年金減額、消費増税、非正規雇用増… 生活弱者、一層苦しく 安倍政権7年8カ月

2020年09月14日 10時44分44秒 | 事件・事故

9/14(月) 6:05配信

北海道新聞

札幌市東区の女性が付けている家計簿。「記入していると涙が出る時がある」

 公的年金の減額や消費税増税、非正規雇用の急増―。2012年12月に誕生し、歴代最長となった第2次安倍政権の政策は、道民の暮らしにどう影響したのか。高齢になっても働かざるを得ない年金受給者や、正社員になれず低賃金にあえぐ労働者ら、厳しい生活環境に置かれている人々の「7年8カ月」をみた。

首相の「成果」実感せず
 「暮らしは守られるどころか苦しくなった」。札幌市東区の女性(74)はそう漏らす。

 NPO法人で長年働く。政権発足時に年金受給者となったのを機に、年金を生活費に充て、給与を貯金しようと考えた。トラック運転手として働きづめだった夫(77)と少しでも余裕のある老後を過ごすためだ。

 だが現実は違った。年金から天引きされる介護保険料は2割増えた。医療保険料も適用されていた低所得世帯向け軽減措置が無くなり、消費税率は10%に。一方、年金は15年度以降に少子高齢化などを理由に計3回、支給額が抑制された。

 4年前に夫が脳梗塞で倒れた。月約10万円の年金は、夫の介護施設利用料も引かれて半分以上が消える。女性は法人からの給与と手元に残る年金の計12万~13万円から、夫の治療費や生活費を捻出する。

 安倍晋三首相は昨年の所信表明演説で「1億総活躍社会」を掲げ「意欲ある高齢者の皆さんに70歳までの就業機会を確保します」と強調した。だが、女性は「意欲ではなく、生きていけないから仕事を辞められない。口先で良い印象を浸透させ、現実を覆い隠そうとしている」と憤る。

 首相は辞任表明時、「400万人超の雇用を生み出した」と成果を誇った。18年の働き方改革関連法の成立時には「非正規という言葉を一掃する」と宣言。だが生み出された雇用の大半は、12~19年に約350万人も増加した非正規だ。

 「卒業して以来、私の給料ってずっと同じなんです」。札幌市の契約社員の40代女性はつぶやく。

 「就職氷河期」の02年に専門学校を卒業後、市内の手芸店でアルバイトを続けた。5年後に正社員になったが「固定給になっただけで、ボーナスも無かった」。2年前、パソコン関連企業で契約社員になった。週5日働き、月給は約14万円。時給換算で最低賃金程度の暮らしが20年間、続く。

 政府は昨年、就職氷河期世代の非正規労働者を支援し、正規労働者を30万人増やすと表明。女性も正規雇用の希望を会社に伝えたが、取り合ってもらえなかった。「企業は私たちのような駒をそろえておきたいだけ。国の政策も『はりぼて』ばかり」と諦め顔だ。

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利根川にモーターパラグライダー墜落、操縦の女性死亡

2020年09月14日 10時30分20秒 | 事件・事故

9/13(日) 23:08配信

TBS系(JNN)
 13日午後、千葉県野田市でモーターパラグライダーが利根川に墜落し、操縦していた女性が死亡しました。

 13日午後1時ごろ、千葉県野田市木間ケ瀬で、「利根川にモーターパラグライダーが墜落した」と男性から119番通報がありました。警察によりますと、操縦していた30代ぐらいの女性が近くにいた船に救助されましたが、その後、運ばれた先の病院で死亡が確認されました。
 
 モーターパラグライダーは茨城県坂東市から午後0時半ごろに飛び立ち、およそ30分後、対岸の野田市の川岸からおよそ20メートル離れた川に墜落したとみられるということです。
 
 事故当時、特に強風が吹いていた形跡はないということで、警察は、亡くなった女性の身元を調べるとともに事故の原因を調べています。(13日22:40)

 


新型コロナがもたらすリーダーなきバラバラの世界 イアン・ブレマー氏が読み解く格差と敵対の時代

2020年09月14日 10時24分27秒 | 社会・文化・政治・経済

ポストコロナの世界

毎日新聞2020年5月18日 

新型コロナウイルスが猛威を振るう世界の今後を「知の巨匠」たちはどう見ているのか。初回は、米国の国際政治学者・イアン・ブレマー氏に「リーダーなき『Gゼロ』」の国際社会で起こりうることを語ってもらった。 

 世界は第二次世界大戦後で最悪の危機に直面している。何よりも新型コロナによる経済的な打撃が大きすぎる。(危機が始まってからの)6週間で米国人労働者の実に2割が失業保険を申請した。たった6週間で、だ。こんなことは前例がない。これと同じようなことが世界中で起きている。

 にもかかわらず、誰もリーダーシップをとろうとしない。米国は、中国や世界保健機関(WHO)を非難するのに躍起だ。欧州連合(EU)は国際的にワクチン開発を支援するための会議を開いたが、米国は参加を拒んだ。医療品や医薬品のサプライチェーン(供給網)は分断され、世界中で囲い込みが起きている。パンデミック(世界的大流行)を克服するためにどの国も一致した行動をとろうとせず、むしろ争っている。これがリーダーなき「Gゼロ」の世界で起きていることだ。米国が国際秩序を主導していた時と違い、リーダー不在の時代は過去のどんな時よりも世界を危険にさらしている。

 この10年間、経済格差は広がっていたが、パンデミックによって持つ者と持たざる者の経済格差はさらに広がる。直撃を受けるのは、情報技術(IT)などの「知識経済」から取り残された貧しい人や、感染の危険性にさらされていても在宅勤務ができない職業の人たちだ。彼らの仕事は、人が作業しなくても済むように簡単にオートメーション化(自動化)され、人工知能(AI)やロボットに取って代わられてしまう。さまざまな企業が危機に対応するために供給網を切り替えれば、それを支える中間層の人々も仕事を失う。経済格差は劇的に増大する。もちろん各国の政府は「社会契約」という観点から何かをしなければならないと認識するだろうが、果たして十分に対応できるのか私には全く分からない。

