幸福度アップ

2024年12月26日 21時58分20秒 | 社会・文化・政治・経済

幸福感を高めるための「7つの能力」。

幸せは “とても簡単な習慣” でつくり出せる!

   
 

みなさんは、最近幸せを感じられていますか? 

ポジティブ心理学を専門とするショーン・エイカー氏は、幸福度が高ければ、知能・創造性・エネルギーも向上すると述べています。

つまり、“幸せである” という状態が、あなたの仕事や勉強を成功に導いてくれるというのです。

今回の記事では、もっと幸せを感じたい、物事を上向かせたいあなたのために、幸福感を高めるための「7つの能力」をお伝えします。

1. 新しい体験をして「探求力」を高めよう

旅行に出かけて、楽しい気分になった経験をもつ人は多いでしょう。

じつは、新しい場所へ行くと幸福感がもたらされることが明らかになっています。

マイアミ大学の研究で、GPSで被験者132名の追跡調査を実施。

その間、被験者に心理状態を報告させ、MRIで脳の分析を行ないました。その結果、身体的な移動によりポジティブ感情が増加したのだそう。

そして、より多く新しい場所へ行って幸せを感じた人の脳では、記憶と意欲に関わる部位の結びつきが強まっていたのだとか。

研究に携わったマイアミ大学のアーロン・ヘラー氏によれば、「“遠い場所” ではなく “多様な場所、新しい場所” へ行くこと」が重要だとのこと。

普段とは違う店に行き、珍しい品物を見たり、触ったり、新しい情報を聞いたり……。五感を活用しながら、さまざまな体験をしてみてはいかがでしょう。

2. スリー・グッド・シングスを書いて「発見力」を高めよう

日頃どういう情報にさらされやすいかによって、幸福感は左右されます。

日常のなかに、よい情報を見つける力を鍛えておきましょう。

オハイオ州立大学は研究で、被験者に下記3つの写真を見せました。

  1. ポジティブな画像
  2. ネガティブな画像
  3. なんの感情も起こらない中立的な画像

その結果、被験者はネガティブな画像に最も強く反応を示したのだそう。

人間は本来、ネガティブな情報に注目しやすいのです。

そこでおすすめなのが、“今日のよかったこと” を3つ書く「スリー・グッド・シングス」

心理カウンセラーの中島輝氏は、「よいこと」を書く習慣により、脳が勝手に肯定的なことを探し、期待感をもてるようになると言います。これがポジティブ思考を維持する秘訣なのだそう。

笑顔で挨拶ができた、同僚と楽しい会話ができた、電車から見える景色がきれいだった——日常的に “いいこと” を探す習慣が、幸福を見つける感度を高めてくれるでしょう。

3. 親切なことをして「与える力」を高めよう

「情けは人の為ならず」という言葉があるように、親切な行為はめぐりめぐってあなたによい影響をもたらすようです。

香港大学の研究者らは、のべ198,213名を対象とした201件の研究をメタ分析し、社会的な活動と個人の幸福感に関連があることを明らかにしました。

さらに掘り下げたところ、社会奉仕活動よりも、「高齢者の荷物を持ってあげる」などの小さな親切のほうが幸福感と強い関連があったのだとか。

なお、カリフォルニア大学の心理学教授ソニア・リボムスキー氏によれば、親切な行為は「週に1回」がちょうどよいとのこと。コーヒーを淹れてあげる、後輩の相談に乗るなど、週に1度は人に優しくすることを心がけてみてはいかがでしょうか。

4. 自己受容の日記を書いて「受容力」を高めよう

幸福感を得るためには、周囲だけでなく、自分に対しても優しくあることが大切。ありのままの自分を受け入れる力を身につけましょう。

「幸福学」の第一人者・慶應義塾大学大学院教授の前野隆司氏は、「自己受容の度合いが高い人ほど人生満足度が高い」と述べています。

なぜなら、ありのままの自分を受け入れる力は、深い自己肯定感に関連しているため。どんな自分でも肯定できるようになるには、「いまの自分でいい」と許すことが大切なのです。

自分を受け入れられるようになるために、精神科医の樺沢紫苑氏が推奨するのは、「自己受容の4行日記」。その日のネガティブなことを1行書いたら、フィードバックを1行。そのあと、3行ポジティブなことを書き、一日を締めくくるフィードバックを書いて完成です。

【例】

  1. 【ネガティブ1行】上司の指示とは違うことをしてしまった。
  2. 【フィードバック1行】誰でも誤解することはある。次はよく確認すれば大丈夫!
  3. 【ポジティブ3行】同僚から差し入れをもらった。ランチがおいしかった。仕事がスムーズに進み、定時で帰れた。
  4. 【フィードバック1行】以前より立ち直りが早い。少しは成長しているかも!

