阪神11得点バカ勝ちに4番・大山悠輔の途中交代が冷や水…貧打解消へ黄信号

2022年04月25日 15時19分00秒 | 野球

 日刊ゲンダイDIGITAL 2022/04/25 06:30 

22日も先制2ランを含む3安打(C)共同通信社© 日刊ゲンダイDIGITAL 22日も先制2ランを含む3安打(C)共同通信社
神宮球場の阪神ファンがどよめいた。

阪神の主砲・大山悠輔(27)が24日のヤクルト戦の三回表、左翼線に安打を放って二塁へ滑り込んだ際に、苦悶の表情。自らオーケーサインを出し、代走は送られなかったが、直後の守備から交代したのだ。

大山は開幕戦こそ7番で起用されたが、徐々に調子を挙げ、ここ最近は4番で固定されている。この日も2打数2安打。22日の同戦でも本塁打を含む3安打を放っている。

この日の阪神は佐藤輝明がリーグトップタイに並ぶ6号本塁打を含む3安打。同期入団の中野も負けじと今季1号を放って猛打賞。開幕から不振が続き、「矢野監督のエコひいき」と揶揄されていた糸原も2安打をマークするなど、16安打11得点で大勝した。

が、仮に大山が離脱することになれば、低迷の元凶となっている貧打解消は覚束なくなる。ファンは軽傷を祈るばかり……。


世界最高齢・119歳の田中カ子さん死去 福岡市、1903年生まれ

2022年04月25日 15時16分02秒 | 社会・文化・政治・経済

4/25(月) 14:02配信 西日本新聞

ギネスワールドレコーズから「存命中の世界最高齢」と「存命中の世界最高齢女性」に認定され、ポーズをとる田中カ子さん=2019年

 世界最高齢に認定されている福岡市の田中カ子(かね)さんが19日午後に死去したことが25日、分かった。市が同日、確認した。119歳だった。

【写真】好物のコーラを飲む田中カ子さん=2020年

 日露戦争開戦の前年、1903(明治36)年1月2日に生まれ、明治から令和まで五つの時代を経験した。最近は市内の老人ホームに入所し、職員と身ぶり手ぶりでコミュニケーションを取り、計算問題にも挑戦する日々を送っていた。


利根輪太郎の競輪人間学 番手の選手が離れる

2022年04月25日 10時16分59秒 | 未来予測研究会の掲示板

GⅢ 武雄競輪 大楠賞争奪戦
4月24日(2日目)

10レース

並び 7-1 2-5 4-9-6 8-3 

レース評
吉田−木暮は特選スタートの連係。
別線とは破壊力が違う。
充実の本線に抵抗はダッシュマン柴崎、力量アップの久米。

一番人気 7-1(2.3倍)

7-1-2(7.1倍) 7-1-9(6.2倍)
7-1-3(10.3)の3点で勝負する。
出目作戦にとらわれる。

8レース 5-1 360円(1番人気)
9レース  1-5 180円(1番人気)
10レース?

出目の流れから10レースも1絡みの車券と思い込む。

だが、7番吉田 拓矢選手の番手の1番木暮 安由選手が追走できず離れて、2-5ラインに抜かれてしまう。

結果として、本命7-1の隣り目の7-2となる。




選手名 着差 上り 決ま
り手
S

B
勝敗因
1 7 吉田 拓矢   11.4 B 下げて捲る
× 2 2 柴崎 淳 1車身1/2 11.1   後方捲り上
3 5 岡本 総 1/2車身 11.0     捲りマーク
4 1 木暮 安由 1/2車身 11.5     離れて追走
  5 8 金ヶ江 勇気 2車身 11.7     叩き捲られ
6 3 松川 高大 1車輪 11.4     弾かれ遅れ
  7 6 小川 圭二 3/4車身 11.2     ライン一緒
  8 4 川口 雄太 3/4車輪 11.5     叩かれ一杯
9 9 久米 良 5車身 11.9     割り込まれ