 世界ではグローバリゼーションとは正反対の力が働く。グローバリゼーションが終わるわけではないが、私たちが進む軌道は世界をバラバラにするものに変わっていくだろう。収入や就業機会の格差が広がることへの反発が強まり、ナショナリズムやポピュリズムはますます伸長する。人々はソーシャルメディアを通じて自分がそうだと思うニュースしか見なくなっており、この傾向はさらに強まる。エスタブリッシュメント(既得権益層)に対する反発もより激しくなるだろう。

 いつになれば普段の生活を取り戻せるのか。危機が終息したと言えるようになるには3年はかかるだろう。ただ、終息してもかつてのような世界にはもう戻ら…


「バラバラの時代」城山三郎

2020年09月14日 10時00分25秒 | 社会・文化・政治・経済

戦後20~30年は、家族も社会も生きるために身を寄せ合った。
兄弟姉妹は多かったが、互いに助け合うなど家族の愛情は深かった。
経済的に豊かになるにつれ、父は仕事漬け、母はパート、子供はバイト。
食事もバラバラ、対話の場がなくなり、家族も支え合う意識が薄れてきた。
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表現者クライテリオン』メールマガジン

【浜崎洋介】「平成」とはどのような時代だったのか――「みんなバラバラの時代」を超えて
2018.12.26

From 浜崎洋介(文芸批評家) 

 いよいよ「平成」最後の年が終わろうとしています。が、改めて振り返ってみると、「平成」という時代は、「国の内外、天地ともに平和が達成される」という願いとは反対に、世界的にも国内的にも、つくづく混乱と混迷の時代だったという想いを禁じ得ません。

 昨日の柴山さんのメルマガにもあったように、来年は、今年以上の波乱が予測されるとのことでしたが、まさにその直後に、東京株式市場は1000円値を下げ、二万円を割ったというニュースが流れてきました。『別冊クライテリオン・消費増税を凍結せよ』でも指摘していた米中貿易摩擦とFRBの利上げの影響が効いてきたということでしょうか。

 それなら、やはり、現状を正確に見定めておくためにも、そして、新しい年と、新しい元号を迎えるためにも、今一度、この混乱と混迷の「平成時代」を振り返っておく必要があるのかもしれません。果たして、私たちにとって「平成」とはどのような時代だったのか。

 「昭和」という時代が、良くも悪しくも「みんな一緒」に成長していった時代だったとすれば、「平成」という時代は、「昭和」が積み上げてきた遺産を食い尽くし、物質的にも精神的にも「みんなバラバラ」になっていった時代だったと言うことができるでしょう。

 では、私たちを「バラバラ」にしていったものの正体とは何なのか。それは、言うまでもなく、1980年代に顔を現し始めた「ネオ・リベラリズム」(新自由主義イデオロギー)であり、また、その現象形態としての「グローバル資本主義」にほかなりません。

 じじつ、「平成」は、東西冷戦の終結(1989年)と伴に始まっていました。つまり、「東側の社会主義圏」という一つの〈限定=枷〉を失くした「西側の資本主義圏」が、無際限に膨張しはじめたその瞬間に、「平成」という時代は始まっていたのだということです。

 それは、政治的には、「人権」と「民主主義」を旗印にしたアメリカの一極世界支配(湾岸戦争とイラク戦争)を加速させていったのと同時に、経済的には、市場拡大に伴う多国籍企業と金融資本主義の世界支配を完成させていきました。それは確かに、BRICs(ブラジル・ロシア・インド・中国)などの新興地域(と、それに投資する多国籍企業と世界的投資資本)の台頭を後押していきましたが、しかし、それとは逆に「国家の支え」(規制)を失った先進諸国の「国民」(中間層)の没落を一層加速させていったのでした。

 その矛盾の現われが、2016年に起こったブレグジット(イギリスのEU離脱)であり、「米国ファースト」を唱えるトランプ現象であり、また、今、現在、フランスで起こっている「イエローベスト運動」であることは言うまでもないでしょう。

 しかし、この混乱は、国際情勢に限った話ではありません。日本国内に目を向けても、似たり寄ったりの惨状が目に入ってきます(経済成長がないぶん、より酷いとも言えますが)。

 たとえば、「平成」は、ほとんど「バブルの崩壊」(平成3年=1991年)と共に始まっていますが、そのなかで何が語られていったのかと言えば、まず、行政の効率化を掲げた「行財政改革」(公共事業費のカット)であり、また、政権交代の可能性を掲げた「政治改革」(小選挙区制の導入)であり、そして、グローバルスタンダードを掲げた「日本的経営の改革」(終身雇用・年功序列の廃止)でした。そして、この「改革熱」が、後の「小さな政府」と「ネオリベ政策」を旨とした、「小泉構造改革」を用意し、引いては「民主党」による政権交代までをも用意していったことは既に御承知の通りでしょう。

 しかし、その一方で、時代が明るくなることはありませんでした。平成7年(1995)、住専問題(住宅金融専門会社の破綻問題)に際して、政府は公的資金投入を見送りましたが、今から考えれば、それは国家が市場から手を引きだしたことの前触れでした。その後の平成9年(1997)には、金融ビックバン(護送船団方式の終り――2002年以降の銀行・証券・保険の兼業化に向けた助走)が始まり、それと同時に北海道拓殖銀行と山一證券が破綻し、翌平成10年(1998)には、日本長期信用銀行と日本債券信用銀行が破綻して、この年に、自殺者が初めて3万人を超えることになります。

 そして、平成13年(2001)の小泉政権の登場と共に、「郵政民営化」や「労働者派遣法改正」など、「優勝劣敗」の新自由主義路線が一層加速していったのでした。
なるほど、同情、憐憫、同胞愛などの「旧い価値観」から解き放たれた一部の「サイコパス」たちにとっては、「能力主義」による「自由競争社会」ほど、心地いいものもなかったのかもしれません。が、その感覚は、多くの一般国民のものではありませんでした。

