仕事の道楽化

 仕事が道楽になることを目指しています。

離任式での挨拶文

2020年03月31日 | 教師修業
 転勤することになり、離任式(先生と児童とのお別れの会)があった。

 教員生活で初めてのことであるが、校内放送での挨拶となった。

 体育館などで対面しての式ではない。音声のみでの挨拶である。

 今の状況を考えれば、集団になるのを避けなければならない。

 その校内放送では、とても平凡な挨拶だが、次のように挨拶をした。



 教頭の○○です。

 4月から、となりの○○小学校に行くことになりました。

 みなさんとは、昼休みに鉄棒遊びや長縄遊びをしたり、立腰の勉強をしたり、百人一首をしたりしましたね。

 私にとって、とても楽しい○年間でした。

 ○○小学校では、とてもすてきな思い出がたくさんできました。

 すてきな思い出ができたのは、みなさんが、素晴らしい子どもだからです。

 みなさんは、とても素直で、先生達の言うことを良く聞いて頑張る人たちです。

 教えられたことを素直に聞いて努力できるところは、みなさんのとても素晴らしいところです。

 これからもその素直さで頑張ってください。

 これからも○○小学校のみなさんのことをずっと応援しています。

 ありがとうございました。さようなら。

 

 (ウーン、平凡な挨拶だなあ・・・。)
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独立行政法人教職員支援機構は学べる動画が多い

2019年08月12日 | 教師修業

独立行政法人教職員支援機構では、研修用の動画をアップしている。

この動画は学びが多い

新学習指導要領であれば、

小学校学習指導要領・中学校学習指導要領 総則:新学習指導要領編 No6

総則とカリキュラム・マネジメント:校内研修シリーズ No10

を視聴すれば、大まかな要点がつかめる。

もちろん、他にも学習指導要領が学べる動画がある。


また、今は「社会に開かれた教育課程の実現」「地域と学校の連携・協働の推進」などが重視されているが、なぜ重視すべきなのか、どうすればよいのかが、実にわかりやすく解説してある動画もある。次である。
「地域に開かれた学校」から「地域とともにある学校」へ:校内研修シリーズ No24




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子供がいない教室でも、その学級の様子がよく分かる。

2018年09月26日 | 教師修業
 子供がいない教室でも、その学級の様子がよく分かる。

 その学級担任の力量も分かる。

 例えば、椅子である。

 子供は、体育や音楽などで他の教室に行っており、教室には誰もいないことがある。

 誰もいないのだけれども、机の下に椅子を入れている割合が高い場合、その学級担任の力量は高い(ことが多い)。

 逆に、椅子が出ている場合、学級が荒れていたり、学級担任の力量がまだ未熟な場合が多い。

 
 
 些細なことだけれども、学級の様子や指導力は、そういう細かいところで分かる。


 椅子を出しっ放しにしていたら、他の人は通りにくい。その他人の迷惑に気づかせなければならない。

 気づかせ、納得させたら、「椅子は机の下に入れるようにしよう」という指導をしなければならない。

 指導をしたら、徹底である。

 「席を離れるときは、椅子を入れよう」

 という指導を徹底させる。

 
 「椅子を出したら迷惑である。」+「椅子を入れるようにしよう。」+徹底指導


 という流れになる。


 気づかせる。指導する。徹底する。

 椅子一つをとっても、学級の様子が分かる。学級担任の力量も分かる。
 

 

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残業が多くなると、指導力は高まらない。

2018年05月06日 | 教師修業
 先月、平成30年4月の超過勤務が90時間を超えた。学校で仕事をした時間である。

 通常の教頭の校務に加えて、PTAの役員の方々との打ち合わせもあったので、勤務時間が多くなってしまった。

 正確にカウントすれば、おそらく100時間を超えているだろう。

 学校での勤務時間がこれほど多くなったのは、教員になってから久しぶり、というか初めてかもしれない。

 (と言ってもやっている教頭先生から見たら、100時間くらいの残業ではたいしたことはないと言われるだろう。) 

