困難な中でも前に進み続ける

2022年09月15日 12時05分32秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▽確かなビジョンを持った一人の人間が、世界に多大な影響を及ぼす。

▽「核兵器の先制不使用」を誓約する必要性がある。

▽仮にもい核戦争が起きてしまえば、その影響は全世界的なものとなる。
それは、想像を絶する地獄図そのものになるだろう。
原水爆の使用は、地球・人類の自殺を意味する。

▽焦点は、<核の力>よりも偉大な<生命の力>を、いかに開発していくかだ。
そして<核の拡大>よりも強力な<民衆の連帯>を、どう拡大していくかだ。

▽「平和」といっても、どこか遠くにあるのではない。
身近な人と仲良くすることから平和は生まれる。
「相互理解と信頼」による真の平和樹立は、友情を「築く」「広げる」ことだ。

▽困難な中でも前に進み続ける。
それが、人生をより価値的生きる「秘訣」であろう。

 

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アメリカの逆襲―宿命の対決に日本は勝てるか 

2022年09月15日 06時48分56秒 | 社会・文化・政治・経済
 
小室 直樹  (著)
 

小室 直樹(こむろ なおき、1932年9月9日 - 2010年9月4日[1])は、日本社会学者評論家学位法学博士東京大学1974年[2])。東京工業大学世界文明センター特任教授、現代政治研究所(東京都千代田区)所長などを歴任。

社会学、数学、経済学、心理学、政治学、宗教学、法学など社会科学の諸分野を学習しようとしたものの、多くの学問分野に手を出しすぎたため、いずれの分野においても成果を上げることはできなかった[3]。東京大学の伝説の自主ゼミナール「小室ゼミ」主宰者。

 
 
わたしは中学1年の時、この本を非常に面白く感じ一気に読破した記憶があるので、あの時の喜びを今一度と思いネットで注文し、約45年ぶりに再読しましたが、少々拍子抜けしたように感じたことが率直な感想です。
 何故かというと、大人になってから小室氏の著作をいくつか読んでいたのですが、それぞれの著書の主要な部分がこの本の中にすでに語られていたからです。 
ですから、各著書を再読しているような感じでやや退屈であったことわ意外なことでした。   だからと言って小室氏の著書我つまらないと言うわけではりません。 氏の著書は面白く、刺激的で、意外性な論述がちりばめられ、わたしはこれからも氏の本を読み続けていくでしょう。    
 
 
 
この本が書かれた約30年前にソ連崩壊と衛星国の独立を言い当てている事、支那の近代化には日本の資本が無くては不可能である事、また、外国人労働者の受け入れについて言及している件はさすがと思わされる。
また日支の接近はアメリカの脅威となる(支那人の手による日本製品が世界を席巻)は予言の書を思わせる… また、日本の外交音痴は平安朝に常備軍を無くし、遣唐使を廃止して外交を放棄、法律すら無いという世界にも例を見ない『平和国家』を作り上げ、その伝統が今も本質的には残っている。
これが日本人が外国人と大きく違うという喝破される点には大きくうなずかされる。
最終章だが「大東亜戦争はこうすれば勝てた」との件(くだり)の本質は国運を託して大和、武蔵を建造する事で他国戦艦を圧倒する性能を見せつけ「抜かずの政治カード」として外交の切り札とする『ヒトラー』的な発想のできる人材がいなかった事に尽きるのだと思う(日本の自存自衛の為の戦争であり、アメリカとの交戦になるのでは山本五十六あたりでは荷が重かったか)。
日本の自存自衛の戦争であるのに『戦争目的の不徹底』こそが敗因だった事、南京陥落を政治的利用できない外交音痴ぶりが敗因に油を注ぐ事になった事を著者は言いたいのだと思うが…
 
 

日米関係とは日中関係である。

この恐るべき言葉を理解しさえすれば、戦後日本とアメリカ、そして極東アジアの関係と

そこで惹起する諸事態に、すべて明確に説明がつく。

このことを理解したとき、私は戦慄した。小室直樹の恐るべき慧眼に。

まだそれは私の中で続いており、これからその衝撃に明確な言葉を当てはめてゆく。

みなさんもはやくその衝撃に撃たれんことをのぞむ。
 
 

発想方法が特異であることは確かである。
たとえが 実にやさしく 明解な時がある。
アメリカの生活が長いようだが、日本のマスコミについて、よく知っている。
中国の発展方向についての見方。近代化の推進。基礎投資を必要とする。
マルクスのいう 原始蓄積。中国における労働力は 豊富で安価
日本に対する見方。
単純労働が高く、技術労働と等価に近い。氷の上の乱舞に近い。
日本は一貫性がないことが 特徴だ。
奇跡を実証しようとするアメリカ的発想と
奇跡を信じるか信じないかと考える日本の発想。
さだめ。運命。掟に縛られる日本。
日本は 労働生産性が 意外と低い。それは、ねまわしと真面目さが障害なんでしょうね。
アメリカが つねに 前進し 労働生産性が上がっていくのが不思議なくらいだ。
 
 