 実際、「繋がり」や「支え」を失ってバラバラになった個人が、意欲的に「競争」に打って出ていったのかと言えば、むしろ事態は逆でした。「支え」を失った多くの人々は、悪い意味での「守り」に入らざるを得ず、ますます「いい大学」、「いい会社」、「コンプライアンス」など、画一的な社会的観念(外在的意味)に囚われていくことになります。

 では、その一方で、社会的観念にさえ見放され、ますます不安と孤立を深めていった人々はどうなっていったのか。おそらく、その一つの帰結が、不気味な「平成犯罪史」であり、もう一つの帰結が、卑屈な「特定集団への依存」という平成的現象でしょう。

 たとえば、他者との繋がりを失った果ての「現実感覚の喪失」の例として、私たちは、宮崎勤による連続幼女誘拐殺人事件(平成元年=1989年)から、酒鬼薔薇聖徒による神戸連続児童殺傷事件(平成9年=1997年)、また、光市母子殺害事件(平成11年=1999年)や、佐賀バスジャック事件(平成12年=2000年)、池田小事件(平成13年=2001年)や、秋葉原通り魔事件(平成20年=2008年)、そして、相模原障害者施設殺傷事件(平成28年=2016年)や、座間の9遺体事件(平成29年=2017年)などのグロテスクとしか言いようのない「平成犯罪史」の系譜を目にすることになったのでした。

 また、その「現実感覚の喪失」を埋め合わせるようにして現れてきたのが、オウム真理教を含めた新新興宗教であり、また、その後のネトウヨ現象、在特会現象、若者のイスラム国への憧れ、SEALs現象、あるいは、ツイッターやインスタグラムなどのネット依存(SNSアディクション)などの現象だったと言うことができるでしょう。

 果たして、ここまで荒廃した時代のなかで、私たちは、この不安と孤立に充ちた「みんなバラバラの世界」を終わらせることができるのでしょうか。なるほど、今のところ、世界的にも、国内的にも、この「分断の時代」が終わる気配はありません。

 しかし、その一方で、「人間」という他者ぬきでは生きられない動物が、この分断と混乱の時代、バラバラの時代に、長く耐えられるはずもありません。とすれば、やはり、しばらくは息をひそめながら、やがて来る時代に備えておく必要があるのでしょう。

 かつて、宗教戦争とペストで混乱する16世紀ヨーロッパに生れたモンテーニュは、しかし、その自らの「運命」を呪うのではなく、感謝さえしながら、次のように書いていました。

「われわれが今30年来そのなかにいるこのような混乱の状態にあっては、あらゆるフランス人は、個人個人としてであれ、全体としてであれ、毎時間ごとに自分の運命が完全にひっくり返るきわどいところに立っているのを見ている。それだけになおさら、自分の心により強い、力にみちた備えを仕込んでおかなければならない。われわれを、柔弱でも無力でも無為でもない時代に生きるようにさせてくれた運命に感謝しようではないか。」『エセー』第3巻第12章、「顔つきについて」荒木昭太郎訳


日本社会党の衰退要因

2020年09月14日 10時00分25秒 | 社会・文化・政治・経済

自社連立は「日本人の気持を非常に深く傷つけたんじゃないですかね」
映画監督・山田洋次
「政治の裏切りは人間の心の奥底に染み込んでいく、廃退的な気持ちにしていく」


日本社会党の衰退要因

五十嵐仁は(1)歴史的転換失敗説、(2)社会的基盤不在説、(3)組織・活動説の3つに分類している(五十嵐仁『政党政治と労働組合運動』御茶の水書房、1998年、198〜202頁)。

 (1)はかつてよく言われた説であり、社会党が高度経済成長に伴う日本社会の変化に対応できず、西欧型社会民主主義政党に脱皮出来なかったために衰退したのだという説である。この説は西欧型社会民主主義路線をとった民社党が伸びなかったことや1980年代に社会党が西欧型社会民主主義路線に転換しても、それが党勢拡大につながらなかったことで容易に否定される。

 (2)は、西欧に比べて労働組合の勢力が弱い日本では、そもそも社会民主主義が成立する余地はなかったという説である。だが、社会党の場合、労組だけに支持されていたわけではない。河上民雄先生はかつて社会党の組織を次のように形容された。「小さな党組織を中核として、その周囲に総評という大きな支持組織と、さらにその外側に社会党と戦後体験を共にしてきた一般市民、主婦といった未組織の半ば恒常的な支持層が同心円のような形で取り巻いている」(河上民雄『現代政治家の条件』春秋社、1968年、89頁)仮に労働組合勢力が西欧諸国に比して弱かったとしても「未組織の半ば恒常的な支持層」を拡大していけば、社会党の党勢拡大は理論的には可能であった。問題はそれがなぜ出来なかったのか、である。

 (3)は、社会党の党組織が弱体であり、日常活動が不足していたことに原因を求める説である。五十嵐は社会党がそのような体質に陥った理由として「反共主義」を挙げている。反共主義であるがゆえに、共産党のような地道な党員拡大や日常活動を怠り、社会党は労組依存に陥ったというのである。私はむしろ逆に共産党的な「党の指導に絶対に従う膨大な党員」という組織を追求し、それが社会党にそぐわなかったがゆえに社会党は衰退したのではないかと反論した。(拙稿「1960〜70年代における日本社会党の党組織と江田三郎」『年報日本現代史』14号、2009年)

 1952・53年総選挙を分析した、蝋山政道ほか編『総選挙の実態』岩波書店、1955年を読めば、かつての社会党の実態は河上先生が形容されたとおりであることがわかる。
 旧東京都第6区では「地元のために尽くしてくれた」「自分は自由党支持だが熊本氏が落選するのは困る」ということで人々は熊本虎三候補(右派社会党)を応援し、また女性有権者は「女性は女性同志」ということで山口シズエ候補(右派社会党)を応援していることを、この分析では紹介している。また、東京都南多摩郡鶴川村(現在の町田市)での調査では「ただここで今一つ注目すべき事実は、右派社会党で農民運動家、貧農に対して無料弁護を二〇年も引受けて来た中村高一氏が、自作、自小作、小作を問わず、よく農民一般に知られており、且つ非常な人気があることである。…(中略)…農民は直接自己に関係の無いものに対しては、ほとんど関心を示さないが、少しでも自己の利害に関係のあるものには非常に敏感であるということを示している」(169頁)と報告されている。