一日を振り返りながら、自己受容を高めていく習慣を始めてはいかがでしょうか。

5. 感情ジャーナリングで「感情コントロール力」を高めよう

日々をよい気分で過ごすには、感情に振り回されないことが重要。

それには “日記” が有効のようです。

カリフォルニア大学教授の心理学者マシュー・リバーマン氏が行なった研究では、感情的な体験を書く行為により、脳の感情をつかさどる部位である扁桃体の活動を抑えられ、感情をコントロールできることが明らかになったのだそう。

そこでおすすめなのが、戦略デザインファームの株式会社BIOTOPE代表で、思考法に関する著書をもつ佐宗邦威氏が紹介する「感情ジャーナリング」

嬉しかったことや後悔していることなど、自分の心の奥底にある気持ちに焦点を充て、ありのままに書いていくというものです。

ポイントは、最後にポジティブな言葉で締めくくることだそう。

たとえ否定的な言葉を書いても、最後の締めで充足感を高められると言います。

毎日決まった時間にノートを開き、自分のありのままの気持ちと向き合う習慣をつけてはいかがでしょうか。

6. 感謝の日記を書いて「感謝力」を高めよう

「ありがとう」と言葉にして不快に感じる人は少ないでしょう。

研究からも、感謝の気持ちをもつことは幸福度に寄与すると証明されています。

カリフォルニア大学の心理学部教授ロバート・エモンズ氏が行なった研究では、10週間にわたり、被験者に感謝したことを毎週5つ書かせたところ、幸福度が25%上がり、運動する時間が30%増え、健康に関する悩みも改善されたと明らかにされています。

脳科学者の細田千尋氏によれば、「感謝しやすい人」は、よいことをされると「自分のためにこんなにもしてくれた」とその行為を特別視しやすいのだそう。

この “よい思い込み” が、楽観性を生み出し、幸福感につながるのだと言います。

細田氏によれば、感謝は毎日書き出すほうが、より効果は高いとのこと。

ですが、上の研究のように、週1回の感謝を10週間続けても効果は見られます。

一日の終わり、あるいは一週間の終わりに、“ありがとう” と思えることを5つ書きとめてみませんか?

7. クリエイティブ活動をして「創造力」を高めよう

有名なアーティストが自己表現を通して心を保っているように、クリエイティブな活動は私たちの気分によい影響を与えてくれるようです。

ニュージーランドのオタゴ大学の研究者らは、658人の被験者に13日間、彼らの体験と気分の状態を日記につけるよう指示しました。

すると、クリエイティブな活動を行なった翌日に、被験者らの幸福度が大きく高まっていることが示されたのです。

研究で被験者が実際に行なった活動は、作詞・作曲、創作料理、編み物など。

これらに限らず、あなたが楽しめるクリエイティブな活動にぜひ勤しんでみてください。

創作活動を通して心が癒され、日々の幸福感を高めてくれるでしょう。

幸福感を高めるための「7つの能力」08

***
ぜひ、自分に必要な能力を磨いて幸福感を高め、人生を上向かせていきましょう。

(参考)
TED|ショーン・エイカー「幸福と成功の意外な関係」

 

取手・白山カラオケ「ハーモニー」再開店

2024年12月26日 19時11分45秒 | 未来予測研究会の掲示板

3か月もの間、閉店されていたカラオケの「ハーモニー」を覗いてみた。

既に、20名ほどのお客は居なく、残っていた人は男性が二人だった。

利根輪太郎は、3時に取手競輪場へ行き、10レースだけの車券を買う。

2-5-1で勝負して、2-1-5 1-2-5は押さえだった。

結局、2-1-5となる。

その後、11レースを止めて、12レースを買うつもりだった。

カラオケは3曲歌う。

2曲にしていけば、12レースに間に合ったのだが・・・

FⅠ 高知競輪  西日本カップ・坂本龍馬杯

12月26日初日(12月26日)

10レース

並び予想 1-7 5-2-6 4-3

レース評

岩谷−小川−中村。同県三人で組める福岡本線とする。しかしタテヨコ絶好調の隅田もいる。本命同等の存在だ。

 




選手名 着差 上り 決ま
り手
S

B
勝敗因
1 2 小川 勇介   15.0   援護し一気
× 2 1 隅田 洋介 1車身 14.8 S 4番手直伸
3 5 岩谷 拓磨 1/2車輪 15.2   B 逃げ粘るが
4 4 長尾 拳太 1車輪 14.6     6番手不発
  5 6 中村 良二 1/8車輪 15.0     4番手被り
6 7 三宅 達也 1/2車身 14.8     前遅仕掛け
7 3 森川 大輔 1/2車身 14.6     目標6番手
 
2

未発売
2

1=2
330円(2)
3

1=2=5
270円(1)


1=2
140円(2)
1=5
190円(3)
2=5
140円(1)
未発売
2-1
580円(2)
2-1-5
1,040円(3)

 


子どもを育成

2024年12月26日 13時38分23秒 | その気になる言葉

子どもを育成する。

大切なのは触発だ。

その触発をもたらすには、日々、命を削る思いで、成長を祈ることだ。

そして<どうすれば、みんなの励みになるか>

<どうすれば、希望がもてるか>

<どうすれば、勇気が出せるか>を瞬間瞬間、懸命に考え続けていくことだ。

児童の健やかな成長と発達のために、さまざまな施設や組織が取り組みをしています。

児童福祉法の理念「全て児童は、児童の権利に関する条約の精神にのっとり、適切に養育されること、その生活を保障されること、愛され、保護されること、その心身の健やかな成長及び発達並びにその自立が図られることその他の福祉を等しく保障される権利を有する」

