仕事と地域活動の両立

2022年09月27日 08時09分37秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

いかなる状態にあっても、必ず、すべてをやりきると決め、一歩も退かない決意をもつもとだ。
人間は厳しい状況下に置かれると、ともすれば、具体的にどうするかという前に、もう駄目だと思い込み、諦めてしまう。
つまり、戦わずして、心が敗北を宣言しているようなものなのだ。
実は、そこにこそ、すべての敗因がある。
自分は仕事も地域活動もやりきるのだと決め、時間を見つけ、とこまく真剣に願うことだ。
そして、生命力と知恵をわかせ、工夫していくことだ。
不思議なもので、仕事と地域活動を見事に両立させている人ほど実は多忙なのだ。
そのなかで、必死になって活動している姿が、みんなの心を打ち、周囲の人たちの本気になって頑張ってくれるのだ。

仕事と地域活動(例えばボランティア活動)の両立といっても、ケース・バイ・ケースで考えなければならない。
また、短い単位でとらえるのではなく、長い目で見ていく必要もある。

仕事も頑張れ、地域活動も頑張れというが、矛盾しているのではないか、思う人もいるだろう。
もし、それを矛盾というなら、すべてが矛盾になってしまう。
現実生活のなかで要請されていることも、考えてみれば、相反していることばかりだ。
仕事で何かを生産する場合も、よい製品を作れと言われる。
それには、より多くの時間がかかるのに、早く作れと求められる。

何事にも両面があり、一方に偏らないからこそ、人間的なのだ。
つまり、人間が生きるというのは、相反する課題を抱え、緊張のなかで、バランスを取りながら、自分の人間力を高め、前へ前へと、進んでいくということなのだ。

仕事なら仕事だけ一本に絞ればすっきすると思うかもしれないが、何かを投げ出そうとするのは誤りだ。
しかし、苦労して、何かをやり遂げていくところに、本当の生活の充実がある。
人間としての鍛えもある。
苦労することは損だと思っていても、長い目で見れば得なのだ。
それが、全部、人生の財産にはるはずだ。


奇跡の言葉

2022年09月27日 07時27分44秒 | 社会・文化・政治・経済
 
「不幸」こそ、「幸せの入口」である。
言葉のセラピストが書きおろした、異色の偉人伝。
一生読み継いでいきたい、珠玉の言葉たちをキミへ!


この本は、ひすいこたろうが描いた、異色の偉人伝です。
何千冊という本を読んできた僕ですが、絶対的に読んだ方がいいと思っているのが、偉人たちの伝記、偉人伝です。

なぜか?

理由は3つあります。
まず、ひとつめ。偉人たちの人生を見ると、あることがはっきりとわかるんです。「不幸」こそ、「幸せの入口」であると。

カーネルサンダース、マイケルジャクソン、ヘレンケラー、高杉晋作、
ありとあらゆる偉人たちの人生を見ると、はっきりとわかるんです。
偉人ほど、不幸の連続であると。
逆境や、困難、思いがけない不幸な出来事を乗り越えていく過程で、凡人が偉人になっていくのです。目の前に立ちはだかるように見えた「壁」は、
人生の「扉」であったことがわかるのです。

だから、偉人伝を読むと、この世から、「不幸」、「不運」(という概念)がなくなるのです。不幸が不幸じゃなくなるんですから、これははかりしれない、すごい価値です。

偉人伝を読んだ方がいいふたつ目の理由は、自分の生きる基準が飛躍的に上がるからです。
実は、結果が出る人と出ない人の違いは、才能の差ではないんです。
どこに基準を置いて生きるか、その意識の差なんです。
生きる基準が自然に上がるのです。
生きる基準を上げる最高の方法が、「偉人に惚れること」だからです。

生き方のカッコいい人に惚れると、人はカッコよく生きたくなるものなんです。
すると自然に生きる基準が上がるのです。そして、そのためには伝記を読むのが一番です。この本を読み終える頃には、あなたの生きる基準が自然にアップグレイドされていることでしょう。

そして、偉人たちは必ず、誰かのために生きているというところも見所です。
自分のためだけに生きた偉人はいないんです。
なんのために生きるのか、なんのためにそれをするのか、その動機に愛がある。
そんな偉人たちの愛がインストールされるのも偉人伝の醍醐味です。

では、偉人伝を読むといい最後の理由、3つめの理由です。
それは、偉人を友達にできることです。
それが偉人伝の究極の愉しみです。

偉人に惚れてください。
すると、キミの心の中で、今日から偉人たちが生き始めます。
そうすると、「こんなときは、偉人たちなら、どう考えるだろう?」という問いが生まれ、いつしか心の中で対話ができるようになっていきます。

偉人を友達にできると、心が折れそうなとき、
キミに奇跡の言葉をプレゼントしてくれるはずです。
 

出版社からのコメント

1)大切なものをすべて失ったときは、
カーネル・サンダースの「チキンフィレサンド」
2)不安や恐れに押しつぶされそうなときは、
伝説の経営者・出光佐三の「愛」
3)「自分には才能がない」と落ち込んだときは、
長嶋茂雄の「スクランブル・プッシュ! 」
4)「もう誰も信じられない」というときは、
マイケル・ジャクソンの「ムーンウォーク」
5)自分にないものばかりを考えてるときは、
ヘレン・ケラーの「涙」
6)恋人にフラれたときは、
冒険家・栗城史多の「ありがとう」
7)絶体絶命のピンチのときは、
革命家・高杉晋作の「腕前」

…そのほか、偉人が本当に伝えたかったメッセージを完全収録!