 当時の有権者は社会党をイデオロギーや政策だけで支持していたわけではなく、「候補者に世話になった」とか「候補者が女性だから」といった理由で支持している者も非常に多かったのである。この分析ではそのような有権者は意識の遅れた有権者として扱われているが、むしろ有権者が選挙で票を投じる際に基準にするのはこのようなイデオロギーや政策とは無縁の事柄なのではないだろうか。
 しかし、社会党は党の指導に絶対に従う膨大な党員に支えられた共産党型の組織を目指し、個人的感情で候補者個人とつながっていた膨大な未組織の支持者を切り捨ててしまう。その背景には、1950年代に、保守政党同様の個人後援会を基盤にする右派(顔の右社)よりも総評の全面的な支援を受ける左派(組織の左社)の伸長が著しかったことが考えられる。

 しかし、1960年代に入ると、民間労組の離脱によって総評の勢力は減退し、労組員の社会党支持も低下して、労組の支援が必ずしも強みではなくなってしまう。1970年代に入ると、社会党内では協会派が勢力を拡大し、党員獲得と日常活動に力をいれた共産党型の党勢拡大策がとられるが、協会派が獲得を目指した党員像は「党の指導に絶対に従う党員」であった。そのような党員は、党のイデオロギーが確立していなければ存在し得ない。党のイデオロギーに心から賛同し、その実現のためにある程度の犠牲も辞さないと覚悟した時、人間は初めて「党の指導に絶対に従う党員」となるのである。
 そのため、協会派は社会党のイデオロギーを労農派マルクス主義に統一しようとしたが、もともと労農派マルクス主義者だけでなく、雑多な主義主張の持ち主から成る社会党を労農派マルクス主義の下に統一するというのは無理な試みであった。協会派が党の純化を目指せば目指すほど、「未組織の半ば恒常的な支持層」が社会党から逃げ出すという結果になってしまった。

 一方、中選挙区制の下で、自民党では雑多な主義主張の存在が許された。自民党は1選挙区で複数の候補者を擁立するので、「未組織の半ば恒常的な支持層」は複数の候補者の中から自分が一番気に入った候補者を支援することが出来たし、自民党の公認を得られない保守系無所属候補を支援するという方法もあった。その候補が自民党公認候補を下して当選すれば、自民党から追加公認され、晴れて自分が支持する議員を自民党の中に送り込むことが出来たのである。そのため、自民党の周辺には常に膨大な「未組織の半ば恒常的な支持層」が取り巻くこととなった。これこそが自民党が長期政権を維持することが出来た理由である。

 しかし、小選挙区制では、1政党から立候補できるのは1人だけであり、無所属候補が勝利するのは制度的にかなり困難である。候補者は党中央が決定するが、候補者の選定は党員による投票で決まるわけでもなく、候補者選定の基準も決まっていない。選挙区の党員や支持者は党中央が、いかなる理由で決定したのかよくわからない候補者を支援しなければならないのである。このような制度の下では選挙に積極的に関わるのは「党の指導に絶対に従う党員」だけとなり、「未組織の半ば恒常的な支持層」は選挙から遠ざかることとなる。すなわち、自民党含め全ての政党が、協会派が勢いを保っていたころの社会党のような存在となるのである。
 自民党は他党に比べれば、「党の指導に絶対に従う党員」が多く、さらに長期政権を維持してきたことによって自民党に信頼を寄せる無党派層もそれなりに存在するので、選挙戦を優位にすすめることが出来る。それでも、選挙に関わる「党の指導に絶対に従う党員」を確保するため、自民党でも党のイデオロギーを純化しようという力学が働く。それが今日言われる「自民党の右傾化」である。

 政党のイデオロギーや政策に無関心だが、候補者に対する好意から選挙に携わっていた人々が排除され、党の指導に絶対に従う、ごく少数の党員や支持者のみが選挙に関わっているという今日の構図は、有権者の政治参加という観点から見ると決して望ましいものではない。小選挙区制は早急に見直されるべきである。
 ならば、どのような選挙制度が望ましいのだろうか。政党のイデオロギーや政策ではなく、候補者個人への好意などが投票の動機になっている我が国においては、多くの候補者が立候補し、その中から有権者が選択できる選挙制度が望ましい。候補者が多ければ多いほど、有権者は自分に合った候補者を見つけやすくなるからである。そのため、1選挙区からできるだけ多くの当選者を出す制度にすること、そして供託金を大幅に減額し、できるだけ多くの人々が立候補できる制度へと我が国の選挙制度を変更するべきである。

 (筆者は小山高専・日本大学・東京成徳大学非常勤講師)

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村山内閣の動き

1994年(平成6年)6月、前の羽田内閣が少数与党内閣となって総辞職した後、政権復帰を目指した自由民主党(河野洋平総裁)は、日本社会党(村山富市委員長)・新党さきがけ(武村正義代表)と連立政権を組むことに合意した(自社さ連立政権)。
そこで、村山富市委員長を内閣総理大臣として成立したのが、村山内閣である。
1947年(昭和22年)5月から1948年(昭和23年)3月まで続いた片山内閣以来、46年ぶりの社会党委員長を首班とする内閣である。
このときの内閣総理大臣指名選挙では、中曽根康弘・渡辺美智雄ら、一部議員を除く自由民主党議員の大半と日本社会党、新党さきがけの全議員が村山に投票し、新生党・公明党など、羽田内閣の与党側が推した海部俊樹を破った。
この「自社さ」の枠組は、第2次橋本改造内閣が終了する1998年(平成10年)半ばまで引き継がれる。
日本史に残る村山内閣時代の事件や災害としては次の3つが挙げられる。
阪神・淡路大震災【兵庫県南部地震】の発生:1995年(平成7年)1月17日
1995年(平成7年)3月20日に発生した地下鉄サリン事件を始めとするオウム真理教による一連の事件発覚
1995年(平成7年)6月21日、日本で初めて強行突入が実施された函館ハイジャック事件【詳細は全日空857便ハイジャック事件を参照】


