高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、47年の歴史をもつ共同購入の会です。

とう立ち

2014-01-18 09:00:00 | 里山・田んぼ・畑
梅のつぼみがふくらみ始めています。蝋梅(ろうばい)は、もう咲いているそうですね。


春になると、とう立ち(=抽苔)してくる野菜があります。
一般に、低温によって花芽が作られ、その後、花茎が伸びだすこととう立ち(抽苔)といいます。
とう立ちしたら、野菜畑が菜の花畑や菊の花畑に変身してしまいます。
ふきのとう・なばな・ブロッコリー・カリフラワーなどは、もともと、とう立ちした部位を利用する野菜なのでいいのですが、葉物や根菜類は筋が入ったり硬くなったりして、どうしてもおいしくなくなります。
去年の2月の畑はこんなでした。

【気温が上がってきたら・・・・】
ダイコン・かぶ・野沢菜・小松菜・白菜・レタスなどの野菜は、種蒔きした時から低温に一定期間遭遇することにより花芽ができて温度の上昇とともにとう立ちしてきます。

【日が長くなってきたら・・・・】
ホウレンソウ・からし菜・しゅんぎくなどは長日条件(正確には連続した夜間の時間が短くなること)により花芽が出来てとう立ちしてきます。このような作物は長日作物または、長日性作物と呼ばれています。

高温条件や長日条件がそろうのは、つまり春になる時なんですね。
アブラナ科の花芽は、とう立ちして花が開く前の蕾を「なばな」の代わりに食べてもいいと思います。

コメント
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