仕事の道楽化

 仕事が道楽になることを目指しています。

褒めていたら、こんないいことがあった。

2016年03月03日 | 学級経営
 ほぼ毎日のように、勤務校での昼休みは、子供達と遊ぶようにしている。

 なぜかと言うと、授業中は見えない子供の素顔が見えるからである。

 ・・・という理由もあるが、本当は、自分が子供達と遊ぶのが楽しいからである。

 最近は、サッカーをすることが多い。

 今日は、うれしいことがあった。

 遊んでいる時、いいプレーを見たら、その場で褒めるようにしている。

 「ナイスシュート」

 「ゴール前のいい位置にいたね。だからシュートできたね。」

 「今の守り、良かったよ。」「ボールとゴールの間に入ったから、相手はシュートしにくかったよ。」

 「そのしつこさがいい!」

 などと言っている。

 今日は、褒めまくっていたら、次のように言われた。

 「そうやって褒めている先生が偉い!」

 そうやって見てくれる子がいるのがうれしい。
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教室で役立つモノ・・・トロフィー

2015年11月26日 | 学級経営
 教室で役に立つモノ・・・トロフィー

 学級担任をする時は、トロフィーを活用していた。



 学習のまとめに大会をすることがある。

 バスケットボール大会、バレーボール大会、リレー大会、体育が多いが、国語でもある。ノーミス音読大会や表現読み大会、そして他にもイベントで競い合った方が盛り上がる場面では使っていた。

 トロフィーには、リボンを付けていく。大会ごとに、大会名と日付、勝った子やチームのメンバー名を書くだけである。

 トロフィーには、プレートに「○○杯」(○○は、担任の名字)と刻まれている。



 トロフィーを取り入れるメリットはいくつかある。

 まずは、単元のゴールイメージがどの子にも持ちやすいという点である。

 体育ならルールの確認と徹底が図りやすい。どの子も勝ちたいから、勝負とルールにこだわるようになる。「単元の最後には、このルールでどんな作戦を立てて練習をし、勝つ」というイメージが持ちやすくなる。

 2つめは、学級の一体感づくりである。

 「来週は、○○杯があるから、チームで練習しよう。」と言って、休みの日に自主的に練習を計画する時もあった。それぞれのチームで、勝つための差癖を考え、練習を工夫する姿が見られるようになる。

 3つめは、(これが自分では一番大きなメリットだと考えているのだが、)

 「上手な負け方を学ぶ機会を作れる」

 と言う点である。

 優勝したチームは、写真を撮り、学級通信にのせる。「おめでとう!」と祝福してあげる。殆どの場合、チームワークや協力もうまくいっているチームが勝つ。



 大事なのは、負けたチームの子供達に対する指導である。

 育っていない学級だと、「人のせいにする」「ふてくされる」「自分たちに勝ったチームに文句を言う」と言う姿が見られる。

 大会前に、そういう負け方が一番格好悪くて、成長しない負け方であることを伝えておく。「人のせいにする」「負けを認めない」ような人はいつまでたっても成長しないことを伝えるのである。



 逆に、負けた後は、「勝った相手を祝福する(拍手をする)」「頑張ったチームメンバーのよさを褒める」「敗因(特に自分の責任)を考え、次に頑張ることを口に出す」という姿が素晴らしいとも伝えておく。

 負けた後に素晴らしい言動をした子やチームを褒める。褒めまくる。そうすることで、しだいに成長する負け方を学び、身に付けるようになっていった。
 

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いじめに遭いにくい子

2015年11月19日 | 学級経営
 映画「君に届け」を見て考えたことがある。

 「こういう子はいじめられないんだよなあ」

 である。

 主人公の女の子は、見た目は暗い。会話も下手である。一見、いじめられそうな行動をとる。

 しかし、クラスのために役に立つことを進んでしている。

 ノートを集めたり、花壇の花の世話などを人知れず進んでする子である。

 そういう姿を知っている子もいる。



 映画の中で、誰かが主人公の女の子に、意地悪な言動をするシーンがあった。そのあと、主人公をかばう子が出てきた。



 そういうシーンを見ながら考えたのは、

「こういう子はいじめられないんだよなあ」

である。

 利他の行動、つまり周りの人のために頑張ろうとする行動が多い子は、いじめに遭いにくい。いじめがあったとしても、多くの場合はかばう子が出てくる。

 たくさんの子供達をこれまでに見てきて、そう感じる。

 