結果 

7-2 940円(3番人気)

7-2-5 4,650円(11番人気)

 

戦い終わって

戦い終わって写真

 後ろ攻めとなった川口雄太以下徳島勢が先行態勢に入る。金ヶ江勇気-松川高大が鐘3角から叩きに行くが、吉田拓矢も反応は早い。

ホームから踏み込み、スピードの違いで前団をあっさりと飲み込み、力強く1着ゴール。木暮安由は踏み出しで離れ、何とか急追するが4角でバテ、溜めていた柴崎淳-岡本総の中部勢が2角から捲り追い込んで、2、3着。
 力の違いを見せた吉田は「初日に力勝負をした成果かな。それに距離は短かったし。フォームを変えて良くなった。仕掛けるポイントを逃さずに、バックを取り、出し切っての1着なんで。感触は川崎より良いですね。自信を持って準決に臨めます」。
 2着の柴崎は「初手に拘りはなかたが、本線の後ろが良かったし、理想的。けど、動きが遅くて、鐘2センターではマズいと。1角で外を回していた時が一番きつかった。2角から捲り上げたけど、必死だったし、吉田君が遠いのも分かっていた。あれで1着なら優勝を取れますよね(笑)。準決では雨が降らない事を祈ります」。
 柴崎に続いて3着の岡本は「前のお陰。スピードが凄すぎて、ギリギリ付いて行けた感じ。落車の不安はなくなっています」。
 何とか4着の木暮は「全てにおいて作戦通り。吉田君がつよかった。4着で勝ち上がれるし、運はある。とにかく、すいませんでした」。


あくなき執念で勝負に挑み、打ち勝つのだ

2022年04月25日 10時10分48秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▼一念が変われば、一切が、その方向に動き始める。
「よし、やろう」と決めた瞬間、全神経は、ぱっと、その方向へ動き始める。
▼「だめだ」と思えば、その瞬間に、全神経が委縮し、本当に「だめ」な方向へ向かっていく。
▼この「微妙なる一念の劇」を知ることだ。
一念、つまり心の置き方ひとつ、心の向きひとつで、自分の環境も大きく変わる。
▼あくなき執念で勝負に挑み、打ち勝つのだ。
▼真の民衆運動は一人一人を高い精神へ導く―人間性の向上こそが、時代を開く鍵に。
▼権力というものは、一切を飲み込んでしまう津波のようなものだ。
生半可な人間の信念など、ひとたまりもない。
死を覚悟しなければ、立ち向かうことなど、できないものだ。


若さの秘訣は大いなるものに喜びを感じる事―ゲーテ

2022年04月25日 09時16分33秒 | 新聞を読もう

▼人生に無駄はない。 何事も前向き捉えることで、全ての経験が生かされはずだ。

▼人生-苦しいことも、楽しいことも、経験することに意味がある。 否、その意味を見出し、「意味あるもの」にする。

▼曖昧な的に放った矢が当たる訳はない。

▼真実の人生の価値は、どこにあるのか。 懸命に、民衆の中で「同じように苦しんでいこう」 「守っていこう」「身を粉にして、励ましていこう」「奉仕しよう」人のその行動の積み重ねに、人間としての「栄光」「勝利」がある。

▼若さの秘訣は大いなるものに喜びを感じる事―ゲーテ

▼8割の人が、何らかの疲れを感じている。 上手に休養を取り、リフレッシュすることだ。

▼休むことに不安や罪悪感さえ覚えている人もいる。 疲労が積み重なると、精神的に燃え尽きてしまったりする。

▼活力とは、活動のもとになるエネルギーのことだ。

▼目標があると意識が変わる。 上手に休養して、活力アップを!