 これまでは、学校では、なるべく仕事をしなかった。自宅でしていた。自宅ならば、資料となる本があり、静寂の時間がもてるからである。



 学校での残業時間が80時間を超えてしまった4月は、感じたことがある。

 それは、「これほど残業が多いと指導力は高まらないだろう。」ということである。

 理由は、3つある。

 1つめは、「本が読めない」ということである。帰宅時間が午後9時や10時となると、本を読む時間が極端に少なくなる。情報のインプット量が少なすぎる。

 2つめは、「考える時間が少なくなる」という点である。教材研究をする場合、仲間と情報交換する時間も有効だが、基本的には、沈思黙考する時間が必要である。

 学校では、思考が中断されることが多い。集中してものを考えるには不向きである。

 3つめは、「体力向上の時間がとれない」という点である。
 
 教師の仕事も長丁場である。体力がないと長続きしない。その体力を維持するためのウォーキングやスイミングなどの時間が殆どとれない。

 これでは健康で元気に仕事をするのがいずれ難しくなってくる。

 ということで、5月からは、極力時間外勤務を減らし、早く退庁するように心がける。本を読み、じっくりと考え、体力向上の時間をとりたい。
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教師が「シャーペン式赤鉛筆」を使うよさ

2018年03月26日 | 教師修業
 授業での指導や採点のために、赤鉛筆を使っている。

 自分が使っているのは、

 「三菱鉛筆 シャープペン フィールド 2.0 赤芯

 である。

 これは、2ミリの芯がノックする度に出てくる。

 ぜひ、多くの教師に使ってもらいたい、優れた商品である。

 
 理由大きく言って4つある。



その1・・・手や服が汚れない。
 インクを使う赤ペンの場合、手が赤く汚れる時がある。

 また、インクが漏れて、お気に入りのシャツを汚してダメにしてしまうこともある。

 赤鉛筆は、汚れることがない。


 その2・・・研がずにすむ。

赤鉛筆は、いちいち研がなくてはならない。

 ノック式だと、押すだけでどんどん書ける。

 また、普通の赤鉛筆の場合、芯がもろいせいか、削っている最中にボロボロ折れる時がある。

 ノック式の場合、折れることはない。



その3・・・なめらかである。

赤鉛筆の場合、なめらかに書ける。

 ソフトペンの場合、ほんのかすかだが、丸付けをしていて引っかかる時がある。

 また、ボールペンの場合、インクが出てこない時がある。かすれることがある。

赤鉛筆の場合、引っかかったり、かすれたりすることはない。



その4・・・薄く書いて、子供にヒントをあげることができる。

 漢字や計算練習、ノート作業の際に、子供にヒントをあげることができる。

 赤鉛筆なので、薄く薄く答えを途中まで書いてあげる。

「なぞりなさい。」と言って鉛筆でなぞらせれば、薄い赤鉛筆の線は消えてしまう。

 途中まで書いてあげて、子供が「分かった」と言えば、「あとは自分でしようね。」と言って、自分でさせる。

そして、ここからが大切なポイントだが、

 子供が書いた後、教師は、赤鉛筆で丸を付けて褒める。

「できたね。」「素晴らしい。」などと言いながら、褒める。

 子供達は、必ず喜ぶ。


特に、算数は、授業の終盤に練習問題をさせることになる。

 その際、1問で良いから、教師は丸を付けて褒める。

 「できたね。」「頑張ったね。」「素晴らしい。」などと言いながら、褒める。

 子供はきっと算数が大好きになる。
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後輩への「恩送り」

2017年04月07日 | 教師修業
 職場に、若い職員が入ってきた。

 どうやって仕事をしていいかが分からないとのことである。

 それはそうだろう。大学で学んできても、教育現場でやることの多くは学んでいない。

 (これは大学の制度にも問題はあると考えている。教育現場で即戦力になる人材を育て切れていない。)