内容(「BOOK」データベースより)

新しい自分に変わる!心の底から力が湧いてくる!誰もが泣いて笑える、胸を打つ10のストーリーを完全収録!偉人がほんとうに伝えたかったラストメッセージ。

著者について

ひすいこたろう
天才コピーライター

「視点が変われば人生が変わる」をモットーに、ものの見方を追求。日本メンタルヘルス協会の衛藤信之氏から心理学を学び、心理カウンセラー資格を取得。
『3秒でハッピーになる名言セラピー』がディスカヴァーMESSAGE BOOK大賞で特別賞を受賞し、ベストセラーに。
他に『あなたの人生がつまらないと思うんなら、それはあなた自身がつまらなくしているんだぜ』『あした死ぬかもよ?』(ディスカヴァー21)『ものの見方検定』(祥伝社)など多くのベストセラーを手がける。
共著も『世界一ふざけた夢の叶え方』(フォレスト出版)『HUG! today』(小学館)など多数。

インターネットにて、3万人が読む『3秒でHappy? 名言セラピー』を無料配信中。
 
 
 
ひすいさんの本は、読みやすく分かり易い。だから何時も買ってしまう。内容も好いですよ。でも、ひすいさんの本を沢山読んでると、内容が被ってしまう事が多々在るのでそれがマイナスですかね。
 
 
 
 
人生を豊かに過ごした偉人のエピソードがのっています。
様々な困難にぶつかった時の対処法のヒントが得られる
かもしれません。私の場合は、とても勇気づけられました。
栗城史多さんのエピソードを読んで感動しましたし、心が
楽になりました。
 
 
 
1009軒ものお店から断られてもあきらめなかったカーネルサンダース
戦後で経営が厳しいなか、ひとりも解雇者を出さなかった出光佐三
世界一有名だけど世界一孤独な人でもあったマイケルジャクソン
41歳で全財産を失ってからラーメン作りをはじめた安藤百福

などなど、さまざまな逆境のなかでも前を見続け、
懸命に生きてきた人たちの言葉と、その背景が簡潔に描かれています。

まさに「言葉はその人の生き様から生まれる」ことを実感しました。
低空飛行を続けるぼくにとって、行く先を照らす一筋の光のような本です。

ぼくが印象に残った言葉たちを一部転載します。
---
「世界で最高の教育とは、その道を極めた人の働く姿を見ることだ」

情熱とは、いまできる「小さなこと」を「すべてやる」こと

自分の都合を考えているとき、出てくるのは恐れ。人のことを思いやるとき、湧き上がるのは勇気。

世界に一例もなかったとしても、それがあきらめる理由にはならない

断られていい。はじめから開かれている道ほど、つまらない道はない。

偉人とは、生涯をかけて誰かを喜ばせた人
---

人生に悩む人たちにぜひ読んでもらいたいと思える一冊。

※本書は、『明日が見えないキミに力をくれる言葉』(SB文庫)を
大幅に加筆修正して、再編集したもののようです。
内容的にはほぼ同じなので、レビューも同内容とさせていただきました。
 
 
 
マイケル・ジャクソンとヘレン・ケラーの話が心に響きました。
ヘレン・ケラーの話を読んで涙が出ました。
励まされました。
 
 
 
冒険家の話で号泣してしまった。多分、特に今自分が抱えている問題と重なる話だったので心を打たれた。ひすいさんは、人を励ます天才だと思う。読んでいて心地よくなり、スッキリしますよ。
 
 

とにかく読みやすく、読み進めるだけで胸が熱くなる一冊。

カーネルサンダースが自前でつくったフライドチキンを売り歩いたエピソードで、断られ続けた回数をNOの数で数ページにわたって表すなど、単行本だからやれる本づくりかと思いきや、文庫でもやっていて、かなりいろいろなアイデアを盛り込んで作られていたのだと驚いた。

おわりにでの、文庫版の担当編集による本書の著者に原稿を書かせるためにとった行動とへこたれなさには、涙すら覚えた。

同氏の本の中で、一、二を争うほどの好感度である。

早々に商品が届きました。直ぐに読み、とても励まされました。
友達に、薦めて読んでもらっています。
ありがとうございます。
 
 

ありがとうは<軌跡の言葉>

2022年09月27日 07時12分50秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

口に出せば、元気が出る。
耳に入れば、勇気がわく。

「ありがとう」を言う時、聞く時、人は心のよろいを脱ぎ捨てる。
人と人が深いところで通い合える。

「ありがとう」が非暴力の真髄なのである。
「ありがとう」の中には相手への敬意がある。
謙虚さがある。
人生に対する大いなる肯定がある。
前向きの楽観主義がある。
強さがある。

「ありがとう」と素直に言える心は健康である。
だから「ありがとう」というたびに、あなたの心は光ってくる。
体に生命力がわく。

自分が、どんなにたくさんの人やものに支えられて生きているか―ありがたいと思う、その自覚が、感激が、その喜びが、さらに幸せを呼ぶ。
<幸せだから感謝する>以上に<感謝するから幸せになる>のである。

 


「ありがとう」は奇跡の言葉

2022年09月27日 07時03分32秒 | 社会・文化・政治・経済
 
のぶみ  (著), 小林 正観 (著), 竹田 和平 (著), 明橋 大二 (著)
 
■人、もの、出来事に、まず自分から感謝すること。それを続けていくと、宇宙はその人に味方をします(作家/小林正観)
■ありがとうを言うと、幸運を受け取りやすい心が生まれます(花咲爺・日本一の大株主/竹田和平)
■感謝と愛で病気を包み込んでやれば、重い病気もよくなってしまいます(精神科医・啓子メンタルクリニック院長/越智啓子)
■ありがとうを言いあえる家族関係の中では、子どもは、自己肯定感と心の安定を手に入れられます(心療内科医・子育てカウンセラー/明橋大二)

本書では、「ありがとう」と言ったり思ったりすることで、
「不治の病から生還した! 」
「自殺寸前の状況から立ち直った! 」
「巨万の富を手に入れた! 」
「夢をかなえ、充実の毎日を送っている! 」
というかたがたのお話を紹介します。もちろん、すべて実話です。

