今日の「お気に入り」は、中唐の詩人柳宗元(773-819)の代表作として有名な五言絶句「江雪」。
原詩、読み下し文、現代語訳はともに、中野孝次さん(1925-2004)の著書「わたしの唐詩選」(文春文庫)からの引用です。
江雪 江雪 柳宗元
千山鳥飛絶 千山 鳥の飛ぶ絶え
萬徑人蹤滅 万径(ばんけい) 人蹤(じんしょう)滅す
孤舟蓑笠翁 孤舟(こしゅう) 蓑笠(さりゅう)の翁
獨釣寒江雪 独り寒江(かんこう)の雪に釣(つり)す
(現代語訳)
どの山にも鳥の飛ぶ姿なく、どの径にも人の蹤(あと)は消えてしまった。世界はすべて雪景色。
その中にただ舟一つ、蓑笠の翁が、さむざむとした川で釣をしている。
原詩、読み下し文、現代語訳はともに、中野孝次さん(1925-2004)の著書「わたしの唐詩選」(文春文庫)からの引用です。
江雪 江雪 柳宗元
千山鳥飛絶 千山 鳥の飛ぶ絶え
萬徑人蹤滅 万径(ばんけい) 人蹤(じんしょう)滅す
孤舟蓑笠翁 孤舟(こしゅう) 蓑笠(さりゅう)の翁
獨釣寒江雪 独り寒江(かんこう)の雪に釣(つり)す
(現代語訳)
どの山にも鳥の飛ぶ姿なく、どの径にも人の蹤(あと)は消えてしまった。世界はすべて雪景色。
その中にただ舟一つ、蓑笠の翁が、さむざむとした川で釣をしている。