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学校や学級の実力は、どこを見れば分かるか。

2015年07月08日 | 学級経営
 学校や学級の実力は、どこを見れば分かるか。

 これは、人によって違う。

 ある人は、「学級の花壇」

 ある人は、「(中学校の)通学用自転車の置き方」

 ある人は、「教室の隅っこにゴミが落ちていないか」

 ある人は、「児童生徒の挙手の仕方」

という。

 まちまちであるが、いずれも細部がきちんとできているかを見ている。

 一つ一つは些細なことだけれども、きちんと指導して身につけている児童生徒のいる学校や学級の実力は高い。

 自分の場合、どの学校に行っても、「靴箱」を見る。

 靴箱に行き、殆どすべての靴のかかとが揃っている学校や学級の実力は高い。

 いじめや問題行動が少なく、学力、体力が高い場合が多い。

 これは、教師が見届けている、児童生徒に身につくまで徹底指導できていると言うことにつながる。

 一事が万事である。

 靴がきちんと揃えてある学校や学級では、他の指導事項も見届けがなされており、徹底指導できている。






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学級崩壊させる指導者に共通する点 その1

2015年06月30日 | 学級経営
 たくさんの学級を見てきた。

 その中で、学級崩壊(もしくは崩壊気味に)させる指導者に共通する点がある。



 それは、







「教師の指示を聞かせていない。」

という点である。




 例えば、「おしゃべりしないで体育館まで行きなさい。」

と言ったとする。

 それなのに、子供が喋って行く場合がある。



 それを見て、指導者が何も言わない。

 もしくは、「ほらあ、さっき喋らないで行きなさいって言ったでしょ!」

 等と言うだけで、そのまま体育館に行かせる。


 
 この場面を見たら、「ああ、この学級は、崩壊するだろうなあ。」と思う。

 こうした方がいいですよ。というアドバイスをしたくなる。



 自分だったら、次のように指導する。


 「体育館に移動します。みんなで移動するので、おしゃべりすると他のクラスの迷惑になります。静かに行きましょう。」

 というように、なぜ静かに行くのかという理由も説明する。


 さらに、高学年ならば、次のように付け足す。

「君たちは、○○小学校のお手本になる人たちです。君たちの行動を見て、下級生はあこがれます。こんな高学年になりたいと思われるような、静かなきびきびとした移動の仕方を見せましょう。」



 実際に移動を始めたとき、しゃべり声が聞こえたなら、

「今、話し声が聞こえました。殆どの人は静かに移動しようとしていたけれども、できていない人がいます。やり直します。」

と言って、やり直しをさせる。

 ここで妥協は禁物である。もし、妥協したら、子供達は次のように思う。

「この人は、口では○○しなさい。と言うけれども、別にしなくてもいいんだな。」

 これでは、この後何を言っても教師の言葉は無意味になる。

 
 周りの人の迷惑にならないように静かに行動するというのは、大事な躾である。大事な躾は自信を持って指導するべきである。




 学級崩壊(もしくは崩壊気味に)させる指導者に、共通する点の1つめは、

「教師の指示を聞かせていない。」

である。

 

 補足

 何でこんなことを書けるかというと、私自身、若い頃に学級崩壊気味になった経験があるからである。厳しさも愛情であるということを、周りの先輩方の学級を見て学んだ。
 
 