石破氏「女系天皇」排除せず 岸田・菅氏は慎重、議論停滞も 自民総裁選

2020年09月14日 09時24分35秒 | 社会・文化・政治・経済

9/14(月) 7:16配信

時事通信
 安倍晋三首相の退陣により、懸案の皇位継承問題も次期政権へ引き継がれる。

 自民党総裁選では「女系天皇」について、石破茂元幹事長が容認の可能性に言及。一方、政権中枢で首相を支えてきた岸田文雄政調会長、菅義偉官房長官は「男系継承」の伝統を重視する立場から慎重な姿勢を示しており、議論が停滞する可能性もある。
◇男系維持か女系容認か
 皇室典範は「皇統に属する男系の男子」が皇位を継承すると規定。現在該当するのは、天皇陛下の弟の秋篠宮さま(54)、その長男の悠仁さま(14)、陛下の叔父の常陸宮さま(84)の3人のみで、有資格者の減少が懸念されている。

 国会は2017年に上皇さまの天皇退位を認める特例法が成立した際、付帯決議で「安定的な皇位継承を確保するための諸課題」を検討するよう政府に要請。最大の焦点は、女性皇族の天皇即位や、母方のみ天皇の血筋につながる女系天皇を容認するかどうかだ。

 小泉内閣の有識者会議は05年に女性・女系天皇を提言したことがある。しかし、安倍政権を支える保守層は「男系維持」を主張。女性天皇にも反対論が強いため、安倍政権下で本格的な検討は行われなかった。

 総裁選候補3人のうち、この問題で最も積極的に発信しているのは石破氏だ。出馬に際してのインタビューで「皇室がなくなったらどうするんだと真剣に考えねばならない」と天皇制存続に危機感を表明。男系の女性天皇は「当然あり得べしだ」と提起し、女系についても「選択肢は排除されるべきではない」と踏み込んだ。

 男系の女性天皇は江戸時代まで8人いた。再び認められると、天皇皇后両陛下の長女で男系に属する愛子さま(18)が継承権者に加わる。ただ、女系を認めない限り、次の世代に移る際に継承問題が再燃する可能性があり、女系容認論はそうした問題意識に基づいている。

 ◇伝統と「国民の合意」
 これに対し、岸田氏は歴代天皇が男系で継承されてきたとされる「伝統」を重視する。「私は男系天皇の継承に歴史と重みを強く感じている一人だ」と強調。菅氏も「男系継承が古来、例外なく維持されてきた重みを踏まえながら慎重かつ丁寧に検討を行っていく」との政府見解を引用し、女系容認に慎重な立場をにじませた。

 菅氏は「まずは天皇即位に伴う行事がつつがなく行われるよう全力を尽くす」とも語り、年内にも執り行われる秋篠宮さまの「立皇嗣の礼」が終わるまで、議論を先送りする考えを示す。安倍首相は過去に「長い歴史の中で女系天皇は存在しなかった」として男系維持を主張したことがあり、菅氏もこうした見解を共有しているとされる。

 一方、今回の総裁選で菅氏支持を真っ先に打ち出した二階俊博幹事長は、昨年11月の記者会見で「男女平等、民主主義の社会だ。それを念頭に置いて考えていけばおのずから結論は出るだろう」と発言。女性・女系天皇に前向きと受け取られ、波紋を広げた。

 総裁選で本命視される菅氏はこれまでの記者会見でも「さまざまな意見があり、国民のコンセンサスを得るため十分な分析と検討が必要だ」と述べており、「菅政権」発足後、議論が前進するかは不透明だ。 

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阪神藤浪、現状打破には大きな変化が必要/西本聖

2020年09月14日 02時34分43秒 | 野球

熱投野球論
◆西本聖(にしもと・たかし) 1956年(昭31)6月27日生まれ、愛媛県出身。松山商から74年ドラフト外で巨人入り。2年目に1軍入りを果たすと77年に8勝を挙げ、80年からは6年連続で2桁勝利をマークするなど巨人の主力投手として活躍した。81年に沢村賞。中日に移籍した89年には20勝を挙げ最多勝。その後オリックスでもプレー。最後は94年、巨人で現役引退した。通算504試合に登板し165勝128敗17セーブ、防御率3・20。引退後は阪神、ロッテ、オリックス、韓国ハンファで投手コーチを務めた。16年から日刊スポーツ評論家に復帰。


<阪神7-6広島>◇13日◇甲子園

阪神が逆転優勝を狙うには、藤浪の完全復活が絶対条件だと思っていたが、やはり厳しいと言わざるを得ない。4回1死満塁で降板し、2番手馬場が打たれて5失点(藤浪の自責点)したが内容的にも、あれ以上の続投は難しかった。

ピッチングになっていない。打者と勝負するというより、ストライクゾーンに投げるのが精いっぱい。捕手梅野の構える位置は、ほぼ一緒で打者との駆け引きというレベルまでいっていない。初回も鈴木誠に3ランを浴びるまでの15球はオール真っすぐ。6番ピレラの初球にカットボールを投げるまで直球が続いた。阪神のベンチ入り選手で、これを捕手のリードのせいにする選手はいないだろう。

特に悪いのは走者を出した時。ほぼ走らないだろうという走者や、盗塁の可能性が低い状況ではまだいい。しかし盗塁の可能性がある走者を背負うと、腕の振りが鈍くなる。点差が開いている時ならいいが、走者を置いて悪くなる投手は接戦で勝てない。さらに付け加えるなら、今の状態では抜け球を怖がらない打者にも分が悪い。前回5日の巨人戦では5回途中11失点。優勝という目標があるチームには通用しないだろう。