 学級通信の書き方、時間割の作り方、家庭訪問計画表の作り方、教室設営の仕方、・・・。「分からないことだらけ」だそうだ。

 その気持ちは分かる。なぜなら私自身がそうだったからだ。



 自分が教師になったばかりの頃は、周りのベテランの先輩方にいろいろと教わった。

 先輩方も忙しいはずなのに、若い自分が聞いたことには、親切に、丁寧に教えていただいたことを覚えている。

 その先輩方には、恩返しはなかなかできない。

 だからこそ、後輩の先生方で「困ってます。教えてください。」と言ってきた人には、自分は喜んで教えるようにしている。

 先輩方への「恩返し」はできないけれども、後輩への「恩送り」は、いくらでもできそうだからである。

 

 自分の仕事をそっちのけにしてでも、後輩の協力はする。

 喜んでする。



 それが、若い頃、私に親切に教えてくださった先輩方への恩に報いる行動だと考えているからである。

 この行動を、きっと先輩の先生方は喜んでくれるはずである。

 

 若い先生方には、時々、次のように言う。


 
 「自分は、若い頃、先輩の先生方にとてもお世話になった。

 とても親切に丁寧に教えていただいた。先輩も忙しいのに、自分の仕事はそっちのけで、若くてつたない自分のために、仕事を教えてくださった。

 その先生方に恩返しはなかなかできないけれども、若い先生方にできることは結構ある。

 困っているあなたの姿を見ると、まるで昔の自分を見るみたいだ。

 私は、喜んであなたに協力します。

 昔、自分が先輩方にそうしてもらったように。

 

 だから、もし、あなたも経験を積んだ後、若い方から「教えてください。」といわれたら、協力してあげてください。

 それが、自分は一番嬉しいです。」
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初めて教育現場に来た人と、ベテランの違い・・・些細なことですが

2017年04月06日 | 教師修業
 4月初めに、職場の同僚と昼食を食べに行った。

 教員として、初めて教育現場に来た人もいれば、ベテランもいる。

 両者の違いを食事で感じた。

 ベテランは、速いのである。

 初めて教育現場に来た人と比べると、たぶん2倍以上速い。


 とにかくベテランは、食事を終わらせる時間が速い。

 周りと同じように会話も楽しみながら食事をしているのだが、なぜかすぐに食べ終わっている。

 これは、職業上の習慣かもしれない。


 学級担任をしていると、給食を食べて、すぐに仕事が待っている。

 家庭学習を見て、丸付けやコメント書き。
 
 学級通信に書いてある保護者からの手紙への返信。

 その他、校務分掌に関わる仕事や締め切り間近の提出文書等々・・・。

 やることは山ほど待っている。

 学級担任をしていると、速く給食を食べて、仕事をしたいのである。

 自然と速く食べ終わる習慣が身についてしまう。


 今年初めて教育現場に来た人も、そのうち速くなるだろうなあ。
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ひらがなの表記で知らなかったことはこれ!

2017年03月16日 | 教師修業
 ひらがなの表記で知らなかったことがある。

 ひらがなの「い」「こ」「か」には、はねの部分がある。

 いずれも一画目の終わりは、はねる書き方になっている。

 しかし、これらの中で、本来はねないといけないのは、1文字だけである。

 どれでしょうか?





























 正解は、「か」の一画目の終筆だけです。
 
 元々は、漢字を草書体で書いたものがひらがなになっている。

 ひらがなの「か」は、「加」が元になっている。

 「加」の一画目は、はねているから「か」もはねないといけない。

 しかし「い」「こ」などは、以(い)や己(こ)が、もとになっている。

 これは、草書体で書く時に、勢いでできたはねであることから、はねがなくても正解だそうです。
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名前を覚えるコツ

2017年01月26日 | 教師修業
学級担任をすることが決まった時に、まず初めにすることがある。

 それは、「名前を覚える」ことである。(当たり前すぎる話かな?)