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ちょっとしたことに積み重ねで信頼関係は作られる

2015年06月10日 | 学級経営

 以前のことである。

 我が子が、学童保育でけがをした。
 
 遊んでいてこけたらしい。たんこぶを作ってきた。

 夕方、学童保育の先生から電話があった。

 けがをしたときの様子や手当について話してくださった。

「すみません。」と謝ってくださったので、申し訳なかった。


「こちらこそすみません。こういう小さなけがをするというのは、たくさん遊ばせていただいていると言うことですので、ありがたいです。」

 とお伝えした。



 
 数日後、学校でもけがをした。

 プールでけがをして、あごをすりむいたとのことである。痛そうだった。(よくけがをする我が子である)

 担任からは何も連絡がなかった。

 たいしたことはないだろうという判断をして、連絡もしないわけである。

 実際そんなにたいしたことはないので、連絡は必要ないのだが、対応の違いが信頼関係を作るなあと感じた。

 どんな経緯でけがをしたのかという報告を保護者にするのは、ちょっとしたことかもしれない。

 ただ、そのちょっとしたことをするかしないかで、信頼関係は違ってくる。

 自分自身も信頼関係が作れるよう心がけよう。 



 
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謝恩会はお楽しみ会か

2015年03月25日 | 学級経営
 卒業式のシーズンになると、「謝恩会」なるものが開かれる。
 
 本来、卒業生がこれまでお世話になった方々への感謝の気持ちを表す場である。

 6年生を担任していた昨年度は、教え子達(とその保護者の方々)が、これまでの学級担任も招待し、謝恩会を開催してくれた。(転勤した学校へも招待状が届いたという。)


 会の中では、お世話になった先生方への感謝の言葉や思い出に残るエピソードを子供達自身が語る場があった。保護者に向けての感謝の言葉を述べる場もあった。

 そういう意味で、謝恩会の名にふさわしい会だった。

 感謝の言葉やエピソードを、ユーモアを交えて語っている子供達を見て、聴き手も笑いが絶えなかった。

 何のために謝恩会を開くのかという目的を、子供達がよく理解していたからこその感謝の言葉だったと思う。


 
 聞くところによると、最近の謝恩会は、ただのお楽しみ会になっている会もあると聴く。
 
 それでもいいのかもしれないが、それならば、懇親会という名前ではない方がよい。「卒業を祝う会」くらいでよい。

 
 ただ、自分は、謝恩会の方が子供が育つと考えている。節目節目の時に、それまでお世話になった人に対して感謝の言葉を言える機会がある方がいい。

 その機会にふさわしい感謝の言葉を作り、述べられる人になった方がきっと幸せな人生を送れる気がする。
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子供と楽しめる手品

2015年02月19日 | 学級経営
 手品を休み時間に子供達と楽しむことがある。

 自分が好きなのは、タネも仕掛けもほとんどない手品である。

 最近やってみて面白かったのは、「魔法のチェーンとリング」である。これは、他校の先生に教えてもらった。

 100円ショップで売っている。

  
 何回やっても観客には分からない。やっているうちにたまたま成功する子がいるが、ほとんどの場合、なぜ成功したかが本人にも分かっていない。

 私の数少ない手品レパートリーの鉄板ネタになりそうである。


 休み時間にやっていると、たくさんの子が私の周りに集まってくる。子供との楽しい時間を過ごせる。

 


 
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名前を覚える方法

2014年04月03日 | 学級経営

 覚えるのは遅いが、忘れるのは早い。それが自分の記憶力である。だから昔から人の名前を覚えるのも苦手だった。


 しかし、教員であれば、学級の子供達に出会う前に名前を覚えるのはマナーである。これまで、一生懸命覚えるようにしてきた。

 


 最近は、毎年名前を覚えてから学級開きができるようになった。その方法は、次の通りである。

 


 担任が決まった学級の児童の出席番号と名前を録音するのである。


 自分は、手軽であるという理由からICレコーダーを使うが、レコーダー機能があれば、他の機械でもよいと思う。


 次のパターンで録音する。


 1 出席番号と氏名を録音する。

 

