阪神・淡路大震災から私たちは何を学んだか 被災者支援の30年と未来の防災 Kindle版
阪本真由美 (著) 形式: Kindle版
「想定外」にどう備えるか――。
行政アドバイザーとして被災者支援に携わってきた経験から、阪神・淡路大震災の「失敗」の原因を丹念に解明し、これからの防災のあり方を提言する。
阪神・淡路大震災から30年。未曾有の被害をもたらした原因は何だったのか。
それは予測できなかったのか。
支援にあたった側の証言や資料をもとに、被災当時の状況を丹念に検証し、災害対策の「失敗」を究明する。日本では、地方自治体が被災者支援政策の決定・財源を担い、国と自治体が「分離」して政策を実施する。
阪神・淡路大震災の失敗を活かし、東日本大震災、能登半島地震、そして世界の事例をもとに、日本特有の防災対策システムの限界を指摘し、国が中心となり自治体や民間の支援者と連携できるシステムの構築を提言する。
阪神・淡路大震災から30年。未曾有の被害をもたらした原因は何だったのか。
それは予測できなかったのか。
支援にあたった側の証言や資料をもとに、被災当時の状況を丹念に検証し、災害対策の「失敗」を究明する。日本では、地方自治体が被災者支援政策の決定・財源を担い、国と自治体が「分離」して政策を実施する。
阪神・淡路大震災の失敗を活かし、東日本大震災、能登半島地震、そして世界の事例をもとに、日本特有の防災対策システムの限界を指摘し、国が中心となり自治体や民間の支援者と連携できるシステムの構築を提言する。
1995年1月17日午前5時45分過ぎ、なぜか眼が覚めてベッドの脇にあるテレビを点け、NHKのニュースの落ち着いたアナウンサーの声で関西で地震があったことを知りました。
そしてその後のニュースで火事の発生、高速道路や建物の倒壊などが伝えられ、地震規模の大きさに驚くことになりました。
本書はそれから約2ヶ月後の発行で、第1部で生々しい多くの被災した建物や土木構造物の写真を使って原因などを解説、第2部で東京で起きた場合の被災状況のシミュレーション、第3部で防災面からの提言がなされています。そして巻末に防災ミニ知識が収録されています。
2004年10月23日の新潟県中越地震、そして3年経たないで起きてしまった2007年7月16日の新潟県中越沖地震。自然が人間の知識を越えた存在であることが痛感されました。本書の多くの写真は「関東地域で大地震が起きたら」という意識を新たにしてくれます。
2004年10月23日の新潟県中越地震、そして3年経たないで起きてしまった2007年7月16日の新潟県中越沖地震。自然が人間の知識を越えた存在であることが痛感されました。本書の多くの写真は「関東地域で大地震が起きたら」という意識を新たにしてくれます。
脆弱な社会が生んだ被害
関東大震災直後の施行された世界初の厳しい耐震基準が、戦時中と戦後に緩和されてしまった。
このために、木造住宅をはじめ、接骨構造や鉄筋コンクリート構造の多くの建築物が壊れた。
耐震工学の<失敗>から改善へ
<不都合な真実>の改善のい取り組む。
被災地の病院で手術ができたのは2割強。
ほとんどの病院では重症患者を診療できなかった。
また、東日本大震災では災害関連死が約3500人(2016年3月末時点)となり、災害派遣医療チームへの体制整備よなる。
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