そして、なぜこのような奇跡が起きるのかを医師、大学教授らが徹底解説。
「ありがとう」のいちばん効果的な言い方も教えていただきました。

あなたと、あなたのたいせつな人に、たくさんの「ありがとう」が訪れますように。

・ブラウザに入力してください→URLはコチラ 
 
■人、もの、出来事に、まず自分から感謝すること。それを続けていくと、宇宙はその人に味方をします(作家/小林正観)
■ありがとうを言うと、幸運を受け取りやすい心が生まれます(花咲爺・日本一の大株主/竹田和平)
■感謝と愛で病気を包み込んでやれば、重い病気もよくなってしまいます(精神科医・啓子メンタルクリニック院長/越智啓子)
■ありがとうを言いあえる家族関係の中では、子どもは、自己肯定感と心の安定を手に入れられます(心療内科医・子育てカウンセラー/明橋大二)

本書では、「ありがとう」と言ったり思ったりすることで、
「不治の病から生還した! 」
「自殺寸前の状況から立ち直った! 」
「巨万の富を手に入れた! 」
「夢をかなえ、充実の毎日を送っている! 」
というかたがたのお話を紹介します。もちろん、すべて実話です。

そして、なぜこのような奇跡が起きるのかを医師、大学教授らが徹底解説。
「ありがとう」のいちばん効果的な言い方も教えていただきました。

あなたと、あなたのたいせつな人に、たくさんの「ありがとう」が訪れますように。

 
 
よく見ると、命の尊さや、ありがとうの感謝で人生が変わって来たと書いてあり参考にしています。
 
 
小林正観など素晴らしいメンバーのエッセンスに幅広く触れることができるのでとてもよかったです。 友達にもオススメしました。
 
 
 

たまたま本屋さんで目にして、気になって買ってみました。
最近、斎藤一人さんの「天国言葉」も実践しているので、「ありがとう」という言葉に敏感になっていたのかもしれません。

「ありがとう」にまつわるエピソードや、日常生活に取り入れやすいワークのようなものもたくさん紹介されており、読んでいるだけで心が落ち着き、改めて「ありがとう」の持つ、目には見えないけど確かに存在するパワーのようなものを感じました。

素直に実践すれば、誰でも何かしらの結果が出ると思います。
私自身、最近から意識していい言葉を使うように心がけて努力しているところですが、些細なことにイライラしなくなったように感じます。

始めたばかりで、まだ唱える言葉に感情を込めることはできていませんが、これからもコツコツ続けて、心からの「ありがとう」や「愛してる」を自然と言えるようになりたいです。
 
 
 

これで病気が治るなら、医者はいりません。
がんで亡くなる人もいなくなり、火葬場も必要ありません。

香典返しにぴったりな本ですね。

色々な方の「ありがとう」の使い方がすごく面白かったし、よかったよ^_^
 

ありがとうってやっぱりいい言葉ですよね。
のぶみさんの絵が可愛いですね。
みんなで読んで元気になりましょう〜!
 
 
 
 

 

 
 
 
 

 


利根輪太郎の競輪人間学 番手・番手で決着!

2022年09月26日 10時56分03秒 | 未来予測研究会の掲示板

GⅢ 向日町競輪 開設72周年記念 平安賞

2日目(9月25日)

10レース

並び予想 9-1-5 7-2-8 4-3-6

レース評
中井に託して高久保−窓場の地元コンビが抜け出し図る。しかし久木原はずっといい状態だ。付ける木暮を軸にする手も。

1番人気 1-5(3.1倍) 

◎本命選手の2着買いは、競馬大好きの馬太郎さんの戦術。
最近、競輪場に姿を見せなくなった3着おじさんの戦術は、3着になりその選手を軸に大穴を的中させてきた。

ラインではなく、番手と番手の選手の組み合わせで車券を買うのは、牛久の勝負師。
利根輪太郎は、出目作戦。
だが、最近はおいしい車券で美酒を味合うことが稀となる。
競輪の資金が不足しているので、守りとなる。
つまり、以前は見向きもしなかった本命車券を買って、悔しい思いをしている。

1000円で楽しむ競輪の提唱者のカーテン屋さんに近くなってきたのだ。
そのカーテン屋さんは、70歳で商売廃業とともに、競輪を止めている。
「金儲けは、株だよ。競輪は遊び。1レース1000円。10、11、12レース3000円で遊ぶこと」と柔和な笑顔で語っていた。

10レースは地元のラインの1-5で決まると思って、1-5-2 1-5-3 1-5-7の3連単勝負で負けた。

結果は、番手と番手選手で決着して、牛久の勝負師の鼻息が荒くなる。
「俺の出番さ!」と払い戻した万札の束を誇示する。

結果

3-1 6,350円(20番)

3-1-7 4万9,680円(102番人気)




選手名 着差 上り 決ま
り手
S

B
勝敗因
1 3 中村 浩士   11.6   後方自ら捲
2 1 高久保 雄介 1/4車輪 11.9 S 番手前残り
3 7 久木原 洋 1/2車身 11.7     中団外出し
4 5 窓場 千加頼 1/2車身 11.9     前団飲まれ
× 5 2 木暮 安由 3/4車輪 11.7     踏上併され
  6 8 真崎 新太郎 3/4車輪 11.6     ライン続き
  7 6 小笠原 昭太 2車身 11.9     併され飛ぶ
  8 4 川越 勇星 1車身 11.7     叩かれ被り
9 9 中井 俊亮 2車身 12.8   B 叩き捲られ

