記雇用促進住宅を経由して取手駅へ

2015年07月31日 07時04分49秒 | 日記・断片
第64回うえの夏まつり「歌謡最前線」7月29日、上野不忍池・水上音楽堂についで、30日も行こうとしたが、松戸で行くのを止めた。
この日は、まず、カラオケの練習に行くが、スナックの主人が「午後2時から4時まで行くところがあるんです。女房はこれから協同病院へ行くので店を締めます。次に来た時は何らかのサービスをします。誠にもうしわけありません」と頭をさげる。
この日は、別のスナックへ行くが、扉がしまっていた。
ビール1本を飲んでから取手駅へ向う。
そのスナックへ行ってのは20数年前、死んだ悪友の小杉君(仮名)とである。
無論、昼の部でなく夜の部だ。
「おい、ねいちゃん。酒飲むか。ニキビ消えるぞ」とワンカップ片手に取手二高の女子生徒をからかう。
がらが悪いトラック野郎だ。
スナック「新宿」は元新宿のスケ番のおねいさんがやっていた店で、小杉君がおねいさんを酔わせてワイセツ行為に及ぶ。
ところが、右翼の街宣車に乗っているお兄さんと同棲(取手新町のマンション)しているおねいさんと知って、さすがの悪の小杉君も青くなった。
口の堅いおねいさんで助かったのだ。
50代で小杉君も逝ってしまった。
「マスターに小杉のこと覚えてますか?」と聞く、「同じ日立の生まれですから覚えてますよ。亡くなって20年なんですね」と当時を振り返った。
雇用促進住宅に小杉君も住んでいたので、山田さん(仮名)の家の前を通って取手駅へ向う。
「おい!山田!酒飲ませろ」と山田宅へ強引に上がり込む。
取手消防署に勤める山田さんは人が良く、温厚な性格で我々の無頼を許してくれた。
雇用促進住宅の前を通ったら「こんにちは」とご婦人に声をかけられた。
3号棟のA階段の下に矢田さん(仮名)が腰を下ろしていた。
当方は同じ棟のB階段の4階に住んでいた。
「しばらくです。誰かを待っているのですか?」と聞く。
「人工透析に行っている主人を待っているのよ。そろそろ帰ってくるはず」と立ち上がった。
2分ほど立ち話をしていたが、ご主人が病院の自動車で帰ってきた。
送迎してくれるのだ。
30代のころ一緒に遊んだ仲だ。
彼の手を握り締めて「お会いできて良かったです」と声をかけた。
彼は無言で笑顔を見せたが、当方より若いはずだが衰えを感じさせた。










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