フォームの見直しが必要だ。テークバックで右腕が背中に入りすぎ、トップの位置に右腕を上げていく時に頭が突っ込んでしまっている。テークバックが直らないというのなら、プレートの踏み方を直すのも1つ。藤浪はプレートにスパイクの歯をかけて投げるが、これだと上半身が突っ込みやすくなる。プレートの横にスパイクを添えるように変えた方がいい。

これができないなら、投げる位置を少し下げるしかない。開いて投げる投手はサイドの方がいいし、スライダーはもっと良くなる。いずれにせよ、何かを大きく変えなければ、これ以上の現状打破は難しいだろう。(日刊スポーツ評論家)

4回表広島1死満塁、降板となった藤浪晋太郎はベンチでがっくり


ヤクルトが巨人戦9連敗「明らかに実力の差」監督

2020年09月14日 02時18分26秒 | 野球

[2020年9月13日18時9分] 日刊スポーツ

巨人対ヤクルト 9回表、じっと戦況を見つめる高津監督(撮影・狩俣裕三)

 巨人対ヤクルト 4回裏巨人1死一塁、丸(手前)に逆転の2点本塁打を許し厳しい表情の高津監督(左)(撮影・垰建太)

<巨人3-1ヤクルト>◇13日◇東京ドーム

ヤクルトは先制しながらも、逆転負けを喫した。巨人戦9連敗となり、今季3度目の5連敗を喫した。ビジター9連戦を1分け5敗で、借金は今季ワーストの14となった。高津臣吾監督は「これは明らかに実力の差になっているわけで。認めざるを得ません。毎日一生懸命、絶対勝つつもりでグラウンドには立っている。そうはいかないのが巨人(相手)であり、今のスワローズなのかなと思います」と話した。

今季初めて、中山翔太外野手を5番スタメンで起用。坂口、青木、山田哲、村上と並べ、上位打線で得点を奪う作戦だった。

4回は先頭の青木が四球と今季初の盗塁、村上の適時打で1点を先制。見事に結果につながった。

しかし6回は1死一、二塁のチャンスから中山、西浦が連続三振で無得点。8回も先頭坂口が中前打を放つも、青木が三併殺打。山田哲、村上の連打も得点にはならなかった。

安打をマークしたのは坂口と青木、中山が1本ずつ。山田哲と村上が2本で、1~5番の5人のみだった。指揮官は「どうしても今は4、5番くらいまでしか出塁等々難しくなっていて、下位打線がなかなかヒット1本であったり、出塁ができないので、下位からの出塁ができなくなっている」と課題を挙げた。

15日からは、9連戦となる。本拠地神宮での6連戦もあり「いろんな手は尽くして、頑張ってはいるんですけど。なかなか結果に結びつかないのが現状。一生懸命やっているのが、結果として表れるゲームをしたいと思う。簡単ではないですけれども。気持ちをしっかり強く持って、絶対勝つという気持ちでグラウンドに立つことが大事じゃないかなと思います」と話した。


セ5球団ショボすぎて…巨人、リーグ史上最速マジック点灯へ 今季はCSないのに包囲網呼びかけもせず

2020年09月14日 02時16分28秒 | 野球

9/4(金) 16:56配信

夕刊フジ

余裕の5連勝で独走態勢に入り、帽子を脱いで声援に応える原監督。まだライバル球団はシャッポを脱がず、意地を見せてほしいが…

 このままあっさりと終戦してしまうのか。首位巨人は3日のDeNA戦(東京ドーム)に大勝で5連勝。最短で7日にもセ・リーグ史上最速で優勝マジックが点灯する。原辰徳監督(62)は川上哲治監督の球団歴代最多1066勝に並ぶ、ダブル快挙達成の可能性も出てきた。一方で今季はクライマックスシリーズ(CS)がないのに、包囲網さえ敷けない他球団のていたらくは目に余る。(片岡将)

マジック対象の2位チームに3連勝。原辰徳監督(62)は「今日のゲームはとても大きな位置づけの試合。勝利というのは非常に大きい」とうなずいた。

 相手ベンチは試合前からドタバタ。DeNAが提出したベンチ入りメンバー表には、ラミレス監督の欄に「〇」がなく、「監督がベンチ外?」とひと騒ぎに。指揮官にアクシデントが起きたのではなく、ただの手違いで訂正を認められたが、考えられないミスだ。

 この日はラミレス監督が「2週間前から考えていた」という秘策、リリーフのパットンを来日194登板目にして初先発させたが、2回途中9失点で大炎上KO。2番手でロングリリーフの予定だった石田を出す展開に持ち込めず、12点差の4回から長年抑えを務めた山崎に敗戦処理をさせるなど、無残な形で同一カード3連敗を喫した。

 AクラスのDeNAと阪神は下位チームをたたきながら、そろって巨人に貯金「6」ずつ献上。DeNAに代わり2位に浮上した阪神も、首位とのゲーム差は7・5もある。第3次原政権の2連覇に待ったを掛けられそうな対抗馬は見当たらない。巨人は早ければ今季66試合目、7日の阪神戦(甲子園)後にも優勝マジックが点灯。2003年阪神の76試合を大きく上回る、セ・リーグ最速記録更新も射程圏内だ。

 未曾有の独走劇はライバル球団の責任も大きい。今季はコロナ禍でCSが中止となり、優勝以外に日本一への道筋はないというのに、各球団が包囲網を仕掛けて巨人にエース級をぶつけ続けるでもなく、淡々と日程を消化している。

 仮に原監督が逆の立場であったら、あるいは星野仙一、野村克也(ともに故人)ら海千山千の名将ならば、メディアの力も使って他球団に共闘を呼びかけたはずだ。今のセ・リーグでそんな発信力を持った監督が、巨人にしかいないという寂しい現実がある。

