GⅢ 向日町競輪 開設72周年記念 平安賞
2日目(9月25日)
10レース
並び予想 9-1-5 7-2-8 4-3-6
レース評
中井に託して高久保−窓場の地元コンビが抜け出し図る。しかし久木原はずっといい状態だ。付ける木暮を軸にする手も。
1番人気 1-5(3.1倍)
◎本命選手の2着買いは、競馬大好きの馬太郎さんの戦術。
最近、競輪場に姿を見せなくなった3着おじさんの戦術は、3着になりその選手を軸に大穴を的中させてきた。
ラインではなく、番手と番手の選手の組み合わせで車券を買うのは、牛久の勝負師。
利根輪太郎は、出目作戦。
だが、最近はおいしい車券で美酒を味合うことが稀となる。
競輪の資金が不足しているので、守りとなる。
つまり、以前は見向きもしなかった本命車券を買って、悔しい思いをしている。
1000円で楽しむ競輪の提唱者のカーテン屋さんに近くなってきたのだ。
そのカーテン屋さんは、70歳で商売廃業とともに、競輪を止めている。
「金儲けは、株だよ。競輪は遊び。1レース1000円。10、11、12レース3000円で遊ぶこと」と柔和な笑顔で語っていた。
10レースは地元のラインの1-5で決まると思って、1-5-2 1-5-3 1-5-7の3連単勝負で負けた。
結果は、番手と番手選手で決着して、牛久の勝負師の鼻息が荒くなる。
「俺の出番さ!」と払い戻した万札の束を誇示する。
結果
3-1 6,350円(20番)
3-1-7 4万9,680円(102番人気)
予 想 |
着 順 |
車 番 |
選手名 | 着差 | 上り | 決ま り手 |
S / B |
勝敗因 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
▲ | 1 | 3 | 中村 浩士 | 11.6 | 捲 | 後方自ら捲 | ||
◎ | 2 | 1 | 高久保 雄介 | 1/4車輪 | 11.9 | 差 | S | 番手前残り |
注 | 3 | 7 | 久木原 洋 | 1/2車身 | 11.7 | 中団外出し | ||
○ | 4 | 5 | 窓場 千加頼 | 1/2車身 | 11.9 | 前団飲まれ | ||
× | 5 | 2 | 木暮 安由 | 3/4車輪 | 11.7 | 踏上併され | ||
6 | 8 | 真崎 新太郎 | 3/4車輪 | 11.6 | ライン続き | |||
7 | 6 | 小笠原 昭太 | 2車身 | 11.9 | 併され飛ぶ | |||
8 | 4 | 川越 勇星 | 1車身 | 11.7 | 叩かれ被り | |||
△ | 9 | 9 | 中井 俊亮 | 2車身 | 12.8 | B | 叩き捲られ |
戦い終わって
中井俊亮が力任せに最終主導権を握り、高久保雄介-窓場千加頼の地元勢に流れが向くかに、川越勇星を捨てた中村浩士が2角から捲り、見事に1着ゴールを駆け抜ける。高久保は反応が遅れて2着に敗れる。
捲りを放ちあっと言わせた中村は「車番的に位置を取るのは厳しいと思い、作戦は色々と考えていた。川越君が叩かれて引いてきて、ホームで迎い入れてから、もう一回仕掛けてと思ったが、内に差して行ったし、自分は後ろに小笠原君が付いているし、何かしないとと思い、外を踏み上げた。ラッキーパンチだとは思うけど、気合は入っていたので。厳しい3角を乗り越えられて、スピードに乗れたので最後まで持ったと思う。状態は日に日に上向き」。
2着の高久保は「多分、中井君は思ったタイミングで行けていないと思う。残り一周で出切っているから、誰も来れないと思い、車間を斬って、ラインで決められると思ったが、中井君がきつそうで、垂れて来て…。それに中村さんに気付くのが遅れてしまい、重い所を踏まされてしまった。何とか堪えられた感じ。窓場も勝ち上がってくれれば、良いのだけど」。
3着の久木原は「理想通りの位置取り。川越君が斬った上を斬って、近畿勢に出させる作戦。川越君を叩き切るのが最大のポイントでした。その後は詰ってしまい、木暮君が横に来たのは見えたけど、彼が気を遣ってくれて助かった。中村さんの捲りは想定外でしたね。自分も前に踏むと言うより、一杯で切り替える形になりました。連日、脚を使ってレースを組み立てられているし悪くない」。