ジュリエットオスカー634受信ブログ

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三つ峠 電波塔としての見どころ2 FM中継放送所

2008年10月14日 20時13分51秒 | 放送送信所めぐり・電波無線関連施設めぐり
関東で78.6MHZと言えば、FM-FUJIである。
このFM-FUJIは実は山梨県県域の民放FMである。

FM-FUJIはとても特殊で、はじめから東京など
関東エリアの聴取を目的としているふしがある。

FM-FUJIの親局は甲府のTVと一緒で坊ケ峯です。
そして郡内(富士吉田・大月方面)向けには
三ツ峠に中継放送所を構えているのです。
FM-FUJIが東京都内でも聞けるのは
標高1700Mを超す絶好なロケーションだけではなかった。

写真の通り、東の東京方面には八木アンテナ(5素子)2段で
送信されています。富士吉田・河口湖方向には八木3素子1段の
ようです。

無線免許検索をかけると
300W、ERP2.6KW ということで
利得を計算すると約9.4dB(電力比)であることが判明した。

ちなみにNHKも郡内向けにFM中継放送所を構えているが
使用アンテナは八木アンテナ3素子1段を2方向に向けている。
(写真右を参照)
同じく無線免許検索によれば100W、ERP160W で利得は
約2dB(同じく電力比)である。

NHKの三つ峠は当地(川越)で場所によって何とか受信できる
感じです。電波は高い所から発射すると遠くまで届くわけです。
いま、押上に高いデジタルの新タワーを建てていますが、
なぜ新タワーを作っているかというと、電波を遠くとばし
安定した受信エリアにしようという意図があるのです。

さて、FM-FUJIではこの三つ峠の高さ・ロケーションに加え
多素子の八木アンテナを2段に付けることによって
東京方面への電波指向性を高めて都内や関東平野で
受信できるようにしているというわけです。

三つ峠に登ってこれらの電波施設を拝見できてとても
うれしかったです。
このようにして放送電波は私たちに届いているんだな~
と肌で感じることができたひと時でした。

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