(第1条)ことを基に、児童福祉施設「児童館」をはじめとして「放課後児童クラブ(放課後児童健全育成事業)」「母親クラブ」の活動が地域で展開されています。

 
  1. すべての子ども・若者たちが健やかに育成されるという理念に沿い児童館・若者支援施設の運営を行います。
  2. すべての子ども・若者たちが自由に遊べ、自由な表現ができ、自由に意見を表明できる、安心・安全の子どもたちの居場所となるように努め、活動には、子ども・若者たちが参画できるように運営します。
  3. 地域住民や地域団体などと連携を図り、安全で安心できる地域環境を構築するように努めます。
  4. すべての子どもが自分らしく生活・活動できるように。「障がいがあっても地域で地域の資源を利用し、市民が包み込んだ共生社会を目指す」というインクルーションの考え方に基づき運営します。
  5. 不登校、虐待、発達障がいなどの課題に正面から向き合い、配慮が必要な子どもたちに充分に対応できるような運営を行います。
  6. ホスピタリティ溢れる対応を心掛け、いつでも子ども・若者たちや保護者の方や地域の方々が安心して遊びに来ることができるように、笑顔あふれる施設を目指します。

 


決断力とは

2024年12月26日 13時15分20秒 | 社会・文化・政治・経済

判断力と似た言葉に決断力があります。

決断力は迅速かつ果断に行動する能力を指します。

情報や知識をもとに、決定を下すことで問題を解決します。 

判断力は情報を正しく評価し、理性的な分析や経験に基づいて選択肢を評価する能力なので、判断力と決断力は意思決定プロセスにおいて異なると言えます。

決断力とは?求められる理由や決断する力がある人の特徴と鍛える方法を解説

決断力は、ビジネスにおいてあらゆる局面で求められる重要なスキルです。変化の激しい現代では、スピーディーで質の高い判断力が求められています。しかし、決断をためらってしまう人も多いようです。本記事では、決断力とはどのようなスキルなのか、決断力がある人材にみられる5つの特徴や鍛える方法について解説します。

 

01決断力とは

決断力とは、問題や課題に対する対応策から、責任を持って意思決定できる力のことです。

決断する際の根拠には、客観的データに加えて、本人の経験や直感といった主観的な要素まで含まれます。そのため、選択肢が多かったり、大きなリスクを伴うほど、迷いが生じやすくなるでしょう。

ゆえに、決断力には覚悟と責任が必要になります。

判断力との違い

決断力と判断力の明らかな違いは、土台となる根拠にあります。

判断力は客観的データや論理を用いますが、決断力には主観的な要素も根拠とする点が異なるのです。

したがって、判断力による結論は誰もが同じになるという再現性があります。

一方の決断力は、その人にしか出せない結論でもあり、決断する人によっては結果が異なる場合も多いのです。


106歳を超えて、私がいま伝えたいこと

2024年12月26日 13時01分03秒 | 社会・文化・政治・経済

106歳で地球一周の世界記録に挑戦
日本の知的障害児教育を切り開いてきた、明治生まれの教育者・昇地三郎から、生き方の転機を迎えている現代の日本人へのメッセージ。

失敗や苦難にであっても、前向きに夢を描き実現していくには? 100歳を過ぎても介護の必要なくボケない「頭」、ぴんぴんの「体」をつくるには? 無理なく良好な人間関係を築くには? 純白で生まれた子どもがいきいきのびのびと成長するにはどう接したらいい?

一教育者として、つねに市井のなかで奮闘し行動し、社会を変えてきた著者が、人生で大切な4つのテーマについて語った現時点の集大成。

現在も世界中をとびまわり、講演活動をつづける不屈の106歳がいま、すべての人に贈る「生きることを楽しむ」100年超の知恵。

*著者名の『昇』は、正しくは上が「日」下が「舛」

出版社からのコメント

「人に迷惑をかけるくらいなら……」という気持ちや、漠然とした将来への不安から長生きをしたくないと思っている方は多いと思います。私もそう思っていました。

けれど、著者の昇地さんの講演会に行き、お話を聞くと、「長生きする/しないではなく、日々の生活をどう生きるべきか、どう楽しくしていくかが大切。その日々の積み重ねの結果、長生きがあるんだ」ということに気づかされます。実際、この本の「はじめに」には「長生きをするために生きてきたわけではない」とはっきり書かれています。

「苦しいことがあっても負けずに日々の生活を充実させようと立ち向かう。その積み重ねが人生を輝かせるんだ」という想いのつまった昇地さんのメッセージには、目の前の苦しみや悩み、将来への不安といったものを吹き飛ばし、前向きな活力がうまれるヒントが詰まっています。