映画 かくも長き不在

2022年04月25日 08時43分24秒 | 社会・文化・政治・経済
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<picture class="sc-736c842f-0 kxAbvS">かくも長き不在</picture>
ひと組の男女の姿を通し、戦争の消せない傷跡を描いたメロドラマの傑作。

記憶喪失の男と、彼を夫と信じるヒロイン。
ヒロインの信念の強さ、まっすぐさが観る者の涙を誘う。

ストーリー
セーヌ川の近くでカフェを営むテレーズ。ある日彼女は、戦時中に消息不明となった夫に瓜ふたつの浮浪者と出会う。
記憶喪失だと語る彼の記憶を呼び覚まそうと、夫の叔母と甥を呼び寄せるテレーズ。
だが男の記憶は戻らず、叔母も本人であることに否定的で…。

テレーズ(アリダ・ヴァリ)は、セーヌの河岸に近い、“古い教会のカフェ”の女主人。

貧しい人々の憩の場である。しっかりものと評判高かったが、女盛りを独り身で過したのだ。運転手のピエール(ジャック・アルダン)の親切にほだされるのも無理からぬことだった。

彼女が、朝と夕方、店の前を通る浮浪者(ジョルジュ・ウィルソン)の姿に目をとめたのは、そんなある日だった。十六年前、ゲシュタポに捕えられたまま、消息を絶った夫アルベールに似ているのだ。

彼女は不安の混った期待でその男の通るのを待つようになった。ある暮れ方、手伝の娘に男を導き入れさせ、物陰で男の言葉に耳を傾けた。

男は記憶を喪失したのだという。彼女は男の後をどこまでも尾けて行った。セーヌの河岸のささやかな小屋。その夜、そこから離れなかった。

翌朝、男と初めて言葉を交した。彼女はもしや……という気持が、もう動かせない確信に変っていった。何日か後、アルベールの叔母と甥を故郷から呼び、記憶を呼び戻すような環境を作ってその結果に期待したが、彼の表情に変化は認められなかった。

叔母は否定的だったが、彼女は信じて疑わなくなった。ある夜、男を招いて二人だけの晩さんをした。ダンスをした。それは幸福な記憶に誘う。

彼女の眼にはいつしか涙が光っていた。夫の記憶を取り戻す術はないのか。

背を向けて立ち去ろうとする男に、思わず叫んだ。

「アルベール!」聞えぬげに歩み去る男に、それまでの一部始終を伺っていた近所の人たちも、口々に呼びかけた。瞬間、男は立ち止った。

記憶が甦ったのか?一瞬、彼は脱兎の如く逃げ出した。その行く手にトラックが立ちふさがった。あっという間の出来事であった。

目撃者のひとり、ピエールのなぐさめの言葉に、テレーズは一人言のように呟いた。「寒くなったら戻ってくるかもしれない。冬を待つんだわ」

出演
アリダ・ヴァリ
ジョルジュ・ウィルソン
ジャック・アルダン
シャルル・ブラヴェット
監督
アンリ・コルピ
音楽
ジョルジュ・ドルリュー
脚本
マルグリット・デュラス

映画 かくも長き不在

16年にもわたる不在

容姿も違う、声も違う、現れた男は本当にアルベールなのか。
テレーザが思い込もうとしているだけなのか。
アルベールはオペラが好きだったというわけでもないのに。

川辺で声をかける前にテレーザが彼の一挙一動を見つめるシーンが長くとられていて、印象的な場面だった。


全ての質が素晴らしい
 
いわゆる長回しを多用した映画で、全体的にゆったりとした作品。
画面内で様々な物語や情景が交錯し、その興味は尽きない。
空間表現と同時にストーリーテリングを兼ね備えたカメラの動きがすばらしい。
音楽や音も非常に効果的に感じるとともに、いずれも質の良さを感じるので、決して古い映画と感じることがない。
叙情的な演出やエンディングに心が動かされる。


忘れえぬ記憶
とみいじょんさん 2019年6月10日 PCから投稿 鑑賞方法:VOD  
記憶喪失となっても、なお、蘇る記憶。
なんということか。心臓がえぐり取られたような感覚になる。
「泣ける」その言葉の薄っぺらさよ。