小室直樹のことをまったく知らずに今日まで来たのだが、ついに気になる人物になった。副島隆彦が気になりだしてその繋がりで。研究社の英和辞典を貶めて、大修館の辞典を高からしめた人物としか知らなかったのだが、小室の教え子らしい。
まずは小室からと手近なところで、古いが本書を手にして見た。
伝統的な識者の流れを汲むかのような漢語を多用した流麗な文体で読みやすかった。
「日本たたき」があった時代だったのか、アメリカと日本の文化を比較していて読み物として楽しめた。
75ページ「英国古典経済学の吹く笛におどらされて自由貿易にふみきった国ぐには、みんな国民経済の根底を破壊されて、英国の経済的植民地になってしまった。たとえば、アイルランドやポルトガルがそのいい例だ。」
なんだかTPPの行く末を予言しているようだ。とはいえ、アメリカの圧力の前に日本は従わざるを得ないのだ。それなら次はどうすればいいのか、これは副島さんたちから提言してもらうことになるのだろう。
105ページ「日韓関係における韓国人側の根本的民族感情とは何か。それは、文化に関しては、両者は師弟関係にあるという認識である。誤解してはならない。ここで師とは韓国人であり、弟子は日本人の側である。」「明治にいたるまでは、日本人も韓国人も、かたくこのように思いこんでいたのである。」
文鮮明が「日本は韓国の妹であるから兄である韓国を支えなければならない(お金を貢がねばならない)」というようなことを語った文を読んだことがあるが、なるほどここからきていたのだ。
韓国は中国に歴史的にどんなに虐げられてきていても、それは厳父とみなしているために尊敬の念をいだいて忍耐できる。しかし格下である日本の、兄韓国への思い上がりや追越はけっして許してはおけない、という感情が働くというわけだ。
「信仰」の日米のあり方の違いは底なしに深いようだ。ちなみに日本が無宗教なのは、小室先生は指摘していなかったが、日本の文化の形成の基礎となった中国の合理主義、無宗教が影響しているのではないだろうか。
最後に「太平洋戦争はこうすれば勝てた」という章が付け加えられているが、ここにいたるまでの論調からすれば、本章は「日本が勝てなかった理由」ということだろう。
アメリカと日本はゾウとアリくらい違うのだから負けて当然、挑んだのは愚かなことだ、という一般常識を覆す論拠として、それならベトナムも北朝鮮も即刻降伏するはずなのにそうでないのはなぜかと、日本の戦略思考のお粗末さを指摘している。
ベトナムはすでにアメリカに勝利しているし、北朝鮮も何度もアメリカを翻弄している。それなのに日本はアメリカのポチだ、属州と化している、とかいわれることがある。その言動の底意には、それでいいのだ、といってような感じがある。
従属するようになったのは、日本がアメリカに敗戦し平和憲法を押し付けられたからではなく、アメリカの巧妙な策略によって戦争をしなければならないように追い詰められた挙げ句に粉みじんに打ち砕かれ、わが身を思い知らされたからであるようだ。小国は勁草たるべし。
米ロ中の狭間に生きる日本は、北朝鮮を反面教師としつつも等距離外交によって米ロ中への平和的逆襲も隠しカードとして模索しておいてもいいのではないだろうか。
 
ソ連崩壊をソ連全盛期に予測し原因から結果までほぼ完ぺきに予測した氏。その彼が日本のバブル期にも「このままだと日本崩壊の恐れ極めて高い。本書かねばならぬかも※ソ連崩壊と同系」と言っていた。正に今、その通りに※当時はそうなるとは夢にも思わず。彼の著作は一通り読むべし。
 
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医学の根本は、人間への慈愛

2022年09月15日 06時48分56秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▽青年は高く大きな理想に生きるべきだ。

▽人間をより強くし、より善くし、より賢くする―人の集い。
先行き不透明な社会だからこそ、皆で集い、励まし合い、共に前進していける場が必要だ。

▽人間とは、過去を共有し、共に現在を生き、共に未来を志向していく存在である。
自分にも大切な物語があるように、他者にも大切な物語がある。
「対話」を通した、相互理解の土台があってこそ、民主主義に、生きた血が流れ通っているのではないだろうか。

▽社会の「中間集団」に居場所を持ち、普段からいろいろな人と語り、交流し合える場が大切だ。
中間集団が苦悩を抱える人を救い上げていく役割を持っている。

▽社会に閉塞感が漂う今こそ、率先して一対一の対話が期待される。
「自分はより善い方に変われる」
「自分には無限の可能性がある」という希望の理念・哲学を確信したい。

▽コロナ禍3年、コロナ後遺症に苦しむ多くの人がいる。
医学の根本は、人間への慈愛。
心の病も増加している。
<医療の守りて>の使命はますます深い。

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「伴走」という言葉

2022年09月15日 06時46分42秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▽50代以降に大事なのは「つながり」と役割。
趣味や自治会などのコミュニティーに参加すること。

▽これまでの昭和・男性は仕事優先で、炊事・掃除・洗濯とは無縁であるが、現代の社会生活ではその一部の役割を担う必要があるようだ。

▽秋である。バッタが足元から飛び出す堤防、草むらの虫の音。
「啼くために生まれ来た生命(いのち)のかなしさ」―永井荷風

▽「人間は必ずしも同じ経験がなくても「相似の経験」、いわゆる似た経験も持っていれば、災害も共有できる。
芸術的手法を活用して、普遍的な内容を長く伝える必要性が高まっているのではないか。
人の想像力を信じて伝承のあり方を次世代と共に模索する。

▽忍耐が大成の礎。
大成:仕事や研究などを完全に成し遂げること。

▽「友人の助け」が悩み改善の要因1位-若者調査。

▽感謝を伝え合えが免疫力が向上。

▽「伴走」という言葉が教育、医療、福祉など、さまざまな分野で着目されている。
同じ歩幅で進み、力を合わせて課題や困難に挑む。
そうした関わりが豊かな人間関係を育み、最高の支援につながる。

▽どんな人とも同じ目線に立って語り合い、共に成長していく「心の絆」を結ぶことである。

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