著者について

しいのみ学園創設者 福岡教育大学名誉教授 健康長寿マイスター
明治39年(1906年)8月16日北海道生まれ。広島師範、高等師範を卒業。
広島文理科大学で心理学を学び、旧制の文学博士号取得。
また九州大学では精神医学を学び、旧制の医学博士号取得。
昭和29年(1954年)、48歳のときに日本初の重複障害児教育施設「しいのみ学園」創設。
創設当時の様子を記した著書『しいのみ学園』は当時120万部を超えるベストセラーとなり、映画化もされて大ヒットとなる。
現在は、これまでの教育者としての成果を発展させた『手作りおもちゃ親子愛情教室メソッド』をもとに幼児教育・家庭教育の大切さを説いて、手作りおもちゃの講演・ワークショップを開催している。
同時に自身が実践してきた、脳と体がともに健康で長生きするための習慣を『十大習慣健康法』にまとめ、講演活動を行なっている。
その活動範囲は、日本国内にとどまらず、99歳から105歳までに6回の世界一周講演旅行を開催し、106歳を迎える2012年にはギネス世界記録への挑戦となる生涯では8回目の世界一周講演を行なうなど、世界各国で精力的に活動し、好評を博している。
またその「脳の若さ」は、各研究機関から注目され様々な研究に協力しており、メディアでも取り上げられている。
 
 
以前にNHKのドキュメンタリー番組で拝見してからのファンとして、とにかく手に取ってみました。

ひとつのテーマごとに数ページで、文字も大きく、さっと読めます。
そして、長い人生の中で出会われた実に幅広い内容が、簡潔に優しく語られています。

お子さん二人が脳性小児まひ、奥様もパーキンソン病を患い60年にも渡る介護生活を送られ、苦しい日であっても常に状況を楽しんでいらしたこと。
学校でいじめを受け、やめざるを得なかった上のお子さんが、学校に行けなかった下のお子さんに「学校は楽しいところ」と話しているのを見て、学校に通いたかった気持ちに気づき、財を投げ打って「しいのみ学園」を作ろうと決心されたくだり。
強く心に残りました。

「私はあなたの味方ですよ、がコミュニケーションのスタート」
「親が希望を失うと、その日からこどもはダメになる」
「子どものやりたいという気持ちを汲んで実現させてやることは親の義務」
「大事なのは教えることではなく、分からせること」などなど、親として、教育者としての言葉には大きな説得力があります。

「小さきは小さきままに 折れたるは折れたるままに コスモスの花咲く」
ありのままの子どもをみとめ、ありのままに愛することの大切さを訴えるご自身の短歌に、瞼が熱くなりました。
106歳というお年から 連想することの出来ることとは・・・・最初 昇地さんのお写真を 新聞で拝見したときのいきいきとしたそのお姿にビックリしました。
そこで感じた年齢を超えた生き方をされている原動力を知りたくて 本を読みました。沢山の苦難を乗り越えられた 人世ドラマが そこに ありました。どのように生きていけばよいのか・・・悩んだとき 昇地さんのお写真と 言葉が 元気を与えてくれました。
 
 
2013年3月3日に日本でレビュー済み
 
レビューを読んで下さる方の幸福を祈りつつ、
この本の紹介をしたいと思います。

106歳にして、世界一周記録を打ち立て、
ギネス世界記録に登録された博士からのメッセージ。

著者は、障害児教育にその生涯を捧げ、
また、95歳になるまで、ご家族を看護し続け、
今は、120歳まで予定が埋まっている方です。

その健康は、次の「十大習慣健康法(p192)」に支えられています。

一、まず「笑顔」と「ユーモア」
二、気分爽快「冷水摩擦」
三、一日のはじめに「棒体操」
四、感謝の心と未来へ向けて「祈る」
五、よく噛めば小食にもなる「一口30回」
六、最良の脳トレ「語学学習」
七、世界に通じる「新聞を読む」
八、人生を楽しむ「口八丁手八丁足八丁」
九、手は頭の外にある脳「日記をつける」
十、疲れを癒し、腰を伸ばす「硬い寝具」

特に、「未来へ向けて祈る」のが大事だと語っておられます。

106歳にして、未来を期待する。
「感謝を胸に抱きながら、前向きに生きていかなければなりません(p50)」。

みなさん。
頑張りましょう、私達も。

第1章から胸につきささった。
いくつになっても挑戦する心を忘れず、
自分自身に勝利すること。
その挑戦する心、自分と戦う心を失ってしまったら
それはもはや人生ではない。

景気が良くないとか、会社が良くないとか
自分以外のもののせいにしてばかりの昨今、
果たして自分と戦っているのか自問したときに
はっきりと自分と戦っていないことを痛感した。
大事なことを気づかせてくれた本です。

 

 

百年前の二十世紀

2024年12月26日 12時35分29秒 | 社会・文化・政治・経済

百年前の二十世紀: 明治・大正の未来予測

横田 順彌 (著)

100年後に何が実現するのか?

1901年の正月、当時の放置新聞に「二十世紀の予測」と題する記事が掲載された。

「暑さ寒さを調和する送風機」「顔の映る電話」・・・。

驚くことに予言の大半が的中した。

なぜ当たったのか?