戦い終わって

戦い終わって写真

 中井俊亮が力任せに最終主導権を握り、高久保雄介-窓場千加頼の地元勢に流れが向くかに、川越勇星を捨てた中村浩士が2角から捲り、見事に1着ゴールを駆け抜ける。高久保は反応が遅れて2着に敗れる。
 捲りを放ちあっと言わせた中村は「車番的に位置を取るのは厳しいと思い、作戦は色々と考えていた。川越君が叩かれて引いてきて、ホームで迎い入れてから、もう一回仕掛けてと思ったが、内に差して行ったし、自分は後ろに小笠原君が付いているし、何かしないとと思い、外を踏み上げた。ラッキーパンチだとは思うけど、気合は入っていたので。厳しい3角を乗り越えられて、スピードに乗れたので最後まで持ったと思う。状態は日に日に上向き」。
 2着の高久保は「多分、中井君は思ったタイミングで行けていないと思う。残り一周で出切っているから、誰も来れないと思い、車間を斬って、ラインで決められると思ったが、中井君がきつそうで、垂れて来て…。それに中村さんに気付くのが遅れてしまい、重い所を踏まされてしまった。何とか堪えられた感じ。窓場も勝ち上がってくれれば、良いのだけど」。
 3着の久木原は「理想通りの位置取り。川越君が斬った上を斬って、近畿勢に出させる作戦。川越君を叩き切るのが最大のポイントでした。その後は詰ってしまい、木暮君が横に来たのは見えたけど、彼が気を遣ってくれて助かった。中村さんの捲りは想定外でしたね。自分も前に踏むと言うより、一杯で切り替える形になりました。連日、脚を使ってレースを組み立てられているし悪くない」。


利根輪太郎の競輪人間学 番手の役割が裏目に

2022年09月26日 07時33分55秒 | 未来予測研究会の掲示板

GⅢ 向日町競輪 開設72周年記念 平安賞

2日目(9月25日)

9レース

並び予想 1-7-4 2-5-3 6-9-8(単騎)

レース評
ハイパワーの吉田が豪快な自力戦で別線を完封。番手の神山がすんなりマークなら差し切りまで。攻め多彩な佐藤の進出一考。

1-7-4(5.8倍)で決まると思い込む。

抑えは1-7-2(11.9倍) 1-7-5(11.0倍)

だが、7番神山 拓弥選手は、捲る2番佐藤 一伸選手を張りにいってまさかの落車!
番手選手の役割を果たしたのだが、バランスを崩す。
結果として3番手の4番中川 貴徳選手が1番吉田 有希の番手にはまる。

結果

1-4 5,550円(13番人気)

1-4-5 3万8,320円(52番人気)




選手名 着差 上り 決ま
り手
S

B
勝敗因
1 1 吉田 有希   11.5 B 突張ペース
  2 4 中川 貴徳 1/2車輪 11.3   併せ内凌ぐ
3 5 竹内 智彦 2車身 11.5     切替え掬い
  4 8 小林 弘和 1/2車身 11.2     単騎落避け
5 3 中村 圭志 2車身 11.5     3半落避け
6 9 石塚 孝幸 大差 12.3     何とか落避
× 7 2 佐藤 一伸 3車身 13.3     捲切るかに
  6 小林 稜武         後方乗上げ
7 神山 拓弥         牽制掬われ

戦い終わって

戦い終わって写真

 アクシデントもあったが、前受けから突っ張った吉田有希が逃げ切り。

「取れた位置からで牽制が入ったから前受けに。下げたら厳しいと突っ張ったが、掛かり切らずに捲り来られた。番手が神山拓弥さんじゃなかったらどうだったか…。マッサージなしで来て疲労がたまっている感じ。自分も人間なので悪い時もある。今回はこんなもんなのかと。名古屋とは違い、加速の立ち上げが重い。流れがあった方がやりやすい。バンクの感じはこの2日で分かってきたので、休養をしっかり取って修正点を見極めたい」。
 神山の落車でライン3番手の中川貴徳が2着に。「自分が竹内智彦さんに入られて申し訳ない。内を締めようと思っていたが、一緒に上がった方が良かったのかな。難しかった。ラインで決めれたと思ったけど。記念の準決は久々。神山君の分も頑張るしか」。
 佐藤一伸の捲りに乗った竹内が内へ切り込んで3着。「想定内の展開で一伸に任せていた。捲りが止まったら決めながら内へ行くしかないので。中川君の所でもっと押圧しなきゃだめだったかな。そこは怯んでしまった。神山さんの落車は悪かったけど、審議の結果がセーフで救われた」。


感謝し恩に報いる

2022年09月26日 07時30分22秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▽感謝する。
生きていること自体がありがたいなと思えば、歓喜がわいてくる。
歓喜があれば、希望も出てくる。
人に報いよう、頑張ろうという気持ちになる。
感謝のある人は幸せである。

▽一方、人をいじめたり、裏切ったりしている人間には、人への感謝、生かされていることへの心がない。
感謝がない人間は、人が自分のために、何かしてくれてあたりまえだと思っている。
結局、人に依存し、自分に甘えて生きているといってよい。

▽人が何かをしてくれないと、不平と不満を感じいつも、文句ばかり出てしまう。
そして、少し大変な思いをすると、落ち込んだり、ふてくされたりする。
それは、自分で自分を惨めにし、不幸の迷路をさまようことになる。

▽結局、感謝は心の問題である。
心の弱さは、すべて自分に原因がある。
他人ではなく、自分が何をなすかだ。
人間としての<自立の哲学・理念>が不可欠なのだ。

▽感謝のない人は不幸である。
その心は暗く、貧しく、いつも、不平と不満、嫉妬と恨みと愚痴の暗雲が心に渦巻いている。
だから、人も離れていく。
希望も運の消してしまう。
自分で自分の幸せを破壊し、空虚と絶望へと自らを追い込んでいるのだ。
慢心の人もまた、感謝の心がないために、不幸であり、孤独である。
人生を輝かせるためのは、報恩と感謝の心の一念が不可欠。

 

 


信心(しんじん)とは:

2022年09月26日 06時58分28秒 | 沼田利根の言いたい放題

神仏を信仰する心。

自身の心を信じることとも言えるだろう。
つまり<自分の可能性>への確信を深めるものだ。
決して、安易な神頼みやおすがりではなく、あくもでも<人間の主体性>が根本である。