 
 2 出席番号と氏名を録音する。姓と名前の間に2秒くらい間を空けて録音する。

 3 出席番号と名前を録音する。番号と氏名の間に2秒くらいの間を空けて録音する。


 以上3パターンのうち、1だけを繰り返し聴く。自分はジョギングしながら聴くことが多かったが、何かをしながら聴けばよい。部屋の片づけをしたり、料理をしたりしながら聴いてもよい。

 パターン1を聴いて、覚えたかな?と思ったら、パターン2を聴く。その際、出席番号と姓を聴いたら、名前が再生される前に、先に自分で名前を口にする。合っていたら、名前を覚えたということになる。

 繰り返し聴き、名前を言えるようになったらパターン3を聴く。

 
 出席番号の後に、氏名を再生される前に、口にできたら合格である。出席番号だけを聞いて、氏名を言えるかどうかである。これができたら、氏名を覚えたことになる。


 あとは、新学期を待つだけである。名前と顔、姿をリンクさせればよい。


 この方法をとるようになってから、学級開き前に名前を覚えられるようになった。初日から子供の名前を呼べる。もちろん呼ばれた子は喜ぶ。

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ほめる人はいい学級経営ができる

2014年04月01日 | 学級経営

 いい学級経営ができる人は、いい学級の状態をイメージできる人である。そのイメージが実際に現実化するように、近づくように、多くのしかけをする。また、近づいてきたら子供達をほめる。

 

 
 いい学級経営をしている人を見ると、いずれも「ほめ上手」である。自分の担任する子供達をほめるのはもちろんであるが、まわりの学級の子供達もほめる。また、まわりの学級担任もほめる。

 よく考えてみると、ほめることができるというのは、イメージを持っているからこそできるのである。ほめることによって、自分のイメージがよりいっそう具体的になるのだろう。

 ほめる行動を続けるだけでも、学級のよいイメージがきっと持てるようになる。


 自分もほめる視点をたくさん持って、ほめる言動を1割でもいいから増やしたい。

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給食の時に盛り上がるテーマ

2013年10月31日 | 学級経営

 給食中に、子供達と話をする。

結構盛り上がるのは、次のような話題の時だった。

1 麺類では何が好き?

 「ラーメン」「うどん」「蕎麦」「スパゲッティー」「チャンポン」「焼きそば」「皿うどん」・・・実に多くの麺類が出る。

理由も聞く。その子の個性が見えておもしろい。
 


 2 納豆には何を入れる?

 納豆に入れるモノは、各家庭でかなり違う。

 その入れるものが違いすぎるので盛り上がる。
 卵1つをとっても違う。「入れない」「黄身だけ入れる」「卵を丸ごと入れる」等々、発言する度、「ヘーッ、うちとは違う。」という声が聞こえてくる。

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カッコイイ6年生

2013年09月09日 | 学級経営

 精一杯頑張っている姿を見ると、それだけで感動する。

 


 運動会の練習が始まっている本校6年生の子ども達は、見ている人を感動させる姿を見せてくれている。

 


 例えば、次の姿である。

 


○ 入場行進で、手をきれいに振り、足を高く上げて元気よく行進する姿。


○ 校長先生をはじめ、前に立つ先生方の話を真剣に聞く姿。


○ 児童代表「○○くん(さん)」のアナウンスに対し、「ハイッ」という運動場に響き渡る声で返事をする姿。


○ 代表として、前に立つ時、かけ足で向かう姿。


○ 最上級生として、下級生に、「次は○○だよ。ここに並んでね。」と、分かりやすく指示する姿。

 

  上のような行動の1つ1つのは、当たり前のことかもしれない。しかし、そのどれも真剣に一生懸命にする姿は、とてもカッコイイ。

 

 見ていて涙が出る位に取り組んでいる。

 

 こんな子ども達と過ごせる自分は幸せである。

 

 なぜ、このような子ども達に育っているのか?