理由の一つが未来にたいする期待度と小説家横田 順彌の理念。

横田 順彌(よこた じゅんや、1945年11月11日(戸籍上は12月1日) - 2019年1月4日[1])は、日本の著作家SF作家)・明治文化史研究家。愛称は「ヨコジュン」。横田 順弥と表記されることもある。真木 じゅん名義による著書もある[注釈 1]

来歴

佐賀県に生まれ、東京都目黒区緑が丘に育つ。父が58歳、母が42歳のときに誕生した末っ子で、自らが戦中に母の胎内にいたことから「戦中腹派」などと称していたこともある[注釈 2][要出典]

法政大学第二高等学校を経て法政大学法学部に進み、在学中は落語研究会で活躍した。中日ドラゴンズのファンとしても知られる。[要出典]

SFファン活動

[編集]

小学5年生の時に貸本屋で『第二の太陽へ』(ミルトン・レッサー著)を借りて感動したことがきっかけとなり、SFにのめり込んでいく。中学生の時にはすでに個人SFファンジンを発行していた。[要出典]

また大学時代には、定期的に例会を開いていたSFマニアの集まり「一の日会」のメンバーだった(平井和正のSF小説『超革命的中学生集団』には「一の日会」の面々がキャラクターとして登場。横田は主人公・横田順弥のモデルになっている)。[要出典]

1969年には横田が中心となり、「一の日会」の仲間である鏡明川又千秋らとともにファンジン『SF倶楽部』を発刊する。第3号では、日本初のSF商業雑誌『星雲』を復刻刊行した。雑誌には筒井康隆、平井和正や浅倉久志も寄稿した。4年半で10冊を刊行し、休刊となった。

デビューの頃

大学卒業後、複写印刷会社、PR誌の編集会社などに就いたが、長続きしなかった。作家としては平井和正の紹介で1970年8月3日号の『週刊少年チャンピオン』に掲載されたショートショート「宇宙通信『X計画』」で商業誌デビューした。

「将来は、こうあって欲しいと期待することを、予測に置きかえとる、よく当たる」

つまり、当たったのではなく、皆が願ったから実現したともいえるだろう。

今から百年前、二十世紀が始まったばかりの頃、未来予測や未来小説が流行した。

明治・大正を生きた人々は、来るべき未来に対してどのようなイマジネーションを働かせ、ビジョンを抱いていたのだろうか。

人間の想像力はどうしても自分の知った世界にしばられることを思わせる。

それにしても、この手の本をまとめる横順の力はたいしたものだ。

百年後の未来は

中学生向けの「ちくまプリマーブックス」の一冊だが、かなり気合いを入れて書いたものらしく読み応えがあった。
 著者はSF作家だが、同時に日本の古い時代のSFを掘り起こし、紹介していることでも知られる。
 本書では『二十世紀の予言』、『百年後の未来』など、明治〜大正期に書かれた未来予測の本を取り上げ、その的中度が検証されている。飛行機とか電話の発達は当たっているとして、動物との会話、世界平和が実現されていないのは残念。
 予測が当たっているかどうか、興味本位で紹介するだけではなく、誰がどうしてそのような予測をしたのかという点まで踏み込んでいるのが偉い。予測の当たりはずれの理由まで、歴史的・社会史的に分析されているので良心的。

 

 

 

 

 


ジブランの「予言者」

2024年12月26日 12時07分52秒 | 社会・文化・政治・経済

カリール ジブラン (著), 佐久間 彪 (著), Kahlil Gibran (著)

レバノンの詩人・哲学者・画家である著者のカリール・ジブラン
20世紀のウィリアム・ブレイクとも称され、多くの詩人・思想家・政治家のみならず、サブカルチャーにも影響を及ぼした偉人が、人間の普遍的テーマ…愛、労働、喜びと悲しみ、友情など26の項目について深く語りかける詩集。
ひとりひとりの心の奥底に大切にしまっておける、お気に入りの一節が必ず見つかることでしょう。

20世紀の米国では、聖書に次ぐ売れ行きだそうだ。

22歳で詩人としてデビュー。

3年後にはパリへ留学し、画家ロダンに師事する。

15歳で「予言者」の草稿を書いだが、出版したのは40歳。

筆を起こして25年に及ぶ歳月が流れていた。

レバノンの詩人・哲学者・画家である著者が人間の普遍的テーマ…愛、労働、喜びと悲しみ、友情など26項目について深く語りかけている。

出版社からのコメント

1923年に英語で出版されたこの散文集は、30数か国語に翻訳され、今も世界の多くの人々に愛読される不朽の名作。
人間の迷い、悩みにこたえる真実が隠された、手のひらサイズの小さな詩集は、いつもあなたの傍らにそっと寄り添い、折々に癒しをもたらします。

著者について

カリール・ジブラン(KAHLIL GIBRAN) 1883年 レバノンの山間部、Bcharret村にて生まれる。
1894年 父親だけをレバノンに残し、母親と兄弟たちとともに渡米、ボストンに住む。
1898年 アラビア語の高等教育を受けるために単身帰国。
15歳で「THE PROPHET(預言者)」の草稿をアラビア語で書く。
その後、散文詩を発表したり、詩人たちの肖像画をかいたりする。
1903年 再び渡米。絵や文を発表。 1908年 パリへ。ロダン、ドビュッシー等と親しく交わる。
1910年 ボストンにもどり、「THE PROPHET」英語に書きなおす。 その後も何回も推敲を重ねる。
1923年 ついに英語でALFRED A KNOPF社より「THE PROPHET」を出版。
1931年 ニューヨークにて死す。 遺体は生れ故郷のBcharret村の修道院に葬られ、その同じ修道院には ジブラン記念博物館が建てられ、数多くの絵画作品や遺品などが展示 されている。 詩人・哲学者・画家であったジブランの「THE PROPHET」は30数か国 に訳され、現在もなお世界の人びとに愛読されている。 このほかThe Madman(1918)、Jesus the Son of Man(1928)をはじめ 12冊の著書がある。
 