2度以上の鑑賞をお勧めする。

1度目は、女主人公・テレーズ目線。
 その男は、果たして自分の夫なのか?夫に違いない。でも…。
 狂信、弱気…、その心の揺れ動きに胸がわしづかみにされる。
 そんなテレーズにプライベート空間まで侵入されつつも、優しく応じる男。
 そんなテレーズを心配し、一緒に真偽を確かめようとする人々。
 そんな顛末が涙を誘う。

2度目は、男主人公・浮浪者目線。
 彼に染みついている”記憶”を念頭に置いて鑑賞しなおすと、映画の冒頭から、”あの”記憶は生活の中に潜んでいる。
 突然の訪問者に、他に人がいないか確かめる様子。
 狭い部屋に入れない様子。
 感極まっての大声に怯える様子。…
 そんな彼の生活が痛ましく、胸をかきむしられる。
 だが、周りの人々は彼の心情をわかりはしない。
 PTSDなんて言葉が世間に知られるだいぶ前。

16年。
我が身に振り返れば…。
 新婚の頃の気持ちはとうに変わり、子育て・姑等の問題から、熟年離婚も頭をよぎる頃。
 体型も変わる。
 好みも若いころの肉食系から和食が嬉しくなる。
何をもって、同一人物とするのか。

浮浪者。私の偏見。教養がなく問題行動があり、定職に就けない人々。
 だが、この映画に出てくる彼は、
 オペラに震え、
 招かれたディナーに、贈り物を持参し、
 我が身が正装でないことを気にする。
 そして、ダンスのホールドの様。
 優しくされても、その優しさに付け入ろうとしない志の高さ。
それなりの教養人であることを示す。
そんな人の今のこの生活。

恐怖政治の傷跡。
暴力で人を支配する世の中。
そんなことが二度とあってはならない。
そう思う。

 
アリダ・ヴァリ
Alida Valli
アリダ・ヴァリ Alida Valli
 
アリダ・ヴァリAlida Valli1921年5月31日 - 2006年4月22日)は、現クロアチア領、当時はイタリア王国領であったイストリア半島のポーラ(プーラ)生まれの女優

かくも長き不在 1961


ヒギンズが描く戦争の現実=篠田航一・ロンドン支局長

2022年04月25日 08時40分23秒 | 新聞を読もう

 今年3月、学生時代の恩師に「英国に赴任します」と伝えた。恩師からの返信メールにはこう書かれていた。

 「ジャック・ヒギンズを再読しなさい」

 恩師の専門は中東の現代政治。イスラエルや英国など海外滞在経験も豊富で、メールには英国での生活のヒント、行くべき場所、おすすめの食べ物、そして酒などありがたいアドバイスが並んでいた。だが最も熱心に勧められたのは、英国の作家ヒギンズを読むことだった。

 

鷲は舞い降りた

2022年04月25日 08時26分29秒 | 社会・文化・政治・経済
 
ジャック ヒギンズ (著), Jack Higgins (原著), 菊池 光 (翻訳)
 

内容(「BOOK」データベースより)

鷲は舞い降りた!ヒトラーの密命を帯びて、イギリスの東部、ノーフォークの一寒村に降り立ったドイツ落下傘部隊の精鋭たち。
歴戦の勇士シュタイナ中佐率いる部隊員たちの使命とは、ここで週末を過ごす予定のチャーチル首相の誘拐だった!イギリス兵になりすました部隊員たちは着々と計画を進行させていく…使命達成に命を賭ける男たちを描く傑作冒険小説―その初版時に削除されていたエピソードを補完した決定版。
 
 
早川書房刊行の(主人公を象徴する)柏葉付騎士鉄十字章の表紙のものが欲しかったのですが、手に入るとは思ってもみず、嬉しい驚きでした。本当にありがとうございました。
ジャック・ヒギンズらしい読む者の目を逸らさないテンポの速い展開で、ぐいぐい惹きつけられ、夢中になりました。
 