 セ6球団の指揮官の中でも「パ高セ低」の現状に最も危機感を抱いている原監督に対して、危機感の薄いライバルたちが一泡吹かせることもできないまま、間もなくセ・リーグの火は消えてしまうのだろうか。

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【巨人】2位と9・5差、15日阪神戦に勝てば優勝マジック「38」点灯

2020年09月14日 02時10分46秒 | 野球

9/13(日) 22:20配信

スポーツ報知

勝利し歓声に応える原辰徳監督

◆JERAセ・リーグ公式戦 巨人3―1ヤクルト(13日・東京D)

 巨人がデーゲームでヤクルトに勝利。ヤクルトとの3連戦3連勝となり、対ヤクルトは9連勝、最下位ヤクルトとは18・5ゲーム差となった。

 これで9月は10勝1敗1分け。引き分けを挟んで7連勝で、貯金は今季最多の「23」となった。

 ナイトゲームで3位DeNAが中日に敗戦。巨人と11ゲーム差に広がり自力優勝の可能性が消滅した。

 巨人は、9・5ゲーム差の2位で自力優勝の可能性が残る阪神との15日の直接対決(東京D)に勝てば、優勝マジック「38」が点灯する。

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藤浪4回途中5失点で今後は?矢野監督「考えます」

2020年09月14日 02時07分56秒 | 野球

9/13(日) 18:28配信

日刊スポーツ

阪神対広島 4回表広島1死満塁、降板となった藤浪晋太郎はベンチでがっくり(撮影・岩下翔太)

<阪神7-6広島>◇13日◇甲子園

阪神藤浪晋太郎投手(26)は4回途中を5失点と苦しみ、1235日ぶりの甲子園白星を逃した。

【写真】交代を告げる矢野燿大監督

1回1死一、二塁から4番鈴木誠に直球を狙い打たれ、先制の左越え3ランを献上。2、3回は持ち直したが、2点リードをもらった4回に2安打1四球で1死満塁とされたところで降板した。

前回5日巨人戦は5回途中で降板し、球団ワーストの1試合11失点と大炎上。今回は先発ローテ生き残りへ、背水のマウンドだった。17年4月27日DeNA戦以来の甲子園白星を目指したが、相性が悪い広島打線にまたも苦戦した。

これで今季は8試合登板で1勝5敗、防御率5・87。3戦連続で5回未満の降板を余儀なくされている。

矢野燿大監督は試合後、藤浪の今後については「今すぐちょっと答えは出ないけど、考えます」と話すにとどめた。

▽阪神福原投手コーチ(藤浪について) 球の強さはありましたが、ボールが高い分、甘く入ると長打につながりやすい。ボールの高さが大事になってきますね。2回以降はスライダーを低めに頑張って投げてくれていた。立ち上がりからボールの高さを頑張れていたら良かったかなと思います。(次回は)考えます。

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【阪神】矢野監督の執念采配実る!4連勝で15日から首位巨人と直接対決へ

2020年09月14日 02時04分35秒 | 野球

9/13(日) 18:11配信

スポーツ報知

8回2死、勝ち越しソロ本塁打を放った陽川尚将(右から2人目)をゴリラポーズで迎える阪神ベンチ

◆JERAセ・リーグ公式戦 阪神7―6広島(13日・甲子園)

 阪神が今季3度目の同一カード3連勝を収めた。矢野監督の執念采配が実った。

【ハイライト動画】阪神4連勝!陽川が決勝3号ソロ

 先発の藤浪が4回途中5安打5失点で降板したが、リリーフ5投手が必死のリレー。岩貞、岩崎、スアレスがイニングまたぎをこなして、最少失点でしのいだ。

 打線も3点のリードを許した直後の初回に糸原、ボーアが適時打を放つと、1点ビハインドの3回には同点に追いつき、なお無死一、二塁で主砲の大山が投前犠打。指揮官が勝負のタクトを振るい、ボーアと糸井の連続タイムリーを呼び込んだ。5回に再び勝ち越されたものの、粘り強さを見せ、最後は同点の8回に途中出場の陽川が右中間に3号の決勝弾をかっ飛ばした。

 首位巨人とは9・5ゲーム差のまま。今季最多の貯金4とし、チーム4連勝と勢いに乗って、15日から敵地の東京ドームに乗り込み、直接対決に臨む。

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コロナ給付金「中には不正申請も」「マスコミ関係者も」 700件代行の税理士、反社の関与は否定

2020年09月14日 01時59分18秒 | 事件・事故

2020年9月12日 09:50


 新型コロナウイルス対策で収入が半減した個人事業者に、最大100万円が支給される持続化給付金の不正受給が沖縄県内で発生している問題で、県警の家宅捜索や任意聴取を受けた税理士の50代男性が11日、琉球新報の取材に応じた。

男性は大量の申請を代行したことを認めた上で「中には不正な申請も含まれているのかもしれない」と述べた。

 暴力団組織や、同組織に所属せずに犯罪行為を繰り返す半グレ集団とのつながりについては「一切ない」と否定した。申請者には昨年の収入実績に間違いがないことや反社会的勢力の構成員ではないことを誓約書に署名押印してもらい、提出を受けているという。

 男性によると今年6月から7月にかけて、持続化給付金の申請代行約700件、確定申告約千件を取り扱った。3割程度は書類や収入などに明らかな不備があり断った。男性が取り扱った申請代行は申請者の人づてで広がっており、自ら申請を呼び掛ける行為はしていないという。

 男性は「手数料が安かったことも広がった要因かもしれない」との見方を示した。関係者によると、男性が取り扱った申請者は日雇いの土木作業員や運転代行業、飲食店関係者らが多くを占め、中には県内マスコミ関係者もいたという。

 男性は「紹介者へのキックバックや、こう申告すれば給付金がもらえるというような指導は一切やっていない」と説明した。給付金の入金後に連絡が取れなくなる申請者も一定程度いることを明かした。

 県警は今月3日、この男性の税理士事務所を含む本島中南部の関係先4カ所を家宅捜索。関係者の任意の事情聴取も行っており、県内で多発している不正受給の実態把握を急いでいる。