 

お客様のご意見

お客様はこの本の内容を非常に高く評価しています。素晴らしい知恵の書だと感じており、内容が深いと好評です。また、美しい言葉によって答えていく内容で、静謐で美しい言葉で読者に深い洞察を与えてくれるという意見が多くあります。装丁や字体も美しく、まるで聖書を読んでいるような気分になりながら読めるとの声があります。

お客様の投稿に基づきAIで生成されたものです。カスタマーレビューは、お客様自身による感想や意見であり、Amazon.co.jpの見解を示すものではありません。

 

今までこの本を知らなかったことが恥ずかしい。
タイトルは「預言者」だが、特定の宗教を意識して読む必要はない。
実際、本書に書かれていることは、地球のどこに住んでいようとも、どんな言語や文化を持っていようとも、同じように心に響き、生きることを再構築していこうと思わせてくれる内容。また、とくにこの数年来の世界のさまざまな混乱の中で、誰しもが思い悩み、また誰しもが囚われている常識や道徳に対する明確な回答ともなっていて、それがまた興味深い。
どの章も真理をつくことが、たとえ話と共に簡潔に、しかし読者に深い洞察を求めてくる、ことが書かれているが、個人的には「罪と罰について」「理性と情熱について」「苦しみについて」「祈りについて」「語ることについて」「宗教について」「死について」はとくに感銘を受けた。
また、最後の別れの章では、非常に暗示的な事が書かれていて、この部分も含めて、何度も読み返し、今も日々読み、考えている。
 もう一つわたしが惹かれたのは、作者の故郷を以前訪ねた事があり、そのときに感じた不思議な感覚があるからかもしれない。それがこの本の内容も相まって、ほとんど精神が震撼するほどの衝撃でもあった。この本は、希有な全ての人が読むべき書といえるかもしれない。
また、わたしたちが、書かれていることを真剣に考えて、生き方に反映したときには、世界は文字通りより生きやすくなっていることだろう。素晴らしい書である。
 
神との仲介者のような人が一緒に長い日々を過ごしてきた人々との別れに際して、人々から投げかけられる様々な疑問に応えるという一冊です。と書きましたが、決して硬い本ではないです。
詩や散文と表現されることも多いようです。

特に、「神を信じなさい」、みたいな変な信仰をおしつけるような本では絶対になくて、生きることの根本にある普遍的な事柄や、生きていく中で今まで誰もがなんとなく感じてきた疑問に対して、静謐で美しい言葉によって答えていくという内容です。
具体的には「善悪とは」「祈りとは」「宗教とは」といった信仰に関するようなものから、「食べることとは」「労働とは」「着ることとは」「商売とは」という生活そのものが関わるものまで多岐にわたります。

わたし自身は、特定の信仰を持たない中で生活してきました。
中でも、折に触れてぼんやりとした「誰か」や「何か」に家族の健康や安全を祈ったり願ったりしながら中年に差し掛かるまでの日々を送ってきました。
神社に行けば賽銭をいれて神様にお願いしたりお礼をしますし、お寺や墓では先祖にお願いしたりお礼をします。
時には、山の神様や森の神様、お金の神様、みたいなアニメチックなものにお祈りしたりしてしまいます。
要は対象の定まらない何かに対してなのか、自分自身に対する確認としてやっているのかわかりませんが、信仰心の有無に関わらず多くの人がなんらかの形でそうやって、感謝したり先の平穏を願ったりしながら日々を生きているのだと思います。
この本は、そんなわたしのような人にこそ読まれるべき本ではないでしょうか。

もっと早くに知って、何かに迷ったり日々に疲れを感じるときにこの文章に触れて、自分について確認したり現実の雑踏から離れた静かな気持ちになることができたらよかったなと感じる一冊でした。
大切にしたいと思います。

預言者

 
本書は世界的に有名な本です。

アメリカの知識人家庭には必ず一冊以上あると言われており、欧米やアラブ諸国では著者の名前と本書の題名(日本語訳では『預言者』)はよく知られています。本書は1923年に英語で書かれ、『THE PROPHET』の題名でアメリカで発刊されましたが、すでに30ヶ国語以上に訳され、数十ヶ国以上で2000万人以上の人に読まれていると言われています。いまなお読者が増え続けています。
本書内の「アルムスターファ」と実在した人間だった彼の関係、オルファリーズの町の人々と、彼らのアルムスターファへの態度、そして迎えに来た船・・・・・などが意味することをお考えになりながら、ぜひ本書の訓えをお楽しみください。

私は感動して本書を読みました。(監訳者のことば)

 

 