 
すんなり頭に入ってこない文章で参りました。おまけに内容は前半が冗長で後半は人物が類型化してきます。全体的に流し読みになってしまい、結局おもしろさはわかりませんでした。
 
 
冒険小説の最高傑作、評判通りの作品です どの場面においても映像が生き生きと豊かに想像できるほどの筆致です
 
 
ストーリーを簡潔よう要約すると、ナチス・ドイツが、イギリス首相チャーチルを誘拐する計画を立てて、それに関わった人物とその一部始終を描いたもの。
人物の基本構成としては、まずナチスの中枢。ヒトラーがいて、その側近としてゲッベルス、ヒムラー、カナリス。
ヒムラーの側近ロスマン。彼らに命令されるマックス・ラードルがいる。
チャーチル誘拐作戦の実行犯として、①落下傘部隊:クルト・シュタイナ、リッター・ノイマンら、②パイロット:ペイター・ゲーリケ、③現地スパイ:ジョウアナ・グレイ、リーアム・デヴリン。
という構成です。
これらが中核で、他に居酒屋スタドリ・アームズの面々や闇商人などのエピソードが関わってきます。
時系列としては、チャプター1がプロローグで、20がエピローグ。それ以外は作戦立案から作戦実施までの流れに向かって進んでいきます。
主要人物それぞれが出自や思想などを交えたエピソードを描写されている事もあり、他の方も述べられているように、『鷲が舞い降りる』までに時間が凄くかかります。
でも、エピソードもダラダラせず、キャラクターを知ることでストーリーに味わいが出るようにしてある絶妙な描写です。あとがきの佐々木さんも書いているようにワインのようなものです。

読まれると、クルト・シュタイナの勇者ぶりに胸を打たれることと思いますし、
個人的に好きなリーアム・デヴリンとモリイ・プライアの恋と別れに思わず感涙してしまうと思います。

評価についてですが、結論は読む前から分かり切っているのですよね。
そこもあって☆4にしようかな、と思いましたけれども、戦争文学最高傑作ともいえる素晴らしい作品であると思いましたので、☆5とさせていただきました。
 
 
書評は皆さんのコメントで書き尽くされているかと思います。

カッコいい人物が数多く登場しますが、デブリンは圧倒的でした。
命知らずな仕事師かと思えば、非常事態の中でも愛したい女を愛する。
しかも、たいして美しくもなく、年の差もひらいた女を。

どうせ一度の人生ならばこんな風に生きてみたいと思わせる男でした!
 
 
 
 
前半は数多くの登場人物や舞台の背景の導入が続き、あまり上手とは言えない訳も相俟って若干退屈したが、盛り上がる後半ではぐいぐいと引き込まれた。ストーリーはいたってストレート、結果もおよそ見当がつく、それでも引き込まれる。

チャーチル誘拐という常軌を逸した計画の遂行に、敵国に飛び降りて行く男達。散見されるクサい表現も吹き飛ぶ程に、登場人物が魅力的だった。非情な現実と対照的に描かれる彼らの命懸けの冒険は、ロマンに満ち溢れ、滑稽なまでに儚い。

まさに映画化されるべくして映画化された、冒険小説の代表作という呼び名に恥じないエンターテイメント作品。
 
 

デヴリンは魅力的?に描かれているが、さすがにミッションの最中に女の子と乳繰り合うのはどうだろう。あり得るだろうか?それはまあ目をつぶるとしても闇商人を中途半端に生かしておくのは絶対オカシイ。てがかりをばらまくようなものだと思う。
全員殺して埋めるなりするのが本当でしょう。ドイツ軍の制服を下に着る、ってこれも物語の都合上仕方ないのかもしれないが、いくらヒムラーやゲシュタポがコワイからと言って、こんな命令どうにでもなるでしょう。
現場で誰かがチェックするわけのものでもなかろうに、馬鹿正直に守ってるのも解せない。この作品が冒険小説の最高峰なんですか。どうもなぁ。「ジャッカルの日」なんかと比べると漫画っぽいというかせいぜい浪花節だわ。
 