祈りは自身の行動(活動・社会的実践)のエネルギを充電する行為ともいるだろう。

<希望>こそが、信心の源泉なのだ。


飛行機雲

2022年09月26日 06時13分27秒 | 日記・断片

今朝の取手市内は、午前5時30分気温17度。

自転車でヤオコウまで来た鈴木さんは、肌寒いと言っていた。

今朝は、飛行機雲を見る。

飛行機雲

道端の草むらにキノコも。

チビ黒が餌をもらいに来る。

ルークも泣いて近寄って来る。

タマはマイペースとなり、散歩に着いて来なくなる。

以前は、道路は車で危ないのて、着いて来るタマを追い返していた。

二代目のタマも同じく、散歩に着いて来る珍しい猫だったが、利根川堤防で居なくなる。

どうしたのか、西田さんは探していたが行くへ不明に。

早朝の風景
動画リンク
 
 
 
 

鈴木さんの9月の絵手紙

2022年09月25日 06時31分25秒 | 日記・断片

午前5時、暗いが散歩に行く。
今朝の取手市内は気温23度。
体操を終えた鈴木さんと、午前5時10分に到着した西田さんと散歩へ向かう。
雨で増水した水路の水は、流れていない。
上流の水門を閉ざしのだろう。
9月の鈴木さんの絵手紙、「これ、今月のです」と手渡された。
新道の郵便局のポストに、絵手紙を鈴木さんは数枚投函する。
兄弟や孫、子どもに送った絵手紙だった。


「夕焼けが実に奇麗でね」
その夕焼けを見損ねた。
是非、映像にしたかったので、「そうでしたか。見たかったですね」と残念がる。

猫のチビ黒が、餌を求めて泣きながら寄ってきた。
「あ~ん、あ~ん」と泣くのである。
また、喧嘩して、耳の傷が痛々しい。
後ろの左足も出血していた。
小柄なチビ黒を襲った猫が通りかかるが、我々人間がいるので、空き家の庭に身を隠す。
「餌やっても、他の猫に耳を傷つけられたので怖がって寄ってこない」と斎藤さんの奥さんが言っていた。
ゴーヤのツルを取り払っていた。
「今年は、あまり取れなかった。日除けなので、取れてもとれなくてもかまわないけれどね」」と斎藤さんが言う。
「うちのゴーヤも少なかった。天候のせいかね」と西田さん応じた。

喧嘩で傷を負った猫のチビ黒

映画 ボルサリーノ

2022年09月24日 22時53分04秒 | 社会・文化・政治・経済

画像1

解説

「気狂いピエロ」「暗くなるまでこの恋を」のジャン=ポール・ベルモンドと「太陽がいっぱい」のアラン・ドロンというフランスを代表する2大スターが初共演し、話題を集めたギャング映画。

1930年代のマルセイユ。3カ月の刑期を終えて出所したシフレディは、自分の女であるローラをめぐってカペラという男と殴り合いになるが、そのケンカ沙汰をきっかけに2人の間には奇妙な友情が芽生える。ギャングとしての野望を達成するため、シフレディとカペラは街の大物ギャングたちを翻弄し、マルセイユを手中に収めていくが……。

1970年初公開。2014年、44年ぶりにデジタルリマスター版で再上映。

9月22日、午前6時30分から、CSテレビのムービープラスで観た。

これで、観たのは2回目である。

ストーリー

一九三〇年のマルセイユ。ギャングとチャールストンが入り乱れるこの街へ、三ヵ月のケチな刑を終えたシフレディ(アラン・ドロン)が出所して来た。

彼はさっそく、手下と共に自分を密告した男のバーを襲い放火した。

次に、なじみの女“天使のローラ”(カトリーヌ・ルーヴェル)に会いに行った彼は、その女のことでカペラ(ジャン・ポール・ベルモンド)と派手な殴り合いを始めたが、同時にダウンし、その時以来、二人の間には奇妙な友情が成立した。

やがて二人は、ボッカスという親分に認められたが、失敗つづきのありさまであった。

その後、ボッカスの黒幕であるリナルディ弁護士(ミシェル・ブーケ)の頼みで、魚市場を支配しているエスカルゲルに力を貸すようになった。

当時、マルセイユを本当に支配していたのは、マレロとポリという、二大親分であった。

マレロとリナルディとのつながりを知ったシフレディは、大胆な野望を実現化するチャンスを狙っていた。

カペラはこれには反対だったが、ポリの情婦ジネットに惚れたため承知した。そして、二人はポリの資金源である食肉倉庫を襲撃したが失敗し、ひとまず田舎へひきあげ、反撃の日を待った。

二人のまわりに無頼の仲間と武器が集まってきた。

行動が開始された。まずポリの暗殺、つぎにリナルディ、と二人のまわりには、次第に血の匂いがたちこめるようになった。そして、残る大親分マレノ一味との間の、日毎の殺し合いの末、相手の本拠に乗り込んだ二人は、ついにマレノを倒した。

こうしてマルセイユはシフレディとカペラの手中におさまった。シフレディは豪壮な邸宅を立て、パーティを開き、得意の絶頂にいたが、カペラは違っていた。彼は今こそ、このマルセイユを去らねばならないと思っていた。両雄は並び立たないと……。

そして、カペラがカジノを一歩出た時、何者かの銃弾が彼の命を奪っていた。

キャスト

ポスター画像

画像2

画像3

ジャン=ポール・ベルモンドとアラン・ドロンが初めて共演したギャング映画。
1930年代のマルセイユ、二人は一人の女を取り合い、殴り合いの大立ち回りを演じたあと、仲良くなる。
当時のマルセイユは、二人の大物ギャングが牛耳っていたが、のし上がるため・・・。
いい帽子をかぶっている。

