西田さんの猫のタマほど、木に登ることだ好きな猫は他に見たことがない。
タマは木に登って、小鳥が飛来するのをじっと待っているのである。
取手市内の小鳥のなかで、雀、カワセミ、メジロなどを捕獲する。
生きたままの小鳥を咥えて家に上がり込んでくるタマに西田さんはあきれ顔だ。
イギリスの歴史家であるアーノルド・トインビーは、「文明を興すものは何か」を探った結果、それは人種でも恵まれた環境でもなく、かえって劣悪な気候の変化や外の文明からの圧力、刺激、困難に立ち向かうなかで生まれてくるものだと結論。
それを外部からの「挑戦(チャレンジ)と内からの応戦(レスポンス)」と説明。
挑戦と応戦の繰り返しが歴史を作る。
「トインビーは挫折した文明の共通項に「自己決定能力の喪失」をあげた。状況に振り回され、応戦ができない文明は衰退する。」これを機に改革を断行できるかどうかが復興の成否を決するとの内容。
「英国の歴史家アーノルド・J・トインビーが、着想から40年、大著「歴史の研究」を書き上げたのは半世紀前の1961年だった。
トインビーによれば、文明は逆境で生まれる。自然的環境や人間的環境からの挑戦(チャレンジ)に人々の応戦(レスポンス)が成功したときに興る。
例えば「古代エジプト文明」は、気候の変化による砂漠化で生存の危機に直面した人々が、ナイル川沿いの沼沢地を豊かな農地に変えることで生まれた。
このプロセスは、国の盛衰にもあてはまる。
トインビーは挫折した文明の共通項に「自己決定能力の喪失」をあげた。状況に振り回され、応戦ができない文明は衰退する。
イギリスの歴史家であるアーノルド・トインビーは、「文明を興すものは何か」を探った結果、それは人種でも恵まれた環境でもなく、かえって劣悪な気候の変化や外の文明からの圧力、刺激、困難に立ち向かうなかで生まれてくるものだと結論。
それを外部からの「挑戦(チャレンジ)と内からの応戦(レスポンス)」と説明。
挑戦と応戦の繰り返しが歴史を作る。
「トインビーは挫折した文明の共通項に「自己決定能力の喪失」をあげた。状況に振り回され、応戦ができない文明は衰退する。」これを機に改革を断行できるかどうかが復興の成否を決するとの内容。
「英国の歴史家アーノルド・J・トインビーが、着想から40年、大著「歴史の研究」を書き上げたのは半世紀前の1961年だった。
トインビーによれば、文明は逆境で生まれる。自然的環境や人間的環境からの挑戦(チャレンジ)に人々の応戦(レスポンス)が成功したときに興る。
例えば「古代エジプト文明」は、気候の変化による砂漠化で生存の危機に直面した人々が、ナイル川沿いの沼沢地を豊かな農地に変えることで生まれた。
このプロセスは、国の盛衰にもあてはまる。
トインビーは挫折した文明の共通項に「自己決定能力の喪失」をあげた。状況に振り回され、応戦ができない文明は衰退する。
公開日2021.08.30
※当コンテンツの内容は2021年7月時点の情報となります。
新型コロナウイルス感染症で、重症化する人には共通のリスク因子がみられます。また、回復後も後遺症に悩む人も少なくありません。
監修:岡部信彦(川崎市健康安全研究所 所長)
目次
高齢者、心臓や呼吸器などの持病のある人、肥満はとくに注意
60代から死亡率が高くなる
新型コロナウイルス感染症にかかると、約20%の人が重症化するといわれています。その人たちの傾向を調べた結果、年齢が高いほど重症化する確率も、亡くなる確率も高くなることがわかっています。ただし最近は、重症化(酸素・人工呼吸器を要する)が、40~50代の年齢層に下がってきています。20~30代の重症者もいるので「若いから大丈夫」と過信はできません。
持病が重なると、リスクも高まる
年齢のほかに、持病があることも重症化や死亡につながるリスクと考えられています。
慢性腎臓病、肝疾患、脂質異常症、高血圧、糖尿病の持病がある人、肥満の人は、重症化する割合が高くなります。持病は、二つ、三つと重なれば重なるほど重症化する可能性が高くなると考えられています。
一方、心疾患、慢性肺疾患、脳血管障害、慢性腎臓病のある人は、死亡する割合が高い傾向にあります。重症化しやすい人の持病と、死亡につながりやすい人の持病は、異なる可能性があります。
他方、今のところ小児年齢は大人に比べて感染しにくく、感染しても重症になりにくく、国内での小児死亡例は、2021年5月現在、0例です1)。