 
Reviewed in Japan on October 21, 2018
 
第二次世界大戦のさなか、ヒトラーの命令をうけてイギリスのチャーチル首相誘拐という実現不可能なミッションに果敢に挑戦するシュタイナ中佐以下の精鋭部隊。軍用機でイギリスの片田舎ノーフォークに落下傘で降下した隊員たちを待ち受ける数々の危機・・・。

とまあ、この作戦遂行の部分だけでもじゅうぶん面白いのだが、この作品にはもうひとつ、地元の田舎娘、モリィ・プライアと、作戦部隊の一員でアイルランド系工作員であるリーアム・デヴリンとの恋物語が語られていて、そこがまた魅力である。
田舎道での2人の出会いは印象的だ。オートバイで通りかかったデヴリンが、牛乳缶を3つ積んだ二輪馬車をポニィに引かせて通りかかった若い娘のモリィに道をゆずるシーン。
作戦行動を隠すためにこの田舎にはやく溶け込みたいデヴリンは、「いいお天気だね、娘さん」「働き者で感心だな」と、気さくにモリィに話しかける。
ところが、デヴリンを見たモリィのほうは、田舎では見ない彼の美貌にびっくりして目を丸くしながら通り過ぎ、遠ざかりながら二度も彼の方を振り向いてしまう。
ことのきデヴリン35歳、モリィは何と17歳。

モリィは村に母親と2人暮らし。とくに取柄もない普通の女の子で、何もなければイギリスの片田舎で平凡な人生を終えるはずだった。
しかし、ある日この村に、大胆な作成行動を隠すために沼沢地の管理人に扮したリーアム・デヴリンがやってきたことで、少女の生活は一変! デヴリンにひと目惚れしたモリィは、短い間だけれども、一生忘れられない波乱に満ちた命がけの恋をすることとなる。

途中、モリィはデヴリンの活動に不審をいだくのだが、デヴリンから別れを切り出されると、泣きながら必死になってデヴリンにすがりついて許しを乞い、以後、ドイツ軍の極秘作戦に全面的に協力するようになる。
このあたり、平凡な少女が恋のために勇気を奮い起こしてデブリンの指示に従う姿には感動させられます。読んでいて目頭が熱くなりました。
冒険小説屈指の傑作である所以ですね。
 
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傑作冒険小説の“映画化” 『鷲は舞いおりた

2022年04月25日 08時22分08秒 | 社会・文化・政治・経済

鷹は舞い降りた

ドイツ軍による英国首相・チャーチル誘拐作戦を描いた戦争サスペンス巨編
1976年
イギリス/アメ...
見放題

『大脱走』などの痛快娯楽作を残した名匠、ジョン・スタージェス監督の遺作となった戦争大作。マイケル・ケイン、ロバート・デュバルら演技派俳優たちの好演が光る。

1943年9月、ドイツ陸軍のスコルツェニ大尉はイタリア中部の山頂に監禁されていたムッソリーニの救出に成功。これに気を良くしたヒトラーは親衛隊長官・ヒムラーに新たな作戦命令を与えた。その作戦とは英国首相・チャーチル誘拐という途方もない作戦だった。

『鷲は舞いおりた』(わしはまいおりた、The Eagle Has Landed)は、1976年のイギリス、アメリカ映画。ジャック・ヒギンズの同名小説を映画化したもので、ジョン・スタージェス監督の遺作でもある。
出演
クルト・シュタイナー大佐
マイケル・ケイン
ライアム・デブリン
ドナルド・サザーランド
マックス・ラドル大佐
ロバート・デュヴァル
モリー・プライアー
ジェニー・アガター
ハインリッヒ・ヒムラー
ドナルド・プレザンス
カナリス提督
アンソニー・クエイル
ジョアンナ・グレイ
ジーン・マーシュ
パメラ・ヴェレッカー
ジュディ・ギーソン