 とにかく音楽が軽快で楽しい。銃撃戦すら残酷じゃないし、暗黒街の愉快な二人が友情のようなものを育んでいく姿。

 途中はだれてきてしまい、最後にまたズドンと重さを味わえる・・・まぁ、どちらかが死ぬんだろうと想像できるけど。めずらしくアラン・ドロンが死なない。

2大スター共演で2倍美味しいかというと、そうは上手くいかない
本作はその見本になってしまった
残念で仕方ない
ドロンもベルモンドもキャラを活かした脚本で、衣装も決まっているのだが、はっきり言ってどっちつかずになってしまった
狙った方向性は分かるのだが、二人の友情物語も中途半端
第一補完関係になるキャラ同士でもない
結局、危うい関係性が全編に漂ってしまう
それが終盤に活きるのは確かだが
狙ったものでは有るまい

脚本も捻りがなく、折角のボルサリーノという洒落た題名も活かすシーンもなく終わってしまう
テーマ音楽は誰しも感じ聞いたことあると思う名曲で、それだけは評価できる

本作は2大スターの格好良さを堪能できれば、それだけで満足すべきなのだろう

ヨーロッパ産ギャング映画。
ギャング映画の見どころはやっぱりカッコイイ男の生き様。それを最大限に引き出してる2人(ビジュアル的に)。
ギャング映画にも関わらず独特なコミカルさがあってとても好印象。序盤の喧嘩シーンもそうだが、個人的にはその前の何度もコートを着たり掛けたりするローラがツボ。
銃撃戦も割と見応えがあって食肉工場での撃ち合いはめちゃめちゃカッコよかった。

ラストシーンのコイントスもかなりベタな演出だけどカッコイイ。バディものの良さを詰め込んだ良作。

題の通り、チンピラだった2人がマルセイユのボスにまで成り上がるが...という話です。

ストーリーが単純な分、とにかくドロン、ベルモンドという、当時の2大スターの格好良さに目がいってしまう。
ドロンの話す時の間のとりかた、細部にまでキザな仕草。
ベルモンドの明るくてチャラいが、女と友の為には体を張る、ただのチャラ男じゃないところ。
そして、2人のスーツとハットの見事な着こなし。

これらをいくつか真似すれば、モテ度がアップするかも(笑)

貧しい出のためか、ボス2人を倒してのしあがりたい、野心の強いロッコ(ドロン)と、ボスになるよりも楽しく暮らせればいい、楽天家のフランソワ(ベルモンド)。
結局女のためにフランソワも行動を供にするのだが、もともとトップに立つ事にこだわりの無いフランソワは、いずれどちらが本物のトップか、ロッコがこだ続編は、個人的にはあまり好きになれないのです。


人生をよりよく生きる技術

2022年09月24日 21時46分24秒 | 社会・文化・政治・経済

アンドレ モーロワ (著), 中山 真彦 (翻訳)

◆早合点だけが誤りのもとではない。先入観がまたそうである

 ◆大きな仕事をする人は、ときどき世間から引っこんで暮らす術を心得ている 

◆長たるものは、部局が狭い派閥意識に閉じこもり他の部局といがみ合うのを許してはならない 

◆精神の欠点は、容姿の欠点と同様、年とともに大きくなる〔以上本文より〕
考える技術から人を指揮する技術まで、鋭く的を射るアフォリズムの連射で伝授する成功への人生哲学。

内容(「BOOK」データベースより)

考える技術から人を指揮する技術まで、鋭く的を射るアフォリズムの連射で伝授する成功への人生哲学。

著者について

【アンドレ・モーロワ】
1885年フランス(エルブフ)生まれ。哲学者アランのもとで学び、大きな影響を受けた。小説家・伝記作家として活躍。主著に『オランピオまたはビクトル・ユゴーの生涯』『プロメテまたはバルザックの生涯』など。1967年没。

【中山真彦】
1934年生まれ。東京大学文学部フランス文学科卒。現在、東京女子大学教授。主な訳書に『愛の原型』(カズナーヴ)『訴える女たち』等。
 
 
 
『幸福論』で有名な哲学者アランに学び深い影響を受け、織物工場の経営を手伝ったりイギリス軍の
通訳官になったりと酸いも甘いも経験した伝記作家によるアフォリズム集である。
解説の言葉を借りれば、
「テーブルの上に上手に跳びのる猫の思考法」で、「重大な国家的危機を目前にして、国民生活の隙間を
事前に埋めたいと念ずる知性人の血と肉からしぼり出された智慧」を呈示するものである。
穏健で柔軟な
エスプリがふんだんに散りばめられた豪華絢爛で甘辛い菓子のごとき、人生観や恋愛論や帝王学の書である。

「いま目の前にある世界だけではなく、遠くはなれた国々や、古い昔のできごと、さらにはいまだ目に見えぬ未来についての仮定までもが、私の夢想の素材となるのである。いわば私の頭は一つの内部の世界であり、そこに外部の広大な世界が、時空の制約をこえて映しだされるのだ。
宇宙のこの小さな模型を、哲学者たちは
しばしば小宇宙と呼び、それに対し、われわれがその中に生きている巨大な世界、われわれがそれを理解し作り変えることを望む巨大な世界を、大宇宙と呼んだのであった。
…われわれが思考と呼ぶものは、人間がさまざまな表象や映像を組み合わせながら、自分の行為が現実の事物の中でどのような結果を生むかを、見ぬいたり予測したりしようとする、その努力のことである。…人間の思考が正しく導かれ…さだめた目的に向かって航海し、
めざす港にぴたりと到達するということが、できないであろうか?それを考えるのが、われわれの課題である。」
(「世界と思考」より、9〜12頁)