 

 それは、1つは、家庭や地域の教育力が高いからである。

 

 もう1つは、5年生までの指導の積み重ねが生きているからである。また、昨年度の6年生が、理想とする姿を見せてくれたからである。

 

 おそらく、来年度の6年生も素晴らしい姿を見せてくれるだろう。

 

 今、本校では、素晴らしい「校風」が作られている。

 
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忘れ物をする児童には、どう対応するか

2013年09月02日 | 学級経営

 忘れ物をする児童には、どう対応するか。

 昔は、小言を言っていた。作文を書かせることもあった。(「どうすれば忘れないか」という作文である。)


 最近よくやるのは、「貸すこと」である。


 特に、週の初めは、忘れ物が多い。

 例えば、校内で履くシューズである。(宮崎県では、「上履き」という。よそでも同じかな?)

Photo

 忘れると、裸足や靴下のまま過ごそうとする子がいる。万が一、とがったモノを踏めば、ケガをする。

 ケガ防止のためにも、写真のような貸し出し用スリッパを3足ほど置いている。

 使い終わったら、「有り難うございました。」と言って、きれいにして元の場所に置く。


 これだけのことであるが、小言を言うよりも忘れ物は少なくなる。


 そういえば、今日は給食当番のマスクの忘れ物がいた。

 うちのクラスでは、忘れた児童は、私の所にマスクをもらいに来ることになっている。特製のマスクである。


「先生、すみません。マスクを忘れました。マスクを下さい。」

と言った子に、私特製のマスクをあげる。特製というのは、普通のマスクに、私がちょっとイラストを描いてあげるのだ。ワンポイントで、鼻をかいたり、目をかいたりする。

 マスクを渡すと、周りの子がクスッと笑う。本人も苦笑いしながら受け取る。(中には、喜んで受け取る子もいる。)

渡す時に、一言付け加える。

「明日も忘れたら、もう1つイラストを描き足してあげるね。」

ほとんどの子は、
「忘れません。持って来ます。」

と言う。

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挙手に感動

2013年08月30日 | 学級経営

 避難訓練があった。その時、自分としては、かなり感動する場面を見た。

 

 それは、「挙手」である。

 担当の先生の問いかけ「避難訓練の約束の さない、けない、ゃべらない ができた人?」に対し、全員が挙手をしたのである。

 全員できたことも素晴らしいが、その挙手の仕方が素晴らしかった。

 手をだらっと挙げるのではなく、ピシッと挙げていた。

 夏休み明けて、挙手の指導をしていたわけでもないのに、できていることに感動した。

 
 「これくらいのことで?」と思う人は、挙手の指導をちゃんとしたことがない人である。

 

 挙手1つをとっても、そこには、自律心や積極性が表れると考えている。

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持ち物に名前を書いています。

2012年03月21日 | 学級経営

 持ち物に名前を書くというのは、物を大切にするための第1歩であると考えている。

 

 職場でも、「自由にお使い下さい。」と書いたペンやハサミをペンたてに置いている。それぞれに名前を書いておくと、いろいろな人が使うが、必ず持ち主の所にかえってくる。

 

 教室でもそうである。名前が書いてあれば、無くすことはない。

 

 学級担任をしているときは、4月の段階で必ず持ち物に名前を書いているかをチェックしていた。

 

 「自分の持ち物には、名前を必ず書きましょうね。」

 「名前を書くというのは、自分の持ち物を大切にする第1歩ですよ。」

 「名前がない持ち物が見つかったら、その場で全員の持ち物に名前が書いてあるかを確認しますからね。」

 

 以上を4月に言っておく。

 

 

 5月以降には、名前チェックを定期的にすることはない。

 その代わり、教室に落ちているものに名前が書いていない鉛筆などが見つかった場合、その場で全員集合である。

 

 筆箱の中身は全部机に出す。

 

 名前が書いているものだけを筆箱の中にしまわせる。

 

 合格した子だけが、次の行動に移ることができる。

 

 これを何回か繰り返せば、名前を書かない子は殆どいなくなる。

 持ち主不在の持ち物も殆どなくなってしまう。

 

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