ストーリー
1943年9月12日に実施されたムッソリーニ救出作戦の成功に気をよくしたアドルフ・ヒトラーは、同様の作戦で英国首相のウィンストン・チャーチルを拉致してドイツへ連れてくる計画を思いつき、国防軍情報部の長官ヴィルヘルム・カナリスにこの計画の可能性評価を命じる。カナリスは非現実的な計画と判断して、部下のマックス・ラードル大佐に名目が立つ程度の表面的な調査を命じる。

仕事に取り掛かったラードルの元へ、英国に居住する工作員からチャーチル首相が英国ノーフォーク郡の東海岸にあるスタドリー村を訪問する予定があることを知らせる情報がもたらされる。

この偶然をきっかけに、ラードルは真剣に作戦計画を練り始め、現地で支援に当たらせる予定で、アイルランド独立運動の活動家で現在はベルリンの大学で教鞭をとっているリーアム・デブリンを呼び出す。

実行部隊の指揮官にも目星をつけたところで、この作戦に乗り気ではないカナリス長官から作業中止の命令が下る。そのラードルの元を、親衛隊の長官ハインリヒ・ヒムラーの部下が訪れる。ラードルが作成した作戦要綱を読んだヒムラーは、ヒトラーの署名入りの作戦実行命令書をラードルに渡し、カナリスには内密に計画を進めるように命じる。

ヒトラーの命令書という万能の手札を手にしたラードルは、目を付けた実行部隊の指揮官に会うためドイツ占領下のオルダニー島を訪れる。列車にて移動中、親衛隊によるユダヤ人狩りに遭遇する。

少女の逃亡に手を貸したとして、懲罰部隊でこの島に駐留する元降下猟兵部隊のクルト・シュタイナー中佐とその部下が、特殊潜航艇を使用した自殺的作戦任務に従事していた。ラードルから話を聞いたシュタイナーは、この作戦の目的には賛意を示さなかったが、ラードルの「このままみすみす死が待つだけの任務に部下と共に従事するよりは……」という説得に応じ、任務を引き受ける。

作戦は、鹵獲したC-47輸送機で現地近くにパラシュート降下し、チャーチルを拉致した後でこれも鹵獲したイギリス海軍の高速魚雷艇で引き揚げる、というものであった。デブリンは作戦実行部隊の受け入れ準備を整えるため、一足先にスタドリー村へ浸透し、密かに反英闘争者で現地工作員のグレイ夫人と連絡を取ることに成功する。シュタイナーと15名の部下たちは、デブリンの調達したイギリス軍空挺部隊の迷彩服(デニソンスモック)と装備を身にまとい、夜陰にまぎれて無事降下し、スタドリー村の村人たちに自分たちがポーランド義勇軍のパラシュート部隊であると信じさせる。

シュタイナーたちがチャーチルの到着を待つ間に村の中で偽装の演習を行っていると、それを見物していた村の子供が用水路に転落してしまう。流される先には水車が回っていた。シュタイナーの部下の兵士が水路に飛び込み子供を助け出すが、その兵士は水車に巻き込まれてしまう。

兵士の死体は回る水車に引っかかって水路から上がってくるが、はだけた迷彩スモックの下からドイツ空軍の青い制服が覗き出してしまう。偽装が露呈したシュタイナーと部下は、村人を人質に教会へ立てこもる。

しかし、人質となった牧師の妹が監視の目を盗みグレイ夫人に接触、正体のばれた夫人に撃たれ、負傷しながらも村に駐留している米軍大尉の婚約者に通報し、教会は包囲される。その際、実戦経験がなく無能のくせに自己顕示欲の強い米軍指揮官ピット大佐は、自らグレイ夫人の逮捕に赴くが返り討ちに合い戦死、しかしグレイ夫人も大佐の部下に射殺される。

