に対して今一度、家庭を見つめ直すことが求められています ... 親学」は、子どもにとって親はどうあるべきかを考え、子どもとともに親として成長する楽しさなどについて学ぼうというものです。
高橋史朗が唱える疑似科学である親学の考え方を広めるための組織であるが、その内容は明確でなく一部には極めて復古主義的な性格が強いとの指摘もある。
親学基礎講座と親学アドバイザー認定講座を開催している。
朝日新聞によれば、親学アドバイザーは1300人以上。
親学を進めている勢力が危険な右翼であること、高橋史朗がバックラッシャーで右翼であること、安倍の勢力であることは事実だと思います。親学は反フェミニズムの面があります。
家庭教育の基本は「親が変われば子供は変わる」

子どもをどうするかではなく、保護者はどうあるべきか、どう変わればよいのかについてお互いに学び合う内容です。
伝統的な子育て
親学のいう「伝統的子育て」はどの時代の子育てなのか
高橋氏の提唱する「親学」は「学級崩壊や非行は『伝統的な子育て』が崩壊したため。
『 伝統的な子育て』が復活すれば、そうした問題は解決できるし、(一部の)発達障害は事前に予防できる」というものです。
これは「発達障害は親が原因だ」と ...
高橋 史朗の脳科学から見た日本の伝統的子育て―発達障害は予防、改善できる (生涯学習ブックレット)。
発達障害を予防する子どもの育て方―日本の伝統的な育児が発達障害を防ぐ. 澤口 俊之.
添い寝添い寝は、おんぶとともに日本人の母子の身体的な接触による親密さを象徴すると考えられてきた。

江戸しぐさ
「江戸しぐさ」。専門家らは相手にしないこの珍説は、なぜ広がったのか。
どこに問題があったのかを解説します。
今のところ江戸しぐさが江戸時代に実在していたという事実は史料によって確認されておらず、NPO法人江戸しぐさの理事長である越川禮子は「江戸しぐさは口伝で受け継がれてきたものであるため、資料としては残っていない」と述べている。
また、明治政府が江戸しぐさの摘発を行い、さらに多数の江戸っ子を虐殺した、江戸しぐさを広めるための秘密結社が存在したといった振興団体独自の歴史観が前提となっている。そのため歴史的根拠のない「発明」であるとする歴史作家による批判や、「空想・創作」であるとする江戸文化研究家による指摘などがなされている。
江戸しぐさは商売繁盛の秘伝であり、あまり公にされたものではなく、江戸商人の組織していた「江戸講」で口授されるものだった。 しかし、江戸開城の時、「江戸講」のネットワークを恐れた新政府軍が江戸しぐさの伝承を失わせ、江戸しぐさの伝承者である江戸っ子たちを虐殺した。
その虐殺たるや凄まじいもので、ソンミ村虐殺、ウンデット・ニーの虐殺に匹敵するほどの血が流れたと越川禮子は述べている。
作家(文明史家)原田実は、江戸しぐさは1980年代に芝三光によって「発明」された全く歴史的根拠の無いものであると批判している。

映画 『花嫁の父』

2018年07月22日 03時14分08秒 | 社会・文化・政治・経済
『花嫁の父』(はなよめのちち、英語: Father of the Bride)は、1950年に製作・公開されたアメリカ合衆国の映画。
子役出身のエリザベス・テイラーは当時18歳で、本作が大人の女性を演じ成功をおさめた最初期の作品となった。

監督 ヴィンセント・ミネリ
脚本 フランシス・グッドリッチ
アルバート・ハケット
原作 エドワード・ストリーター
製作 パンドロ・S・バーマン
出演者 スペンサー・トレイシー
ジョーン・ベネット
エリザベス・テイラー
音楽 アドルフ・ドイチュ
撮影 ジョン・アルトン
編集 フェリス・ウェブスター
製作会社 メトロ・ゴールドウィン・メイヤー
配給 メトロ・ゴールドウィン・メイヤー
公開 1950年6月16日
1952年12月16日
上映時間 92分



人前結婚式

2018年07月22日 02時49分31秒 | 沼田利根の言いたい放題
人前結婚式とは、親族や友人、知人などの参列者を証人として行われる結婚式である。
最近は、従来の宗教による儀式や昔からのしきたりにとらわれない、新しい形式で結婚式を挙げる人たちも多くなっており、そうした形式を人前結婚式(シビル・ウエディング)
婚姻届への署名捺印や誓いの言葉を組み込むものが多い。
人前結婚式は、形式に特別なきまりはない。
人前結婚式を挙げる場合は、披露宴を兼ねて行われるのが普通である。
会館などで行う場合の司婚者は、プロの司会者等が行うが、媒酌人が司婚役を兼ねてもいいし、知人や友人に依頼する場合もある。

昨日は、人前結婚式に出席した。
神父はいないで、プロの司会者進行役であった。
花嫁の父の立場を想った。
写真は初めから最後まで、制約がなく皆さん自由に撮影していた。
軽井沢での姪の結婚式も、人前結婚式であったことを思い出した。
新郎はトヨタの技術スタッフであり、真っ赤なオープンカーで式場に登場した。
ホテルの庭での人前結婚式で、軽井沢の木々の香が爽やかであった。