 覚えたら、初日に、名前で呼ぶことができる。子供達からの信頼を築ける第1歩となる。

 ただ、初日だけでは、名前と顔が完璧に一致しない子もいる。

 そんなときのために、顔と名前を一致させる方法がある。

 それは、

1 初日は出席番号順に座らせる。その上で写真を撮る。

2 撮った写真は学校でプリントアウトする。

3 写真を見ながら、名前を呼ぶ練習をする。すぐに名前が浮かばない場合は、写真と出席簿を見て、思い出し、覚えるようにする。

 3番の「写真を見ながら、名前を呼ぶ練習をする。」をすれば、2日目には全員の顔を見て名前が呼べるようになる。

 子供達から信頼度もアップする。
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学級担任をすることが決まった時に、まず初めにすること

2017年01月25日 | 教師修業
 学級担任をすることが決まった時に、まず初めにすることがある。

 それは、「名前を覚える」ことである。(当たり前すぎる話かな?)

 記憶力が非常に乏しい自分だが、そんな自分でも初日に子供の顔を見て名前を言うことができた。

 名前を覚えるために、次のようなことをしていた。

1 ICレコーダーに、子供の名前をフルネームで録音する。
 
 出席番号順に名前を言って録音する。

 1回目は、名字と名前を普通に読み録音する。・・・これが1曲目になる。

 2回目は、名字と名前の間を2秒くらい間をとって録音する。・・・これが2曲目になる。

2 ICレコーダーを聞きながらウォーキングをする。(別にウォーキングでなくても、掃除でジョギングでもよい。ただ、自分の場合は、歩いている時が一番覚えやすかった。)

 初めは、名字と名前を録音したものを繰り返し聞く。100回くらい聞くと、頭に入っていた。

 覚えたかな?と感じたら、2曲目の名字と名前の間を開けて録音したものを流す。その際、名字を聞いたら、すぐに名前を声に出すようにする。 

 ICレコーダーから名前が聞こえる前にいえるようになれば、ほぼ覚えたと言っていい。

 次は、初日に、顔と名前を一致させる方法である。

 それは、明日に続く。
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伝わる話し方のコツ・・・顔は首振り扇風機

2017年01月16日 | 教師修業
 講演会に行って、「この講師は、伝えたいという熱意があるなあ」と感じる時がある。

 そういう人は、決まって視線を左右や手前、奥に配っている。

 伝えたい内容だから、みんなに向けて話すのである。


 逆に、「この人は、伝えようという気はないのだろうなあ」と感じる時もある。

 真正面だけを見て話す人である。

 (これまで一番ひどかったのは、ほとんど手元のメモを見ながら話し、聴衆を見ていなかった人がいた。(当然、5分もしないうちに自分は睡魔に襲われた。)

 話し手になった時は、せめて左右にいる人に伝わるようにすればよい。

 真正面だけでなく、会場の右側の人、左側の人に向けて話すのである。

 例えて言うならば、首振り扇風機のように、ゆっくりでいいので左右の人も見ながら話すのである。


 聴き手の表情を見ながら話すようにすると、「うん?今のたとえ話では分からなかったかな?」「今のエピソードはよく伝わった」などの聴衆反応が分かる。

 聴衆の反応を見ながら、話ができるようになる。

 「伝わる話し方のコツ・・・顔は首振り扇風機」

 これは、話をする時だけではなく、授業をする時も心がけている。(聴衆反応が分かると、授業はより楽しくなる)
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教員経験者と未経験者の違い

2016年11月29日 | 教師修業
 教員志望の大学4年生と20代の若手教員(優秀な方ばかり)が参加している研究会に、自分も招かれて参加した。

 教育の現場に出ているかいないかの差がある。

 その現場に出ているかどうかの違いが最も顕著に表れたのは、

 「声」

 であった。

 教員志望の大学4年生と20代の若手教員では、会場全体に声が届くかどうかが違うのである。

 発言する時に、会場の参加者全体に声を届けようとする意識の違いである。

 もちろん、大学生の中にも声が届く人もいた。

 「声」一つでも違いがある。

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子供への指導がうまくできる人と、そうでない人の違いは何か