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持続化給付金の不正受給4億円超 半グレや暴力団関与か 沖縄県警捜査
2020年9月8日 06:00

新型コロナウイルス対策で収入が減少した個人事業者に対し、国が最大100万円を支給する持続化給付金を巡り、県内で行われた不正受給の総額が少なくとも4億円以上あることが7日、県警捜査関係者らへの取材で分かった。県警捜査2課と組織犯罪対策課は背後に暴力団組織や、暴力団などに所属せずに犯罪を行う「半グレ」がいる可能性があるとみて、慎重に捜査を進めている。

 捜査関係者らによると7月までに、受給資格のない県内の被雇用者や無職者ら400人以上が、給付金の申請を行ったという。県警は申請を指示したり代行したりする組織がいるとの情報も得ている。申請代行の「手数料」などとして、不正受給した申請人から数十万円を得る手口で、利益を得ている組織がいる可能性がある。県警は背後に暴力団や半グレなどといった反社会的勢力がいるとみて、捜査を進めている。

 持続化給付金を巡っては、全国でも虚偽申請による不正受給が相次いでいる。大阪府警や愛知県警は、申請の指南役とされる会社役員などを詐欺容疑で逮捕した。県内では不正受給に関連した相談が県消費生活センターなどに寄せられていた。県内での逮捕事例はない。給付金は支給スピードを重視し、手続きがインターネット上で行えるなど、審査が簡略化された経緯がある。

 「ルポ新型コロナ詐欺」の著書がある、フリーライターの奥窪優木氏は「反社会的勢力が一般市民をそそのかして不正受給させ、振り込まれた給付金の大部分を手数料名目やマルチ商法などの手口で吸い上げる例が全国でも相次いでいる」と説明する。一方で「吸い上げられた側もそそのかされたとはいえ不正受給に手を染めている手前、警察に被害届を出すことはまれなので、事件化することはほとんどない」と指摘した。

琉球新報

 


沖縄タイムス社長が謝罪 不正受給社員は2人、借り入れ含め200万円

2020年09月14日 01時53分48秒 | 事件・事故

9/13(日) 20:24配信

琉球新報

社員の持続化給付金の不正受給を受け、謝罪する沖縄タイムス社の武富和彦社長(中央)ら=那覇市久茂地の沖縄タイムス社

 沖縄タイムス社(武富和彦社長)は13日、同社総務局付の40代男性社員が個人事業主を対象にした持続化給付金100万円を不正受給したことに関し、記者会見を開いた。同社は内部調査の結果、40代男性社員が緊急小口資金や総合支援資金計80万円を不正に借り入れていたことが新たに判明したと発表した。また30代の関連会社男性社員も緊急小口資金20万円を不正に借り入れていた。

 さらに編集局技術職の30代と40代の男性社員2人も持続化給付金受給の説明を受けていたことも明かした。編集局の社員2人は説明を受けたのみで実際に申請はしていないという。同社は検証委員会を設置して事実関係を調査し、経営陣も含めて何らかの処分をする方針。

 武富社長は会見冒頭、「日常の経済活動が制限されている中、たくさんの事業者はじめ県民の皆様が、危機的な経営状況、厳しい生活環境を乗り切ろうと日々努力を重ねているさなか、中小企業や個人事業主、生活困窮世帯の救済を目的とした国の制度を悪用した行為は法律に反するというだけでなく、人や社会を欺く反社会的行為であり、決して許されるものではない。沖縄タイムス社を代表して心よりおわび申し上げます」と謝罪した。【琉球新報電子版】

琉球新報社

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茨城県内における新型コロナウイルス感染症例発生状況 累計感染者数:612名

2020年09月14日 01時37分28秒 | 社会・文化・政治・経済

茨城県内における新型コロナウイルス感染症例発生状況

累計感染者数:612名 茨城版コロナNext(対策指針):Stage2

9月13日(日曜日)、県内で新たに新型コロナウイルス感染症患者(3名)が確認されました。

0913新型コロナウイルス感染患者発生の推移

新型コロナウイルス感染症陽性者一覧

 

東京医科大学茨城医療センターにおける新型コロナウイ
ルス感染症患者の発生に係るPCR検査の結果について
東京医科大学茨城医療センターの医療従事者及び入院していた患者に対し,
PCR検査を実施したところ,3名の新型コロナウイルス感染症患者が確認さ
れましたので,お知らせいたします。
本件について,濃厚接触者の把握を含めた積極的疫学調査を行っております。

東京医科大学茨城医療センターの今後の体制について
9/14 より
外来体制
再診・再来のみ対応。初診受け入れは中止。
入院体制
E4 病棟の閉鎖は継続
原則予約入院とかかりつけで入院が必要な方のみ受け入れ。
救急外来
救急車対応は制限付きで再開
連絡先問い合せ
本日は、20 時まで総務課:大西
診療日日中 総務課:大西、井上、坂本
029-887-1161

茨城県内の新型コロナウイルス感染症の陽性者の状況

0913陽性者の状況

緊急事態措置等の強化・緩和に関する判断指標(9月13日現在)

 

新型コロナウイルス感染症陽性者一覧

公表日 年齢 性別 居住地 区分
9/13 90代 稲敷市 濃厚接触者
9/13 20代 龍ケ崎市 濃厚接触者
9/13 20代 阿見町 濃厚接触者
9/12 30代 龍ケ崎市 新規
9/12 幼児 取手市 濃厚接触者
9/12 30代 取手市 濃厚接触者
9/11 90代 稲敷市 濃厚接触者
9/11 80代 日立市 濃厚接触者
9/11 80代 美穂村 濃厚接触者
9/11 70代 河内町 濃厚接触者
9/11 80代 稲敷市 濃厚接触者
9/11 80代 稲敷市 濃厚接触者
9/11 70代 土浦市 濃厚接触者
9/11 40代 阿見町 濃厚接触者 
9/11 30代 阿見町 新規
9/11 50代 土浦市 新規