1)公益社団法人 日本小児科学会 小児における新型コロナウイルス(COVID-19)の現状と感染対策についての見解 2021年5月20日
後遺症に悩む人は少なくない
人によって、さまざまな症状が長引く
新型コロナウイルス感染症が回復したあと、数週間~数カ月にわたって、さまざまな後遺症に悩まされる人が少なくないことが明らかになっています。
症状はとても多様です。倦怠感、息苦しさ、胸の痛みや違和感、せきなどが多くみられる症状ですが、そのほか、嗅覚障害、関節痛、頭痛、目や口の乾燥、鼻炎、味覚障害、食欲低下、めまい、筋肉痛、不眠症、脱毛、発汗、下痢、精神や認知の働きの障害などの症状が続く人もいます。
重症の人に限らず何らかの後遺症が
後遺症がみられやすい人の特徴として、重症だった人、高齢者、女性、肥満などが挙げられていますが、軽症で回復した人であっても、症状が続いたり、しばらくして何らかの症状が出てきたりする人もいます。
表1 重症化のリスクが高いと考えられる因子
・65歳以上の高齢者 |
・悪性腫瘍(がん) |
・慢性閉塞性肺疾患(COPD) |
・慢性腎臓病 |
・2型糖尿病 |
・高血圧 |
・脂質異常症 |
・肥満(BMI30以上) |
・喫煙 |
・固形臓器移植後の免疫不全 |
生物学的製剤の使用、HIV 感染症、妊婦については、重症化リスクが高いかどうか評価中です。
「新型ウイルス感染症COVID-19診療の手引き第4.2版」より作成
https://www.mhlw.go.jp/content/000742297.pdf
監修者紹介 岡部信彦
川崎市健康安全研究所 所長
1971年東京慈恵会医科大学卒業。同大学小児科で研修後、帝京大学小児科助手、その後慈恵医大小児科助手。国立小児病院感染科、神奈川県衛生看護専門学校付属病院小児科などに勤務。1991年~1994年、世界保健機関(WHO)西太平洋地域事務局(フィリピン・マニラ市)伝染病疾患予防対策課課長。1994~1997年慈恵医大小児科助教授。1997年国立感染症研究所感染症情報センター・室長。2000年、同研究所感染症情報センター長。2012年から現職。内閣官房新型コロナウイルス感染症対策分科会委員、厚生労働省新型コロナウイルス対策アドバイザリーボード委員を務めている。
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発熱患者に対応可能な診療・検査医療機関の一覧
診療・検査医療機関一覧
診療・検査医療機関一覧詳細版(令和4年2月19日時点)(PDF:2,079KB)
診療・検査医療機関一覧詳細版(令和4年2月19日時点)(エクセル:145KB)
診療・検査医療機関一覧概要版(令和4年2月19日時点)(PDF:349KB)
診療・検査医療機関一覧概要版(令和4年2月19日時点)(エクセル:101KB)
- 症状では鑑別し難い、季節性インフルエンザと新型コロナウイルス感染症の両方の診療又は検査が適切に行えるよう受け入れ体制を整備した診療・検査医療機関のうち、公表の了承を得られた医療機関を掲載しています。
- 発熱等の症状がある場合は、詳細版に記載されている対応可能な曜日及び時間帯を確認の上、以下に記載の注意点をご確認の上受診願います。
家人が1週間ほど前から、激しく咳をしており、風邪薬を飲み始めた。
「新型コロナウイルスに感染したのではないの?!。こちらには移さないでほしいな」と言うと、「嫌なこと言わないで」と家人が反発する。
家人のカラオケ仲間や食事仲間は幸いにも、誰もコロナの感染者は出ていないが、家人の幅広い交際であるら、これまでコロナウイルス感染しないのがむしろ奇跡とも思われるのだ。
ところが、当方は3日前に寒気がしてきので、体温を測ってみたらなんと38度を超えていた。
インフルエンザなのか?熱が出たことで慌てた。
当方は、ほどんで人とは接触していないので、まず家族感染を疑う。
友人の中田さんは、奥さんが呆れるほど、人との接触を避けている。
「基礎疾患があるので、コロナで死にたくないのね」と奥さんは苦笑していた。
これまで、風邪薬をほとんど飲まないまま風邪の症状を克服してきた当方であるが、新型コロナウイルスに感染し、重症化することを恐れた。
ともあれ、治療薬が待たれる。