2016年03月16日 | 教師修業
 これまで勤務した学校校(小学校)は、「登校班」というのがあった。

 これは、朝、登校する時に近くの子供が集まって一緒に登校するシステムである。

 高学年のお兄ちゃんお姉ちゃんたちと、低学年の子達が一緒に登校するので、安全である。

 ある時、この登校班がうまく機能していないという話を聞いた。

 本来は、高学年児童が先頭と最後尾にいて、真ん中の低学年、中学年の子達を学校に連れてくるのである。

 問題は、「高学年児童が、低学年のこと一緒に来ていない。(先にどんどん歩いて行く。)」という点である。


 
 そこで、緊急に全校児童に集まってもらって指導する時間があった。

 各教職員が担当する地区があるので、担当する登校班毎に職員が入って指導をする。

 うまく指導できる職員とそうでない職員がいた。

 最も大きな違いは、「見届け」だった。

 

 うまく指導できる職員は、「登校班」で来る意義や必要性を語るだけではない。

 その後に、次のようにいう。

 「明日から、班長さん(高学年児童)は、下級生が安全に登校できたかどうかを、先生に一言伝えに来てね。」

 この一言を述べて、翌日報告を受ける。

 安全に登校できていれば、褒める。

 何日か継続すれば軌道に乗る。それまでは見届けて褒め、励ます必要がある。

 
 
 うまく指導できない職員は、言いっ放しで終わっていた。

 その後の見届けがないので、改善が見られない。(改善があるかどうかも確認していない。) 

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返事の指導の一場面で指導力が分かる

2016年02月15日 | 教師修業
 以前、縄跳び大会後に、各種目で優秀な成績をおさめた児童を表彰する場面があった。

 小さな学校なので、そんなに時間はかからない。

 学級ごとに、担任が名前を呼び、拍手をする。

 この場面で、その担任の指導力が分かる。



 1つめの場面

 まず、名前を呼んだ後に、「ハイッ」という返事ができる児童が多い学級は、普段から指導をしている学級である。

 コミュニケーションをとるための基本である返事をきちんとしている学級担任であると言っていい。

 こういう学級では、人間関係も良好な場合が多い。



 2つめの場面

 名前を呼んだ後に、「ハイッ」という返事をしない子がいた場合の指導である。

 あまり指導力がない場合、スルーしてしまう。言い換えれば、「その程度の返事でもいいんだよ。」というメッセージを子供に送っていることになる。

 指導力がある担任は、もう一度チャンスを与える。もう一度返事をし、「ハイッ」という返事をさせるのである。そして、ほめる。

 (気配りのできる担任の場合、普段返事ができない子がいた場合、「表彰式で名前を呼ぶから、返事をしてね。」と前もってその子に予告をすることもある。)



 たかが返事であるが、されど返事である。
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学校での履き物

2015年12月01日 | 教師修業
 学校で働いている人の多くは、きっと走ることのできる靴を履いていると思う。

 自分もすぐにでもロードレースに出られるようなシューズを履くようにしている。

 学校では、何があるか分からない。

 以前、こんなことがあった。

 多動の傾向がある児童が教室を飛び出していこうとしているのが見えた。もし、校外に飛び出したら、危険である。

 すぐに進路方向へと走っていった。追いかけて話を聴き、落ち着いたので、校外に飛び出すようなことはなかった。

 もしこの時にスリッパのような履き物であれば、自分は間に合わなかったかもしれない。

 基本的に校舎内は歩くことになっているが、何が起こるか分からない。不測の事態に備えられるように走れる靴を履くことが必要になってくる。
 
 
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