教会を包囲した米軍と交戦しつつ降伏勧告を受けたシュタイナー一行はこれを拒否、ポーランド義勇軍の迷彩服を脱ぎ捨てドイツ空軍野戦戦闘服となり、人質を解放したところへ、秘密の通路を通じデブリンが現れる。全員で脱出しチャーチル拉致に望みをかけるシュタイナーだったが、それでは失敗するとの部下の言葉に、シュタイナーはデブリンと傷ついた副官ノイシュタット大尉を伴い密かに教会を脱出する。残った部下は、時間稼ぎのため米軍と銃撃戦を再開するが、優勢な火力の前に次々と倒れる。

無事に入江に隠れていた魚雷艇と落ち合えたシュタイナーは、副官を乗船させ沖で待機を命じ、IRA運動のため現地に残るデブリンと別れ、チャーチル拉致に向かう。

そのころ、作戦失敗を恐れたヒムラーは、ラードルに「反逆的な越権行為」があったとして逮捕、銃殺してしまう。入手した米軍野戦服を着用し、チャーチル警護陣を巧みに突破したシュタイナーは、単身夜陰にまぎれチャーチルの宿泊先への潜入に成功する。

米軍野戦服を脱いでドイツ空軍皮ジャンパー姿となり、バルコニーへ現れたチャーチルへP38を発射、射殺するが刹那、警備の英軍士官の銃弾を受ける。倒れたシュタイナーに犬死と呟く英軍士官を訝しがる米軍士官。実は撃たれたのはチャーチルの影武者で、田舎周りの役者であった。本物はテヘラン会談のためイランへ赴いていたのだった。

恋仲となった村娘のモリ―に別れの手紙を渡したデブリンは、干潮のため河口で座礁した魚雷艇に背を向け、一人立ち去っていく。

キャスト
※()は日本語吹き替え

クルト・シュタイナー - マイケル・ケイン(広川太一郎)
リーアム・デヴリン - ドナルド・サザーランド(西沢利明)
マックス・ラードル - ロバート・デュヴァル(鈴木瑞穂)
モリー - ジェニー・アガター(戸田恵子)
ヒムラー - ドナルド・プレザンス(宮内幸平)
カナリス - アンソニー・クエイル(真木恭介)
ピット大佐 - ラリー・ハグマン
クラーク大尉 - トリート・ウィリアムズ
ナレーション - なし(小林清志)
※日本語吹替音声はブルーレイに収録されている[1]

スタッフ
監督:ジョン・スタージェス
製作:ジャック・ウィナー、デイヴィッド・ニーヴン・ジュニア
原作:ジャック・ヒギンズ
脚色:トム・マンキーウィッツ
撮影:アンソニー・B・リッチモンド
音楽:ラロ・シフリン
編集:アン・V・コーツ
美術:ピーター・マートン
衣装:イボンヌ・ブレイク
提供:アソシエイテッド・ジェネラル・フィルムズ、ITC

解説

かつて、気高き戦場の漢たちの決死的英雄精神を描く“戦争娯楽映画”というジャンルが存在した。本作は、『大脱走』の名匠ジョン・スタージェスが描く、今は失われたそのジャンル最高傑作の1本。

ストーリー

第二次世界大戦のドイツ敗色濃厚となった頃、独空軍降下猟兵スタイナー大佐は、英国首相チャーチルの拉致という驚天動地の秘密任務を命じられた。無論、拉致のためには敵国イギリスに潜入しなければならず、まさに決死の任務。IRA工作員デブリンの協力を得て、チャーチルが訪れる英国の保養地にポーランド軍人のふりをして潜入を果たしたスタイナーの部隊。果たして任務を全うし無事帰還できるのか!?

出演

※(声優)は吹き替え版作品が放送される場合の情報です。
字幕版、吹き替え版については、放送日時横のアイコンでご確認ください。

マイケル・ケイン (広川太一郎)
ドナルド・サザーランド (西沢利明)
ロバート・デュヴァル (鈴木瑞穂)
ほか

字幕/吹替
字幕 吹替
掲載制限
なし
カラー/白黒
カラー
画面サイズ
字幕 : ワイド画面 / 吹替 : ワイド
HD
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