音楽が「他者と共感する力」や「困難に負けない力」を育む

2024年12月26日 11時35分21秒 | その気になる言葉

▼自分から心を開いて明るく挨拶をし、誠実に接していくことだ。

自らの聡明な振る舞いで、友情と信頼を広げよう。

▼使命のない人はいない

その使命を本当に自覚するならば、 能力が開発されないわけがない。

▼音楽が「他者と共感する力」や「困難に負けない力」を育む。

紛争などで故郷を追われた多くの難民。

支援する子どもたちの多くは心に傷を抱えている。

音楽は、子どもたちの創造性や自信を引き出し、他者と共感し合う力を育む大きな役割を果たす。

▼つまずき、立ち上がるたびに、本当の人生を学べるのだ。

苦難に強い一念で立ち向かったからこそ、<何があっても負けない自分>に成長することができるのだ。

▼「今から」「これから」―心が燃えている人こそ、人生の勝利者となる。

▼行動がなければ、思想は真理とならない―エマソン

アメリカ合衆国思想家哲学者作家詩人エッセイスト超絶主義の先導者。


飛び交う政治デマ/SNSが選挙を左右する時代に

2024年12月26日 11時29分11秒 | 社会・文化・政治・経済

 2024年 12月 25日

飛び交う政治デマ/SNSが選挙を左右する時代に/ジャーナリスト 古田大輔氏に聞く

#公明新聞電子版 2024年12月25日付

■候補者ら狙う“偽情報”多い

■2万人調査、過半数が正しいと誤認

■(どう対処するか)有権者は複数の資料を基に判断を

――政治家や政党が注意すべき点は。

候補者本人や所属政党に関する偽・誤情報を流された場合は、「これはデマだ」と単に反論するだけでなく、反論の根拠となる客観的な証拠を提示することが重要だ。

第三者からすれば、証拠がないと、どちらがうそをついているか分からない。

日本は偽・誤情報と戦う力が弱い。

海外には、政府や民間団体などが時には協力し、重層的なデマ対策を行う国もある。

今後、生成AI(人工知能)を活用したデマなど、さまざまな形で有権者をだます情報が増えるはずだ。

メディアリテラシー教育の充実や、ファクトチェックの普及など、社会全体での対策が急がれる。

 


令和6年能登半島地震 文化財レスキュー事業

2024年12月26日 11時23分11秒 | 社会・文化・政治・経済

令和6年能登半島地震で被災した文化財を対象に、「文化財レスキュー事業」及び「文化財ドクター派遣事業」を開始しました。

  このたびの「令和6年能登半島地震」により被害を受けられた皆様におかれましては、謹んでお見舞い申し上げます。

  石川県教育委員会では、文化財の被災状況の確認、関係機関との連絡・調整を進めながら本年 1月 25 日付で 、文化庁に対して 文化財 についての救援要請を行いました。これを受けて、2月13日には「文化財レスキュー事業」、「 文化財ドクター派遣事業」を実施する組織が立ち上がり、両事業がスタートしました。


        文化財防災センター 公式ホームページ(外部リンク)

 

  県教委文化財課には、文化財レスキュー事業の現地本部が置かれ、学芸員等 によるレスキュー隊を編成し、 動産文化財 の廃棄や散逸を防ぐための 救援活動等を行います。
  また、被災した文化財建造物についても、専門家を派遣して、技術支援等を行う文化財ドクター派遣事業を実施します。

文化財レスキュー事業とは

  破損したり、損壊建物の中に残される等の被害を受けた美術工芸品や古文書等を対象に、救出、応急措置、一時保管を実施する事業です。 文化財指定等を受けていないものでも対象となります。

文化財ドクター派遣事業とは

  歴史的建造物 を対象に、専門家を派遣し、被害の調査、応急措置及び文化財としての価値を損なわない復旧に向けた技術支援等を行う事業です。文化財指定等を受けていない建造物でも対象となります 。

文化財レスキュー事業、文化財ドクター派遣事業の相談窓口

  文化財の被災でお困りの 方、ご相談を希望される方は、お住まいの市町文化財担当課又は、次の県機関にお問い合わせください。

対象文化財

県機関

連絡先

絵画、掛け軸、陶器などの美術工芸品 石川県立美術館 076-231-7580  
古文書、古い美術品類、古い生活道具など 石川県立歴史博物館 076-262-3236
古文書

石川県文化財課近世史料編さん室    

 

076-255-2527(平日のみ)
石川県金沢城調査研究所 076-223-9696(平日のみ)
標本、 化石、鉱物などの自然関連資料

石川県立自然史資料館

076-229-3450
出土品などの考古資料 (公財)石川県埋蔵文化財センター 076-229-4477
古い刀剣や銃砲など 石川県教育委員会文化財課 076-225ー1844(平日のみ)
建造物 石川県教育委員会文化財課 076-225ー1844(平日のみ)

「“嘘八百”発言、処分が混乱を…」斎藤・兵庫県知事告発文書問題、弁護士が指摘

2024年12月26日 11時12分18秒 | 社会・文化・政治・経済

12/26(木) 10:56配信

ラジオ関西

 