「文や公式の価値を知るのに、それが実際に良い結果を生むか悪い結果をまねくかを待つというのでは、まことに危険きわまりない。ゆえに…こういった表象を…大事をとりながらたくみにあやつるための安全な方法を、賢者といわれる人びとが探し求めたのは自然なことであった。…それがのちに論理学と呼ばれるようになる。…論理は、
新しいものを創りだすことはできない。…そこに何か新しいものを加えようとすれば、体験や直観…によるほかはない。
…『…理性はいよいよ自分の力を確信して、無限の地平が…前に開けていると思いこむ。軽やかな鳩は、空を
切って飛んで行き…、空気の抵抗を受けて…真空の中だったらもっとよく飛べるのに、と思うかもしれない……。』
…論理学は、確かに人間の精神を柔軟にした。精神に、それまでにはなかった敏捷さをもあたえた。だがいっぽうでは、
真実らしい外見を持つ推論を行なえば、それですべてが得られると信じる、危険な習慣をも人びとにあたえたのである。」
(「論理と推論」より、20〜3頁)

「衝撃によってわれわれの関心はあるひとりの人の上にひきつけられるが、その際不在が愛の誕生にとって好都合な働きをする。
…というのは…不在である恋人は、愛の妖精と化して、われわれはそれにあらゆる美点をまとわせる
ことができるからだ。そういった心の動き…は結晶作用と呼(ばれる)。…恋愛とは主観的なものであり、われわれは
現実の人間を愛するのではなく、われわれが創造した人間を愛するのだ…。(ただし)相手が本当に讃美に値する場合
には、このことは当てはまらない。真のダイヤモンドには、結晶作用は生じないのである。…私が思うには、男でも
女でもすぐれた人は、あるときは愛情から、あるときは善意から、思わせ振りという…絶対的な武器を放棄するもの
である。『あなたに私の愛を告白すれば、私はもうあなたの思うがまま…です』といえるなら、それは偉大なこと
だ。相手がそのような信頼に値しないというのであれば、そのときは毒をもって毒を制する仕方…も必要であろう。」
(「愛の誕生」より、61〜6頁、()は引用者による)

「人間は、もともと野心をいだき、傲慢な存在であるから、自分がなぜ他人に指図されなければならないかを、みずからその必要を感じるまでは決して理解しない。
異常な事件に遭遇してはじめて、指揮を取ってくれる人がいなけれ
ば、自分が…餌食になると悟り、自分の生命と安泰を愛するのと同じほど、服従をも愛するようになるのである。」
(ルイ十四世の警句より、152頁)

「指揮をとるものの頭は、簡明であることが必要である。あまりに複雑な考え方や計画には、行動はうまくついていけない。…
長たるものが持つべきは、経験から得て行動によって確かめられた、いくつかのごく簡明な考え方である。そして、このしっ
かりした骨組の中に、ある一定の行動のために必要とされる明確な知識をはめこむことだ。
長たるものの頭は、包容力を持た
ねばならぬ。他人の頭を使うことを心得ていなければならない。…ただし耳を傾ける相手は、確かな情報を持ち、正確な報告
をなしうる幾人かの人間だけでよい。みずから沈黙するのもいいことだが、おしゃべりを黙らせるのも同じくらい有益である。

…指導者は伝統と習慣をつねに念頭におく。指導者の目には、ものは存在しているというだけで、すでに大きな価値を持つ。
彼が未来を建設するために用いる素材のうち、そのもっともがっしりしたいくつかのものは、過去によってさしだされている。彼はそれを仕立て直したり、つくり変えたりはするが、それを押しのけるようなことはしない。
…われわれの行動の結果は、いつもたやすく予測できるとはかぎらない。…賢明な指導者は、昔、魔法使の弟子
が、呪文をつかって魔法のほうきを動かしたのはいいが、それを止めるのに往生したという話を忘れはしない。」
(「指導者の知性」より、174〜7頁)

「指導者は、厳しくしても、部下にしたわれることができる。
いやつねに、甘いいいかげんな指導者よりも、厳しい指導者の方が慕われるとさえいえる。厳しさを押しとおすための最良の方法は、これはしっかりしていると思える人間のみを採用することだ。
自分の人格や精神が非難されているのではないことが明らかであれば、叱責を受けてもらくにたえることができる。
胸の中にあることを、すぐに、そしてはっきりといってしまうのは、賢明なやり方である。
厳しい叱り方でも、すぐその場で叱ってしまった方が、恨みがましい不満な気持ちをいつまでも見せるのより、はるかに相手を傷つけなくてすむ。

…およそ最高の地位につくものは、労働者であれ兵士であれ水夫であれ、現場で働く人間のすべてが、自分の直属の配下から、公正なそして名誉を重んじる態度で処遇されるように、よく監督しなければならない。
…直属の補佐役たちの権威を弱めてはならぬのと同時に、その権威が乱用されるのを許してはならないのである。
…人間万事そうであるが、やはりこの場合も…平衡をとらなければならない。
…人から愛される秘訣は、人を愛することだ。そして自分の仕事をだれよりもよく心得ることである。
人は、うまく指図さえすれば、その指図を受け入れるものだ。指図されるのを望むものだ、とさえいえる。」
(「指揮をする技術」より、182〜4頁)

「可能性を判断する感覚を持つということは、ただ単に、かくかくの行動は不可能だと見てとることができるといった、消極的な能力のみをいうのではない。
それはまた、勇気を持つ人間にとっては、一見きわめて困難と思える行動も、実際には可能になると知っていることをいう。
すぐれた政治家は…『この国はまどろんでいる。私が目を覚まさせてやろう。制度は人間がつくるものだ。
必要とあらば私がそれをつくり変えよう』と考えるのである。…真の政治家は、必要とあらば、公的な演説の中で各党派の主張に対し丁寧な敬意を表することもあらば、神殿を守る人びとに対しては礼拝の文句を唱えてその怒りをやわらげたりもする。」
(「統治する技術」より、188〜9頁)
 
 

フランスという国には偏見がある。

ドイツ人やイギリス人に比べる
と、フランス人はラテン系でノリが軽く、いい加減そうに見える。
新しもの好きで、社交界など万事エレガントで華やかだが、所詮表面的で重厚さに欠ける。
文化的には絵画、文学、料理、服飾などで世界をリードするが、要は国民が享楽的なせいなのだ。
その国民には忍耐力がなく、戦がとにかく弱い。国際競争力のある見るべき企業も少ない。
そのくせ、自己愛、自国愛が強いので他国を見下す傲慢さがある。
要すれば、日本とは全く対局にある国だ、といったものである。