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腎臓の働き

2024年12月26日 10時56分58秒 | 医科・歯科・介護

腎臓の働き

腎臓は「老廃物を排泄する」臓器です。

毛細血管の塊りである糸球体が老廃物の濾過装置であり、重要な働きをしています。

大動脈から入ってきた血液は、糸球体で多くの物質や水分・電解質などが濾過されますが、体に必要な血液成分やタンパクは濾過されません。

糸球体から濾過されたものは、尿細管という細い管を通り、必要なものは体に戻され、不要なものは尿細管から出て行きます。

1つの糸球体とそれに続く尿細管をネフロンと呼びますが、1つの腎臓には100万個のネフロンが存在します。

また、それぞれのネフロンの間には、間質と呼ばれる組織があり、糸球体や尿細管を栄養する血管や支持組織が存在します。

腎臓は、「老廃物を排泄する」だけでなく、尿の濃縮機構を使って体内の水分量を調節したり、塩分やカリウムなどの電解質と呼ばれる物質の濃度を調整しています。

体内で常に作られている酸性の物質を腎臓から排泄し、体を弱アルカリ性に保っています。

また、腎臓は、血圧を調節するホルモンや造血ホルモン(エリスロポエチン)の産生など、内分泌機能もあります。

さらに、ビタミンD3の活性化、リン排泄にも関与し、カルシウム・リンを中心とした骨代謝にも関わっています。

腎臓の働き

腎臓は、塩分と水分の排出量をコントロールすることによって血圧を調整しています。
血圧が高いときは、塩分と水分の排出量を増加させることで血圧を下げ、血圧が低いときは、塩分と水分の排出量を減少させることで血圧を上げます。

また、腎臓は血圧を維持するホルモンを分泌し、血圧が低いときに血圧を上げます。
腎臓と血圧は密接に関係し、腎臓の働きの低下によって高血圧になることもあります。
また、高血圧症は腎臓に負担をかけ、腎臓の働きを悪化させることもあります。

高血圧症は、生活習慣病として知られていますが、 実は慢性腎臓病(CKD)は生活習慣病と深い関わりがあります。

血液(赤血球)は骨髄の中にある細胞が、腎臓から出るホルモン(エリスロポエチン)の刺激を受けてつくられます。
腎臓の働きが悪くなると、このホルモンが出てこなくなってしまうため、血液が十分につくられず貧血になることがあります。

腎臓は体内の体液量やイオンバランスを調節したり、体に必要なミネラルを体内に取り込む役割も担っています。
腎臓が悪くなると体液量の調節がうまくいかないため、体のむくみにつながります。

また、イオンバランスがくずれると、疲れやめまいなど、体にさまざまな不調が現れることがあります。

骨の発育には複数の臓器が関わっています。その中でも腎臓は、カルシウムを体内に吸収させるのに必要な活性型ビタミンDをつくっています。
腎臓の働きが悪くなると活性型ビタミンDが低下し、カルシウムが吸収されなくなって骨が弱くなるなどの症状が出てくるおそれがあります。

腎臓は腰の上あたりに左右一つずつある、そらまめ型をした臓器です。一つが約150gほどで、大きさは握りこぶしくらいです。
内側のへこみから尿管や動脈・静脈が出入りしています。

大動脈から直接流れ込んだ血液は細かい枝に分かれて糸球体という濾過装置にたどり着きます。そこで濾過された原尿は、長い尿細管を流れる間にさらにいるものといらないものの出し入れが行われ最終的に尿ができます。

不要な老廃物が除かれた血液は大静脈に戻っていきます。

腎臓は尿を作るだけでなく、体内の“見張り番”の役目があります。この働きにより、身体はいつもバランスが取れた状態を維持し、健康に過ごすことができます。

1. 尿を作ります

  • 体内でできた老廃物を尿として排泄します。
    また、体内に必要なものは再吸収します。

2. 身体のバランスを調整します

  • 尿量を調節して体内の水分量を一定に保ちます。
  • 尿中の電解質(ナトリウム・カリウム等)の量を調整して濃度を一定に保ち、身体のむくみを防いだり、神経の伝達や筋肉の動きをスムーズにします。

3. ホルモンを作ります

  • 血液(赤血球)を作るホルモンを分泌し、貧血を防ぎます。
  • 血圧を調整するホルモンを分泌し、血圧を一定に保ちます。
  • 骨を丈夫にするホルモンを分泌し、腸のカルシウム吸収を促して強い骨を作ります。

腎臓の構造はどうなっているの?

腎臓は、糸球体と尿細管に大きく分けられます。また腎臓は、機能上ネフロンという単位で成り立っており、ネフロンは片方の腎臓に100万個もあり、ここで尿を作っています。

1. 糸球体−

血液をろ過する働きがあります。(毎日150L)

腎臓に流れ込んだ血液の約20%、小さな分子の水、電解質(ナトリウム、カリウムなど)、尿素やクレアチニン、ブドウ糖やアミノ酸、ビタミンなどがろ過されます。この糸球体は、尿細管に続いています。

2. 尿細管−

糸球体でろ過されたろ液成分を調整する働きがあります。

身体にとって必要なものまでろ過され、尿として排泄されてしまうことがないようにしなければなりません。このため必要に応じて再吸収します。約99%が再吸収され、残り1%が尿になります。

腎臓の病気にはどのような種類があるの?

内科・小児科的な病気と泌尿器科的な病気に大きく区別されます。

1. 内科・小児科的な病気

  • 糸球体腎炎(急性、慢性)
  • 全身性疾患(糖尿病、膠原病、腎硬化症、多発性骨髄炎、高血圧など)に続いて起こる腎臓の病気

2. 泌尿器科的な病気

  • 水腎症、多発性嚢胞腎、腎結石、腎腫瘍など

日本では、糖尿病性腎症、慢性腎炎、腎硬化症、膠原病による腎症、多発性嚢胞腎、急速進行性腎炎の順に患者さんが多いといわれています。