そんな国の「人生論」にはどんなことが書かれているのか。本書に興味がそそられたのは、その点である。

本書の構成は、①考える技術、②愛する技術、③働く技術、④人を指揮する技術、⑤年をとる技術、の5部からなる。デカルト、パスカルらフランスの偉人たち(この国には我々の知る偉人が実に多い!)の豊かな事跡や含蓄ある言葉を引合いに出しながら、真摯に、丁寧に、そして克明に、「人生をよりよく生きる」為に必要な考え方、そして為すべきことが指南されている。

原著は1939年、ナチスがポーランドに侵攻した年に出版されている。
暗い、不安な時代だったと推測される。
「人を指揮する技術」の中でフランスの偉大な軍人の言動を紹介していたり、本書の最後の部分が『君たちは困難な時代に人生の始まりを迎えている・・・』で始まる
「ある何人かの青年に寄せる手紙」であったりするのは、大戦の予感とそこに赴くであろう若者に読ませたい、という著者の思いがあるように思う。

結論として、まことに面白いことだが、時代や文化の違いを超越して、本書には現代の日本で十分に通用する処世術が書かれている。
侮る勿かれ、フランス人も勤勉で、規律を重んじ、真面目に物事に取り組む民族なのだ。我が偏見は晴れた。

しかし、ひとつだけ。男女の愛について章を設けて論ずるのは、流石フランス人だと感心した。
人生論と銘打った日本人の著作で、真正面から男女の「愛」を語った作品を寡聞にして知らない。
仮にあっても読むこちら側が恥ずかしくなる。本書でもそれを感じた。
しかし本書の記述には品位がある。愛に関して著者はこう言っているのだ。

『愛する技術の最後の秘訣はモーツァルトの中にある。あの澄み切った調べ、魅惑のハーモニーに耳を傾けよう。
もし、それに比べて自分の恋の音楽がもやもや聞こえたり、不協和音だと思えたら、それはその人がまだ愛する技術を知らないからだ。』

(フランスの音楽家ではないが)モーツァルトを聴こう。
 
 
 
最近、良く見かける、経済的に成功した日本人が著した人生指南書には、結局のところ、「どうしたらお金持ちになれるのか?」という今の日本人の好奇心を満たすべく、上手に書かれたものが多いように思われます。
そしてその著者は、その本の印税でまたさらに裕福になり、そしてその本を読んだ大部分の人たちは、きっとそれほど裕福には成れないまま…近頃の日本には、このような格差ゲームが蔓延していて、気をつけないと、心がすさみ、落ち込んでしまったりする人も多いのではないでしょうか?
この本の中には、お金とか成功の秘訣はありません。
あるのは、きちんとした生活のできる人に、幸福感はおとずれるということだけです。
たぶん本当は、子供の頃に親から仕込まれなければならないであろう、生活の仕方の基礎の基礎が、愛情深い文章で綴られています。
だらしのない親に、いい加減な育てられ方をした私にとっては、この本は親みたいなものです。
日本人の今の親世代で、本書の内容のような生き方や考え方をしている人って、まずいないと思うんです。
ですので、生きづらさを感じている若い人たちには、本当にお薦めです。

 

 


最も深い革命は精神的なものである

2022年09月24日 21時31分37秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▽自分がけの幸福もなければ、他人だけの不幸もない。
人を幸福のした分、自分も幸福になるし、だれ一人でも不幸な人がいるかぎり、自分の幸福も完全ではない。

▽最も深い革命は精神的なものである。
精神的革命は人間を変革し、こんどはその人間が世界を変革する。

真の革命はただ一人の人間革命である。
より正確にいえば、ただ一人の人間も、-それが英雄であれ聖者であれ、-大衆に一つの手本を提供することができるし、その手本の模倣は地球をくるがえすであろう―フランスの作家・アンドレ・モロワ


信心とは何か?

2022年09月24日 20時17分53秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

仏教では、信とは心を清浄にする精神の作用をいう。

仏道を修める第一歩にこの「信」を自信の生命の内奥に置き、心を清浄にして教えを疑わず、その教えに向かうことである。

一般に信というと、なにかある対象を信ずることと理解されるが、仏教では信は究極の真理である法そのものが自己のうえに現れ出たものであって、これが信心の本質である。

ひとたび、「信心」という希望の太陽を心に昇らせた人は、どんなに苦難に負けない心の軸が確立されるだろう。

つまり、信とは自分の無限の可能性を信じることなのだ。

神頼みのような他力本願ではない。

あくまで、自分自身の実社会における絶えることのない挑戦が「信心」なのである。

自分で自分の可能性を諦めない限り、必ず道は開変える―そのことを確信することが、信心の本質とも言えるだろう。

どんな状況にも一歩の退かない決意こそ、信心の源泉。


「今」のこの時を悔いなく生きていく

2022年09月24日 20時15分50秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▽「病」であったとしても、必ず「死」につながるとは限りない。
反対に「病」の有無に限らず、誰もが最後は「死」に直面する。
限られた「生」を自覚するからこそ「今」のこの時を悔いなく生きていく。
「生死」を超えて、揺るぎない境地を築いていく―この大切さを自覚する必要がある。
基本的には「生命力」が大切である。
その意味で、確かな「生命観」「生死観」が必要だ。
「病」は「体の問題」とともに、不安など「心の問題」である。
「体」と「心」は常につながっているのだ。

▽「終末期医療」は、がんなどの疾患に対する積極的な治療が困難な状況で、肉体的・精神的な苦痛などを緩和することに焦点を置き、充実した時を送るためのものだ。
「終末期医療」において「緩和ケア」を続けることで、積極的な治療をしなくても苦痛を緩和し「今」という時間を大切に生きていくことができる。